『私の2007年K-1大賞』の集計結果です。
投票内容の詳細はこちら。
2007年のK-1シーンが目に浮かぶような、順当な投票結果が出ました。
MVPはシュルト。実績的には何ら問題ないですが、投票する際には迷った方も少なくないのでは?結果さえ出せば良いのがK-1なのかと。K-1という競技が確立し、そのタイトルに絶対的な価値が生まれるまでは、観客を満腹にして帰さねばならないことが大命題になるわけで、プロ格闘技の永遠のテーマが浮き彫りになったMVP選出と言えるんじゃないでしょうか。
そう言えば、大昔に何の力が作用したのか、NHKの朝のニュースで「昨日行われたK-1グランプリでは、アーネスト・ホースト選手が初優勝を果たしました」って原稿が読み上げられたことがありました。これは快挙だと驚く反面、何とも言えない恥ずかしさも感じたものでした。このニュースを見たことがある人はいますか?すごい衝撃でしたよ。
しかし、現状ではプロ格闘技の試合結果がスポーツ新聞以外で報じられることは皆無です。一般社会におけるプロ格闘技の位置付けは、スポーツではなく芸能なのです。K-1をどげんかせんといかん。
最高試合はハリvsカラエフ。見栄えのする両者が倒し倒されしたわけですから、最高に面白いに決まってます。また、かつてのK-1をほうふつとさせるスピード感も重要な要素だったのは間違いありません。ヘビー級の衝撃と軽量級並みのスピード感。この2つが揃ってこそK-1。その象徴といえるハリvsカラエフでした。
ベスト興行は3月の横浜とMAX決勝が同点でした。MAXの決勝はクオリティ的に当然の受賞でしょうが、3月の横浜は久々に神が舞い降りた大会でした。前段で紹介した年間最高試合のハリvsカラエフを筆頭に、藤本の武蔵越え、澤屋敷がバンナから二度のダウンを奪っての勝利、ホンマンがモーにKO負け、シュルトがセフォーに逆転KO勝利など、これぞ神試合と呼んでも差し支えない試合の連続でした。まだまだK-1はやれるんだよ!って希望の光となる大会だったと言えるでしょう。
新人王の澤屋敷、最優秀日本人の魔裟斗はほぼ異論なし。 殊勲賞は日本人初のバンナ戦勝利を挙げた澤屋敷、技能賞はローセンとドラゴをいとも簡単に秒殺で退け、二度目のMAX制覇を成し遂げたアンディ・サワー、敢闘賞はGPでのホンマン戦が評価されてバンナ。私個人としてはバンナにはその程度の位置に収まってほしくないです。
ミートホープ賞(K-1参戦を望むファイター)はハリトーノフ。K-1ヘビー級の閉塞感を打破するには、多様な人材登用が必要と言うファンの希望が表れた形か。また、PRIDEでのペドロ・ヒーゾ戦で見せた切れのあるパンチのイメージが残っていたのかも。アーツの練習パートナーだったヒーゾをジャブで完封したわけですからね。
ジャブは基本中の基本にして最も肝要な技です。これがダメでは、いくら良い右を持っていても宝の持ち腐れです。ジャブってのはセンスがないと打てないんですよね。素人の私が言うのも何ですが、ジャブが打てないから練習生はパンチを怖がるんです。戦争で言えば、敵陣の情報を何一つ把握せずに突撃するようなものだから。
そう言えば、以前にハリトーノフのK-1参戦の可能性について書いたら、「ハリトーノフがGPで優勝できるわけないだろう」というコメントがありました。何でいきなりGP優勝にまで話が飛躍するのか不思議でした。少しでも新しい人材を登用して現状の閉塞感を打破する意味で、打撃の巧い総合の選手を起用するのは良いことですよ。何せランペイジやGGに完敗したK-1ファイターも過去にはいたのですから。情けないったらありゃしない。
