西島洋介

夢が膨らむBOXFIGHT

BOXFIGHTの旗揚げ興行のメインカードが決まった。天田ヒロミvs.須藤信充。非常に楽しみなカードだ。

今年に入ってから突如旗揚げが発表されたこの新興格闘技イベントについて、これまでに何人かのブロガーが言及しているのを見かけたが、格闘技の本質を理解しているブロガーほどBOXFIGHTに高い評価を与えているように思える。

さて、BOXFIGHTとは、短期決戦型のボクシングであり、蹴りなしのK-1でもある。

10ラウンドとか12ラウンドのボクシングを観続けるのは辛い。選手に余程思い入れでもない限りは敬遠されがちだ。その証拠に、ボクシング界ではA級ボクサーの4ラウンドマッチをやらせるようなイベントを開催している。BOXFIGHTはこれと同じく、短期決戦型にすればボクシングがもっと面白くなるのではないかという発想だ。

K-1ファイターの蹴り技は確かに魅力的だ。ミルコの"妖刀"左ハイキック、カークウッドウォーカーを悶絶させた武蔵のミドルキック、魔裟斗の大晦日ローキック、コヒの前蹴り、アリスターの膝蹴りなどなど。しかし、私は必ずしもK-1に蹴りが必要だとは思わない。むしろ、K-1ファイター同士の戦いでも、蹴りなしルールで見てみたいカードがいくつもある。

天田ヒロミvs.西島洋介
レイ・セフォーvs.西島洋介
ジェロム・レ・バンナvs.西島洋介
ジェロム・レ・バンナvs.マット・スケルトン
天田ヒロミvs.鈴木悟

考えれば他にもまだまだあるだろうが、これらのカードの内いくつかは実現可能であり、試験的に蹴りなしのK-1特別ルールで行ってみるのも面白いという旨を過去に何度も書いたと思うが、今後のBOXFIGHTで実現する可能性がある。

ここで、こんな反論をしてくるファンがいるのではないかと想像できる。

「わざわざボクシングを辞めてK-1に転向した鈴木や西島にBOXFIGHTをやらせてどうする?」と。

そんなことはない。鈴木も西島も蹴りがやりたくてK-1に転向したわけではないのだ。自己のパフォーマンスを発揮することでファイトマネーを稼げる場所としてK-1を選んだのだ。

ならば、BOXFIGHTが十分なファイトマネーを支払えるならば、鈴木や西島がそこで試合をするのも自然な流れと言えよう。

最後にこんなBOXFIGHTエキシビションマッチを提案して、今回のエントリーを閉じさせていただく。こんな刺激的なカードはK-1でも見られないだろう。


魔裟斗vs.大東旭




web新のtwitter

若翔洋のK-1参戦を否定するってことは・・・

経費のかかる外国人ファイターを極力減らしてカードを組んだらどうなるか、その状況で日本人ファイターをどう活用すれば面白いカードをラインナップできるかを考えたのが前々回のエントリー。

そのラインナップ案はこちら。

第1試合 若翔洋vs.池本誠知
第2試合 高萩ツトムvs.佐藤匠
第3試合 堀啓vs.ジャディブ
第4試合 バンナvs.西島洋介
第5試合 アリスターvs.野田貢
第6試合 アーツvs.京太郎
第7試合 ハリvs.イグナショフ

案の定、想定内過ぎる異論反論コメントがいくつか寄せられた。夢見がちなよいこのK-1ファンと思しき方々から。

自分なりに試合の見所や面白みを見つける能力を持たず、“K‐1は立ち技最強を決めるグローバルな格闘技イベントである”と言うコンセプトばかり眺めているようなよいこのK-1ファンには、確かに拒否されそうなラインナップであろう。

さらによいこは、第1試合から有名選手が登場してくれないと不満なようだ。まさに格闘技バブル時代の申し子。オープニングから後半戦に向けて気分を醸成していくことができないのだろう。そんなんじゃK-1やDREAM以外の格闘技イベントを会場観戦することなんて出来ないよ。退屈しちゃって。楽しめる選択肢が少ないなんて可哀相。

若翔洋のような実力のないファイターを全否定するのも、何も見えていない証拠。K-1は実力差のあるマッチメイクでKO決着を多発させる手法で一般層を取り込んできたのだ。そうやって取り込まれたのが、よいこの諸君ではないのか?若翔洋を否定することは自分を否定すること。そこに気付いてほしい。

そんなよいこの見る目を養い、末長く格闘技ファンでいてくれるように育成するのも私の役目だと自覚している。だから、これからも多少スパイシーな離乳食として『K-1心中』を読み続けてもらいたい。

西島のパンチでバンナがぐらつくシーンを見れたら、それだけで1万円のチケットくらいは元が取れた気分になれると思うんだけどなぁ・・・


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今日のツイート
image“上松はドジョウ顔”でキザえもんと意気投合!/久保キュンとスターウォーズ談義/青木の帽子は柔術着素材?


ツイッターは、ミーハーな昔の自分に戻れる素敵なツールですね(私はいつもそうかw)。肩肘張るのは○○な証拠だお♪

余計な外国人を切ると、K-1ワールドGPシリーズはこうなる

Remy Bonjasky Update: Might Only Have One Fight Left

以前のエントリーでも紹介したが、上記サイトの情報によると、"フライングダッチワイフ"ことレミー・ボンヤスキーが目の負傷によりラスト1試合で現役を退く意向を示しているとのこと。

これまでのボンヤスキーを振り返ると、面白い試合は決して多くはなかったし(曙戦も下手すりゃ判定の糞試合だった)、反則攻撃を受ければ死んだふりで反則勝ちを拾うせこい選手という印象が強いが、引退となればお疲れさまでしたと言いたいところ。

が、そうはならないのがまさにボンヤスキー。なんと、自身の引退試合をK-1とショウタイムに売り込んでいるらしい。

自分を高く売り込みたいと思うのは仕方がない。しかし、引退試合くらい迷わず日本を、K-1を選んで欲しかった。

K-1のリングに上がる前はただのダッチムエタイファイターでしかなかったボンヤスキーは、K-1があったからこそ現在の地位と財産を得ることが出来た。それなのにK-1と他団体を両天秤にかけるなんて。

どこまで根性が腐っているんだボンヤスキー。義理人情はあってしかるべきだろうボンヤスキー。

今までボンヤスキーに支払った優勝賞金が本当に惜しい。

この期に及んでK-1は、いよいよこれまでの外国人主体のマッチメークから日本人に比重を置いたメッチメークに転換することを迫られているのではないかと思う。

ワールドGPシリーズの通常の大会であれば、何も高いファイトマネーや渡航費、滞在費等を支払ってまで、大勢の外国人ファイターを招聘する必要などないのだ。

4月の横浜大会を例に挙げて考えてみる。

第1試合 ラシェンコvs.佐藤匠
第2試合 サキvs.ジャディブ
第3試合 バンナvs.スポーン
第4試合 アリスターvs.ポトラック
第5試合 アーツvs.京太郎
第6試合 シュルトvs.ジマーマン
第7試合 ハリvs.イグナショフ

計11名の外国人ファイターが顔を揃えているが(ジャディブは国内に滞在しているから別扱い)、この内、本当に招聘する価値があるのは、ハリ、バンナ、アーツ、アリスターの4人のみ。イグナショフは売り込みがあったようなので、安い金額で招聘できたろうから良しとしよう。

