K-1甲子園

web新の格闘ウィークエンダー100905(世界柔道、K-1合宿&2DAYS、試合会場を知らない暫定王者)

<世界柔道の季節>
季節言うてもな、毎年この時期に開催してるのか、何年間隔で開催してるのかも知りませんけどな。世界柔道。

大会を中継するフジテレビのバラエティ番組には吉田秀彦や北京原人が出まくり(吉田は結局あっち側の人間として落ち着いたな)。少しでも一般層の目を世界柔道に向けさせるために必死ですな。力入れてますな。

うちの娘でさえも篠原の顔を覚えましたわ。

テレビ局さんにはK-1やDREAMにも力を入れて欲しいものですな。

例えばバダ・ハリをチンさむロードに登場させるとか。想像してみてよ。絵になるから。

<K-1WGPとMAXが韓国で連日開催>
とりあえず「史上初の2Daysイベント!」的な煽り文句は慎みましょう。苦肉の策でこうなっただけなのだから。米国人にジョーク呼ばわりされるだけ。

会場がオリンピック記念第1体育館。小さい第2体育館じゃなくて良かった。

箱が決まれば後は中身。WGPの出場メンバーは、既報のとおり以下の10名が内定している。

(昨年ベスト8)
セーム・シュルト
アリスター・オーフレイム
エヴェルトン・テイシェイラ
ジェロム・レ・バンナ
ルスラン・カラエフ
エロール・ジマーマン
バダ・ハリ
※大木ボンちゃんは目の病気で欠場

(ヘビー級王者)
京太郎

(予選優勝者)
フレディ・ケマイヨ
ベン・エドワーズ

残りの6名は公式サイトで行っているファン投票の結果等を参考に決めるとのこと(本当に参考にするのかどうか怪しいものだが、ファンの方々も承知のうえで投票してるのでしょう)。

まぁ、馬鹿の一つ覚えでアーツは推薦されるのは間違いない。

PUJIが本当に資金集めをするならば、今大会は投資家たちへ向けての重要なプレゼンの場になるんでしょうから、死に損ないたちにちんたらちんたら小遣い稼ぎされては困るよ。

開幕戦が平穏無事のまま終わらぬための燃料投下が不可欠。

頼むからファンが目ん玉をひん剥くようなビッグカードを組んでください。

<K-1ファイター群馬合宿>
格闘技どころの群馬県邑楽郡で夏合宿を挙行したK-1MAX&甲子園ファイターたち。

K-1でこのような合宿が行われたことは過去にあったかしら?就職内定者の囲い込み研修旅行のように見えてしまうのは考え過ぎだろうか(笑)

合宿と言えば、二十年くらい前だったか、全日本キックが筑波山合宿を毎年行っていたような記憶がある。峠道を利用した持久走では、たしか土屋ジョーが断トツで速かったような?

K-1でもそのように基礎体力の優劣が判ると面白いと思う。

また、甲子園ファイターたちにとってはトッププロたちを間近で見比べることができる貴重な機会なので、多くを学んでもらいたい。

さらに、先輩ファイターたちからはなかなか盗み取れないことは、私が口先だけで教えよう。

あなたたちは現時点では無味無臭で、そのピュアなところが魅力でありますが、それが通用するのは今のうちだけですよ。

強ければそれで良いのではないのがプロの世界。客を引き付ける個性が必要なのです。

競技化が進んだUFCにおいても、今なお最も人気があって最も金を稼いでいるのがブロック・レスナーであるという事実。これを念頭に入れてセルフプロデュースに精を出してもらいたいと思います。

今回の合宿にはどのツラ下げてかナオキックも参加しているようですが、奴に噛み付いてはどうですかね?