以下は各投票者が独自に設定したオマケの賞です。
・情けないで賞 ボブ・サップ
・チケット代弁賞 小比類巻 貴之
・男は背中を見せま賞 小比類巻 貴之
・登録抹賞 小比類巻 貴之
・金的もらいすぎで賞 武蔵
・KTGJMKYODS賞 パク・ヨンス(金的グッジョブ!武蔵空気読んでおとなしくドクターストップしてろよ」の略)
・ベストコンディション賞 アンディサワー
・ベストクリンチ賞 藤本ゆうすけ
・もうムリで賞 ボブ・サップ(第2位 武蔵)
・何をしに来たんで賞 ランディ・キム
・どうしちゃったんで賞 レイ・セフォー(来年は復活してほしい)
・ちょっと期待してますで賞 佐藤嘉洋
・入場シーンの顔が神憑りだったで賞:魔裟斗
・澤屋敷、介錯してあげて賞:武蔵
・コメント賞:質問マンー恒星
投票してくださった皆様には改めて御礼申し上げます。
初めての試みを終えてみて思うことは、一年間を振り返るってのは結構しんどい作業ってこと。あと、ワールドGPシリーズとMAXは別々の方がしっくり来るかな?
そんなわけで、2月2日のMAX日本代表決定トーナメントだけを対象としたMVP等のアンケートを実施します。詳細は後日。
≫≫≫いつも応援ありがとうございます。人気blogランキングへ
受 賞 | 次点〜 | |
MVP | セーム・シュルト 5.5 | サワー 2.5,アーツ 2 ほか |
最高試合 | ハリvsカラエフ 10.5 | 魔裟斗vsブアカーオ 1.5 ほか |
ベスト興行 | 3.4横浜 7、 10.3ワールドMAX決勝大会 7 |
|
新人王 | 沢屋敷純一 9 | 該当なし 2 ほか |
最優秀日本人選手 | 魔裟斗 14 | |
殊勲賞 | 沢屋敷純一 5 | バダ・ハリ 3 ほか |
技能賞 | アンディ・サワー 6 | レミー・ボンヤスキー 3 ほか |
敢闘賞 | ジェロム・レ・バンナ 3.5 | アンディ・オロゴン 2.5 ほか |
ミートホープ賞 | セルゲイ・ハリトーノフ 1.3 | 該当なし 4ほか |
投票内容の詳細はこちら。
2007年のK-1シーンが目に浮かぶような、順当な投票結果が出ました。
MVPはシュルト。実績的には何ら問題ないですが、投票する際には迷った方も少なくないのでは?結果さえ出せば良いのがK-1なのかと。K-1という競技が確立し、そのタイトルに絶対的な価値が生まれるまでは、観客を満腹にして帰さねばならないことが大命題になるわけで、プロ格闘技の永遠のテーマが浮き彫りになったMVP選出と言えるんじゃないでしょうか。
そう言えば、大昔に何の力が作用したのか、NHKの朝のニュースで「昨日行われたK-1グランプリでは、アーネスト・ホースト選手が初優勝を果たしました」って原稿が読み上げられたことがありました。これは快挙だと驚く反面、何とも言えない恥ずかしさも感じたものでした。このニュースを見たことがある人はいますか?すごい衝撃でしたよ。
しかし、現状ではプロ格闘技の試合結果がスポーツ新聞以外で報じられることは皆無です。一般社会におけるプロ格闘技の位置付けは、スポーツではなく芸能なのです。K-1をどげんかせんといかん。
最高試合はハリvsカラエフ。見栄えのする両者が倒し倒されしたわけですから、最高に面白いに決まってます。また、かつてのK-1をほうふつとさせるスピード感も重要な要素だったのは間違いありません。ヘビー級の衝撃と軽量級並みのスピード感。この2つが揃ってこそK-1。その象徴といえるハリvsカラエフでした。