最初から結果が見えているシュルトとジマーマンのSヘビー級タイトルマッチなど行う必要がないし、費用対効果を考慮すれば、ラシェンコ、サキ、スポーンあたりは海外のハウス興行で行うテレビマッチを日本で放送する程度で十分。ポトラックに至っては、大会参加費30,000円也を徴収しても良いくらいだ。

これら余計な外国人ファイターを招聘しないとなると、当然その穴を埋める役目は日本人ファイターに回ってくる。

日本人を多用したカードを私流に組むとこうなる。

第1試合 若翔洋vs.池本誠知
第2試合 高萩ツトムvs.佐藤匠
第3試合 堀啓vs.ジャディブ
第4試合 バンナvs.西島洋介
第5試合 アリスターvs.野田貢
第6試合 アーツvs.京太郎
第7試合 ハリvs.イグナショフ

いかがだろうか?(第1試合に飛び道具を持ってきたことはお許し願いたい)

第3試合は日本vs.インドのIT系長身対決として煽れるし(煽りVにインドのIT産業イメージ映像を混ぜ込み、2人にはiPadかキンドルでもいじらせておけば良い)、第4試合では下手するとバンナが西島にアゴを打ち抜かれるかもしれない。セミ前を任されることになった野田は、あの顔と体格でストリーキングでも行えば、"真正・魔界のプリンス"あるいは"狂乱の貴公子"として打倒アリスターの淡い期待を視聴者に抱かせることには成功するだろう。

テレビ放映権料だのスポンサー収入の話を私のような一介のファンが論じるのは甚だ滑稽ではあるが、それら収入が減っていると言うのであれば、必要最低限の予算で大会を運営しようと考えるのが当然であろう。やり方次第では余計に面白くもなるわけだから、尚更である。

Mighty Eighty2010 須藤にゼウスに郷野、MAXから佐藤嘉洋も出場!?

R.I.S.E.が2006年9月24日にディファ有明で開催した80kg以下級のワンデートーナメント大会『MIGHTY EIGHTY』を覚えているでしょうか?

格闘技にしてはキッチュと言うかポップな大会名称が印象深かっただけでなく、大会コンセプトが私のツボに入りました。

日本の打撃格闘技において80kg以下級のカテゴリーは全くもって日影の存在でしたので、さすがはR.I.S.E.、よくぞそこにスポットを当ててくれたと心が躍ったことを覚えています。

しかし、このトーナメントにエントリーされた8人のポテンシャルが余りにも低かったせいで、この画期的なトーナメントは一度限りのものになってしまいました。

・マグナム酒井
優勝はしたが、彼が強かったというより他が弱かった印象。

・“天才”須藤信充
腰痛で試合が出来るような状態ではなかった(これをもって「須藤を評価していたweb新の見込み違い」等と言うのは、いかにもよい子らしい短絡的な考え)。

・三浦広光
現在はプロボクシングの重量級に活路を見出し始めている三浦だが、この当時はまだまだのレベルだった。

他の面子は特筆事項なし。

コンセプトは良かっただけに、この粒の揃わなさは本当に残念でした。当時は(株)フルキャストにスポンサードされていながら、R.I.S.E.はみすみすチャンスを逃したわけです。

では、どうすれば観客もスポンサーも満足させることができるのかを考えてみたいと思います。web新プロデュース、2010年版MightyEighty。

まず、8人の人選です。

“天才”から“怪物”へと変貌した須藤信充はエントリー確定。昨年7月の極真会全日本ウェイト制大会(顔面あり)に出場した須藤はKOを連発。決勝戦ではミドルキックで相手の左腕をへし折って優勝を果たしました(Fight&LifeWEB参照)。重量級に活路を見出した須藤ですが、もう一度減量してもらいましょう。80kgならば大丈夫なはずです。

続いて、元K-1ジャパン枠として藤本祐介を推薦します。澤屋敷戦の敗北後、大幅な減量に取り組んでいるとの情報が寄せられた藤本ですが、遂に80kgでブンブン丸コンプリート。本領発揮間違いなし。指圧師業に精を出している場合ではありません。

東欧枠でカタリン・モロサヌ。先のジマーマン戦で現実を突きつけられたモロサヌが思い切った減量を敢行し、日本再上陸。藤本とのブンブン対決も面白そう。

レジェンド枠として金泰泳。かつては74kgのK-3GP等で活躍し、現在ではライトヘビー級クラスでK-1・総合の二束のわらじを履くマルチタレント。彼を日本人最強に推すファンも少なくない。モロサヌとの因縁マッチを組むのも面白そう。

ボクシング枠は西島洋介。再びK-1のリングに上がるための査定試合的意味合いも。西島の参戦で、このトーナメントに注目する人間の数は一気に増えるし、その毛色も多様になります。西島本人にはしっかり減量してもらうことは言うまでもありません。

プロレス枠はゼウス金谷。ボクシング挑戦はわずか1試合で挫折しましたが、そこで培ったパンチを引っさげての参戦。持ち前のマッスルパワーも大きな武器になるでしょう。プロレスファンを動員できる集客力の高さもポイント。

総合枠で郷野聡寛。誰と当たっても脳みそが溶け出すほどに面白い取り組みになるのは間違いない。郷野自身は、西島相手に己のボクシング技術を確かめたいと思うかもしれません。だったら組んでやろうじゃないですか。

最後にビッグサプライズ。K-1MAXから佐藤嘉洋!!。あり得ないなんて言わない。実現したら絶対に見るでしょ?普段は応援しない佐藤に対して、声の限り応援してしまうであろう己の姿が頭に浮かぶはずです。

凄い8名が揃いました。これでこそMightyトーナメントです。

そして、R.I.S.E.のMightyEightyに漂っていた単発感を払拭することも必要。勝ってどうなるの?先が見えないんじゃないの?という気持ちがあったのでは、選手のモチベーションは上がりません。

そこで、このトーナメントの優勝者には、賞金以外に大きな副賞を与えたいと思います。

それは、新設したK-1ライトヘビー級王座への挑戦権です(80kgもしくは83kgくらいに設定)。もう一人のコンテンダーはメルビン・マヌーフ。

マヌーフにとっては、自分との対戦を巡るような形でトーナメント戦が行われることは己の商品価値も上がる美味しい役回りだし、トーナメント出場者にしても「マヌーフは怖いけど、穴があるから何とかなる」との皮算用で、手の届くところに大きな果実がある形になり、俄然やる気が湧いてくるでしょう。

フルキャストさん、私をプロデューサーに起用して、もう一度『Mighty Eighty』をスポンサードしてみませんか?

何度も言わせるな!今こそ天田vs.西島

あの立嶋篤史が久々に試合を行った先日のキックボクシングの大会で、こんなカードがひっそりと行われていた。


<セミファイナル ヘビー級 3分3R ※ヒジなし>
●松本哉朗(藤本/日本ヘビー級王者)
(2R0分24秒 KO)
○天田ヒロミ(フリー/K-1 JAPAN GP 2004優勝)



天田、元気やん!いけるやん!(ちなみに対戦相手の松本はK-1MAX参戦経験あり!!いつの間に肥大化したの?)

