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『元気ですか!2011』観戦記その2

新年明けましておめでとうございます。本年も“他に比類なき格闘技ブログ”として更新を続けてまいる所存ですので、皆様よろしくお願いします。

では、前々回エントリーに引き続き『元気ですか!』の観戦記後半戦です。



<○マッハ(判定)長南×>
両者のファンからすれば感動的な取組なのかもしれませんが、勝者と敗者の明暗が不明瞭な試合には全く関心がない私なのです。試合終了と同時に両者が微笑み合うようなシーンなんて見たくもない。野性味の感じられない野生児と牙の抜け落ちたピラニアが戦ったところで何か生まれますか?

ちなみにマッハの大晦日マッチ勝利は2008年の柴田勝頼戦以来とのことですが、あの柴田戦は熱かったなぁ。柴田の奇襲戦法でマッハも一気に本気モードに突入して、彼本来の野性味を存分に味わうことができました。

こんな試合を今年も観たかった。主催者連中だって柴田戦の面白さを間近で見て分かっているはずなのだから、もう少しアイデアが出るんじゃないかと思うのですが。ノーサイドを喜んでくれる優しいファンに甘えてるよな。

もしかすると主催者もIGF勢とのカード実現を模索したかもしれない。猪木が体格差云々言ってたことからも推測できなくもない。

しかし、実現してナンボだからな。



<○川尻(一本 ※肩固め)宮田×>
マッハ長南戦とは打って変わって緊迫感溢れるこのカードは、私が以前から実現させるべきと提案してきたものだ。

試合は川尻の完勝。常に上から目線が身上の宮田だがこの試合では全く良いところなく、追い詰められると顔付きがいつの間にか韓国エステの受付のおばちゃんみたいになっていた程に精彩を欠いた。

それ程に川尻の強さが際立った。かつて一緒に練習した立場の私としては心から嬉しい思いです。



<○フジメグ(一本 ※腕十時)アステカウーマン×>
試合が始まる前から“藤井が何秒で仕留めるか”という観点でしか観れない試合っていかがなものか?

もっとまともな相手を探してあげないと。



<○ジョシュ()鈴木秀樹× ※IGFルール>
まぁ、こんなものでしょう、この2人では。会場はどんな反応だったのかな?



<猪木小劇場>
ジェット・シンの息子に竹刀で叩かれたことがハプニングなのか?

くだらない寸劇だった。



<○菊野(レフェリーストップ)自演乙×>
第1ラウンドの興奮に反して、後味スッキリしない結末。このカードについては後日改めて観戦記を書こうと思います。



<○ビビアーノ(KO)アントニオ×>
特になにもないですが、一言言わせてもらうならば、ビビアーノはタイ古式マッサージ店にいるタイ人のババァみたいな顔。



<バンナ、アーツらのしょっ切り>
くだらねえ試合。シルビアの太り具合はなんだい?元UFC王者の面影なし。あれじゃ村の夜警に逆戻りだな。



<○桜庭、柴田(レフェリーストップ)澤田、鈴川×>
これは素晴らしいプロ格マッチになった。期待を裏切らなかったという点で他のDREAMルールマッチと比較しても遜色なかった。いや、それ以上に輝いた。

試合を上手く成立させようとリング下からレフェリーに支持を飛ばす宮戸の真剣さも良い味付けになった。

この試合についても後日改めて。



<○高谷(判定)リオン×>
リオン勝利を予想した人も多かったと思うが(私も含めて)、高谷は侮れない選手。

ただ、試合は高谷が仕留めるに至らずダラダラと5ラウンド消化。格闘技マニアにとっては楽しめる試合だったという程度の試合だった。

おめえらはそれでいいや。



<○青木(判定)北岡×>
なんでこのカードを組まねばならなかったのでしょうかね?

かつて仲間だった人間と敵となって対峙するってのはしんどいことですよ。フットサルのGK(ゴング金沢の略ではなくゴールキーパー)やってて、昔一緒にやってた人間が敵チームにいると、こいつにだけは絶対にゴール決めさせまいと異様に集中力が高まりますからね。そんな低次元の世界でもそうなのだから、真剣勝負のプロ格闘技の世界では、セコンドや後援者含めてどれほど複雑な感情が生まれ、この後どのように転がって行くのかが気になります。



<○ヒョードル(KO)石井慧×>
煽りVでは、ヒョードルの「いつか必ず日本に帰って来ます」とか「私の心は日本に向かいました」などの発言をやたらピックアップして、彼が日本のファンとの約束を守ったみたいなアングルを構築してましたが、日本を離れている間に彼が三連敗している事実から目を背けてはならない。その連敗がなければ彼はUFCに出ていた=日本なんて知ったことじゃない、となっていたはず。

私はそんな冷めた目で観てました。

試合内容も淡々と石井がKO負け。そんなもんかぁ・・・^^;



<大会総括>
芹澤の髪型を何とかしろっ!





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DREAM.vsIGFの対抗戦なんてその程度

今日のIGFはニコニコ動画(プレミアム)で後半の3試合のみ観戦しました。

まず、ラシュリー・アーツ.vs藤田・カシンはまったく見所なし。アーツの大根役者ぶりが目立っただけ。こんなマッチメイクしてるようでは先が思いやられます。K-1ファイターの無駄遣いもほどほどにしてほしいものです。なんつってもピーター・アーツですからね。腐ってもアーツ。もっと良い試合を組んであげてほしいです。

セミの鈴川.vs鈴木はなんだかもっさりした試合でした。鈴川はオランダでキックボクシング修行を積んだらしく、試合でも張り手とキックをふんだんに披露していましたが、打撃が下手な頑張ってるいじらしさしか伝わらない。最後は鈴木がアームロックでタップアウト勝ち。この技には説得力があったと思います。

メインはバンナのIGF世界タイトルにジョシュ・バーネットが挑む試合でしたが、予想通り何も生まれないお遊戯に終始した。この2人ならばまじめなMMAマッチとして見てみたいと思いました。

IGFの感想としては以上ですが、私が見逃した中盤戦では、大晦日に予定されているDREAMとIGFの対抗戦の前哨戦としてミノワマンvs.澤田敦士が行われました(ミノワマンが逆エビで勝利)。

また、セミ前には柴田勝頼がDREAM代表としてIGFとの対抗戦に出陣する旨の挨拶を行い、その後のセミでは、勝利した鈴木が鈴川に共闘を申し出るかのようなマイクアピールを行いました。

この流れで対抗戦の内容が見えてきたような気がしますね。DREAM軍としてミノワマン、柴田。IGF軍として鈴木、鈴川。



なんじゃそりゃ!?



プロレスラー同士で対抗戦やる意味なんてないだろ?馬鹿じゃないの?

煮ても焼いても食えないもっさり鈴木を対抗戦に出すならば、アマチュア時代に負けたことがある中村K太郎と試合させろよ。体重差があるけどちょうどいいハンデだろ。

まったく、今年の大晦日は期待できないな。魅力に乏しい選手と頭が働かないプロデューサーが組んでるわけだから、面白いものを作れるわけがないけどな。

頭を下げて、私にアドバイスを乞えって。やってやるって!

格闘技を解ってない人間が運営してりゃ潰れて当然

秋山をKOで下したビクトー・ベウフォートの関するこちらの記事を読んで思ったこと。

秋山のKO負けはジェロム・レ・バンナ戦以来2度目だが、あのときは極端な体格差があった。いとも簡単にノックアウト勝利を奪ったようにみえるビクトーだが、秋山はそれほど打たれ弱いわけではないのだ。

秋山成勲vs.ジェロム・レ・バンナ。

バンナを秋山の踏み台程度に考えていたFEG首脳陣の忌々しさ。

バンナが秋山の寝技の餌食になると踏んでいたFEG首脳陣の見識の低さ。

日本格闘技界低迷の最大の要因は、タレント不足ではなく、手持ちの駒を無駄遣いし続けた団体側にある。

格闘技を全く分かってない人間がかじ取りしていたら、そりゃ面白いイベントなんて作られる訳がないだろう。

マックローは踏み絵? DREAM第2弾カード発表に思う

@sasaharakeiichi 発表する前からハードルを気にするバカいるかよ!というテンションでつぶやいています(一度このテンションでつぶやくと、もう引き返せない)。

@sasaharakeiichi 明日、16時より記者会見を行います。追加のカードを発表します!「おぉ!」と歓声をさらに上げたくなるようなカードです。乞うご期待!


そんな笹原EPの前振りに期待させられたDREAMの第2弾カード発表が昨日夕方に執り行われた。果たしてその内容は・・・


<ライト級ワンマッチ 5分3R>
北岡悟
ヴィラミー・シケリム

<ライト級ワンマッチ 5分3R>
青木真也
ロブ・マックロー



いかがでしょうか?

シケリムは圧倒的な強さで修斗ウェルター級王座を奪取し、初防衛を果たしたリングの上でそのタイトルを返上すると宣言。その後、UFCのチョイ大会に出場を果たすも判定負けしてリリースされた・・という流れからの日本復帰と見て良いのかな?

ちなみにシケリムは日本の修斗に上がる前にブラジルの修斗で実績を残してもいる。となると、今回のシケリムvs.北岡は、修斗系ファイターvs.非修斗系ファイターという見方が出来る。それは即ち、修斗の競技力が試されると言うこと。

シケリムが北岡に瞬殺でもされたら修斗の立場はどうなるの?

もう一つの試合は青木vs.ロブ・マックロー。

マッケンローじゃなくてマックロー。どんな選手かなとDREAM公式サイトの選手名鑑を見てみたら、WECの第4代ライト級王者らしい。筋骨隆々でいかにも強そうな外見ではある。

しかし、バックボーンがキックボクシングであり、身長175cmであることからリーチの面でも青木に劣っていることが推測される。打撃系でも圧倒的なリーチ差があれば青木を突き放すことも可能であろうが、この体格では青木がテイクダウンに成功するのもそう困難ではないだろう。

マックローの試合動画はこちらで見れるが(WEC32 ジャミー・バーナー戦)、スタンドの攻防では右の脇が甘く、青木のミドルキックの標的になりそう。

ボクシングもジャブにキレが無く、距離も無く、ステップワークも悪く、私とボクシングの4回戦をやったらKOされるレベルと見た。

まぁ、格闘技ファンとしての目線はそんなところですが、格闘技人気が低迷している中でこの2カードが新規の格闘技ファンを開拓することになるかと言えば疑問符が付く。マニアだけ喜ばしてどうするのかな?

Twitterでこんな内容の呟きがあった。

「今回発表された2試合を楽しめない奴は格闘技ファン失格である」

これはいかがなものか?

格闘技ファンに資格などあるのか?格闘技を楽しむことが出来さえすればそれでOKではないのか?

コアなファンを自認するならば、ライトファンを見下すのではなく、コアファンならではの知識を広く知らしめるべき。それがライトファンに興味を持ってもらえたら素敵なことじゃない?

マックローのちょっと良いとこ教えて欲しい。私は立ち技の人間だから、前述したようにどうしても自分とボクシングやったらどうなるか的な偏った視線になってしまうから、もっとマックローという格闘家の全体的な魅力を知りたい。

どなたか教えてください。優良なサイトを知っていたら教えてください。





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明日のDREAMは高谷vs.宮田の1点買い?

完璧に頭の中から消えていたDREAMバンタム級GP決勝大会。おっとっと、明日7・16開催なんですね。慌ててPPV購入手続きを済ませましたよ。

え?そんなしょぼい大会に金を払う価値はないって?

そう言えばいくつか前のエントリーのコメント欄に「土曜日のDREAM?誰もPPV買うな!。あんな2部いや3部リーグのマイナー大会にお金は使ってはいけない…」という書き込みがありました。その人に対してどうこう言うわけではありませんが、今使わずにいつ金を使うのか!?と言いたいです。

たしかに現在のDREAM中継に3千円を払って、かつてのPRIDEのような満足感を得ることは不可能でしょう。

しかし、主催者が苦しんでる時にヘルプするのが格闘技ファンならではの温かさじゃないですか?

