芸能人も多数参加した東京マラソン。カンニング竹山や猫ひろし、勝又、ジャガーの夫、日テレのアナウンサーらがゴールする度に徳光が涙。

そんなに感動的ですか?

義足の人が頑張ってる姿には素直に声援を送りたくなりますが、なんで健常者が5時間6時間もかけて完走して涙してるのよ?

そんな安っぽいヒューマンドラマのような風景よりも、私が面白いと思ったのは、コース途中に設けられた関門を制限時間内に通過できるかどうかの瀬戸際の様子。例えば最終第8関門の豊洲駅前を6時間24分以内に通過できないと、バスに乗せられて強制送還されてしまうのです。

数秒遅いだけで通過できなった人の不満そうな顔ったら。不満ならばもっと速く走れば良いじゃないかと思うんですが、私は高みの見物をしながらこんなことを空想してしまいました。

制限時間が過ぎたため、失格したランナーに向かって両手を広げてコースを遮る係員。その係員に対し、そこ退けそこ退けと詰め寄るランナー。仕舞いには乱闘が始まるが、相手の目やアゴなどの急所は殴らない。まさにお互いのプライドがルール。相手が前傾姿勢になったところで2〜3秒の間を置き、小刻みに助走をつけて鳩尾にトーキック。倒れた相手の背中にオーバーアクションのストンピング。バウンドする受け手。

これが東京マラソン名物の"関門乱闘"だ!!!みたいな。早過ぎる春の風物詩としていかがでしょうか?

え?あり得ないって?まぁ、そりゃそうですね。お互い見ず知らずの人間同士が殴り合いなんてしたら大変な惨劇になってしまいます。

高度にディフォルメされた戦いは、プライドと確固たる格闘技の下地を持つ男たちだからこそ演じることが出来るわけですから。

素人が関門を通過したいがためにやれるような芸当じゃございません。それだけはハッキリ言わさせてもらうわ。

え?自分で空想しといて誰に向かって断言してるんだ?ってか。

それはですね、お笑いやアイドルの引き立て役程度の存在感しか示せない、昨今のダメレスラーに対しての台詞ですよっ!

わけわかめ?ぃゃはは。芋洗坂係長に免じて許してやってつかぁさい。

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