
しかし、ハッスルがテレビ東京の地上波放送枠を獲得し、さらには大晦日のゴールデンタイム、まさにDynamite!!の裏番組でのオンエアを発表したことで、様相は一変。
FEGの谷川EPが「サップのハッスル出場は契約違反である」との声明を発表したのである。
11月のハッスルマニアではHGとの一騎打ちが発表されているサップを、ハッスルとしては当然その流れで大晦日にも投入したいに決まっているだろう。しかし、谷川EPの「契約違反」声明を額面どおりに受け止めれば、11月のハッスルマニア出場さえも危うい状況かもしれない。
FEGとしては柔軟な対応でサップをハッスルに貸し出していたのであろうが、こと裏番組となれば態度を硬化させて当然だろう。いや、TBSが黙っているはずがない。どんな格闘家よりも視聴率が取れるサップを、見す見す他局にお譲りするなんてできっこない。
一方のハッスル・テレビ東京としても、大晦日ゴールデンという大風呂敷を広げてしまった手前、サップ(と曙)を登場させることは絶対条件であろう。サップの他に魔娑斗やKID、桜庭などの全国区タレントが揃っているFEGより、ハッスルの方が喉から手が出るほどにサップが欲しいはずである。と言う以前に、サップ(と曙)抜きでは大晦日特番が成立しない。
となれば答えは一つだろう。共存共栄が望ましい。
が、しかし、それを許さないのが視聴率至上主義のテレビ業界である。全日・新日の時代からのそれは、実は少しも進歩していないのではないか?
我々ファンとしては、テレビ局を背後に据えたFEGとハッスルの駆け引きに注目する以外にない。できることなら、FEGが歩み寄って、サップと曙にダブルヘッダーを敢行させて欲しい。
それでいいじゃない。大晦日なんだから。日本中がお祭りなんだから。
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