d4ac65d8.JPG前回のエントリー「全日本キック70's」を読んだ方の中で、若干気分を害された方もおられることと思います。K−1未満だとか、わずかなファイトマネーで満足してるとか、出所不明の世界タイトルだとか、余計なお世話だよって声が聞こえてきそう。

でも、キック業界を批判する声に目くじらを立てるキックファンってのは、キックボクシングというものがもっと社会に認められるプロスポーツになって欲しいとは考えないのでしょうか?

たしかに私がブログで声高らかに問題提起したところで、業界に対して直接的な影響を与えることなど無いでしょう。しかし、現状のキックボクシングを「素晴らしいものだ」と勘違いしているファンが目を覚ますきっかけにはなるんじゃないか?私のキック批判記事は地道な啓蒙活動だと考えております。

キックボクシングというプロスポーツを社会に認めて欲しい。一流のキックボクサーに多くの富と名声が与えられるようになってほしい。

それが私の願いです。

しかしながら、団体が乱立するキック業界の現状で選手がメジャーな舞台を目指す場合、そこは必然的にキックボクシングではなくK−1のリングとなります。

実際に何人ものキックボクサーが、未だ果たすことが出来ないK−1出場という悲願を達成するべく実績を積み重ねていますが、その中でひときわ注目を集めているのが“天才”須藤信充です。

彼の経歴は、「キックボクシング3階級制覇」が代名詞となっていますが、プロボクシングでも活躍し、東日本新人王戦で準優勝するなど、10戦8勝4KOの記録を残しております。

その経歴は伊達ではなく、RISE初登場となった尾崎圭司戦では相手を寄せ付けず、パンチでKO勝利しています。

しかし、日常の体調管理が不十分な点が大きな問題。試合よりも計量がクライマックスであるかのような、過度の減量を行なうのが常であり、先日の龍二戦では「1日で4kg落としたんですよ」というハードな減量の影響もあって、あえなく秒殺されました。

その結果、須藤がK-1出場の足がかりとして出場を見込んでいた年末の「DEAD OR ALIVE」(70kg以下級ワンデートーナメント。略称DoA)も出場回避かと思われましたが、主催者が行なうDoA推薦選手アンケートの中に須藤の名前が含まれておりました。須藤はまだ見捨てられていません。

ここは是非、皆様のお力で“天才”にラストチャンスを与えてやってくださいませんか?

アンケートの投票方法は簡単です。info@rise-kgs.com宛てにメールを送るだけ。送信メールの件名を「DoA'07推薦選手に関して」とし、1.投票推薦選手名、2.あなたのお名前、3.推薦の理由を明記してください。ただし、フリーメールは無効となってますのでご注意ください(詳細はこちらをご覧下さい)。

参考までに記入例を。
1.投票推薦選手名:須藤 信充
2.あなたのお名前:長柄山 モツ太郎
3.推薦の理由:天才だから。もう後がないから。最も可能性を秘めているから。ダメならダメで、最後に引導を渡して欲しいから。

K-1MAX国内予選出場選手の中で須藤以上に説得力のある打撃を繰り出せる選手がいますでしょうか?須藤がK-1MAXに出場した暁には、TATSUJIやHAYATOを一蹴し、モノの違いを見せ付けてくれることは間違いありません。“天才”須藤信充に清き一票をよろしくお願いします。

(追記)当ブログ以外にも“須藤信充推薦キャンペーン”を行なっているブログを発見しました(笑)ここまでファンに期待をもたせてるんだから、今度こそは本気で頑張ってもらわないと。
「UWF構想」
「UNTRADの罪人穴」
「漫画道 ‐最後の決意‐」

〔今日の画像〕海獣セイウチ。恐ろしいほどに巨大。水族館の中では貝殻を砕くこともないからでしょうか、牙が思い切り湾曲しちゃってます。かわいそう。(05年5月、鴨川シーワールドにて撮影)

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