予てから私は、せっかく獲得した西島を(それなりの大金を叩いただろう)有効活用する手段として天田ヒロミとの試合を組むように訴えているが、なかなか実現しない。

天田の前科がネックだ等としたり顔で語る人もいるかもしれないが、それなら百歩譲って、ノーテレビにするかKrush等の系列興行で組めば良い。

今のK-1に必要なものは観客を熱くさせるカード。これ以外にない。マニアが熱狂できないジャンルが一般層を取り込めるわけがないからだ。

元ボクシング王者と“我が生涯に蹴りなし”をスローガンに掲げる元アマボク王者naK-1ファイターとの闘い。これで会場がヒートアップしないわけがない。

何だったら私が興行を打つよ!

外国人選手に多額のファイトマネーを払わなくても、日本人だけで十二分に面白いカードが組めるってことを知ってほしい。

よし、リアルK-1ジャパン大会のカードを考えよう。うん、そうしよう。

西島がK-1に継続参戦を示唆!次戦の相手は天田ヒロミでお願いします(web新)

一昨日のK-1で行われた西島とアーツの特別試合。予想以上の熱戦になりました。

まぁ、スロウィンスキーやカラエフを一流のファイターだと認識していた目利きの(笑)K-1ファンたちには不評だったのでしょうが、彼はこれまでK-1に参戦してきたボクサーとは一味も二味も違うところを見せてくれました。

それは、大東や鈴木、あるいはフィリップスらが小銭欲しさでK-1に出場したのとは違い、西島は闘いの場を求めてK-1に転向した志の高さが要因でしょう。

また、初戦の相手がアーツだったのは重荷過ぎましたが、逆に言えばこれ以上ないくらいに強烈なローキックの洗礼を最初に受けれたことはラッキーなことかもしれません。

さらには西島も語ったように、アーツの懐の深さに苦しみました。ラウンド間には地団駄を踏む仕草で、その苛立ちが伝わってきました。自分の攻撃が届かないってのは、ホントにイライラするんですよ。でも、その気持ちが観客に伝わるってのもファイターとしては重要な要素です。逆に最終予選トーナメントには、気持ちが全く伝わらずに淡々と試合をするファイターが何人もいましたね。

そして、嬉しいことに西島は「このままでは終われない」と、K-1への継続参戦を示唆しました。次の相手として谷川EPはバンナかセフォーの名前を挙げており、それも悪くはないと思いますが、私は天田ヒロミを推薦します。

前科のある天田は使いにくいのかもしれませんが、K-1はもうスポンサーの目の色を伺うのはやめた方が良い。それが、昨日の試合前の煽りVでアピールしていた新生K-1のあるべき姿でしょう。

西島と戦えば天田も再生するかもしれません。先月、マイナーなイベントのタイトルを奪取した天田に、今こそビッグチャンスを与えるべきです。

西島も輝き、天田も蘇る。そんな相乗効果が生まれるようなマッチメイクがK-1には見られません。よく検討して欲しいと思います。

web新のK-1ワールドGP最終予選スカパー観戦記

K-1の大会を、試合前のレフェリー紹介から観れるのは新鮮。角田が紹介されてもブーイングを飛ばすようなファンは不在でした。K-1は、試合が淡白になるのと同時に、ライトなファンが増えているのでしょう。



○悠羽輝(TKO)プリンス・アリ×
1ラウンドからスタミナ切れてんじゃんかよ〜!見てるこちらも疲れる疲れる。3分間って、こんなに長いのか?って感じ。

プリンス・アリって、名前に似合わずずいぶんと醜いお腹してるなぁ。

悠羽輝も、何を目指して練習したらこれほど弱くなれんのか?って感じのだめっぷり。

こんな試合、K-1でやる意味がない。だって、こんなぐだぐだ試合はK-1じゃなくても見れるんだから。



○マヌーフ(1R TKO)ラマザノフ×
この試合の解説をしていた谷川のコメントを聞いて、この人も真剣にK-1を何とかしないと・・と考えていることが伝わってきました。

それはラマザノフが最初のダウンを奪われた後、かなり心配そうに「ラマザノフはここで頑張らないと」って言ってましたから、マヌーフに席巻されたらK-1は終わりだって認識していたのでしょう。

それにしても侮れないのはマヌーフ。リーチ差はかなりあったと思いますが、一気に間合いを詰めて自分の型にはめる手法は健在でした。

あのリーチ差がいかにマヌーフにとって負担だったかを理解できる人は、マヌーフに対して畏敬の念を抱かずにはいられないでしょうね。



○ギダ(1R TKO)ラブ×
ギダが強いのか、ラブが弱いのか?

とりあえずハッキリ言えることは、ラブは弱かった。どんな予選を経てこの最終予選に出場したのか?あれだったら、和知康彦か鈴木充でも出した方が面白かったのでは?

魔裟斗のギダ評「ローキックのカットの仕方を見ただけでテクニシャンだと分かった」

ギダのニックネームは“ルーマニアの英雄”とのことですが、ルーマニアはキックボクサーが英雄になれるくらいにぬるい国柄なのか?



○ラシェンコ(判定)チオバヌ×
ラシェンコはイマイチだったなぁ。地区予選で見せたラッシングパワーが鳴りを潜めていた。東京で遊び過ぎたか?(笑)

ただ、可能性の片鱗は見せてくれました。単発だが左ミドルが強烈。ただ、ラシェンコはパンチに切れがない。力任せだから腕が疲れるし、早い回で試合を終わらすのも困難。これはトーナメントには不利。優勝は無理っぽい。

魔裟斗のチオバヌ評「パンチが上手い。左ジャブが伸びる」



○ギドン(判定)ヴァーホーベン×
バーホーベンは期待はずれ。ダイナミックさがない。華がない。スピードがない。手数も少ない。

なんで過去のK-1が人気を博したかをよぅく考えろ。ぐだぐだしやがって。

K-1が世界に広まっているという戯言を耳にすることがありますが、だったらなんでこんなしょっぱい選手ばかりが出てくるんだ?(笑)



<休憩明け 角田の条文読み上げ>
マヌーフ欠場の発表。会場から「え〜〜〜」の声。そうだろうなぁ。1回戦をKOで勝利したマヌーフが離脱したトーナメントなんて、炭酸の抜けたミリンダみたいなものだ。



○ギダ(1R TKO)悠羽輝×
ギダに追い風吹きまくり〜、みたいな。1回戦がラブで、準決勝が悠羽輝。傘も差さずに原宿、もとい汗もかかずにファイナル確定じゃん。

案の定、1ラウンド決着。悠羽輝は格闘技やめろ。怪我する前に負けようって気持ちがもろに見えた。プロとして最低なヤツ。

あと、この試合中に天使の羽根が舞ったように見えたのですが、ギダの蹴りの威力でグローブが破れたんですか?それともグローブを提供してくれるスポンサーが見つからずにお古を使ったんですか?(笑)



○ラシェンコ(2R TKO)ギドン×
第1ラウンド、ラシェンコのボディストレートでギドンがダウン。しかし、あのボディでダウンするかね?しかも悲鳴を上げて。いや〜、さすがは世界のK-1です。素晴らしいファイターが世界各地から集まってきたものです。

第2ラウンドは開始早々にラシェンコがフックで2度のダウンを奪って決勝進出確定。

魔裟斗もかなり辛口の評価でしたね。



○京太郎(KO)ソウクップ×
ハマッたなぁ。前田氏の作戦通りにファーストダウンを奪った京太郎。ワンツーを出した後に一瞬の隙をわざと作ることで相手にパンチを出させて、そこにカウンター。

試合を決めた右フックも、K-1らしくないコンパクトさが素晴らしい。

京太郎の両親は離婚しているそうだが、父親を見てみたいな。どんだけ傾奇いた男だったんだろうか?