ベスト興行は3月の横浜とMAX決勝が同点でした。MAXの決勝はクオリティ的に当然の受賞でしょうが、3月の横浜は久々に神が舞い降りた大会でした。前段で紹介した年間最高試合のハリvsカラエフを筆頭に、藤本の武蔵越え、澤屋敷がバンナから二度のダウンを奪っての勝利、ホンマンがモーにKO負け、シュルトがセフォーに逆転KO勝利など、これぞ神試合と呼んでも差し支えない試合の連続でした。まだまだK-1はやれるんだよ!って希望の光となる大会だったと言えるでしょう。
新人王の澤屋敷、最優秀日本人の魔裟斗はほぼ異論なし。 殊勲賞は日本人初のバンナ戦勝利を挙げた澤屋敷、技能賞はローセンとドラゴをいとも簡単に秒殺で退け、二度目のMAX制覇を成し遂げたアンディ・サワー、敢闘賞はGPでのホンマン戦が評価されてバンナ。私個人としてはバンナにはその程度の位置に収まってほしくないです。
ミートホープ賞(K-1参戦を望むファイター)はハリトーノフ。K-1ヘビー級の閉塞感を打破するには、多様な人材登用が必要と言うファンの希望が表れた形か。また、PRIDEでのペドロ・ヒーゾ戦で見せた切れのあるパンチのイメージが残っていたのかも。アーツの練習パートナーだったヒーゾをジャブで完封したわけですからね。
ジャブは基本中の基本にして最も肝要な技です。これがダメでは、いくら良い右を持っていても宝の持ち腐れです。ジャブってのはセンスがないと打てないんですよね。素人の私が言うのも何ですが、ジャブが打てないから練習生はパンチを怖がるんです。戦争で言えば、敵陣の情報を何一つ把握せずに突撃するようなものだから。
そう言えば、以前にハリトーノフのK-1参戦の可能性について書いたら、「ハリトーノフがGPで優勝できるわけないだろう」というコメントがありました。何でいきなりGP優勝にまで話が飛躍するのか不思議でした。少しでも新しい人材を登用して現状の閉塞感を打破する意味で、打撃の巧い総合の選手を起用するのは良いことですよ。何せランペイジやGGに完敗したK-1ファイターも過去にはいたのですから。情けないったらありゃしない。
以下は各投票者が独自に設定したオマケの賞です。
・情けないで賞 ボブ・サップ
・チケット代弁賞 小比類巻 貴之
・男は背中を見せま賞 小比類巻 貴之
・登録抹賞 小比類巻 貴之
・金的もらいすぎで賞 武蔵
・KTGJMKYODS賞 パク・ヨンス(金的グッジョブ!武蔵空気読んでおとなしくドクターストップしてろよ」の略)
・ベストコンディション賞 アンディサワー
・ベストクリンチ賞 藤本ゆうすけ
・もうムリで賞 ボブ・サップ(第2位 武蔵)
・何をしに来たんで賞 ランディ・キム
・どうしちゃったんで賞 レイ・セフォー(来年は復活してほしい)
・ちょっと期待してますで賞 佐藤嘉洋
・入場シーンの顔が神憑りだったで賞:魔裟斗
・澤屋敷、介錯してあげて賞:武蔵
・コメント賞:質問マンー恒星
投票してくださった皆様には改めて御礼申し上げます。
初めての試みを終えてみて思うことは、一年間を振り返るってのは結構しんどい作業ってこと。あと、ワールドGPシリーズとMAXは別々の方がしっくり来るかな?
そんなわけで、2月2日のMAX日本代表決定トーナメントだけを対象としたMVP等のアンケートを実施します。詳細は後日。
≫≫≫いつも応援ありがとうございます。人気blogランキングへ
僕にとっては相手にパンチを出させる為のパンチって感じですかね。下手くそだけど。
ヘビーは現状全体的にスピード感が足りないかな?
テクニックはかなり上がってると思うんですが…
MAXはここでドカンと何かが欲しいかな。