<○フランク・エドガー(判定3-0)BJ・ペン×>
試合はそれほど激しい内容ではなかったが、グラウンドでの上の取り合いには手に汗握らされた。

エドガーがペンをフルマークの判定勝利で返り討ちにしたが、つまんねえ男が王座防衛しちまったなというのが正直な感想。5ラウンド終了直後にエドガーがペンの頭をなでなでしたが、そーゆー仕草が板についていない。王者の貫禄が足りない。

地味なエドガーに王者として君臨され続けるのは、デイナにとっては面白くないことだろう。誰が刺客として送り込まれるだろうか?

ペンは下り坂の段階になってしまったのか?中盤でスタミナも切れていたようだし。

余談になるが、ペンを見る度に思うのは、過去にペンを招聘しておきながら、2クラスも階級が違うリョート・マチダとの試合を組んだFEGの馬鹿さ加減。

選手の無駄遣い。これが治らなければ、いくらPUJIに金を集めてもらっても同じことの繰り返しになると思うぞ。

FEGは本当に馬鹿の集まり。誰が中心になってマッチメークしてるのだろうか?



<○ランディ・クートゥア(一本)ジェームス・トニー×>
ボクサーが何も出来ずに完敗する典型的なパターンだった。

やはりまだまだ世界王者クラスのボクサーが本腰を入れてMMAに転向するまでには至っていないということだ。UFCもまだまだヒヨっ子。FEGをジョーク扱いしてる場合じゃないぞ。



<○ジョー・ロウゾン(一本)ゲーブ・ルエディガー×>
凄いものを見せられた感じ。期待していない試合だっただけに、ものすごく得した気分だ。

流れ続ける寝技。一手先を読むポジショニングと強烈なパウンド、ヒジ。最後は腕十字で一本。試合時間約2分。

回転体を表現したいからと言ってMMAに背を向けていたU系レスラーがいたような記憶があるが、強い奴はどんなルールでも膠着しない戦いを見せられるんだよ、この野郎。ダンカン、早くクルマ回せよ、この野郎。早くメニュー持って来いよ、この野郎。



<○ネイト・ディアズ(一本)マーカス・デイヴィス×>
ニック・ディアズの弟であるネイト・ディアズ。手打ちのようで威力があるパンチは兄貴譲り。リーチ差もあり、元プロボクサーのデイヴィス相手に面白いようにパンチを打ち込んでいた。険しい表情も兄貴譲りで好印象だった。

最後はチョークスリーパーでレフェリーストップ勝ちとなったが、レフェリーは止めるタイミングがワンテンポ遅かった。最初にデイヴィスの手を掴んだ時点で落ちていると判断できなかったのだろうか?あのレフェリーは過去にもおかしなレフェリングをした記憶があるなぁ。





【今日の音楽】
『LastPeace』Kirari
十年くらい前にラジオで聴いた曲をYouTubeで検索して聴いてみたら、歌手のイメージと歌いっぷりが想像していたものと大幅に食い違っていたケース。