○アーツ(TKO)西島×
アーツは西島を警戒していたそうですが、ハイキックが代名詞な割にはボクシングが上手いアーツだからこそ、西島のパンチを警戒したのでしょうね。

西島は雰囲気があるなぁ。最終予選に出場したキックボクサーらでは太刀打ちできないわな。

そして、試合も面白かった。格闘技を見た!って感じがした。まぁ、くだらない反論コメントを書いてくるよいこのK-1ファンがいるだろうけど、これを楽しめないってのはかわいそうなことだと思うよ(面白みのないコメントはどうせ公開しないけどな)。

このマッチメイクは果たして良かったのか、悪かったのか?

西島の次戦はイージーな相手を当ててやってほしいなぁ。今日のアーツ戦で存在感を示すことには成功した西島だから、今後はK-1の外敵としてさらに存在感を増すようなマッチメイクをして欲しい。K-1にとっては強い外敵が喉から手が出るほどに欲しいはずだから。



○ギダ(TKO)ラシェンコ×
3試合とも1ラウンドKOで優勝したギダですが、1回戦、準決勝と相手がイージー過ぎた。

しかし、K-1にとってギダが光明であることは間違いない。K-1の中から外敵が生まれてきた感じ。

従来のスター選手がギダに食われるシーンが見たい。とりあえずバダ・ハリかバンナでも潰してしまってください。

K-1に西島すきま風

K-1デビュー戦となるピーター・アーツ戦を前にして、西島洋介は小比類巻のもとで対策を練っているとのこと。

小比類巻がどれだけ有効な対策を授けようとしているのか分かりませんが、小比類巻は西島がアーツに勝利することを望んでいるのでしょうか?

総合転向後に1度も勝利したことがないうえにボクサーとしてK-1のリングを跨ごうとしている西島が、K-1の象徴的存在のアーツに勝って欲しいと願うK-1ファイターなど存在するはずがない、と私は思います。

いくら体たらくな小比類巻と言っても、例外ではないと思います。自分が主戦場としているK-1を、他競技の選手に荒らされて欲しくないと思うのが当たり前だと思います。

だから私は、西島が小比類巻のジムで対策を積んでいるとのニュースを不自然な印象を受けながら読みました。

最後に余談ですが、西島がシューズを履いて試合を行う予定であることについて。

K-1にルールなんてあってないようなものだから、西島がシューズを履くことを認めることは何ら問題ないことだと思います。試合中にジャッジの採点方法が変更になることに比べればねぇ、いくらでも柔軟に対応してやれって。

それに、K-1は元々異種格闘技戦のテイストを醸し出すことで多くのファンを獲得してきたのですから、西島がボクサーとしてK-1のリングに上がることは主催者としても大歓迎のはずです。

底辺拡大とかワールドカップ開催など、競技化に向けての展望が語られるようになった最近のK-1ですから、今回のルール変更を受けて、“迷走するK-1”という見方をするファンも少なくないでしょうが、競技化を図りながらもその一方で、異種格闘技戦やサップ登用などのエンタメ路線を進める二重構造があっても何ら問題ないと思います。

と言うか、それがないとK-1は潰れますよ。単なるダッチムエタイなんて誰も興味ないんだから。俺は好きだと言い張る人は、K-1が無くなってもちまちまとネット動画でダッチムエタイをお楽しみください。

K-1ファイターのみならず、多くのファイターが金銭的に潤って欲しいというのが私の願いですから、エンタメ路線で幅広い客層を獲得することに何ら異論はありません。テレビに依存しながら、その裏で地力を蓄えれば良い。

反論がある人は、エンタメ路線抜きでもK-1を廃れさせない方策を提案してみてください。

web新のプロ格雑感090806(青木、西島vs.アーツ、泉)

<【裁判員3日目】硬さとれ、裁判員が“質問ラッシュ” >
5日の裁判員裁判は冒頭、裁判員の“質問ラッシュ”になった。裁判員1人が体調不良で解任されるハプニングがありながら、補充裁判員から裁判員になった男性を含め6人全員が藤井勝吉被告(72)に疑問点をぶつけた。3日目となった全国初の裁判員裁判。裁判員はすっかり硬さが取れて意欲的で、前日までとはうって変わり、法廷内は熱気を帯びた。産経ニュースより)

調子に乗りやがって。

そして今日は、記念すべき裁判員裁判初の判決が出たようで、裁判終了後に裁判員らが顔出しで記者会見に臨みましたが、38歳の女性裁判員はこれをきっかけにプチブレイクするんじゃないでしょうか?そんな予感がします。



<そんなに青木が悪いのか!?>
チェッカーズのデビュー曲を思い出させるような小見出しですが、なんで青木がそんなに悪者扱いされるのか不思議でなりません。

青木がファンの予想を覆す試合をしたならば、単純にそれを驚き、楽しめば良いじゃないですか?

主催者までファンに迎合するような青木批判を演じてみたりして、何考えてんだって!「勝ち負けを超えた試合をしろ」って、そんな無茶な注文無いよ。ベストバウトなんてものは、後から付いてくるものであってさ、最初からそれを狙うのであればそれは格闘技ではないですよ。

私は格闘技でもプロレスでも、“そこに闘いがあるか?”という観点で試合を見ています。ミドルキックでシャオリンを突き放した青木からは、緊張感のある闘いを私は感じ取ることが出来ました。

さらに言えば、青木はファンに対しても闘いを挑んでいたんじゃないでしょうか?



<ピーター・アーツvs.西島洋介>
アーツが負けるとは思っていませんけども、皆が思うほどアーツは余裕しゃくしゃくでこの一戦を迎えるとは思いません。

まず、PRIDEで行われた西島vs.ハント戦での西島のボクシングをどう見るか。ハントは確かに西島のパンチのスピードに戸惑っていたと私は断言します。盲目にハントを応援するだけのファンからすれば、“あえて西島のパンチを受けたハントのタフネスぶり”を評価することしか出来ないのでしょうが、懸命なファンであれば西島のパンチの危険さが解ると思います。

また、過去のボクサーらが中途半端なキックボクサーに変容してK-1のリングに上がったのとは違い、西島は純粋なボクサーとして、蹴りは一切使わずに勝負すると宣言しています。私は、下手なキックは休むに似たりで、パンチ一本の西島の方が怖い存在だと思います。

また、パンチ一本を宣言している西島と戦うアーツが、どんな出方をするのかも興味深いところ。

特に“K-1内K-1に価値は無い”ことを理解しているファンならば、アーツがどれだけの懐の深さを見せてくれるかに注目しているんじゃないでしょうか?



