大晦日のK−1甲子園に出場した久保賢司は、一回戦で雄大に敗退しましたが、その試合中継の中で実況がしきりと久保がキックボクシング世界王者であることをアピールしていました。

それを聞いた私は、2〜3カ国のキックジムが寄り合いで開催した高校生ムエタイ大会みたいなもので優勝した程度の実績なのだろうと思っていましたが、調べてみると、

・NJKFフライ級王者

・W.P.M.O世界フライ級王者

の2つのタイトルを持っているようです。

ちょっと驚きました。悪い意味で。

まぁ、W.P.M.Oの世界タイトルについては驚くようなことではないでしょう。実体のないキックの世界タイトルなどいくらでもあるでしょうから。

しかし、NJKFという日本の格闘技ファンにその存在を認知されている団体のフライ級王者って、、、。NJKFフライ級にはまともなランカーがいないのでしょうか?もしかして久保のひとり親方?

私は久保のことは大晦日に見ただけですが、とても日本チャンピオンのレベルには見えませんでした。

まさに団体が乱立した弊害の最たるものと言えるでしょう。キック界もファンに愛想を尽かされる前に“大連立”しないと大変なことになりますよ。レベルの低いチャンピオンが何人も存在する現状を憂います。

例えばウェルター級のランカーが4〜5人しかいないのに、スーパーウェルター級の王座を新設するだなんて、馬鹿にも程があります。お笑いの世界ですよ。

一説によると全国のキックボクシングジムの数はボクシングのそれに匹敵するらしいので、国内の団体を統一する機構が誕生すれば、競技レベルも相当に向上することが望めます。

各階級の日本チャンピオンは一人で十分です。キック業界の方々にはよく考えてほしいと思います。

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