IT'SSHOWTIME

バダ・ハリ放題

imageスカパーJ-SportsでIt's Showtimeを視聴した。

画像をご覧頂ければわかるように会場には大観衆が集い、その熱気がブラウン管を通じて、もとい46型プラズマ画面を通じて伝わってくるほどだった。

リングサイドに目を移すと円卓が見て取れる。そこで食事をしながら観戦するのがダッチセレブスタイルのようだが、形式にこだわる日本人には馴染まないスタイルだと思う。狭いイスに座り、真正面を向いて観戦するのが当たり前の日本人から見ると、どうも行儀が悪く思えてならない。

しかし、料理に舌鼓を打ち、体を斜に構えて観戦しても何ら問題はないわけで、むしろ格闘技観戦と言う行為の幅を広げる意味で歓迎すべきスタイルと言えるだろう。例えば、格闘技に興味のない女性を誘いやすいとか。

実際、円卓で観戦しているセレブ客の大半は、格闘技そのものよりも、リングサイドの円卓に座って観戦することにステータスを見出しているのだろう。日本の格闘技ファンは眉をひそめそうな話だが、金を払わずネット動画でチェックするだけで金を落とさないファンよりも、大金を払って円卓席のチケットを購入するセレブ客の方が格闘技業界にとってはありがたい存在である。

この円卓で料理を楽しみながら観戦するスタイルからは、物事の上っ面や形式にこだわらずに本質を追求すると言うオランダの国民性を感じた次第。

ちなみに、『ルナ・レガーロ』を紹介している朝の情報番組を見たが、こちらも円卓で高級料理を食べながらサーカスを見るスタイルだった。小奇麗な女性リポーターが、料理が並べられた円卓に座り、うっとりとした顔でサーカスを眺める様子が流されたが、それを見て何だか間抜けだなと思ってしまう私は、楽しみ方の本質の解らない、狭量な人間なのだろう。



<グーカン・サキ(KO)メルビン・マヌーフ>
まったく予想どおりの展開と結果(誰でも予想できるわな)。マヌーフの打撃も相変わらず強そうだったが、サキの打撃は硬くて痛そうな感じが見ているこちらにまで伝わってきた。

また、思っていた以上に体格差があった。通常のGPシリーズでは小柄な印象を受けるサキだが、マヌーフに比べるとずいぶん大きく見えた。

マヌーフにはもう少し自分の体を労って欲しいもの。



<○アシュイン・バルラック(判定)ダニエル・ギダ×>
弁護士ファイターとして地元では人気者らしいバルラックと、魔裟斗をも唸らせる鬼ローキックの使い手、ギダの対戦。

バルラックが全く馴染みのない選手であり、さらにパンチに比重を置いたスタイルであったことで、これはキダタローもといギダのローの餌食になるのは時間の問題だと思ったが(実際に第1ラウンドはそんな雲行きだった)、第2ラウンドからバルラックが反撃を開始。柔軟そうなボクシングでギダを捕らえ始める。

その姿は、K-1参戦後期の確かロイド・ヴァンダム戦でいきなり吹っ切れたかのような、ボクシングを楽しむかのようなフットワークでパンチを放ち続けたマット・スケルトンを思い出させてくれた。

弁護士ファイターの肩書きはキャラクター性も十分。すぐにでも日本に呼ぶべき。



<65kgタイトルマッチ>
つまんねぇ試合で眠気がK-1MAXになり、遂にこの試合の途中で眠ってしまった。朝起きたらテレビは消えていたが、先に寝ていた愚妻がわざわざ起きてテレビを消してくれたなんてことはあり得ないので、多分私自身が投げやりになって、リモコンで消してから就寝したのだと思う。



<○ヘスディ・カラケス(反則)バダ・ハリ×>
J-Sportsを視聴契約していながら番組放送途中でリタイアし、ネット動画でこの試合を見るという失態。

スピードとパワーを兼ね備えたいつものパンチで攻め込むバダ・ハリだが、思うようにダメージを与えらないうえに反撃を食らい始めると、ストレスが最高潮に達したのか、格下相手に負けることを恐れたからか、スリップダウンしたカラケスの顎(?)を蹴り上げると言う蛮行に出た。