<DREAMがストライクフォースと連携強化>
まぁ、いいよ。とりあえず何らかの形にして提示して欲しい。

でも、いくらあがいても石井慧の足元にも及ばないだろうが。って言うか石井は、敵陣営に囲われる格好になったヒョードルと、今後どのようなスタンスで絡んでいくつもりなのでしょうか?



<泉、総合デビュー戦はいきなりメーン>
階級はライトヘビー級になるそうですが、一年後にはミドル級まで落とす事態になってるんじゃない?

そこまで落ちない体質ならば、辞めるしかないわな。



<我龍真吾が緊急復帰=8.15宇都宮キック>
ふ〜ん。

西島洋介vs.天田ヒロミのボクシング対決が見たい

8・11代々木大会で組まれた西島洋介vs.ピーター・アーツですが、K-デビュー戦となる西島に対していきなりアーツをぶつける意図が理解できません。

K-1における経験値、体格差、体力差等を考慮しただけでも西島に勝ち目がないのは目に見えておりますし、加えてアーツはジャブで相手を突き放す戦い方をスムーズにこなす選手です。どこをどう見ても西島のK-1デビュー戦が芳しい結果になるとは思えないからです。

なぜ、FEGは西島と言う目玉選手をぞんざいに扱うのでしょうか?

いや、西島のみならず、谷川体制下のK-1にボクシング界から転向してきた選手の冷遇されぶりと言ったらありませんでした。

まるでK-1の優位性をアピールするかのように、元ボクサーたちを噛ませ犬同然に扱ってきました。

まぁ、ボクシングで峠を過ぎたファイターがK-1でトップになれるわけもないので、噛ませ役として起用する手法を理解できないわけではありませんが、噛ませ役にしてももっと上手く使えたのではないかと私は常々思ってきました。

鈴木悟にしても大東にしても、最初から潰すつもりなのかと思わせるような強豪相手に完敗デビューを強いられましたが、もし私がプロデュースしたならば、逆にK-1の方から噛ませ犬を用意してデビュー戦から数試合を戦わせ、ボクサーをK-1ルールに順応させると同時に、連勝を重ねさせることでヒール人気を高めるという手法を用いたと思います。

今回の西島にしても、まずは日本人ファイターとぶつけるのが得策でしょう。私は予てから、プロボクシングの元世界ランカーである西島がK-1に参戦するならば、アマチュアボクシング元王者の天田ヒロミと対戦させてみたいとブログで書いてきました。

くしくも、昨日開催された『HEAT』という格闘技イベントに出場した天田ヒロミが試合に勝利し、そのイベントのヘビー級タイトルを獲得しました。FEGとしてはこの結果が見込めたはずなのだから、西島のカード発表を数日だけ遅らせ、対戦相手をタイトルホルダーになった天田ヒロミにするべきだったんじゃないかと思うのです。

西島vs.天田であれば、試合結果も読み難い。ボクシング技術では西島に圧倒的なアドバンテージがありますが、K-1ルールでの試合経験は天田に分があり、さらに天田は“我が人生に蹴りはなし”というスローガンをいとも簡単に破棄してローキックを多用してくることが予想されます。

ま、西島vs.アーツは既に決まったカードなんで今更の感はありますが、西島がK-1第2戦に臨む機会があるならば、是非とも天田ヒロミとのボクシング対決を実現して欲しいと思います。

西島が遂にK-1登場!!8・11ワールドGP最終予選

K-1ワールドGP最終予選という位置付けで開催される、8・11『K-1FINAL16 QUALIFYNG GP』の一部カードが発表されましたが、その中に何人かの興味深い選手が散見されます。

まず1人目は、元プロボクサー・西島洋介のK-1初参戦です。

私からすると、やっとこの時が来たか・・・と、ため息が出る思いです。西島が総合に転向するも寝技の対応ができずに苦戦し続ける姿を見るにつけ、私の中では、彼はK-1に再転向すれば持ち味をいかんなく発揮できるはずだという思いが強くなっていきました。

そして過去のエントリーでは、K-1における西島関連カードをいくつか提案してみたりもしました。

≫過去の西島関連エントリーはこちら。

なぜ私が西島を評価しているのかと言うと、ボクシング時代の戦績もさることながら、PRIDEデビュー戦におけるマーク・ハント相手の大善戦が大きな要因になってます。

一般的にあの試合は、西島がハントにボコられただけで終わった試合にしか見られていないのでしょうが、西島の速いジャブが何発もヒットし、ハントの動きを止めているシーンが見受けられました。

最終的には圧倒的な体格差で押し切られる格好になりましたが、西島の実力の一片を見せ付けられたような気がしました。

あと、西島関連の過去ログを読んでいて思い出したのが、当ブログで実施した「西島vs立川 どちらが勝つか?」というアンケートの結果の意外性。78人の方が投票してくれた内、なんと21人もの方が立川が勝つと考えていたのです。

K-1ファンを正しく導かにゃならん。強くそう思った次第です。

ところで、西島のK-1デビュー戦の相手はピーター・アーツ。これはちょっと厳し過ぎるんじゃないでしょうか?不調だった頃のアーツが相手であれば、2001年のラスベガス大会でレコがKOしたようなシーンを再現できるかもしれませんが、西島のK-1デビュー戦は黒星覚悟で臨むことになりそうです。私としては天田ヒロミあたりが適切な相手かなと思ったりしてます。

2人目は、最終予選にエントリーされたラマザン・ラマザノフ。190cmを超える長身ながらも元々はスパーミドル級の選手だったようですが、K-1に照準を絞ってヘビー級に転向し、いくつかの海外タイトルも獲得している未知の強豪です。

軽重量級からヘビー級に上げてきたという点ではタイロン・スポーンと似ておりますが、ラマザノフは本格的なヘビー級の選手ですので、スポーンのように看板倒れに終わることはないでしょう。

ただ、対戦相手がマヌーフと言うことで、下手をすると持ち味を発揮する前に負けてしまうことが危惧されます。

3人目も最終予選エントリー選手、セルゲイ・ラシェンコです。今年の5月に行われたK-1ポーランド大会のGP予選トーナメントに出場し、準々決勝、準決勝を1ラウンドKOで突破しました。イゴール・ボブチャンチンを髣髴とさせる重くて速いパンチは、K-1の海外大会でよく見受けられる3流選手とは一線を画す説得力を醸し出していました。

予選決勝ではサメドフに負けはしましたが、この大会での活躍が高く評価されて最終予選に駒を進めることが出来ました。

また、どこまで本当なのかわかりませんが、このポーランド大会の前日にラトビアで行われたムエタイのトーナメントでは優勝したそうで、2日連続でトーナメントのファイナリストになったと言う武勇伝を持つ選手でもあります。

注目選手の紹介は以上ですが、他にもアレックス・ロバーツや青春白書風味のリコ・ヴァーホーベン等、やってくれそうな気配のある選手が顔を揃えておりますので、知名度の低い選手が多いながらもエキサイティングな大会になりそうな8・11ワールドGP最終予選大会に期待します!

今こそK-1のPPV放送を行うべき

コアな格闘技ファン(コアなつもりの?)が離れて行って久しいK-1ですが、コアなファンが好んで見ていたPRIDEが潰れ、その受け皿として立ち上がった『DREAM』や『戦極』がいまいちパッとしない今こそ、K-1にとっては、離れていったファンを呼び戻すチャンスじゃないでしょうか?