・・・と善人ヅラしてみましたが、今大会私は高谷と宮田のフェザー級タイトルマッチが非常に楽しみです。

タックルやスープレックスでテイクダウンを狙う宮田と、距離を取って殴り倒したい高谷のせめぎ合い、鎬の削り合いが見もの。

別の見方をすれば、煽りVでお馴染みになったようにトラック(競技場)が似合うアスリート・宮田と、チバラキで喧嘩負けなしと嘯くチンピラ・高谷との対決。

あるいは、イマイチ説得力に欠ける内容で判定勝ちを続ける宮田と、常にKO狙いの高谷(被弾することも少なくないがw)。

これら明確な温度差、色合いの違いがあるからこそ試合が面白くなる。いや試合は面白くない可能性もあるが、そんなのわずか15分程度のこと。試合に至るまでの気持ちの高揚が最重要。後味の悪さだって楽しみの一つって考えましょうよ。



え〜と、他にどんな試合があったっけ?バンタム級GPがメインのはずだが、所英男の名前しか浮かばないよ。真面目に。

それなのに3,150円を支払ってしまうんだから。悲しい格闘技ファンの性ですわな。

ちなみにJ.COMで初めてDREAMの生中継を行うらしいが、契約件数の少なさに驚くのと違うかな?



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桜庭和志vs.桜井“マッハ”速人が観たい!

7月16日のDREAMで桜井マッハvs.ザロムスキーが行われることが発表された。

このカードは、09年7月に行われたウェルター級GP準決勝でKO負けしたマッハにとってのリベンジ戦となる。

2年越しの雪辱なるかが注目されるところだが、私はマッハが桜庭に対戦表明したことの方に興味を惹かれた。

格闘技の世界だけで名前が通っている程度の選手が桜庭の名前を出すと「コイツ美味しいところだけ獲ろうとしやがって」と気分が悪くなるが、マッハは別格。

「同じ桜って付くのは運命。同じ時代を戦ってきた先駆者同士、今年の大みそかに戦ってみたい」とはマッハの弁だが、"同じ時代を戦ってきた"というところがポイント。

マッハは格闘技が盛況な時代にこの世界に入ってきた選手ではない。格闘技で飯が食えるなんて考えられなかった時代に、金沢勝美氏の経営するスナックブスで寝泊まりしながらトレーニングを重ねてプロの世界に飛び込んできたピュアな格闘家なのだ。

バーリトゥードの荒波に揉まれる修斗を牽引してきた功績も大きく、私はマッハが桜庭戦を要求することは至極当然のことだと思う。

また、ここ数年の桜庭の試合が物足りなく、もう“負けてもあまり痛くない”相手との試合は観たくない。

桜庭和志vs.桜井“マッハ”速人が実現して欲しい。




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DREAMライト級の針路 〜青木の激勝に想う〜

52eb67de.jpg川尻が完勝し、青木の仇討ちと言うか、日本格闘技界の失地回復のためにアメリカへ出征する。そんな青写真を勝手に描いていたが、まんまと青木に持って行かれた。

フィニッシュはアキレス腱固めか。まるでセコンドの北岡が無敵だった頃のような有無を言わさぬ勝ち方だった。

あれをケージの中でやって欲しかったなぁ。

今回の勝因は、ミドルキックで様子見をせず、思い切ってタックルを仕掛けたことだろう。

これまではムエタイスタイルに傾倒し、メレンデス戦でもミドルを繰り出したが、相手の接近を阻むことすらままならず・・・。

ただね、タックルを決めることは口で言うほど容易ではなく、思い切りの良し悪しやフィジカルの状態等に加えて、相手の出方やと状況等、様々な要素があってその成否が決まるわけだ。昨日の青木あるいは石田みたいにズバリと決まるケースもあれば、小見川の相手みたいにあしらわれるだけだったりオブライエンみたいに墓穴を掘るような最悪のケースも有り得るのだ。

だから、いつか青木が再度ヘStrikeForceで試合をすることになったとしても、今回のように完勝できる保証はない。言うまでもなく。

が、昨日の戦い方が青木が勝利するには一番の近道だろう。ミドルキックで牽制する暇があったら、決死のタックルで寝技地獄に引きずり込め!

川尻がああなってしまった今となっては青木にやってもらうしかない。この勝利の余韻が醒めやらぬうちにStrikeForce再出撃の段取りを決めてくれ!!

一方の川尻だが、あれだけ捻られたのでは足首が完治するまで相当の時間を要するだろう。下手すれば年内復帰も無理かもしれない。

それを考えると、セコンドがタオルを投入する手はなかったのか?と、先に立たない思いが込み上げてくる。

外野が口出しする問題じゃないとか山田トレーナーとの絆の強さがなんたらかんたらとの声が聞こえてきそうだが、ただでさえ手薄な選手層に穴を空けられては、こちらとしても困るんですよ。

青木に負けたとしても日本の二の矢としてStrikeForceに放つことが出来たはずなのに、怪我をしては台なしだ。

川尻自身だってさ、タオル投入で取り乱したとしても、一晩経って頭を冷やせば納得するはずだよ。

それより何より、あの体勢から逃げようがなかったってことは、当の川尻が一番良く知ってるわけだから。

(あとがき)
いつにも増して淡泊な内容の観戦記になりました。思い入れの度合いがそのまま出た形か。それもそのはず。これでやっとスタートラインに立てたわけだから。

体勢を立て直した青木の真珠湾攻撃に期待したい。




web新のtwitter。こんな投票所は嫌だシリーズとこんな女は馬鹿だシリーズをお楽しみください。

DREAM版ガチンコファイトクラブ 候補生のピックアップ

K-1MAXライト級決勝トーナメント並びにワールドMAX開幕戦の組み合わせが発表になりました。

各試合の展望等については後々書いていくつもりですが、ナオキックvs.才賀紀左衛門について言の葉をひとつ。

私は、「キックボクシングをもっとしっかりとした形で世間に送り出したい」という発言を聞いて以来、ナオキックというキックボクサーが好きになり、当ブログにおいてK-1ライト級の発足祈願と併せてナオキックを推すエントリーを書き続けてきました。

しかし、今回に限っては才賀紀左衛門に勝って欲しいと思ってます。勝って欲しいと言うか、勝つべきではないかと。

K-1ファンとキックボクシングファンのみならず、総合寄りの格闘技ファンをもK-1に引き寄せられるだけの魅力=アンチヒーローとしての素養が才賀には備わっているから。

残念ながら、時代が求めているのはナオキックではなく、才賀紀左衛門なのです。

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K-1とオランダのShowTimeの関係についは、K-1ファンのみならず、様々な格闘技ブロガーが海外サイトの情報を引用しながら言及しているようです。

このK-1関連問題のみならず、どこの団体が危ないとか、どこは誰にいくら払っているとか、二次的情報を頼って業界の台所事情を詮索するような話ばかり。格闘技ファンはいつからこんな下世話になったんでしょうね。

格闘技は会議室で行われているんじゃない。リングで行われているんだ!

織田裕二ばりにシャウトさせていただきましたが、我々格闘技ファンにとってはリング上で行われている試合だけが真実。それで良くないかい?

まぁ、その真実を見る目が無いがために、観戦記を書いたところでスポナビ記事の引用に小学生並の感想文を添えた程度の代物にしかならないのを自覚しているから、何か別の切り口を探さねばってことで、真偽の定かでない情報に振り回されながらも事情通ヅラして下世話な記事を書くに至っているのかもしれませんね。

こんなことを書くと、web新に嫌みを言われたと感じる方も少なからずおられると思いますが、それはほとんどのケースで勘違いです。私は先制攻撃はいたしません。

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さて、先週末の大会ラッシュで中断されていたDREAM版ガチンコFC構想シリーズを再開します。

これまでのシリーズではエンセンと桜庭が率いるチームの方向性を考えながら、番組として盛り上がるための事例研究(笑)をしてまいりましたが、ゴリゴリの格闘技ファンの方には不評だったような気がしてます。もっと格闘技ファンが満足するような番組に構成にしろよと言う声が聞こえてきそうな?

でも、格闘技ファンばかりを視野に入れた番組を作ったのでは地上波放送でガチンコFCをやる意味が半減してしまうんです。最大の目的は、格闘技への関心が低い一般層を取り込むことですから、過剰とも思える演出は必要不可欠なのです。

とは言えども私も格闘技ファンの端くれですから、格闘技ファン向けのイベントも発生させたいと言うことで、今回は候補生の選定を。

いざ候補者をピックアップするとなると、なかなか難しい。DREAMに上がったことがない選手に限定すると選択の幅が狭くなってしまうので、過去にDREAMでしょっぱい試合をしてクビになった選手も含むことにします。

とりあえず初回は、日本で層が薄いと言われるウェルター級(76kg前後)の候補生を各チーム6名ずつ選ぶとして(人数に根拠なし)、まずはチームエンセンのメンバーを考えてみます(この路線は変わらないのねw)。

・谷博幸(地下格闘技8戦全勝)

・曽根修平(「梅雨だけに、血の雨降らしたろか!」)

・佐野哲也(前田日明も絶賛の"リアル神代ユウ")

・舘野智良(刺青枠)

・松本峰周(スキンヘッドに毛皮のコートのコーデ枠)

・池本誠知(PRIDE武士道とDREAMで落第した浪速のプリンス)

はみ出し者たちと浪速のプリンスの合宿風景については、皆さんご自身で妄想していただければと思います。

(つづく)

D.14の裏ベストバウトは"オリンピックレスラー"宮田和幸vs.大塚隆史

DREAM.14の中で一番面白かった試合を選べと言われたら、私はちょっとひねくれて宮田和幸vs.大塚隆史を挙げると思います。

際立つ決定打もないままに判定で終わった試合にも関わらず、この試合を選んだ理由は、両者の気持ちが観ている側に伝わる試合だったからです。

UFCのコーチ対決のようなストーリー展開や試合前の激しい睨み合い、小突き合いが無くても、“コイツにだけは絶対に負けられない”と言う気持ちがひしひしと伝わってきました。

それは、両者ともにレスリング道を邁進し、そこで残した成績に顕著な差はありながらも、プロのリングにおいて対等の立場で対峙することになった二人ならではのモチベーションによって生まれました。

特に、試合開始直後に二人同時にタックルを仕掛けて衝突したシーンは、静かに燃える闘志の弾け合いの産物であったし、第3ラウンド終盤に見せた宮田のジャーマントライは、不発に終わったものの、オリンピックレスラーとしての意地が具現化したものと言え、5分3ラウンドの間、観客と視聴者を飽きさせませんでした。

さらに、オリンピックレスラーに対する大塚のジェラシーを後押しするかのように青木真也が偏った解説をしていたことも面白かった。

感情を静かに燃え上がらせる、いい歳した大人の喧嘩は面白いものです。

追伸 バダ・ハリの蛮行や佐藤の判定負け、ランペイジの敗戦等については、テレビで観る前にスポナビや拙ブログのコメント欄等で知ってしまいましたので、せめて修斗JCBホール大会だけは結果を知らない状態で試合を観たい(昨夜のサムライニアライブ中継を録画済み)。

なので、このエントリーの更新を最後に今夜までネット断ちします。

『K-1心中』も見ませんし、ツイッターにもよほど呟きたいことでもない限りはアクセスしません。

DREAM.14勝敗予想

DREAM版ガチンコFCシリーズは一休みし、今回は明日に迫ったDREAM.14の勝敗予想をします。

まぁ、私の予想なんて誰も関心ないでしょうけど、国内メジャー大会ですからとりあえず予想はやっておきたい所存です。



<第1試合 無差別級>
○ミノワマン
×イマニー・リー


前回のアンブリッツ戦では2Rまで持ち込まれるほど手こずりましたが、今回はボクサーが相手らしいので、ミノワマンが容易にテイクダウンし、足首を捻りあげて終わりでしょう。

リーの写真はこちら(K-1公式サイトより)。こんな顔したクソガキ、あなたの近所にもいませんか?