この行為には今更驚きもしないが(インターバルになると客席の中のお立ち台で踊り始めるダッチギャルの方が衝撃的だった)、暴走した選手にろくなペナルティも与えられないプロ格闘技業界が情けない。

この件に関する谷川EPの見解は以下のとおり(ツイッターより)


よそのイベントだから、ショウタイムがきっちり処分すべき RT @r_saber: @K1_Tany バダ・ハリがオランダのIt' SHOWTIME でまたも倒れた相手を蹴るという行為で反則負けを喫しましたが、K-1はこの件について何か対応は取るのでしょうか?


これでは選手の好き放題やりたい放題になるのではないか。もしオランダで干されても(干されるなんてあり得ないだろうがw)K-1に行けば良いってなるでしょう。

そして過剰なファイトマネーの吊り上げ合戦になり、体力がない団体が潰れてしまうことに。さっそくボンヤスキーは自身の引退試合を両天秤にかけているようですし(Head Kick Legendより。※もっちMMA Ironman経由w)。

ゆえに業界全体を統括する公的組織が必要だと思うのは当然のことだと思うのだが、こんなことを書くと、“権威主義だ”などと後出しジャンケン批判されるのかな?

世界中のK-1をFIKA(笑)に仕切ってもらわないと(館長の構想にまで(笑)が付くようになってしまった・・・)。



<○パジョンスック(判定)佐藤嘉洋×>
どうでもいい。

DREAM雑感 そして今夜は格闘技中継三昧 UFC、IT'S SHOWTIME、修斗

昨日のDREAM.14について、観戦記で書き足りなかったことを何点か。

今大会は、中盤までは極めて順調に好ゲームが続いていたように思いました。定番ミノワマン、宮田のジャーマントライ、ウィッキー衝撃凱旋、KID復活勝利、高谷がハンセンを完全撃破等。

特にKIDの2年半ぶりの勝利には多くの格闘技ファンが歓喜したようで、当ブログにも今後KIDとウィッキーあるいは高谷とのカードが組まれることを望むコメントが寄せられました。

しかし、試合後のKIDの発言からすると、今後は60kgのみで試合をすることになりそうで、フェザー級ファイターとの対戦が実現する可能性は低いようです。

さらに私の予想としては、吉田道場勢がDREAMに参戦するとなれば、63kgまで落とせない小見川の居場所を作る意味で、当面フェザー級は昨日のようにキャッチウェイトで試合が組まれ、将来的にはフェザー級が65kg以下に設定され、KIDの階級として60kg以下のバンタム級が新設されることになるでしょう。

大会の雲行きがにわかに怪しくなったのがセミファイナルの第3ラウンド終盤から。あのレフェリングからです。

桜庭の負けは未だにスッキリしない思い。桜庭自身が「あの流れだったら一本取れた」と語ったくらいだから、あの中断が如何に不適切だったか判ると言うものです。

なんであそこで止めるかなぁ?パンツを引き上げるなんて、試合の流れが止まったときにやることだろう。あのレフェリーの目には流れが止まっていたように見えたのだったら、レフェリー失格。同じ過ちを繰り返すことになるから、進退伺を出した方が良いでしょう。

騒ぐつもりはないですが、せっかくの名勝負に水を差されて本当に気分が悪いです。

また、この試合について、解説席で笹原EPが「もし桜庭選手が負けた場合には、桜庭選手の息子さんが打倒グレイシーに乗り出すことになる」みたいな発言をしていました。実際に桜庭の息子が格闘技をやるのかどうかわかりませんが、今の格闘技界にはそれくらい壮大なストーリーを紡ぐことで大衆を巻き込んでいく必要があると思います。

青木が負けて帰ってきたことなんて、世間には全く届いていませんから。



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DREAMを皮切りに、今週末は格闘技中継三昧です。

17時半〜 WOWOW
『UFC114 5・30 ラスベガスMGMグランドガーデン大会』
TUFの犬猿コーチ対決というアングル付きのランペイジvs.エバンス


22時〜 スカパー J sports Plus
『〜最強打撃格闘技〜 IT'S SHOWTIME 5・29 アムステルダム大会』
バダ・ハリ、マヌーフ、佐藤嘉洋らが出場(こちらを参照)。