「(甲子園出身の)才賀先輩に何も出来ずに負けた石川さんじゃないですか!よくも顔を出せましたなぁ。さすがですよ。俺達にそのプロ根性を叩き込んでくださいよぉ!」

これでぬるま湯合宿に緊張が走り、多くの格闘技ファンにとって関心の的になる。

大物ルーキーが現れないかなぁ。ビッグチャンスなんだけどなぁ。

<日本の暫定王者が軽んじられているのか?>
ボクシングのWBA世界Sウエルター級暫定王者・石田順裕(金沢)が5日、関西空港から米ロサンゼルスへ出発した。25日にメキシコで同級9位リゴベルト・アルバレス(メキシコ)と2度目の防衛戦を行う予定で…(中略)ただ、「(メキシコで宿泊する)ホテルも(試合の)会場も時間も聞いていない」と当惑顔。まだプロモーターから連絡がなく、所属ジムの金沢会長によると試合日が前後する可能性もあるという。
提供:デイリースポーツ


会場も時間も不明のまま出発するって、、。そんな劣悪な条件でも、防衛戦をさせてもらうためにのこのこと出向かねばならないってのも悲しいなぁ。

【みんなの歌】
『私はピアノ』高田みづえ

こんな歌を作詞作曲してしまう桑田圭佑って凄いなぁと思う。私も誰かに楽曲提供したいなぁ・・などと、アルトリコーダーも満足に吹けなかった自分が語ってみる(子供の頃から興味がないことには全く注力しないタイプだったなぁ)。

K-1MAX-63kg開幕戦の敗因

今更ながら5・2K-1MAX-63kg開幕戦のマッチメイクについて、私としては珍しく後出しジャンケン的な批評をさせてもらう。

7・5決勝トーナメントにおいて元全日本キック王者の肩書を引っ提げたナオキックを才賀紀左衛門が破り、「甲子園は強いやろ」と下剋上宣言。

いや、それを下剋上と思うのは、余計な先入観を持つ我々だけであり、才賀からすれば一連の発言どおりK-1においては元々自分が上だという見解が正直なところなのだろう。

キックボクシング王者vs.K-1甲子園。

このアングルをなぜ開幕戦に持って来なかったのだろうかと、先に立たない後悔に苛まれているのは私だけではあるまい。

もし、そのアングルを開幕戦に適用していれば、テレビ中継でダイジェスト扱いになったいくつかの捨て試合など生まれずに済んだのだ。

谷山とか卜部兄弟に嶋田。彼等のニュージェネレーションパワーを全く活かせなかったのが開幕戦の敗因。

まぁ、私ですら思い付かなかったアングルだ。様々なしがらみに捕われながらマッチメイクせざるを得ない主催者にそれを求めるのは酷だろう。

しかし、開幕戦の惨敗を反省し、そのアングルをこれから前面に押し出すことは可能だ。

谷川EPがそれに気付かないならば、RISEやKrushでそれをやってしまえば良いと思う。



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web新の全日本キック「Krush.2」生観戦記

いやー、軽くジョギングした後くらいの発汗を伴うほどにエキサイトしながら観戦した全日本キック主催のオールK-1ルール大会「Krush.2」の観戦記です。

当ブログはキックファンの方々にはあまり好かれていないでしょうけどね。特に、満員の後楽園ホールで自分が気持ち良く観戦することができればそれだけで大満足な大馬鹿野郎にはね。

余談はさて置き、オープニングファイトは印象に残ってないので省かせてもらい、第一試合と第二試合に行われたK-1甲子園組の試合から感想を書かせていただきます。



嶋田翔太(判定)林将多
まず第一試合に登場した嶋田翔太。相手はローカルのグローブ空手大会を三連覇しているらしい林です。

嶋田は蹴りで相手を圧倒しながらもパンチをいくつも被弾し、中盤以降は鼻血を流しながらの試合になりました。

なんであんなにパンチをもらうのかな?手を前に突き出して、ブロックしないからか?

嶋田は確かお父さんが主宰する空手道場で練習をしているんでしたよね。これまでは練習の量の多さがアドバンテージになって勝ってきたと思いますが、これからK-1で本格的にやっていくのであれば、練習の質、特にボクシング技術の向上が必須です。

出稽古という手段もありますが、現状であの蹴りを活かすには、亀ガードで相手のパンチを凌ぐ術を身につけることが手っ取り早いかなと思います。

もう一つ注文をつけるならば、詰めの甘さか。今回は相手のパンチが大振りで、後半は嶋田も完全に見切ってましたが、あれだけ余裕をもってフックを避けられたならば、最小限のスウェイバックの後にミドルキックを即座に打ち込むなどの攻撃を加えてほしかったですね。



