格闘技イベントがお茶の間にも定着したこのご時世だから、誰だって格闘技を観たり、話題にしたりします。

ある選手がK-1やPRIDEに出て人気選手になれば、急に近寄ってくる人間が現れます。

しかし、もし格闘技人気が低迷し、TV放送もなくなれば格闘技に見向きしなくなる人間は少なくないでしょう。また、一時は隆盛を誇った選手が完全に落ち目になったら取り巻きは離れていくでしょう。

格闘技ブームと言われる現在、調子の良いことを語っている人間は多いですが、10年後20年後はどうなっているでしょうね。

私は言うまでも無くブームとは無関係に格闘技と関わっています。私と同門だった選手でも、有名になった人もいれば伸び悩んでいる人もいますが、私は後者を応援したいです。実際に私は手売りのチケットを買ったり、経済的に余裕の無いプロ選手を試合会場までクルマで運んであげたり、セコンドについたり雑用したり、、、。

また、ジムの練習生で少しばかり腕力があるために弱いジム生相手に無駄な威圧を与えるような人間がいれば、スパーリングで「お前はこの程度なんだよ」と教えて、増長を妨げました。弱くても真面目に格闘技に取り組む人間の直向さは掛け替えの無いものですから。

私は心底格闘技が好きだから、多少骨が折れることでも苦にせずに実行できます。就学前から見続けてきた格闘技を今後も皆様とともに見守り続けていきたいです。