<第2試合 フェザー級>
×前田吉朗
○大沢ケンジ


勝ったり負けたりを繰り返している前田。前回は、三角絞めが得意なコール・エスコベドに片手間のハイキックでKOされてしまいました。

前田は見た目も悪いし、煽りVで必ず使われる定食屋だかお好み焼き屋での集会風景も完全に見飽きたので、そろそろ消えて欲しい。

ただ、前田はあの風貌ながら、アメリカのWECで活躍した経緯もあるので、和製金網の中で覚醒するかも。良い意味で私の先の見解を裏切ってほしい。

大沢はとりあえずお手並みを拝見させていただく。



<第3試合 フェザー級>
○宮田和幸
×大塚隆史


この試合については別個に予想を書いてございますので、そちらをご覧ください。



<第4試合 フェザー級>
○所英男
×西浦“ウィッキー”聡生


DREAM公式サイトのトピックスに掲載されているウィッキーの写真を見てください。この男、根っからの凶暴につき、みたいな佇まい。隣のリオンも怖そうな表情を作っているけれども、人の良さがにじみ出ています。非常に対照的に見えるツーショットです。

対照的と言えば所とウィッキーも水と油、天使と悪魔くらいに開きのある2人です。

ウィッキーは面白い選手ですが、ここで所に勝って欲しいとも思えない。所の賞味期限はまだまだ残っているように思えるし、所がフェザー級GP2回戦でやってくれたようなこと(エイブル・カラムに一本勝ち)をウィッキーには期待できないから。

それに、弱い人間はやっぱり所に想いを託したい。ウィッキーみたいな人間の天下なんて真っ平ゴメンだろう。

ただ不気味なのは、寝技に弱い印象のウィッキーだが未だに一本負けを喫したことがないと言う事実。グラウンドに持ち込めば所も安心、とはならないでしょう。

でも、格下にはしっかりと一本で勝つのが所であるから、この勝負、果たしてどちらが勝つことやら。希望的予測で所勝利とします。ウィッキーに初めてタップする屈辱を与えて欲しい。うん、この試合の見所はそこだ!

所よ、ウィッキーからタップを奪え!!



<第5試合 フェザー級>
×キコ・ロペス
○山本“KID”徳郁


K-1でHIROYAに判定負けしたと言う余計な味噌がついているキコに勝ったところで・・・。

キコは顔もパッとしない。ナチスの軍隊に仕えて雑用とかしていながら、戦況を見てソ連軍に寝返ってしまうような、そんな顔をしてる。もしくはフルポン亘。



<第6試合 フェザー級>
×高谷裕之
○ヨアキム・ハンセン


どうせ高谷が負けるんでしょ?殴り合いをしたってヨアキムが上手(うわて)そうだし。



<第7試合 ミドル級>
○桜庭和志
×ハレック・グレイシー


ハレックとはどんな選手でしたかの?ってことで、DREAM公式サイトで確認したら、無性に腹が立つ顔をしている。自分を貫くタイプと言えば聞こえは良いが、自己の目標を実現するためには他人様を裏切る行為も平気でやりそうな顔に見える(すんません、勝手な言いかがり、失礼しました)。

一方、桜庭のエヴァ好きは解ったから、いつまでも同じようなネタを引っ張らないで欲しい。



<第8試合 ウェルター級>
○桜井“マッハ”速人
×ニック・ディアス


D.14は好カードが揃っていますが、もしこのカードが無かったら画竜点睛を欠くことになっていたと思います。

日本代表の青木がストライクフォースで負けた後、今度はストライクフォースの選手を和製金網で迎え撃つ。日本が反撃の狼煙を上げると言う位置付けのカード。誰もがそう捉えているんじゃないでしょうか?

ただ、しっかりと(福島みずほ風)リベンジできるかどうかは何とも言えない。

マッハはもう十年位前にUFCに参戦していますが、だからと言ってケージマッチで上手く戦えるかどうかはわからないし、ディアスはマッハが完敗したザロムスキーをKOで下していること、長いリーチから変則的な下手うまパンチを放ってくること等を考慮すると、マッハピンチとなるのが普通の考え。

ただ、マッハもアメリカ合宿を良い感じで終えたみたいなので、コンディションを崩していなければマッハの勝ちもあるかも。モーションの大きいディアスの右ストレートに合わせて左ボディブローを決めるなんてことはさすがに無理なんだろうなぁ。

この試合はマッハに勝ってもらわないとどうしようもない。予想もマッハ勝利といたします。

DREAM.14 宮田和幸vs.大塚隆史のレスリング対決勝敗予想

DREAM.14で行われる宮田和幸と大塚隆史の一戦を密かに楽しみにしている格闘技ファンは少なくないと思います。私もこの一戦には興味津々です。

宮田と大塚はともにレスリング出身ですが、その実績ではシドニー五輪に出場した宮田に分があります。そこは当然、宮田にとってはこだわり所であり、17日の公開練習の際には「レスリングではレベルが違う」と自己主張。

しかし、そこが落とし穴のような気がします。

2006年に行われたHERO'Sでの山本KID戦。宮田は試合時間わずか4秒でKIDの飛び膝蹴りの餌食になりましたが、このKID戦に臨む宮田の意識が「レスリングではレベルが違う」という上から目線であったことは間違いないでしょう。

たしかにレスリング仕込みの宮田のテイクダウン能力は、本人が「総合では世界一」と誇っているように卓越したものなのでしょうが、総合格闘技の中の一要素に過ぎないのも事実です。

と言うか、過去の試合を振り返ると、トップどころを相手にした試合ではグラウンドに持ち込まれて一本負けする試合ばかりだったような気がしますけど。デビュー戦でホイラーに三角絞めで負けたのは仕方がないとして、その後も須藤元気、シャオリン、ハンセン、ブスカペには全て寝技で一本負けしています。

一方、レスリングの実績では劣る大塚(とは言えど全日本出場経験あり)ですが、総合格闘家としては相当な修羅場をくぐり抜けてきた選手のようです。

こちらのインタビュー記事で知ったのですが、過去には70kg級のトーナメントに出場したり、ブラジルで試合をしたり、現SRCフェザー級王者の金原や三島☆ど根性ノ助らに勝っていたり。

記憶に新しいところでは、DREAMフェザー級GP1回戦でビビアーノ・フェルナンデス相手に善戦した試合を思い出します。私はこの試合で初めて大塚を知りましたが、打撃、テイクダウンの攻防、そして寝技と、あらゆる局面で穴が無い選手という印象を受けました。

その反面で決定力不足が否めないことも、直近の勝ち試合4戦全てが判定決着だったことから伺えます。

以上、両雄の背景や戦績等について思うままにダラダラと書き綴ってきましたが、勝敗予想をするためのポイントをまとめてみます。

■宮田は過去に、レスリングでは格下の須藤元気と山本KIDと対戦しているが、ともに一本負けしている→大塚にも足元をすくわれるのではないか?

■グラウンドで一本負けすることが多い宮田は、AACCで柔術もやっている大塚に苦戦しそう→宮田が一本負けした試合は、体格的に不利だった70kg級のみ。フェザー級戦では一本負けは考えられない。トップどころ相手には判定決着続きの大塚に宮田を極めるだけの決定力が備わっているとは考えられない。

こんな感じです。

そして試合展開を予想すると、なかなかグラウンドには移行せず、ロープ際やコーナーでのスタンドレスリングの攻防が長くなりそう。そこで勝敗の分かれ目になるのが、立ち組からの膝蹴りじゃないでしょうか?

となると、07年にブアカーオのジムでムエタイ特訓をして身に付けた技術やボクシング練習等の成果が持ち前のレスリング技術と上手く融合しつつある宮田に軍配が上がりそうな気がしますし、コーナーにおける際の攻防では、オリンピックレスラーとして培った集中力がモノを言うのではないかと思います。

勝敗予想 ○宮田和幸(判定3-0)大塚隆史×

白蛇占いばりに「こんなん出ましたけどぉ」と自信満々に言いたいところですが、この予想にはあまり自信がありません。大塚には若さと気性の荒さがありますし、不似合いなグラジエーター風トランクスが宮田の心理をかき乱すことも考えられますから(んなわけない)。

いつも言ってることですが、勝敗予想はそれが当たるかはずれるかという結果よりも、予想を導き出すまでの過程を楽しむものですから、予想の当否に固執することなく、このチバラギダービーの観戦を楽しみたいと思います。



(オマケ)
宮田が本日更新したブログの内容。

「コアマッスル専門整体」

エントリーの前半では、ジムの会員に神業的な技術を持つ整体師がいたことの喜びを熱く書き綴っていた宮田ですが、途中からいきなり酸素カプセルに話題を転換したかと思うと・・・

練習後30分入った。


この1行の記述のみで擱筆。漁船で頂くタコのぶつ切りのように男気溢れる締め1文に圧倒された次第。

web新の格闘ウィークエンダー100424(DREAM,三浦広光、浅香)

リアルK-1ジャパンGPのカード提案は次回エントリーで。

私の意見に対して反論して来る格闘技ファンがおりますが、そんな輩に限って、自身のブログは他愛のない内容。俗に言う、二次的三次的情報の垂れ流しブログ。スポナビの記事や海外サイトの小ネタに感想を添えるだけ。

そんな言い方をすると勘違いされがちだが、有益かつ面白い情報系ブログも少なくない。添えられた一言が妙におかしかったり、引用するネタの選定にセンスを感じることもある。

前置きはこれくらいにして、今週の格闘ウィークエンダー。日頃から拝見させていただいている情報系ブログで見つけたネタ等も含め、雑感をいくつか。



<『DREAM.14』の追加カード>
宮田vs.大塚は、煮ても焼いても食えなさそうな者同士を対戦させ、あわよくばゴツゴツした激しい好勝負を展開、ダメでも片方は脱落してくれる。そんな目論みで組まれたカードのような気がする。ただ、宮田には階級変更で化ける予兆があるから期待はしている(DJ.taikiや山崎剛に判定勝ちする等、目下3連勝中!)。

宮田と言えば昨夏の大洗ビーチレスリング大会にゲストとして登場した時を思い出す。お客さん、全く無反応だった。

ウィッキー聡生は、昨年のフェザー級GP一回戦でエイブル・カラムと対戦し、良いところなく判定負けして以来のDREAM再登場。誰も記憶にないDREAM海外武者修行シリーズ(笑)として、AMCパンクレイションにてトレーニングを積んだようだが(馬鹿でも物知りウィキペディアより)、寝かされたら終わりという欠点を克服できたか?打撃が強いウィッキーに活躍してもらいたいとも思うが、相手は所。こちらにもまだまだ活躍して欲しい。もったいないカード。

逆にハンセンvs.高谷は、さほど楽しみに思えない。ハンセン自体に魅力を感じないし(修斗が身の丈に合ってる)、高谷については小見川にリベンジするまで応援したくない。殴り屋が柔道あがりにノックアウトされたわけだから。

既報カードだが、マッハvs.リック・ディアスもといシュツルム・ディアスもといニック・ディアスも楽しみ。ニックは、なんで強いのか首を傾げたくなるようなファイターだが、DREAMで敵無しだったザロムスキーにKO勝ちしたのだから、実力があるのは間違いなかろう。リーチ差も考慮すると、打ち合いをしたらマッハは絶対に負けると思う。

余談だが、ザロムスキーと言えば入場時のコスチューム。あれを私はドラゴンボールのコスプレと思い込んでいた。思い出す度に笑ってしまう。本当にオッサンになったんだなと。コメント欄で「あれはドラゴンボールではなく、○○に登場する○○ってキャラだよ」と親切に教えてくださった方、ありがとう。



<総合格闘技からプロボクシングに転向の三浦 2連勝>
昨年12月に行われたボクシングの重量級プロテストで合格したライトヘビー級の三浦広光(帝拳)は22日、ロサンゼルスで4回戦を行い、ナサン・ベッドウェル(米国)に3−0で判定勝ちした。10日のデビュー戦に続いて2連勝。(共同)

こっちの世界(プロレス・格闘技)からボクシングにチャレンジする選手は希少なだけに応援したくなる。三浦選手のことは顔も知らない程度だが、社会的に認められたプロスポーツの世界で大成して欲しい。

プロボクシング転向と言えば、『ハッスル』に出ていたゼウスはどうしてるのか?プロテストに合格したとのニュースまでは確認したが・・・とネットで調べてみたら、昨年12月にデビュー戦(クルーザー級4回戦)を行い、判定負けしてました(ニッカンスポーツより)。リングネームはハウス加賀谷もといゼウス金谷。

さらにバカ知りウィキペディアで調べたら、一昨日、ボクシングコミッションに引退届けを提出し、プロレス復帰を決めたようです(苦笑)

そんなゼウスはさて置き(笑)、感情移入できる選手がいればボクシングも観たくなるんだけどなぁ。どこの馬の骨だか分からないようなチンチクリンや元ツッパリ達の試合なんて観る気が起きない。



<44歳西沢がWBFに挑戦>
日本ボクシングコミッション(JBC)から引退勧告を受けながら、海外のリングで現役を続ける44歳の西沢ヨシノリは23日、世界ボクシング財団(WBF)ライトヘビー級王座決定戦に出場することを明らかにした。
 WBFはJBC非公認のマイナー団体で、24日にオーストラリアのワイオングでジョエル・ケーシー(オーストラリア)と対戦する。計量を終えた西沢は「いい練習ができている。44歳で結果を出すことで、同年代に勇気や希望を与えたい」と話した。


生粋のボクサーでも、この西沢のような選手は応援したい。彼の活躍を見ていると、自分もやらねば!って気になる。

私はまだ30代。ダイエットを兼ねて体重を-63kgにしようかな。



<内藤 亀田3兄弟にエール(スポニチ)>
なんか嫌らしい。

亀田のおかげで稼げたうえに国民的人気者にまでなった内藤。まだまだ亀田家を利用して再浮上を狙うか?