○卜部功也(ドクターストップ)石井振一郎×
試合の方は文句の付けようがない圧勝でしたが、膝で相手の額をカットし、試合が中断された直後、カットしたことをアピールして軽くダンスしたような動作が何だかK-1甲子園らしくなかった。フレッシュじゃなかった。

でも私の中では、抱かれたい格闘家No.1は卜部くんです♪



ルーキーズCUP決勝
名前を忘れましたが(蒙古タンメン中本に並びながら携帯で書いてるもんでスンマセン)、勝った選手は建武館らしい攻撃力のあるファイターでした。

相手もさすがは藤原ジムで鍛えられた粘りのある選手。序盤に喫した二度のダウンのダメージが相当あったことは見た目にも明らかで、12ラウンド戦った後の畑山みたいな顔になりながらも後半から盛り返しました。

ハイライトは最終ラウンド残り10秒。ハイキックか何かで(メモしながら観戦したわけではないので詳細は各種メディアでご確認ください)あわやダウンを奪い返すかという場面を作りました。

あそこで逆転のKO劇が起きてしまうのがK-1らしさなんですが、ルーキーズCUPの選手にそこまで求めるのは酷ってものでしょう。つーか、今のK-1自体、劇的なシーンを滅多に見れませんしね。



○岩切(延長 ドクターストップ)ファイヤー原田×
いつものことなのでしょうが、会場人気が高かったファイヤー原田でしたが、試合の方は原田が人間サンドバックになったような展開でした。

ところが、本戦判定はなぜかドロー。あれは変だわ。額もカットされていたのに。

そして延長が始まると一分程度で原田が流血し、ドクターストップ。首を傾げざるを得ない判定でした。

原田って選手はどうなんすかね?スクールウォーズのテーマに乗って入場し、大見栄を切る姿はいかにもプロの選手って感じの盛り上げ上手ぶりですが、私は原田の試合を初めて生で観て、レベル的にどうなのかな?と思いました。

正直、原田の戦いぶりからは、力強さも、60kg級のスピード感を全く感じることができなかったですね。

まぁ、原田には多くを期待せず、盛り上げ役だけやってもらえればそれで良いってんなら話は別ですが。と言うか、いちいち目くじら立てないで、原田の試合は原田の試合なりに楽しむのが粋なのでしょう。



○喜入衆(判定)?×
「喜入 衆」と書いて「きいれ とも」と読みます。昨日、初めて判りました。

顔は金泰泳に似てますが、決定力不足でちょっとK-1にはお呼びじゃないかな?



○廣野vs.山内×
山内って何なの?、、、と言うか、3RのK-1ルールの試合では山内は本領発揮できないでしょ。

゛全日本ウェルター級絶対王者゛と紹介されてましたが、初めて見た人には何も伝わらなかったと思います。

勝った廣野も動きが鈍臭い。K-1に出るには垢抜ける必要がある。



○山本元気(判定)梶原龍児×
予想どおり、ぃゃ予想以上に激しい試合になりました。この試合だけでもチケットを買った甲斐があったというものでした。

今大会で行われた試合の中には、第1ラウンドを様子見で終えてしまったものもありましたが、この試合は最初からフルパワーの殴り合い。観客が何を求めているかを自覚しているこの二人こそ、一般大衆にも注目されるK-1の舞台に相応しい選手です。

しっかし両者ともに終始あれだけ力を振り絞ったパンチを繰り出し続けるってのは凄いことですよ。

山本の左ミドルも何気に効いていたように見えましたが、基本的には足を止めて左右のフックを打ち合ってました。

そんな展開を私はハラハラしながら見てましたよ。前にも書きましたが、山本が新空手の試合で名もない選手のフックでスコーンと腰から崩れ落ちるように一本負けした試合を目の当たりにしたことがあって、その印象が強く残ってたから。

山本自信もあのKO負けは苦々しい思い出として記憶の片隅に残っていると思いますが、昨日の試合で完全に払拭したんじゃないですか?(それほどの記憶じゃない?)

自分から果敢に攻めることで、ウィークポイントの顎を守る。K-1も基本姿勢は攻めることです。まさに山本こそK-1ライト級を象徴する選手と言えるでしょう。



セミとファイナルの感想はまた改めて。タイトルは「翼をもがれたナオキック」を予定してます(泣)
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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