『K-1ジャンボ2007』という勝敗予想イベントがあることを知りました。

8日のGP準々決勝4試合の結果を当てるという企画で、【勝敗】、【KOか判定か】、【決着ラウンド数】、以上の3項目を当てるというシステムです。完全的中者には豪華なプレゼントがあるようです。

ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)
■3RKOでアーツ

バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
■3RKOでレミー

セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
■2RKOでシュルト

ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
■延長判定でホンマン

余興として上記のように投票してみましたが、試合の勝敗予想は物差しで測るようなわけにはいきません。

特にホンマンvsバンナ戦、一応私はホンマン勝利としましたが、バンナの体調次第ではどう転ぶか判らないのは当然のことです。

バンナの体調と言うと、スタミナの切れ具合が気になります。ここ数年はいつも第2ラウンドあたりから肩で息して、発汗量もかなり多いように感じます。そこに来てこの体格差。ホンマンがリング中央に陣取り、バンナがその周囲を回る展開になるのは間違いないでしょうから、バンナのスタミナ消耗度は相当なものになるはずです。

リーチ差のある相手と戦うことの困難さは、のん気に観戦している我々が感じる以上のものがあります。キックや空手に限らず実践派の方々はよく解ると思いますが、リーチ差に苦しんで歯軋りを噛むような思いをしたことがある人も少なくないのでは?前蹴りを裁いて一気に間合いを詰めるとか、スウェイしないでパーリングして即攻に移るみたいなことを頭で考えるのは容易ですが、実践することは非常に難しいのです。相手の出方が決まっているTVゲームならばセオリーどおりに戦えば上手くいくのですが、相手もこちらの出方を伺っているわけですから簡単にはいきません。

全盛期のバンナであれば一気に間合いを詰めてKOすることも出来たのでしょうが、現状ではそれも難しそう。

加えてホンマンは、モーにKOされた試合の二の轍は踏まないという意識が相当に強いでしょうから、前蹴りと腸蹴りで距離を取ることに終始するのは間違いありません。かみ合わない試合になりそうです。

願望としてはバンナにスッキリKOで勝利してほしいところですが、実際にはバンナが、樹木の周囲を飛び回るカナブンのような姿を晒すことになるような気がしてなりません。

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