<長谷川穂積ブログ>
昨日、試合前最後のスパーリングをしたようです。それにしてもトミーズ雅がうざい



<ガンダムボクサー>
ブログのエントリーやプロフにガンダムネタが散りばめられている。



<貴重なツーショット写真?(寒川ブログ)>
こんなものを「貴重な・・」と言ってしまうところが、寒川のプロ意識の限界なのでしょう。



<MAP旗揚げ戦で浅香光代が高山善廣と激突>
正直、これは凄いカード。浅香はリング上でも気風の良さを発揮できるか!?(笑)

珍レフェリングはFEGのお家芸

昨日アップした観戦記にも書きましたが、ビビアーノの消極性に対して出されたイエローカードが納得できない。消極的と言うよりむしろ上から積極的にパウンドを狙ってましたよ。

ビビアーノ陣営は主催者に対して不信感を抱いたのではないか?外国人選手にとってはFEGがアンフェアな団体であることは最初から頭に入っているのでしょうけど。

FEGのおかしなレフェリングと言えば、最近ではK-1MAX日本予選でもありました。毎度毎度のことなんですが、ダウンカウントを数え始めるのが遅い。約3カウント分遅いです。1回戦のHAYATOの時と、あと準決勝以降のもう1試合くらいでその現象が見られました。

昨年のK-1GPの時にも私は指摘しましたが、いつになったら修正されるのか?それともK-1では、ダウンして一呼吸置いてからカウントするのがスタンダードなのか?(苦笑)

K-1もDREAMも本当にレフェリングが酷いので、私はそれらについて別にブログを立ち上げて記録を付けていこうと考えてます。

皆様方におかれましても、過去のレフェリングや判定でどう見てもおかしいよってのがありましたら、随時コメント欄にお書き込みください。記録に加えさせていただきます。

「オイル問題」とか「腸蹴り」とか「10−8のはずが9−8」とか・・・いろいろありました(苦笑)

苦笑いしてばかりで恐縮です(苦笑)



<アンケート開催中>
K-1公式サイトでは、K-1ワールドMAX開幕戦への日本人推薦枠は誰がふさわしいかのアンケートを行っていますが、投票状況の途中経過を見れないところが物足りません。そこで、当ブログでも同様のアンケートを行うことにしました。アンケートフォームは右サイドバー最上段に設置してございますので、投票をよろしくお願いします。

web新のDREAM.7スカパー観戦記

○<ビビアーノvs.大塚>×
Why?


誰もが???だったんじゃないですか?

猪木アリ状態で上からパウンドを落としながらプレッシャーを与えるビビアーノでしたが、いきなり試合を止められてイエローカードを出されました。

なんで?

あの馬鹿レフェリー以外の全員が「なんでイエローなの?」と思ったでしょう。

説明によると、ビビアーノの消極的な攻めに対して注意が出されたとのことですが、あれで注意を出されたら選手としては頭がパニクってしまいますよ。ビビアーノが勝ったから良かったようなものの、FEGのお家芸「珍ジャッジ」はいい加減にしてほしい。

それにしてもビビアーノはやはり強かった。1ラウンド終盤に失速したようにも見えましたが、あれが解説の高阪氏が言ったようにペース配分だったとしたら恐ろしいですね。

このビビアーノ勝利に一番喜んだのはKIDのような気がします。



<○ウォーレンvs.ビービ×>
ビービはどないした?相手はレスリングの世界王者とはいえプロデビュー戦じゃないか。それなのに終始精彩を欠いて、流血TKO負け。

元WEC王者のビービが良いところなく負けたことで、とりあえずフェザー級GPのレベルの高さは内外にアピールできたとは思いますね。

番狂わせを演じたウォーレンについては、プロレス昭和異人伝のshingolさんに技術解説してほしいですね。



<○エイブルvs.ウィッキー×>
エイブルは本格派のMMAファイターでした。試合は2ラウンド序盤までエイブルがテイクダウンして関節技を狙う展開が続きましたが、最後の最後でウィッキーのパンチがヒットし、ラスト30秒あたりで「もしや?」と思わせましたが、再度テイクダウンされて終了のゴング。

エイブルとは相性が悪過ぎました。スタンド勝負のウィッキーにとっては今回のエントリー選手の中で最もやりにくい相手だったと思います。

判定負けとなったウィッキーですが、腕十字を防御する技術やスイープを決めたあたりに非凡さを感じました。ウィッキーは総合の練習をやってないと言いつつ、実は結構やり込んでるんじゃないでしょうか?でなければどこかの立ち技格闘技の選手みたいテイクダウンされたら一発で終わりになるはずです。

ウィッキーの試合をまた見たい。あと、ウィッキーの顔はスメアゴルにそっくりでした。



<○石田vs.中村×>
タックルのキレは相変わらず良好で、相手の決め技を徹底して防御した石田。これ以上ない戦い方だったんじゃないでしょうか?

中村としてはアームロックか腕十字狙い、もしくはリーチ差を生かしてスタンドの打撃でダメージを与える算段だったでしょうが、石田のタックルの速さがあってはおちおち打撃も出せませんでした。

あと、石田と中村はパワーの差も大きかったように思いました。中村はフェザー級まで落とすのは無理なのかな?



<○青木vs.ガードナー×>
青木が一本で勝ちましたが、ライト級の時の試合に比べて若干手を焼いた印象。

ガードナーはニックネームが“ステルス”でしたが、青木にバックを取られて背後から顔面や側頭部にパンチを貰い、「どっちがステルスなんだよ!」と突っ込みを入れたくなったのは私だけではないでしょう。

「ハロー、ジャパン!」からスリーパーへの流れは絶妙な面白さでした。絵に描いたような油断禁物w



<○川尻vs.エバネス×>
川尻選手の煽りV、「2009年全方位クラッシャー宣言」は最高ですね!!

試合後のマイクでも宣言しましたが、次の対戦相手はJZ.カルバンになりそう。これまた凄い試合になるのは間違いない。カルバンと真っ向勝負できる日本人は川尻だけ。このカードが実現するよう、皆さんで後押ししましょう!

そして・・・

「もう1度K-1ルールで試合をするなら魔裟斗以外いない」

そのとおり!!だれも異論なしっ!!あの大舞台でK-1ルールに挑んで勝利した川尻にはそれを言う資格があります。文句言うのは自分らの慰め合いの言葉を世論だと思い込んでるKヲタぐらいでしょう。

しかし、私は川尻選手が魔裟斗との対戦をぶち上げたことで、彼へのジェラシーが沸々と湧いてきましたよー!川尻選手とは、かつて総合格闘技TOPSジムで幾度となくスパーリングをしてきた私ですが、川尻選手を率直に応援してきたのは自分の範疇外である総合の分野だったからであって、もし魔裟斗戦が実現するとなったら、私はもう何とも筆舌に尽くせない気持ちになることでしょう。

私とのスパーリングも彼が世界トップレベルに昇り詰めるまでの一過程だったのだ・・・と独りごちるアラフォーおやじの春。



<○前田vs.ミラー×>
この試合の最中に、リングサイドでウィッキーと渡辺一久(K-1MAXで上松と対戦した元ボクサー)が話し込んでる様子がフレームインしましたが、なんだか微笑ましかった。渡辺が真顔で何か説明している風で、隣のウィッキーが少し笑いながら耳を傾けている状況。

あの2人、波長が合うのかな?(笑)

肝心の試合の方ですが、ミラーに将来性を感じた程度。



<○高谷vs.ジョンウォン×>
どことなく小出恵介をベースにして秋山成勲風味をトッピングした顔のジョンウォン。18歳でオリンピックに出場した柔道エリートです。

一方の高谷は筋金入りの喧嘩屋のふれ込み。また、アマチュア時代には新空手の全本大会軽中量級決勝戦でサトル・ヴァシコバとの激闘の末に判定負けしています。総合の選手ですがかなり打撃寄りですから、試合は激しくて面白くなる傾向が強い。今回の試合も期待通りにKO勝ちを見せてくれました(ちょっと慎重過ぎた感はありましたが)。

ミドル級(70kg)に出ていたHERO'Sでは際立った戦績を残せませんでしたが、今回のフェザー級が適性階級でしょう。

私はこの高谷とウィッキーの対戦が観たいと思いました。刃物で斬り合うような闘いになるんじゃないかと。



<○今成vs.山本×>
今成が勝った方がフェザー級GPが面白くなるのはわかるのですが、どうもあの一派の天下になるのが嫌なんですよね。カルト集団に大きな顔をされそうなのが。

山本が惜敗し、KIDは心中穏やかではなかったでしょう。心中というか顔に出てました(苦笑)

ジャッジは2−1のスプリットでしたが、ジャッジ・小林は断腸の思いで今成に票を投じたんじゃないですかね。

唯一の救いは試合後の山本の爽やかな笑顔。また、試合終盤に今成のタックルを切ったバービーの動きは、攻めと守りの切り替えができないうちの娘の良いお手本になると思います。

山本選手、お疲れ様でした!

フェザー級GPより中村vs.石田

自分が更新したエントリーを後から読み返すと、各段落ごとの文末がどれも同じ調子で締められていたりして、読みにくいなぁ、恥ずかしいなぁと思うことがあり、皆様にも読みにくいという点でご迷惑おかけしてます。何かと忙しく、記事を校正する時間もなかなか取れない中で更新しておりまして、でも一度更新が途絶えると2月のようにまったく更新しなくなってしまう事態に陥ってしまうので、何とか頑張って更新しております。ご了承ください。

改めましてぃょぃょ本日開催のDREAM.7は、フェザー級GP6試合とワンマッチ3試合の全9試合がラインナップされておりますが、皆様が一番注目しているカードはどれでしょうか?

淡々と挙行される感じのフェザー級GPよりも、青木、川尻、石田、中村が登場するワンマッチ3試合の方が楽しみじゃないっすか?

私は断然ワンマッチが楽しみですね。玄人の方々にとってはフェザー級の強豪外国人の試合を見れることが楽しみで仕方ないのかもしれませんが、私はビービをビビアーノ・フェルナンデスの愛称だと思い込んでたくらいのライト感覚でフェザー級を見ています。

だから、通常であればDREAMやK-1の大会前になると素人なりの視点で見どころ等を書かせてもらってますが、今回は書けません。あえて書くならば、大塚隆史の地味顔にマヌーフやマイケル・マクドナルドばりの騎士風味トランクスは全く似合っていないってことくらいでしょうか。ちなみに「大塚隆史」でネット検索したら、こんなサイトがヒットしました。未成年者に相応しくない内容を含んでますので、あなたが成人である場合のみ、こちら「大塚隆史さんが語る、パートナーシップの重要事項☆「別れたい」に決着をつける」をクリックしてください。

さて、そのワンマッチ3試合の中でもっとも注目度の高いカードは中村大介と石田光洋の一戦じゃないでしょうか?

