過日更新した記事『城戸康裕が躍り出る』に対してはたくさんのコメントを頂戴しました。遅れ馳せながら御礼申し上げます。ありがとうございました。

しかしながら、せっかくのコメントに対してレスを返させていただくタイミングを逃してしまったので、今回の記事にて、皆様のご意見を読んだ感想を含めて、改めてこの試合について書いてみようと思います。

・穴戸が負けた要因は、体格差によるところが大きい。(BJ、つねっちさん)
城戸が主戦場としているキックボクシングのミドル級は72kgくらい。一方、穴戸はウェルター級なので68kg前後。この4kgの差がどれだけ影響を与えたかです。たしかに穴戸はウェルター級としてシュートボクシングの試合に出ていますが、見た感じではウェルター級としても小柄かなって感じですから、一つ下のライト級が適しているかもしれません。

・ドロー延長でもおかしくなかった(どらちゃさん、サインさん、つねっちさん、博士、ぶー太さん)
生観戦に行った方もおられたようで羨ましい限りです。自身の目でじっくりと観戦した方のご意見以上に参考になるものはありません。体たらくな格闘技マスコミが書く記事よりも、はるかに有益だと思います。

城戸はダウンを先取した後に一気に盛り返されるあたり、まだまだ不安要素がいっぱいといった感じですね。MAキックの王者とは言えど、未完の大砲といったところでしょうか?

K-1公式サイトのプロフィールによると身長181cmということで、ミドル級としては申し分ない体格。あとは精神的な部分を強くして波がなくなれば、一躍魔裟斗を倒せる日本人のトップコンテンダーに名前が挙がることでしょう。

そろそろ魔裟斗vs日本人が見たい気がしてきました。佐藤、TATSUJI、そして城戸。ワールドMAXもいいけれど、日本人ファイターにはJ-MAXでしのぎを削ってもらいたいです。特定の選手を売り出すのではなく、そこで生き残った選手を世界に送り出すのが自然な形のはず。

世代交代が行なわれないままに魔裟斗が引退してしまうのだけは勘弁です(魔裟斗が嫌いなわけじゃないですよ)。次世代ファイターの急先鋒として、城戸にはぜひ自覚を持ってK-1MAXに臨んでほしいと思います。この顔つきが今後どう変貌していくか注目です。

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