そのためには、いつものようなお茶の間向けのマッチメイクばかりではダメ。格闘技ファンに認められるような選手を起用することが必要です。

そこで私が提案するのは、テレビは地上波放送なし・スカパーのペイパービューのみの国内大会を開催することです。

地上波放送を無くすことで、視聴率に囚われず、格闘技ファン向けのカードを提供することが可能になるからです。

格闘技ファン向けのカードと言っても、K-1ヨーロッパGP等で活躍しているカラチとかその類の選手を起用するのではダメです。そんな選手を呼んでも、純粋なK-1ファンが喜ぶだけで、一般の格闘技ファンには見向きもされません。

そこで、総合格闘技を好んで見る格闘技ファンをも振り向かせるようなカードをいくつか考えてみました。

ところで、莫大な金額と言われる地上波テレビ局の放映権料に匹敵するだけのPPV売り上げが期待できるのか?といぶかしがる向きも御在りかと思いますが、フジテレビやTBSの放映権料に匹敵するような売り上げが無くても赤字にならないようなカード編成を行えば良いのです。

例えば、勝者に対して、K-1ジャパンGPへの出場権あるいは魔裟斗のようなスタア選手への挑戦権を与える等の゛褒美゛を約束することで、少額のファイトマネーでも、名前のある選手がK-1に参戦してくることは間違いありません。

それ以外でも、あるいはK-1に出場できるというだけで「ファイトマネーは要らない」という選手だっているはずです。K-1に出場することでの宣伝効果を考えれば、ただ働きも有りでしょう。

では、具体的なマッチメイクをしてみます。

魔裟斗への挑戦者決定戦 須藤信充vsTATSUJI
勝者が大晦日に魔裟斗と戦う権利を得られるというシステムですが、このカード自体も面白いし、どちらが魔裟斗と対戦するとしても興味深いですが、勝ち負けの観点で言えば魔裟斗が負ける可能性は極めて低いので、例年のように大晦日の魔裟斗用噛ませ犬を探す手間も省けます。主催者としても嬉しい限り。


K-1ジャパンGP出場者決定戦 R.I.Z.E.の活きの良い若手vsそこら辺の肥満型ヘビー級キックボクサー
ヘビー級というだけで十分。120kgもの大男がバターンと倒れるだけで面白いでしょ?それをつまらないなんて見栄を張るのは評論家気取りのブロガーくらいでしょ。


禊ぎマッチ(ダブルス)天田ヒロミvs宮本正明
ダブルスの使い方が間違っているような気がしますが、そんなことはありません。2人で試合をしながら、世間やファンの視線と戦うのだから。


お笑いマッチ オードリー春日vsK-1MAXの日本人選手(安廣とかHAYATOあたり)
春日にとっては良い宣伝になるわな。ところで春日のK-1トライアウトはどこまで本気だったのか?

そう言えば、春日のブログに「“芸人としてダメなのにK-1で成功するわけがない”という書き込みを見て、何糞と思った」みたいなことが書かれていましたが、実際に何糞と思ってトライしたのでしょうか?


K-1SPEEDお披露目試合 山本真弘vs大宮司進
キックファンを取り込むためのカード。山本は陽気な外見とパンチ・キック主体のファイトスタイルがK-1向き。まさにK-1軽量級の申し子と言っても過言ではない存在です。

余談ですが、K-1参戦においては、トライアウトに特別参加した山本に後れを取ったナオキックこと石川直生はどうでしょうか?かつて「キックボクシングをもっとしっかりとした形で世に送り出したい」と発言したナオキック。それ以来、私は彼に注目してきましたが、ファッションショーとキックを同時に開催したことや、現在進行中の“試練の7番勝負”等によって、具体的にキックボクシングはどう変わってきているのでしょうか?


船木誠勝vs黒人キックボクサー
往年の船木vsモーリス・スミス戦をほうふつとさせるカード。前回の田村戦ではパンチのコンビネーションで見せ場を作った船木ですから、K-1ルールでも相手次第では勝利することも可能でしょう。


金泰泳vsゼレグ“弁慶”ガレシック
HERO'Sにおける対戦では、試合開始早々に弁慶のハイキックが金の顔面をカット。弁慶のTKO勝利となりましたが、K-1ルールで戦ったらどうなるでしょうか?興味深いカードです。


西島洋介vs藤本祐介(90kg契約)
西島の圧倒的なボクシングテクニックと、藤本が繰り出すローキックへの耐性の無さが、このカードの試合展開に絶妙のバランスをもたらすでしょう。

また、西島のようなネームバリューのある選手がこのまま埋もれるのはもったいないので、立ち技で一花咲かせて欲しいものです。

藤本には、この試合のための減量を機にライトヘビー級転向を決意し、さらなる減量に取り組んで欲しい。だってヘビー級では絶対に世界レベルで通用しないのだから。

こんなこと書くと、また「web新がブンブン丸を悪く言ってる」とか言う馬鹿が現れそうですが、逆に「藤本さんは絶対にヘビー級のベルトを奪えるはずです。頑張って」みたいなコメントをする方がどうかしてると思いますよ。


以上、こんな感じのカードがラインナップされれば、2,000円くらいは払う気になるでしょうし、総合嗜好のファンにも注目されるはずです。

K-1ジャパンGPの出場者候補

前回、西島vs立川をK-1ジャパンGP一回戦で実現させてほしいと書きましたが、それはさすがに間違いでした。

皆さんから指摘されたとおり、立川はGPに出るレベルにありません。RISEのトーナメントはおろか、新空手の交流試合ですら優勝することは不可能でしょう。

しかし、西島にはエントリーするのに十分な資格があるでしょう。ワールドGPじゃないんだから。

だって、元ボクシング世界王者あるいは世界ランカーというだけで、K-1の大きな舞台に登用されたケースは過去にいくつもあったのだから。

こう考えると、やはり西島と立川を比較すること自体がナンセンスなんですよね。

ところで数年ぶりに復活するジャパンGPは本当に楽しみです。何せ当ブログでは常日頃からジャパンGP復活を願うエントリーをいくつも書いてきたわけですから。

果たしてエントリーされる8名は誰になるのでしょうか?