中村と言えば昨年大晦日Dynamite!!において所英男相手にベストファイトの呼び声高い好勝負を繰り広げたことが強い印象として残っており、また昨年中は大晦日含めて7戦7勝と勢いに乗りまくっている選手です。

一方の石田は、昨年の宇野薫戦や06年の五味戦で完敗したイメージが強いですが、外国の強豪選手相手には良好な戦績を残しているファイター。ギルバート・メレンデスやクリスチャーノ・マルセロ、五味の武士道連勝記録を止めたマーカス・アウレリオらに勝利してきた実績は評価に値するものです。

また、個人的な話で恐縮ですが、石田選手が総合格闘技TOPSに入門した最初の日に彼と打撃のスパーリングを行ったことをよく覚えています。その時の彼の実直な態度と光り輝く目を見て、私は彼のプロとしての成功を確信したものでした。

そんな私ですから、今日の試合では石田選手の勝利を強く願う立場ではありますが、一格闘技ファンとして勝敗を予想すると、タックルで倒されてからの下からの攻撃等の引き出しの多さで中村有利と見ています。

石田選手が今回の試合で勝利するには、とにかくタックルを仕掛けて押さえ込むことを念頭に置く以外にないでしょう。塩漬けなどと揶揄する声など無視してほしいと思います。

以上、ワンマッチはこのカード以外も手に汗握る攻防が続くでしょうが、とは言っても今大会の主役はあくまでフェザー級GPに出場する12人の選手です。くしくも青木に「フェザー級の選手は元気がない」と言い放たれましたが、2回戦以降は自分がお客さんを会場に呼ぶんだくらいのアピールをリング内外でしてほしいものです。


<アンケート開催中>
K-1公式サイトでは、K-1ワールドMAX開幕戦への日本人推薦枠は誰がふさわしいかのアンケートを行っていますが、投票状況の途中経過を見れないところが物足りません。そこで、当ブログでも同様のアンケートを行うことにしました。アンケートフォームは右サイドバー最上段に設置してございますので、投票をよろしくお願いします。

未知の強豪が多数参戦する大会こそ煽りVがモノを言う  DREAM.7

ポララミンにお世話になりっ放しのweb新です。

いよいよ明日はDREAM.7です(開催日を一日早く勘違いしておりまして、皆様に「さいたまへ急がねば」とご迷惑おかけしましたことをお詫び致します)。

まず試合順ですが、メインが今成vs.山本篤になったのは順当だと思います。

今成が関節技で一本決めればKID戦の期待が高まるでしょうし、山本が勝てば、ここ最近猛威を振るっている足関節地獄に屈しない強いフィジカルを持ったファイターとして注目が高まるでしょう。

休憩明けに川尻の試合を持ってきたのはベストな選択。大晦日に初挑戦したK-1ルールの試合で“超合金”武田幸三を完全KOした英雄の凱旋ですから、休憩で一時静まった会場のボルテージも一気に高まるでしょう。

そして、今大会で私が注目しているのが煽りVTRです。日本初登場の選手が多く参戦するので、ディレクターがどのように脚色するのか興味津々です。

正直、一部の日本人を含め、どんな試合をするのかわからない選手が多いですから、ある意味桜庭-田村戦などよりも煽りVの出来具合が重要視されると思いますよ。

未知の強豪と言えば聞こえは良いですが、山のものとも海のものともつかない外国人選手たちを、面白くカッコ良く色付けして欲しい。佐藤Dの手腕に大いに期待させていただきます。

格闘技界に春の息吹 DREAMウェルター級GP、K-1MAX日本予選ほか

1・4『戦極の乱』以降、格闘技界にはこれといったトピックがありませんでしたが、ここ数日で、春の息吹を感じさせてくれるようなニュースがいくつかリリースされました。

<U-FILE CAMP 中村大介の針路>
昨年大晦日のDynamite!!でDREAMフェザー級エース候補生の所英男に完勝した中村大介。昨年は所戦以外にも、DREAM3ではチョン・ブギョンとの腕十字対決をKOで制し、M-1チャレンジ等の海外の大会でも勝利を重ね、7戦7勝という破竹の勢いです。

そんな中村は今年も試合がしたくて仕方がないそうで、無差別級戦も視野に入っている模様。さらに、師匠である田村との対戦を要求してくる“外敵”を自分が迎え撃つとのこと。

田村に対戦を要求してくる選手っていまいちピンと来ませんが、2009年の中村はライト級という枠に止まらない活躍が見れそうです。




<青木がDREAMウェルター級GP参戦決定>
ライト級の枠に止まらないと言えば(前項と巧く繋いだつもりかw)、DREAMライト級エース・青木真也のウェルター級GP参戦が決定しました。

この件については賛否両論あるんじゃないでしょうか?特に玄人の方々にとっては否の傾向が強いのでは?ライト級の地盤を固めろ!みたいな。

私は大歓迎ですけど。青木が苦戦するところを見てみたいから。

でも、青木を苦戦させられるだけの相手がいるでしょうか?青木は体格的にもウェルター級として遜色ないですし、層が薄いウェルター級ですから、もしかすると青木がGPを制覇するかもしれません。

同じくウェルター級GP参戦が決定した桜井マッハには修斗で判定負けしている青木ですが、現在の両者を比較すると青木の方が上なんじゃないかと感じるファンは多いでしょう。果たしてマッハは青木の足関節を潰す技能を有しているのでしょうか?

ちなみにウェルター級GPは8名で争われるそうですが、これは良い決断だと思いました。層が薄いところに無理やり半端な選手を入れて16人揃えても、消化試合ばかりになってしまうと思うから。

私は一回戦で青木vsマッハを組むべきだと思います。




<戦極でもフェザー級GP開催>
DREAMでは既に16人中12人の出場選手が決定しているフェザー級GPですが、戦極でも同じくフェザー級GPが開催されます。

出場が決まっている選手は以下のとおり。

【参戦決定選手】
小見川道大
石渡伸太郎
川原誠也

【フェザー級グランプリ参戦選手】
日沖 発
金原正徳
山田哲也
マルロン・サンドロ
ロニー・牛若
クリス・マニュエル
ニック・デニス
ジャン・チャンソン

小見川道大については修斗での石渡戦に圧勝してフェザー級GPに参戦する形を主催者的には望んでいたのでしょうが、引き分けに終わり、石渡ともども参戦が決定するという間抜けな格好になりました。

柔道では野村忠宏に勝ったこともあるらしい小見川ですが、プロではダメダメですね。修斗での石渡戦では試合終了のゴングが鳴った後、余力が残っていることをアピールするためにリング上を走り回ったそうじゃないですか。そんなことするくらいなら試合で全力を尽くせって。この馬鹿。

それにしても戦極のフェザー級はDREAM以上にワクワク感が乏しいですね。




<K-1MAX日本予選に向けて>
HAYATOにTATSUJI、小比類巻らK-1MAX日本予選出場選手が、気持ち悪いくらいお行儀良く、1日1人のペースで試合に向けての意気込みを発信しています。

しかし、自分よりも弱そうな選手もいるという観点もあって(冗談です)個人的に楽しみなK-1MAX日本予選。大会までまだ10日もありますが、これからのエントリーでは各選手の状況を追いながら、勝敗予想などをしていこうと思ってます。

web新のDREAM雑感 (桜庭と青木の格差、秋山の道、ハリはやれんのか?ほか)

いや〜、最近私の中ではチャイナ系が激アツです。

既に紹介済みのルーシー・リューに続き、台湾の人気アイドル、ジョリン・ツァイが来ましたっ!来てますっ、来てますっ!見てください、この画像!いいなぁ、往年の小柳ルミ子を彷彿とさせるような表情を見せる時がありますね(ルミ子が特に好きなわけじゃないですが)。

宙吊り開脚は別にやらなくてもいいと思いますけど、この躍動感なんてどうですか?

と言うわけで、ジョリンのようには躍動しなかったDREAM.6について、思うところをつらつらと書き綴ります。



今更・・・桜庭vs田村
桜庭のマイクを聞く限り、田村の決断次第で実現しそうな桜庭vs田村ですが、私は今更見たいとは思いません。完全に賞味期限が切れているし、どちらが勝っても負けても私の気持ちが高ぶることはないだろうから。

刺激の度合いを優先的に考えるならば、桜庭vs竹内出とか田村vs福田力みたいなカードの方が見てみたい。



秋山成勲と青木真也の舌戦
青木は、何だかヒールの秋山を上手く利用してのイメージ戦略に出てるような気がしてなりません。普通、「秋山“マイケル・ジャクソン”成勲先輩」なんて言い方しないでしょ?

秋山にしてみたら、青木戦なんてほとんどメリットがないでしょうから、「興味がない」のは当然のことですよ。

青木は秋山を「お茶を濁している」と評してましたが、私は今後も茶濁しし続けてほしいですね。世界のトップを相手に厳しい試合なんてしなくてもいいから、格下のくせに正義漢ぶったアホ格闘家を潰し続けてほしいです。

それと、青木は最近、大黒柱うんぬんの発言が目立ちますが、その話題の引き合いに出される桜庭は自分が大黒柱だなんて発言は一切しなかったですよね。肩書きは後からついてくるものであり、ファンが認めるかどうかですよ。

青木と桜庭では全然格が違う。



中村K太郎の低い意識
「確実に(地上波)放送されないような試合をしてしまったので・・」とは翌日会見でのK太郎の弁。一般人と変わらない程度の意識なんですね、この人は。期待して失敗した。魔裟斗や桜庭とは月とスッポンですね。Kポーズも何だか虚しいぞ。



バダ・ハリのリップ
「今日は素晴らしい試合とKOを見るために呼ばれました。でも、今日はまだ抱き合ったりキスしたりするのしか見ていません。ですから、本当の戦い、本当のKOを見たいならみなさんは間違った場所に来ているのかもしれません]

「これから私がその正しい場所を教えます。今日試合をしたすべての選手に言いたいと思います。ミルコ選手もアリスター選手も、みんなです。それはつまりK−1です。みなさん、この言葉をもって私は挑戦をしたいと思います。本当の試合をしていると思っている選手たち、誰でも、どこでも、いつでも挑戦を受けます」


・・・・・。そこまで断言するほど、今のK-1は面白いか?世界に発信しても恥ずかしくないか?ジョーク呼ばわりされないか?

吐いたツバを飲み込んじゃうのがK-1ファイターだからなぁ(例:K-1の番長)。GPはしっかり魅せておくれよっ!

そう言えば先ほどのテレビCMで知りましたが、K-1GP開幕戦は今週土曜日なんですね。イマイチ気乗りしませんが、近日中に展望を書こうと思います。

ハリvsホンマンなんて“0か100か”でしょ?ホンマンが距離を取ることに専念したら、面白くも何ともない試合になってしまいますよ。

まぁ、あれだけ大きなことを言い放ったハリですから、平凡な試合はしないでしょうけれど。



ヒョードルの相手は一体誰に?
ヒョードルもリング上から挨拶。大晦日は日本で試合を行いたい意向を表明しましたが、ミルコは不調、ハリトーノフもあの体型。相手は誰になるのでしょうか?

下手なMMAファイターを持ってくるよりは、ジェロム・レ“MMAファイターは小便野郎”バンナとかバダ“MMAはホモがやること”ハリが相手の方が盛り上がるかも。

もしくは川田利明とかRGなど、ハッスルから持ってくるのも面白そう。どうせ誰も勝てないのだから。



ヨアキムも挨拶したんだね
先だってDREAMライト級GPを制覇したヨアキム・ハンセンもリングに上がり、「私の次の試合は大みそかになりますので、ぜひその日、みなさんにお会いしたいです」と大みそか参戦を宣言した。

オマケのような挨拶w

web新のDREAM.6地上波TV観戦記 〜ミルコの顔がウゴ・デュアルチに見えた〜

○山本(判定)所×
所のパンチはシャープだな、なんて思った矢先に山本のパンチで所がスリップダウン。しかし、所は右足を巻きつけてガードポジションに。

山本のジャブは、2流のK-1ファイターに見習わせたいくらいの伸びと速さと威力。さらに、時折ミドルッキクや膝を織り交ぜてくるあたり、山本はかなり落ち着いて試合をしている印象でした。

しかし、寝技はさすがに所の方が上で、残り1分半あたりで下から腕十字を極めかける。皮肉な感じですが、最後の最後でこのような見せ場を作るあたりに所のプロフェッショナルぶりを感じました。

練習すれば誰でも打てるようになるフック系のパンチが強いMMAファイターは多いですが、ジャブをキッチリ打てる山本のボクシングテクニックが際立ったと同時に、相手にガードポジションを取られたときに上から首を押さえ込むことで下からの攻撃を防ぐなど、レスラーとしての理想的な戦い方を山本が提示してくれた試合でした。



○ムサシ(三角絞め )マヌーフ×
「打撃はムサシが上かもしれませんよ」
これは解説の須藤元気の言葉ですが、経験者ならではの分析ですね。ヲタは「狂拳」という単語だけで判断しちゃいますからね。



○ジャカレイ(腕十字)弁慶×
ジャカレイを舐めてました。スミマセンでした。自分でもなぜ弁慶勝利を予想したのか理解不能。



○青木(裸絞め)ムーア×
青木はどうしてこんなに強いの?セコンド陣も小粒だが頼もしい顔ぶれ。結束力の強さを感じる。



○秋山(腕十字)外岡×
煽りVの“異論争論、秋山成勲”。
「やったことは悪いけど、秋山の試合はハズレが無くて面白い」
秋山なんていらないなんて馬鹿言ってる格ヲタよりオバチャンの方が解ってるんじゃない?