23時〜 スカパー ファイティングTVサムライ
『バトステニアライブ中継 The Way Of SHOOTO 03 5・30 JCBホール大会』
SRCで活躍した日沖が凱旋。他に遠藤雄介が挑むウェルター級タイトルマッチ。伝統のベルトを日本に取り戻すことが出来るか?高田を嘲笑したルミナも出るよ。


これを嬉しい悲鳴と言うのでしょう(それほどでもないだろw)。

K-1か?IT'S SHOWTIMEか? 〜岐路に立つキックボクサーたち〜

本日22時からスカパーのJ sports Plusで放送される『〜最強打撃格闘技〜 IT'S SHOWTIME 2010・5・29 アムステルダム大会』は、海外の打撃系大会だからと侮ることが出来ない好カードが揃ってます。

メインはバダ・ハリvs.ヘスディ・カラケス。この試合について、今大会を放映するJ-SPORTSの番組ガイドにはこう書いてあります。

5/29アムステルダム・アリーナ大会で最も注目を浴びているのは、現地でも大人気のバダ・ハリ。ちょうど1年前のアムステルダム・アリーナ大会ではセーム・シュルトを衝撃の1RKOに葬ったが、今回はショウタイム世界+95?級王座の王座防衛戦を行なう。
挑戦者はヘスディ・カラケス。身長2?というエジプトの巨人だ。ルスラン・カラエフ、ポール・スロウィンスキーを破った実力は折り紙付き。しかもカラケスの現在のトレーナーは″名門″ドージョー・チャクリキのトム・ハーリック氏だ。ハーリック氏はかつてバダ・ハリのトレーナーを務めたこともあるだけに、王者の長所も短所も知り尽くしている。バダ・ハリの弱点を突く挑戦者陣営の作戦に注目だ。


カラエフとスロウィンスキーを破ったところでカラケスの実力に折り紙が付くとは思いませんが、注目すべきは2mの長身。そして私としてはシュルトに善戦した試合が印象に残ってます。意外と打倒シュルトの最右翼にいるのがこのカラケスだったりして。本来であれば昨年中にK-1が組むべきカードでしたよ。

マヌーフvs.サキは、打たれ強さと安定感を比べると、一瞬の打撃の交錯の末にサキがKO勝利するような気がします。ただ、サキは代打出場ですのでコンディション次第になると思いますが。

日本からは佐藤嘉洋が出場し、パジョンスック・ルークプラバートと対戦。元々はバンタム級クラスで日本の大会に出場していたこともあり、体格的には佐藤に比べてかなり小さい。ここは軽く一蹴しないと、勝っても佐藤の株が下がるでしょう。3月の日本予選大会でザリノニに勝利した後、「僕は視聴率のためには戦わないです」等と発言し、ペトロシアン戦を見据えている佐藤としては、この試合の勝利を足掛かりにして、ヨーロッパ本格進出を考えているかもしれません。

ムラット・ディレッキーvs.アルトゥール・キシェンコは、キックボクシング好きにとっては非常に楽しみなカードですが、これをK-1で組んでも地上波で流されるかどうか程度の扱いでしょう。この矛盾を解消しない限り、ダッチムエタイのミドル級はヨーロッパのものになってしまうと思います。

あとはK-1参戦経験はあるものの、いまいちパッとしない選手が何人か。MAXではホルツケン、ドラゴ、ケスナー、ヘビー級ではギダ。ヨーロッパに市場がある限り、彼らにK-1に対する理解と覚悟を求めるのは無理な話なのでしょうか?

とりあえず私が今日の試合を見て、再度K-1に呼ぶ価値があると思える選手がいた場合には、拙ブログで皆さんに紹介したいと思います。

なお、IT'S SHOWTIMEにおいてはバックハンドブローが禁止技となっております。K-1では確信犯的なバック肘が乱発され、見ているこちらも辟易としますが、今日はその心配はありません。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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