まず、今月13日の横浜大会で激突する武蔵vs澤屋敷の勝者は、ジャパンGPは免除され、世界地区予選とは名ばかりの“楽勝”アジアGP出場権を与えられるような気がします。

ですので、現時点で8名を挙げることは難しいので、ぜひエントリーしてほしい何名かをピックアップするに止めます。

候補者の多くが13日の横浜大会でカードが組まれています。まさにジャパンGP(以下、GP)の査定試合と位置付けることができます。

まず、GP出場が決定的な前田慶次郎。何せK-1ジャパンの象徴的選手だった中迫を完全KOで下したわけですから、GPに出場する資格は十二分にあります。横浜ではモーと対戦しますが、強豪外人相手には善戦するのが精一杯だった旧世代ジャパンファイターとは一味も二味も違う戦いを見せてほしいと思います。

次に、カード変更により中迫と対戦することになった佐藤匠。極真会館の雄として、前田慶次郎に後れをとることは許されません。中迫に勝つことは最低条件でしょう。

高萩ツトムはキム・ギョンソックと対戦。まだまだ実績のない高萩としては、KO勝利で存在をアピールしないと話になりません。

野田貢はピーター・ボンドラチェックと対戦。野田と言えばシリル・アビディに勝利した印象が強いですが、同時に、かなりしょっぱいイメージもあります。結界以上に内容が問われるでしょう。ところでボンドラチェックの戦績に要注目。勝っても負けてもKO決着。K-1公式サイトに掲載されている12試合の内、11試合がKO決着(6KO勝利、5KO負け)。この大きな穴を突くことが出来ないようでは先はないでしょう。

ジャパンと言えば、忘れちゃならねぇ男意気。藤本祐介も横浜に登場します。相手は極真世界王者のティシエラ。十中八九負けるでしょうが、1年前の横浜で武蔵をKOしたような波乱を起こしてほしいところです。

こんな感じでジャパンファイターの生き残りを賭けた戦いがいくつも展開される横浜大会です。その結果でGP出場者が見えてくるはずです。

武蔵と澤屋敷のトップ2。前田慶次郎、佐藤匠、高萩ツトム、野田貢ら4人の若手と、もう後がない中迫強と藤本祐介。そして西島洋介。

次回は組み合わせについて考えてみようと思います。

西島vs立川をぜひ実現してほしい

西島vs立川のエントリーに対して寄せられたコメントの中に、

西島が勝つに決まってる。いちいち問題提起することもない話だ。

そんなコメントがありました。確かに私も西島が間違いなく勝つと思ってますが、実際には、立川が勝つと思っているK-1ファンだっているわけです。むしろ立川が勝つと思い込んでいるK-1ファンの方が多いかもしれません。

前にも書きましたが、ものごとを符号の組み合わせで短絡的に判断してしまうと言うか、実体験がないためにそうせざるを得ないのが大多数のK-1ファンだと思うのです。

・ボクサーはローキックに弱い。

・立川はローキックが武器である。

・西島は総合で0勝5敗。しかもロートル。

・プロ野球選手は身体能力がすごい(谷川風)。

多くのK-1ファンの頭の中にあるのはこの4要素くらいじゃないでしょうか?

しかし、立川のローキックにいかほどの威力があるでしょうか?それに、ローキックが当たっても、その後西島に間合いを詰められたら?

立川は過去にローキックでKO勝利を収めているが、その相手のレベルは?と言うか、そもそも片ヤオ?

西島はロートルの域だが、立川に劣るほど落ちぶれているのか?

プロ野球選手の身体能力はすごいとは言ってもピンキリ。筋肉番付で好成績を収めることが出来るほどに身体能力に長けたプロ野球選手は、走攻守揃ったタイプだろう。果たして立川はその類だろうか?違うでしょうね。

さらに、『別冊・プロレス昭和異人伝』管理者のshingol様からいただいたコメントをもって、初めて気が付いた次第ですが、総合とK-1ではグローブの違いもあるのです。ボクシンググローブを着用した西島は fish got water のようになるかもしれません。

また、西島が惨敗し続けたことをもって、総合への取り組み方に疑問を呈する方も少なくありませんが、西島が愛宕警察署において真摯な態度で柔道を学んでいたという情報がコメントで寄せられました。デビュー戦から世界レベルの相手と戦って5連敗した結果を見て、西島の取り組み方を否定するのは早計というものでしょう。

最後になりますが、前回エントリーへのコメント欄の多さから意外とファンの関心が高いことが判った西島vs立川をぜひジャパンGPの一回戦で実現させるよう、主催者に進言させていただきます。

(間違いなく西島が勝ちますが)どちらが勝ち上がっても主催者として美味しいカードだと思いますし。

どうぞよろしくお願いいたします。

西島はK-1ルールで立川に負けるのか?

4月の横浜大会で武蔵相手にK−1デビュー戦が画策されていたらしい西島洋介ですが、未だK−1ルールに順応していないということで、デビューが先送りとなりました。

西島は元ボクシングの世界ランカーで、2005年に総合転向。結果を出せないままK−1へ再転向するに至りました。

ウィキペディアで西島の経歴を見ると、総合での各試合前の威勢良いコメントと悲惨な結果のギャップが面白い。

2006年2月26日、PRIDE.31でマーク・ハントと対戦。K-1王者を見下したような発言をしたが、一方的に殴られ3RKO負け。

2006年5月5日、PRIDE無差別級グランプリに参加。1回戦で吉田秀彦と対戦。試合前は「柔道よりボクシングの方が強い。組み付く前にKO出来るから。」と豪語していたが、一発のパンチも当てられず1R開始早々、易々とテイクダウンされ三角絞めで失神負け。

2006年9月10日、PRIDEでエヴァンゲリスタ・サイボーグと対戦、試合前は「サイボーグのような選手にはカウンターが楽に入る。寝かされてもすぐ立ち上がる。」と余裕の態度であったが、スタンドでもいい所なく、パウンド連打の後、最後は立ち上がるどころか背中を向けてしまいチョークスリーパーで1R一本負け。

2006年10月21日、PRIDE.32でフィル・バローニと対戦。試合前は余裕の態度で「試合が楽しみ」と語っていたが、チキンウィングアームロックで1R一本負け。

2007年12月31日、K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!でメルヴィン・マヌーフと対戦。試合前はマヌーフの打撃を「アマチュアレベル」と言って馬鹿にしたり、「早い時間で終わらせる」と豪語していたが、スタンドでもグラウンドでも一方的にやられて最後はマウントパンチの連打で1RKO負け。


5戦全敗という結果以上に、寝技の展開になると成すすべなくあっさりと負ける姿が非常に悪い印象を残した西島ですが、K-1ルールにはどれだけ順応できるでしょうか?

K-1ファンの中には、総合で寝技ができなかったようにローキックにも対応できないだろうという推測の元、例えば元ロッテの立川にすら勝てないだろうという見方をする人も少なくないようです。

果たして西島は立川に負けるでしょうか?

もし西島vs立川が実現したならば、私は西島が圧勝すると予想します。そう考える理由は以下のとおり。

1.圧倒的なボクシング技術の差。踏み込むスピードの違いを考慮すれば、ローキックのある立川よりも間合いを制することができるはず。

2.前述のウィキペディアでは、ハント戦について「一方的に殴られ」と記述されていますが、私はそう思いません。序盤には鋭いジャブを何発も当てています。物事を単一的にしか考えられない人にすれば、「アレはハントがあえて受けていた」となるのでしょうが(セフォーとの殴り合いのイメージが強いのでしょうね)、私の目には西島のパンチのスピードにハントが面食らったように見えました。それゆえにハントは、西島が弱るまではタックルとローキックを多用したのでしょう。そんな西島のパンチを1〜2発食らえば、温室育ちの立川は戦意喪失してしまうでしょう。

3.そもそも試合経験に差があり過ぎる。立川はこれまでK-1で3戦3勝ですが、対戦相手を考えれば参考記録にすらならないことは言わずもがなでしょう。

以上です。

常連の皆さんはどうお考えでしょうか?別に私に気兼ねすることなく(私に気兼ねするような常連なんていやしねえかw)、率直なご意見を頂ければ幸いです(常連以外の方も是非どうぞ)。