試合開始後、程なくして秋山がテイクダウンに成功するも、何とか外岡はスタンドに戻しましたが、離れる前に秋山に組み付かれて再びグラウンドに。この際(きわ)の弱さがMMAファイターとしての外岡を象徴してるんじゃないでしょうか?アマチュアですよね。

そして秋山はいきなりマウントには行かず、安定したサイドポジションに移行。外岡の両腕を固定して頭をたこ殴りしましたが、メイヘムvs柴田のようにあれをもっと続けても面白かった。

そして、外岡の力量を見切ったところでマウントへ移行。以後も子ども扱いしてキッチリ一本勝ち。

試合後は秋山が外岡に土下座するも、なんだい、外岡はろくに挨拶もせずにコーナーに戻りやがって。失礼なヤツだな。

秋山は試合後のマイクで大晦日の吉田秀彦戦をアピール。

「応援してください。ちょっとでいいです」

私は秋山のこの言葉を聞いて、目頭が熱くなってしまいました。これからも秋山を徹底して応援していきますよ。



○船木(ヒールホールド)ミノワマン×
パンクラス引退後の船木に月収5万の時代があったなんて驚き。この煽りVを見る限りは、生活するために現役復帰したようにしか思えないんですけどw

試合前、両陣営のセコンドを見るとパンクラス尽くし。船木にはやっぱり山田親分。ミノワマンには柳澤ともう一人名前が出てきませんが(若年性アルツハイマーなもんでスンマセン)、三島ど根性の助に秒殺されて客が引くほど悔しがった選手。

試合は足関節で船木が一本勝ちしましたが、ポジショニングとは関係なしに相手の足を取ってしまうという船木ならでは戦い方で勝利したことが嬉しかった(『別冊・プロレス昭和異人伝』のこちらのエントリー参照)。

八百長とか言い出す馬鹿もいるでしょうが、そんなのには耳を傾ける必要ないでしょう。



○ムサシ(KO)ジャカレイ×
ガードポジションの下からの蹴りでKO。パンクラスでも下からのパンチでKOした選手がいましたが、下からの打撃でKOがこれからのスタンダードになりそう?



○ハリトーノフ(KO)アンブリッツ×
アンブリッツはダイノジのエアギターやる方みたい。一方のハリトーノフも、全盛期には程遠いファットな体型。

解説陣は“アンブリッツの楽しみ方”を教えてくれるような楽しいトーク。冷静と情熱の間って、、、w



ミルコ(ノーコンテスト)アリスター
序盤から劣勢のミルコを救ったのは島田レフェリーのブレイク。目じりの裂傷も、普通の選手であれば続行させた程度のものだったし、イノキ−アリ状態からのブレイクも迅速でした。まさに島田マジック。

それにしてもミルコは調子悪い感じでした。ハイキックも一発出しましたが、妖刀の面影なし。アリスターの膝に苦しむ表情は、“落ち目のウゴ・デュアルチ”といった風情でした。

アリスターはガードポジションを取られてからの攻撃が強かった。パウンドの合間に織り交ぜる肘落としは、相手にすればかなりイヤな攻撃じゃないでしょうか?ノーコンテストはアリスターにはもったいなかった。

ノーコンテストの原因はアリスターの膝が金的に入ったことですが、ベルトから下とは言えども攻撃をもらうってことは、相手に競り負けてるということなのです。実力差があれば金的なんてもらいませんからね。

DREAM.6勝敗予想

巨人が首位か。名将ヅラした原を見ると気分が悪くなりそうだから、今朝はニュースを見ないようにしよう。巨人の戦力だったらね、誰が監督やっても勝てますって。

さて、いよいよ明日に迫ったDREAM.6の勝敗予想です。テンション低めですが、どうぞご覧ください。



<第12試合 ミドル級グランプリ2008 決勝>
[第2試合勝者]ムサシ
[第3試合勝者]弁慶

ムサシ坊弁慶・・・。いきなりスミャンセン。

打撃も寝技もできるオールマイティな両者の戦いとなれば、高阪曰く“後の先を読む能力に長けた”ムサシが試合を制するんじゃないでしょうか?

弁慶は詰めが甘い印象もありますし。

○ムサシ(一本)弁慶×



<第11試合 ヘビー級ワンマッチ>
ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)

波のある両者ですから、予想するのは難しい。コンディションの良い方が勝つと思います。とりあえずミルコで。

○ミルコ(KO)アリスター×



<第10試合 ライト級ワンマッチ>
青木真也(日本/パラエストラ東京)
トッド・ムーア(米国)

青木については近日中にエントリーを立てる予定でおります。

○青木(一本)ムーア×



<第9試合 ミドル級ワンマッチ>
秋山成勲(フリー)
外岡真徳(正道会館)

このカードについては、こちらのエントリーをご参照ください。

○秋山(一本)外岡×



<第8試合 ウェルター級ワンマッチ>
桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
弘中邦佳(Academia Az)

このカードについては、こちらのエントリーをご参照ください。

○マッハ(判定)弘中×



−休憩−
SHO−YAの寺田恵子ライブ(寺田さんは大山峻護の激励会に顔を出してるようなので、あり得る話かもしれません)



<第7試合 ミドル級ワンマッチ>
ミノワマン(フリー)
船木誠勝(ARMS)

このカードについては、こちらのエントリーをご参照ください。

ちなみに前々日会見での船木のコメントは以下のとおり。
「DREAM2戦目です。今度こそはDREAMの名に恥じない試合をしたいと思います。よろしくお願いします」

「DREAM2戦目」と言うより「復帰3戦目」の方が適切じゃないかと思います。

○ミノワマン(一本)船木×



<第6試合 フェザー級 ワンマッチ>
所 英男(チームゼスト)
山本 篤(KRAZY BEE)

初めて山本篤の存在を知った時、KIDの弟なのかと思いましたが、姓が同じだけで血縁関係はないそうです。

ただ、KIDとは山梨学院大レスリング部の先輩後輩の関係にあります。

山本の過去の戦績はあまりパッとしたものではなく、KIDのコネでDREAMに参戦できていると見てよいでしょう。

○所(一本)山本×



<第5試合 ヘビー級ワンマッチ>
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)
マイティ・モー(米国/シャークタンクジム )

モーが負傷欠場で、本日中に代替選手の発表があるようです。

また、モーの欠場を受けて、ミルコと秋山が1日2試合をこなす形でモーの代役を務めたいと申し出たとのことで、アリスターも外岡も舐められたものです。実際、秋山はウォ−ミングアップ程度で外岡を下すでしょうから、ちょうど良いかもしれません。

ただ、秋山のヘビー級参戦については以前から噂されてますが、私は否定的です。実際、秋山はバンナ戦(膝蹴りでKO負け)でヘビー級との体格差を思い知ってるはずなんですけどね。いくら秋山でもヘビー級では通用しないと思いますよ。

ところでモーの代役は誰になるのでしょうか?いきなり大麻力士参戦というビッグサプライズなんていかがでしょうか?(笑)



<第4試合 ライト級ワンマッチ>
中村K太郎(和術慧舟會東京本部)
アドリアーノ・マルチンス(ブラジル/KRAZY BEE)

一時は総合を引退した中村ですが、私は彼のKポーズが大好きです。単純ですが、華がある。

私は中村の試合を見たことはないのですが(それでよく予想なんてできるなw)、戦績を見ると、八隅孝平や花井岳文ら地味な強豪相手に一本あるいはKOで勝利しているようです。

またフィニッシュの約9割が裸締めであり、そのために“裸十段”の異名を取ってます。

○中村(Kポーズ)アドリアーノ×



<第3試合 ミドル級グランプリ2008 準決勝>
ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/ブラザ柔術)
ゼルグ“弁慶”ガレシック(クロアチア/チーム・トロージャン)

グラップラーvsストライカー系オールラウンダーの戦い。それぞれの得意分野が、どれだけのアドバンテージを有しているのか?私はジャカレイが有する寝技のアドバンテージよりも弁慶の打撃のアドバンテージの方が大きいような気がします。

弁慶が金泰泳戦で見せたような、目にも留まらないような打撃で試合を優位に進め、最後はKOで勝利すると思います。

○弁慶(KO)ジャカレイ×



<第2試合 ミドル級グランプリ2008 準決勝>
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショー・タイム)
ゲガール・ムサシ(オランダ/team Mousasi/Red Devil International)

マヌーフ絡みの試合は予想が難しいですよね。打撃が当たれば一発KOもあるし、グラウンドでは相変わらず脆さを見せるし。

とりあえずオールマイティなムサシの勝利で。

○ムサシ(一本)マヌーフ×



<第1試合 ミドル級グランプリ2008 リザーブマッチ>
ユン・ドンシク(韓国/チーム ユン)
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)

DREAMデビュー戦で桜庭相手に善戦したアンドリュース(ナカハラでいいだろw)。

まず、その試合の考察について、“唯一まともな(受け売りではない)技術論を語れるプロ格ブログ”の誉れ高い『別冊・プロレス昭和異人伝』のこちらのエントリーをご覧ください。

序盤は何度か桜庭のテイクダウンを凌いだことで、「腰が強いナカハラ」という評価を受けそうになったところにshingol様が釘を打ってくれましたが、逆に言えば、ナカハラは総合の経験が浅い割には、差しの速さ、距離の取り方の巧さ、ロープやコーナーを利用してテイクダウンを防ぐ細かいテキニックなど、非凡な才能も見えてくるのです。

しかし、相手のドンシクはここ数年好調を維持してます。桜庭がナカハラ戦で見せたような“遊び”もないでしょうから、勝敗を予想するとなるとやはりドンシクに軍配を上げることになるでしょう。

○ドンシク(一本)ナカハラ×



余談
DREAMは今大会が年内最後の大会だそうですが、これだけタレントが揃ってるんだから、11月上旬にでもDREAM.7を開催してほしいですよ。

大晦日に照準を合わせて戦力を整えるって算段なんでしょうか?

秋山成勲のDREAM.6と柔道LOVE

DREAM6追加カード 秋山成勲vs外岡真徳
国内トップクラスの柔道選手と正道空手の一戦。本来であればそんな趣きを楽しみたい秋山成勲vs外岡真徳ですが、総合格闘技が一般化、競技化された現在においては、そのような異種格闘技戦の刺激を味わうことはできません。

さらに、“出れば負けるのが常”であるのが、空手家の総合挑戦です。

外岡の総合戦績は2戦1勝1敗らしいですが、秋山の相手ではないでしょう。打撃の攻防でも秋山に押されそうですし、スタンドの組み合いからきれいに投げられる外岡の姿が目に浮かぶようでもあります。

外岡の外見から漂う雰囲気も、HERO'Sで所に秒殺された極真の池田祥規に近いものがあるような気がしてなりません。

そして、外岡のこの発言。
「打ち合っていただけるのならいい試合ができる」
空手家が柔道家に対して言う言葉でしょうか?もうお笑いの世界ですよ。

金泰泳の活躍で少しずつ失地回復をしている格闘技としての空手ですが、外岡がそれを台無しにするようなことがないように祈りましょう・・・と言いつつ外岡の惨敗を願ってたりしてw



秋山成勲の柔道LOVE
追加カード発表会見後の囲み取材で北京五輪に関する質問を受けた秋山は、柔道界に対してこんな提案をしています。(GBRより)

「プロになってからも自分には柔道をやりたいという気持ちが捨てられず、柔道の試合がやりたい。格闘技に上がっている選手でチームを組んで、実業団の大会に出たい。そういうことが出来れば、ちょっとした柔道の人気活性化になると自負しています。難しいんでしょうけれど」

かなり面白そうな企画。もし実現したら、多くのプロ格ファンが観戦に訪れるでしょう。オリンピック以外は見向きもされないと言われながらもプロ化の動きもある柔道ですから、知名度の高いプロ格闘家たちの参戦は互いにメリットがある話だと思うのですが、アマチュア連中にとってはそうはいかない話なのでしょう。何が問題なんでしょうね?

もし秋山が柔道復帰するならば、いくら秋山が「柔道最高」と唱え続けても、私はプロ格ファンとして“プロ格闘家”の秋山を応援します。

今でも「ヌルヌル秋山」などと揶揄し続けている人でも、いざ秋山が柔道の試合に出たら、秋山を応援してしまうんじゃないかな?と思います。

web新の格闘ウィークエンダー 080725(我龍vsKICK☆、格通月刊化、戦極・DREAMライト級)

我龍真吾vsお笑い芸人KICK☆
このカードは実現性が高そうです。間違いなく今年のDynamite!!において、話題のカードのひとつとして組まれることでしょう。

それにしても我龍は舐められたものです。いや、お笑い芸人に舐められたのではなく、そのようなアングルの適材として抜擢されたことが情けない。素人相手に殴り合いさせるには丁度良い選手としてFEGに扱われているわけですから。



祝『格闘技通信』月刊化
ネット時代ゆえに、雑誌に速報性が求められなくなった結果、格通が月2回刊から月刊になったようです。

誌面をざっと見てみると、青木や前田、三崎などのインタビュー記事のボリュームの多さが感じられました。

選手や重要関係者らの主観を誌面で伝える。格通に残された道はそれしかないでしょう。格闘技ライターの書くことになんて、誰も耳を傾けはしないのだから。



K-1ハワイ大会
<K−1 USA GP2008トーナメント>
バター・ビーン(米国/チーム バタービーン)
ウェスリィ“キャベツ”コレイラ(米国ハワイ/B.J.ペン MMA)

(笑)



火祭り‘08
今年で8回目。元FMWの田中将斗が三連覇を狙う。

出場メンバーを見てみると、年々グレードが上がっていることが見て取れます。今年は新日本の中西学までエントリーしており、初日に田中と対戦します。

現在は、オリンピックレスラーと元FMWの選手が何の違和感もなく試合をするようになったんですね。



戦極ライト級GPってどうですか?
名もない選手が揃ってますね。無名の実力者揃いと言えば聞こえが良いですが、DREAMのライト級と比較すると、遜色ありまくりじゃないですか?

もったいぶってないで、とっとと五味vs北岡を組んでほしいのですが。

ライト級と言えば、DREAMではGP決勝が終わったばかり。今後も興味深いカードがいくらでも組めそうです。

青木真也vs中村大介

永田克彦vs川尻達也

宮田和幸vs石田光洋

とにかくFEGは人材活用が下手糞。せっかくのオリンピック選手を無駄に使い過ぎる。何せ、オリンピック銀メダリストの永田を秋山の噛ませ犬に起用したくらいですから。

(つまらない競技は別として)オリンピックに出場するってことは、それだけで超人的な偉業なわけですよ。そこにスポットを当てない手は無いと思うんだけどなぁ。

HERO'S時代は日の目を見なかったオリンピックレスラー、永田と宮田の2名を再生させるためには、茨城軍団とぶつけるのが一番。それぞれがたどって来た道の違いと、交差する部分とが、互いの自尊心を刺激し合い、絶対に譲れない戦いになるのは間違いないから。

まさに魂と魂がぶつかり合う戦い。賞味期限が切れる前に、ぜひ実現してほしい組み合わせです。

DREAM.5 TV地上波観戦記(ハント、秋山、所)

○アリスターvsハント×
ハント、あっけない負け。フィニッシュは、実況を鵜呑みにして腕十字かと思ってましたが、高阪解説委員の“物言い”により、アームロックであることが判明しました。いつもナイスな解説、ありがとうございます。

○秋山vs柴田×
まず煽りVに笑った。柴田が勢い余って前転したあの入場シーン。真っ逆さまになったところでストップをかけて、テロップを重ねてくるところが佐藤Dならではの妙味じゃないでしょうか?並のVでは、吠えてるシーンを使うでしょ。

勢いだけで総合をやってる柴田というプロレスラーを端的に表現するには、吠えてる顔じゃなくて、勢い余って前転した画を用いる以外にないのです。

秋山の入場には相も変わらずブーイングの嵐。会場には地元関西人が多いだろうに、応援しようとは思わないのかな?あれほどの罵声に晒されている人間に声援を送ろうとは思わないのかな?思いやりのない日本人の象徴を見させられてるような気がしました。

試合の方は、秋山の完勝。負けたのが三流の柴田ではあっても、プロレスファンとしては正視するのが辛いシーンでした。プロレスラーが柔道家に押さえ込まれ、袖を利用した柔道技で絞め落とされてしまったんですから。

その直後、職場の後輩から「柴田はどうすれば強くなれるのでしょうか?」という携帯メールが届きました。

果たしてどうすれば柴田は強くなれるのか?

身の丈にあったステージで試合経験を積む以外にないでしょうねぇ。ってことは、柴田は一生強くなれないってこと。金子賢と何ら変わらない。そーゆー意味では極真の小さな大会に出ていた長島一茂の方が見所はありますね。

○所vs山崎×
打撃が冴えてきた所。傍観しているこちらが「どうしちゃったの?」と驚いたほど。

特にパンチが面白いように入り、第1ラウンド序盤にはダウンを奪いました。

ところが、本来であればパウンドで畳み掛けるべきところを、締め技か関節技で仕留めようという色気を見せた所。

相手がグラバカ軽量級の雄であればこそ、パウンドではなくグラップリングで勝ちに行こうとしたのでしょうか?

まぁ、何にせよ所が勝ってひと安心。だって、山崎に勝ち進まれてもどうしようもないからねw

<番組構成について>
過剰に煽りVや控室映像を流すことなく、時間内に試合をたくさん詰め込んでくださいました。ありがとうございました。

私はその辺をまったく期待していなかったので、スカパーのPVを事前購入してしまいました。地上波で放送されなかったわずか2〜3試合を観るためだけに3,150円もの出費。トホホ。

いやトホホじゃなくて、地上波で放送された試合も含めて録画保存すれば良いじゃない。それだけの価値がある大会ですよ・・・と、物事は前向きに考えましょう(録画しても滅多に見直すことはないんですけどね)。

秋山vs田村については、また別の機会に。脱糞しそうなくらいにワクワクするんですけど((o(^-^)o))

田村、逃げんなよ。

DREAM.5 TV地上波観戦記 ライト級GP編

DREAM.5観戦記。まずはライト級GP編です。

○青木vs宇野×
凄い試合でした。ブロガーごときがあれこれ語るような試合じゃないでしょ。記者もたいしたことは語れないだろうけど(笑)

第1ラウンドは、アホの高田風に言えば「私、この10分間、ほとんど呼吸してませんでした」みたいな、まさに息が詰まるような死闘でした。

ただ、第2ラウンドになると、このまま青木が判定勝ちだなという空気になってしまったのが残念。

宇野はこのまま引き下がりはしないでしょうが、具体的にどう巻き返すのか?手の打ちようがないのでは?と思ってしまうほどに青木の圧倒的な強さが際立ちました。


○アルバレスvs川尻×
川尻選手、惜しかった。パンチの伸びの差が結果に出た。

ただ、アルバレスは右目負傷で決勝戦を棄権。川尻はクラッシャーの面目を保った。


○ハンセンvs青木×
青木真也の入場時、セコンドの八隅と小林審判員が何か目配せして笑い合ったシーンが何気に面白かった。レスリングつながりで親交があるのでしょうか?まぁ、PRIDEで青木はハンセンに一本勝ちしてますから、セコンド陣も青木の勝利を確信していたのでしょうね。

結果はリザーバーのハンセンが優勝。どうでしょうか、この結末。

ハンセンをKY呼ばわりしちゃいけませんけど、今後のライト級がより面白くなるためには、やっぱり青木に優勝して欲しかったというのが正直なところです。

しかし、リザーバーのハンセンが優勝したことで、このライト級GPがいかに過酷な戦いであったかを再認識しました。アルバレスは川尻に右目を破壊されて決勝を棄権。青木は宇野の忍耐力に相当の体力を消耗してしまい、とんびに油揚げをさらわれるような結末になってしまいました。

さらに面白いのは、これら強豪たちにまだまだ伸び代がありそうなところです。DREAMライト級というカテゴリーは、これから加速度的に盛り上がっていきそうです。


≫その他の試合の観戦記は明日中に投稿する予定です。

ハントの対戦相手としてプロレスラーに名乗りを挙げてもらいたかった

23d93016.jpgまずは皆様に報告します。イーモバイルのデータ通信カードを購入しました。

当初はウィンドウズモバイル端末のEM-ONEを購入しようと考えていたのですが、イーモバイルの通信速度がいくら速くても、EM-ONEの処理能力が低いため、ウェブサイトが表示されるまでに相当の時間がかかるらしいのです。今時のウェブサイトは一つのページに何十もの画像ファイルが埋め込まれているのが当たり前ですからね。

ストレスが溜まるウェブブラウジング。それは悪夢の再現。

そう、ウィルコムのアドエスの悪夢。速度は遅いし、画面は小さいし、ホビット族でもなければとてもじゃないが使いこなせないスライド式キーボード。最悪の端末アドエス。

あんなものを有効活用している人間は、世界中のどこを探しても存在しないと言い切れますよ。

え?俺は使いこなしてる?だったらどんな使い方してるのか教えてくださいよ(笑)言うちゃ悪いけど、活用することよりも、アクセサリーとして所持していることで満足してるんでしょ?本革のホルダーに入れて、三日月形のお洒落なスタイラスを装備して(苦笑)

唯一の利点は、内蔵カメラのシャッター音を消せることかw

あ〜ぁ、、、。

で、私はさっそくイーモバイルで快〜適にモバイルしてますよ。

昨日はね、病院の待合室でモバイルしたの。先週日曜のフットサルで足に怪我したんだけど、放って置いたら傷口にばい菌が入って、赤く腫れ上がってん。で、痛いねん。オロナイン塗っておけばたいていの傷は治るもんやけど、人工芝の摩擦でのやけど&皮膚のえぐれは治らんかった。ちょっと考えが甘かった。さらに、痛いの我慢して木曜には練習までやったからなぁ。

昨日は土曜日だから病院も混んでいたんだけど、イーモバイルのデータ通信カード+VAIO-Tでのモバイルはホンマに快適でしたわ。速度も、茨城では7.2Mbpsは出てないだろうけど、じゅうぶんに速い。イーモバイル最高!

さて、DREAM.5です。ハントの対戦相手はアリスター・オーフレイムに決まりました。

「大物外国人選手参戦」と大見得を切っておきながら、それが実現不可能となり再調整。大会2日前にやっとこ発表になったってだけで、もう十二分に笑えますが、いっそのこと腹を抱えて爆笑できるような対戦相手をピックアップしてほしかったものです。

例えば、ケンドー・ナガサキとか。10数年前、実際にバーリトゥードに出てますし。

あとは大鷲透とか谷口君とか有山いいとも!とか。

冗談はさて置き、こんな事態こそプロレスラーにとって、一般世間に自己アピールする大チャンスだったんですけどね。

準備期間が短過ぎるなんて言い訳にならない。常に“刀”を研いで、鞘にしまって置くのが本来のプロレスラーのあり方なのだから。

それに寝技が得意ではないハントが相手ならば、勝機だって見えてくるかもしれません。

プロレスラーが手を挙げてくれればFEGだって渡りに舟でしょうし、ゴールデンタイムの電波に乗れば、プロレスラーとその所属団体にとっての宣伝効果は極めて大きい。

まじめな話、全日本の諏訪間あたりはいかがでしょうか?レスリングの基盤はあるし。第一、「期待の新星」とか言われてるようですが、それは狭いプロレス村の中だけの話。一般社会にアピールするには、DREAM出場は絶好機のはずです。

マーク・ハントと戦う姿が地上波のゴールデンタイムに流れたらどうなりますか?考えただけでもワクワクしませんか?

でも、総合格闘技黎明期には何人ものプロレスラーが宣伝効果とファイトマネー目当てでのこのこと出場して惨敗し、プロレスというジャンルは地盤沈下していったのですね。

いや、だからこそですよ。今こそ挽回の時!もうこれ以上プロレスのステータスが凋落することはないはずだから、プロレスラーには手薄なDREAMヘビー級のニッチを狙ってほしいと思うのです。

KID欠場の暗雲を吹き飛ばして欲しい

木曜金曜と研修所で仕事の研修を受けていたのですが、とても嬉しいことがありました。

研修所では、各種業務・役職ごとにいくつかのセミナーが開催されていて、ロビーにはその案内として各セミナー参加者の名簿が張り出されているのですが、他人のことにはまったく関心がない私はスルーして、自分の教室に入りました。

そして、研修所の外で昼食を済ませて戻ってくると、誰かに名前を呼ばれました。振り向くと、中学時代の同級生が立っていました。

「名簿を見ていたら(web新)君の名前を見つけたから、教室に探しに行ったんだけど・・」

私の名前を見つけて、私に会おうと探してくれた。こんな嫌われ者の私に会おうと・・・

その同級生K君は、中学時代、たいへん成績優秀で素行も良く、先生の評判も良い生徒でした。一方の私は、学業の方はそこそこいけてましたが、素行が悪く、何か問題が発生すると真っ先に私の名前が挙がるような感じでした。

そのため、先生の評判が良いK君を私は忌み嫌った時期がありまして、先生に対して「K君をえこひいきしてるんじゃないのか!」などと詰め寄ったりしたこともありました。

そんなつまらない人間である私を名簿で見つけ、わざわざ探して声を掛けてくれる。こんなに嬉しいことはないです。生きる糧になりました。

さて、しばらく格闘技界に動きがないと思っていたら、悪いニュースがいくつも飛び込んできていました。

まずはKIDが靭帯断裂で全治6ヶ月。これは大変な事態ですよ。フェザー級の核が不在になるわけだから。と言うかKID不在ではフェザー級をやる意味がない。こんな風に書くと、所や山崎の取り巻きに何か言われそうですが、KIDと比べてどれだけの知名度があるのよ?って話です。悔しかったら、フェザー級のウェイトを65kgに引き上げるくらいの活躍をしてみなさいよ。

続いて所が交通事故。出場できるかどうかは今日は発表になるそうです。どうやらメディカルチェックの会場へ行く途中に事故に遭ったようですが、まさかプロ選手って試合のときも自分で車を運転していくのかな?私はかつてキックボクシングの試合に出る剣選手をディファ有明まで車で乗せて行ってあげたことがありますが(恩着せがましいやつだなw)、プロ選手は自分で運転しない方が良いですよ、せめて試合に関する場合は。それって常識じゃないですかね?

ハントの対戦相手も、大会2日前の本日発表という体たらくぶり。当初は「超大物外国人」が相手の予定でしたが、調整不足で実現できず。ネット上では主催者が相当に糾弾されているであろうことが容易に想像できますが、果たして相手は誰に落ち着くのでしょうか?ウルトラC級の思いがけない相手を持ってこない限り、非難轟々でしょうね。逆に、ショーン・オヘアを持ってくるくらいに開き直られたら脱帽ですけどw

以上のような負の情報にばかり目が行ってしまうわけですが、DREAM.5の主役はライト級GPの4人です。青木、宇野、川尻、アルバレスの4人には、この事態を自分にとって「チャンスである」と受け止めるくらいの自己顕示欲が欲しいですね。

ファンとしても、秋山vs柴田のような魅力的なアンダーカードに目が行ってしまう傾向がありますが、ライト級GPはすごい組み合わせですからね。

決勝で宇野vs川尻が見れたら、この上ない喜びです。

DREAM.5の裏見所はフェザー級?

ステージDREAM.5の追加カードとして、所英男vs山崎剛が発表されました。このカードに関する主催者コメントは以下のとおり。

「連勝をかけた戦いであり、“イケメン対決”になる。同階級の山本KID(徳郁)に向けた戦い模様が注目です」

これがイケメン対決か。私でさえ吹き出してしまったのだから、格闘技ファンではない人間がこのニュースを目にしたら、腹を抱えて爆笑するんじゃないでしょうか?

たしかに悪い顔ではない両雄ですが、イケメンは言い過ぎですよ、どう贔屓目に見ても。

逆に格闘技ファンだからこそ笑えるのが、DREAMフェザー級という階級の在り方。

未だにウェイトが決まっていないのにフェザー級も糞もないでしょう。普通ならば今回の所vs山崎は、65kg契約のワンマッチとして発表されるべきカードでしょう。

DREAM.5の裏見所は、フェザー級選手の前日計量結果じゃないでしょうか?

web新の『DREAM.4』PPV観戦記(後半戦)

今朝放屁して以来、尻の割れ目が湿っぽいweb新です。『DREAM.4』観戦記の後半戦をどうぞお読みください。そしてご意見ください。この素晴らしきプロ格闘技をともに楽しみましょう。
 


○ムサシvsユン・ドンシク●
最初にテイクダウンを奪われたムサシでしたが、ユンの足首を掴んで体勢を入れ替えて脱出しました。青木に完封された永田とは対照的だなぁ。

第1ラウンド残り2分からの、ユンが腕十字を極めそうになった攻防は見応えがあった反面、中盤までほぼ一方的に攻め込んだムサシの失速ぶりに落胆しました。勝ったムサシですが、まだまだ青さを感じます。ぃゃ、青くて当然か。まだ22歳なのだから。

ムサシは誰かに似てるな、、、と思ったら、(くだらない内容にも関わらず)ブログの閲覧者数がギネスに記録された上地雄輔に似てますね。



○弁慶vs金●
非常に残念な結末。金は弁慶に勝てない運命なのか?

肘が逆方向に曲がった瞬間の映像は、吉田秀彦のシドニー五輪を思い出させるような衝撃でした。



○ジャカレイvsメイヘム●
ジャカレイを舐めてました。すみませんでした。

この結果を受けて言うわけですが、メイヘムが「桜庭とやりたい」と言うのはやっぱりまだまだ早い。



○マヌーフvs桜庭●
穴はあると言えども、目の当たりにするとやっぱり危険な匂いがプンプン漂ってくるマヌーフ。大丈夫か、桜庭?!、、、と思ったら、最も心配していた事態になってしまいました。あそこまでやられたらどうしようもない。

ピカデリー梅田じゃないですが、「ザッツ オール!」と呟く自分がいました。

web新の『DREAM.4』PPV観戦記(前半戦)

『DREAM.4』はなかなか面白かったですね。とりあえず前半戦の観戦記です。



○青木vs永田●
永田の入場曲はなぜ『スカイハイ』なのか?ニュージャパンファクトリー所属とするならば新日本プロレスのテーマ曲でも使えば良いのに。

オリンピック銀メダリストでも青木にはまったく通用せず。永田のセコンド陣には、何らかの技術的なアドバイスができる人間はいたのでしょうか?

青木はとんでもない磁場を発生する存在になってしまいました。GPはダントツで優勝するんじゃないでしょうか?



○アリスターvsイ・テヒョン●
煽りVではアリスターが広島東洋カープのランスに例えられていましたが、テヒョンも広島か中日にいそうな地味顔です。

微妙に寒かったアリスターのハンマーが無くなったことは評価したい。

試合は予想どおりアリスターの秒殺勝利。初っ端にヒットしたジャブ一発でアリスターがKO勝利を確信したのは間違いない。今時、ボクシングができない選手はMMAに出る資格がないという極々当たり前の事実を再認識した試合でした。



○ハレック・グレイシーvsガジエフ●
ガジエフって誰かな?と思ってましたが、下からのパンチでKOしたあの選手だったんですね。主催者はその辺の実績をもっと有効活用したプロモをすべきじゃないですか?

ハレックのセコンドについていた悪徳日系人マネージャー風のオジサンはよく見かけますが、何者でしょうか?

解説陣も語ってましたが、ハレックはいかにもグレイシーって感じの戦い方。顔付きもヒクソン似。グレイシーの王道を受け継いだ感じでキャラが立ってます。

ガジエフはタップしておきながら、技を解かれた途端に殴りかかるとは何だ?とんだいっぱい食わせ者だ。



KID挨拶
「自分の階級」って何kgなんだよ?



○所vsウエノヤマ●
所の煽りVは、所の現況を物語っているような暗めの色彩が良かった。

第1ラウンド序盤の所の流れるような動き。あの“回転体”を総合の試合で実践できるのは素晴らしい。昨年大晦日に体格差を利しただけの面白くない試合で所を封じた田村に見せてやりたい。

ただ、不用意にパンチをもらったり、第2ラウンド開始直後に簡単にテイクダウンを奪われてしまったあたりに、所の集中力不足を感じました。

また、ウエノヤマがスタンドの攻防を嫌がっていることが明らかだったにも関わらず、スタンドで勝負しなかったのは、まさか一本取ってやろうなんて気があったのか?だとしたら戦況分析が甘過ぎる。

「KIDさんに勝ちたい」と口にすることは誰でも出来ますが、そこら辺のウィークポイントを修正しないと、KID戦までたどり着くのも無理じゃないでしょうか?



ライト級GP抽選
川尻vs宇野の実現ならず。それはファンのみならず青木も残念だったかも。青木にすればアルバレスの方が宇野よりもはるかにやり易い相手だと思うから。

前田憲作が船木の肉体を借りて田村の頬をパンチで捕らえた

『DREAM.2』における船木の戦いぶりについて『別冊・プロレス昭和異人伝』では次のように記されています。

格闘技の試合での基本は、能動性です。
相手が何をしてこようが関係なく、つまり相手に合わさず、受け身的にならず、主体的に自分の行なうべき行動をとる事。

全ての選手に能動性が大きな要素を占めるというわけではありませんが、テクニシャンでもない船木が行なうべきは闘いの基本の前提は能動性しかありません。


確かにそのとおりであり、趣味の園芸程度に格闘技をやっていた私とはまったく別次元でアマレス等に携わっているshingol様に対して意見などできるわけがありませんが、今回の打撃の攻防について一言申したいことがあります。

船木は今回の試合に向けて、ドラゴンジムの前田憲作氏に師事を仰いだそうですが、なるほどいかにも“平成の名伯楽”の異名をとる前田氏が伝授した型を忠実に実行したような戦いぶりでした。

しかし、“こうすればこの打撃が決まる”という型(コンビネーション)にこだわり過ぎていたのではないかとも思います。

前田氏が伝授した型どおりに試合を行い、それによって大金星を挙げた好例がバンナに勝った澤屋敷でしょうが、型どおりに試合を進めたところで試合に勝てる保証はありません。

前回のエントリーにも同じようなことを書きましたが、いくら型をマスターしたところで、相手は型どおりに動いてはくれないのですから、相手の動きに応じて型を崩す必要もあるのです。

素人なりの意見を言わせてもらえれば、船木は上半身の動きが堅過ぎました。型どおり、イメージどおりの動きを貫くことも楽ではないでしょうが、スウェイバックや頭を左右に振ることで、フェイントをかけたり田村の打撃を避けるべきだったのではないか。タダでさえ試合勘の鈍っている船木が紙一重のところで相手の打撃を避けるなんて不可能なのですから、少しオーバーに上半身を仰け反らすくらいでも良かったと思います。

レベルは低いですが、私の場合はブロックして相手の打撃を防ぐのではなく、パーリングやスウェイバック、インアウトの動きを(自分なりに)素早くすることで相手の打撃を避けるタイプだったので、今回の船木の動きを見ていて、何ともぎこちなく感じた次第です。

船木は確かにパンチは1〜2発良いのを決めましたが、私には『ストリートファイター』のようなTVゲームの何連コンボみたいな型どおりの動きにしか見えませんでした。そして、それは船木が打撃を当てたのではなく、あくまで前田氏の知識と経験と洞察力が、船木の肉体を借りて田村の頬を捕らえたようにしか思えないのです。

しかし、船木自身にもパンクラス時代に培った経験と技があります。それが現在の技術体系や今回一定の効果をもたらした前田氏直伝の打撃技術と上手く融合すれば、船木は見違えるような活躍をしてくれるはずです。

幸い、船木はすぐにでも次の試合をやりたい意向の様子。皆さんも感じたと思いますが、これだけの雰囲気を醸し出せる格闘家はなかなかいませんから、『DREAM』実行委員会にはこれからも船木を意義のあるマッチメイクで重用することを望みます。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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