久々にプロ格voterを設置しましたので、投票もよろしくお願いします。

元ロッテの4番と同じように、西島も“K-1のゆりかご”の中で大切に扱って欲しい

エグゼなweb新の金曜夜の過ごし方。

何だかんだと理由付けして、ビジホに泊まることを妻に容認させる。
禁煙シングルルーム(有線LAN有り)・・・6,500円

チェックイン後は近くのスーパー銭湯へ。
入泉料・・・590円
足ツボ指圧・・・2,500円

指圧師が若い女性だった・・・プライスレス

そんな感じです。

さて、プロ野球が開幕しましたが、“春の横浜は波乱の舞台”を昨年に引き続き再現してくれることを期待してしまう4・13K-1横浜大会ですが、追加カードが発表されました。

武蔵vs澤屋敷純一

立川隆史vsキス魔似の37歳は東国原知事と面識あり


谷川EPによると当初は武蔵vs西島を画策していたとのこと。まったくEPには呆れてしまいます。格闘技未経験者ならではのマッチメイク。西島では武蔵相手に歯が立たず、一方的な試合になってしまうであろうことを感覚的に解らないのでしょう。立ち技のK-1ならば総合よりは西島も活躍できるだろう、程度の思考。「元ボクシング世界ランカー」、「立ち技」、「(寝技のある)総合」という3つの符号を組み合わせただけ。

言っておきますが格闘技未経験者を馬鹿にしてるのではないですよ。未経験者がマッチメークすることが拙いと言いたいのです。それに私だって未経験者みたいなものですから。

え?自分を未経験者と呼ぶことで、週3回のジム通いで格闘家気取りしている勘違い格ヲタを馬鹿にしてるんだろうって?そんなことないですよ、もう。プンプン。

当ブログの常連さんの中にも、週にそう何回もジムへ通えない事情がある方も少なくないでしょうが、そのこと自体はどうしようもないんです。格闘技以外の様々な要素があって生活が成り立っているわけですから。

私が嫌いなのは、ちびっ子レスリングほども練習していないくせに、格闘技をかじったがために肩で風切って歩くような馬鹿や、知った風な顔でろくでもないコメントを書いてくる、身の程知らずな勘違い格ヲタです。

例えば、「元ボクシング世界チャンピオン」と「喧嘩屋」という2つの符号を持ってしてキンボがレイ・マーサーに負けると思い込んでいたくせに、今になって「キンボ、キンボ」と騒ぎ始める無節操な格ヲタ。こーゆー輩は大いに馬鹿にしますよ。

また、現在格闘技を習っている方々に言いたい。常に初心を忘れるなと。以前にも書きましたが、小野瀬邦英というキックボクサーが所属していたジムの道場訓の一つに「初々しいベテランであれ」みたいな言葉がありました。あなた方がいくら頑張ったところで、私のような試合を演じることは不可能なのですから、と言うのは冗談ですが、常に自分は弱いんだ、誰でも最初は下手糞なんだ、という意識を持ちながら精進してもらいたいと思います。その気持ちが、道場の外の世界でも活きてきますから。

話を戻して、、、今回決まった武蔵vs澤屋敷の日本人頂上決戦。一年前の藤本vs澤屋敷戦を日本人頂上決戦と呼んだことに対しては多くのクレームが寄せられましたが、このカードに対する不満の声は聞こえてきません。

ファンとしては、藤本が武蔵をKOしたことはフロックであり、何だかんだ言っても日本のトップはやっぱり武蔵であるという潜在的な意識が強いのでしょう。

ところで、この頂上決戦に勝った方はジャパンGP免除で、アジアGP出場枠獲得という流れになるのでしょうか?主催者としては何としてもワールドGP開幕戦に2名以上の日本人を登場させたいはずですから。

そして残念ながら今回は試合が流れた西島。K-1デビュー戦は6月大会以降の見通しとのことですが、デビュー戦の相手は藤本か天田にしてください。お願いします。

ボクシングが下手な藤本と蹴りが下手な天田。この二人が相手ならば西島のK-1デビュー戦は、ギクシャクしながらも妙に噛み合う良い試合になるのは間違いありません。

元ロッテの4番を扱うように、ボクシングの元世界ランカーである西島のことも大切に扱って欲しいものです。

“元ロッテの4番”と言えば立川を紹介する上で欠かせない枕詞ですが、その立川の対戦相手に決まった榎田洸之(正道会館)は、キス魔似の37歳。立ち技の練習を始めたばかりのようですが、宮崎県知事の知り合いというどうでもいいオプション付き。

どうせなら立川の相手として私にオファーしてください。大手格闘技ブログの管理者がK-1デビュー!みたいな。6ヶ月ほど時間をもらえれば立川をKOするくらいには体を作り直せますから。

時間をもらえればとか言ってる時点で私は格闘家として失格か。試合で相手をKOすることより、日々の鍛錬を年老いてまでも継続することの方が余程価値があります。

K-1の話をするつもりが、どうも教訓めいた話ばかりになってしまいました。失敬、失敬。

K-1ジャパン オールスター戦構想 前編

さて、先日投稿しました「新時代のK-1ジャパンGP」については、たくさんのコメントを頂戴しました。コメントを下さった皆様方にまずもって御礼申し上げます。

コメントの中で「○○選手は入れないのか?」というご指摘も頂戴しまして、改めて考えてみると今のK-1ジャパンは決して人材不足ではない?

というわけで、web新プロデュースの「K-1ジャパン オールスター戦」を考えてみました。

オールスター戦と言うくらいですから、フグvsフィリオやK-1フェザー級トーナメント、ジャパンGP等を一堂に会して行なった97年のドーム大会に匹敵するボリュームでなければなりません。どうせやるならば東京ドームで開催できるくらいの内容を考えてみようと思います。

そして、テーマは当然のことナガラ、「世代交代」。これまでも藤本が武蔵をKOしたり、その藤本を澤屋敷がKOするなど、点としての世代交代劇を垣間見ることはできましたが、今回は全面的に旧世代と新世代が雌雄を決します。

世代交代と言うことは、当然旧世代ファイターを表舞台から消し去ることが目標です。しかし、予てから旧世代ファイターに厳しい目を向けている我々でも、旧世代が強太郎レンジャーや高萩らに一泡吹かせるシーンを心のどこかで期待もしているんじゃないでしょうか?

正直な話、世代交代とは言いつつも、必ずしも新世代に勝ってほしいわけではありません。世代交代はあくまで、ぬるま湯だったK-1ジャパンに熱い戦いを呼び込むための仕掛けに過ぎないのです。

とにかく、お互いに絶対負けられない試合を見たい。これは格闘技ファン全ての願いじゃないでしょうか?内藤vs亀田が高視聴率だったのも、一般視聴者だって絶対に負けられない緊張感のある試合を見たかったからに他ならないわけでしょうし。

そんな感じで、世代交代を背景にした熱い戦いを創出できるようなマッチメークを考えます。「K-1ジャパンのようなぬるま湯」という慣用句があるかどうかはわかりませんが(ないよ)、きわどいマッチメークで中迫や天田を蘇らせようと言うのが裏テーマ。

まず、メインイベントは武蔵、藤本、澤屋敷の3WAYマッチです。

というのは冗談で、新世代2名、旧世代2名の計4名によるワンデートーナメントです。その決勝が大会自体の締めの一戦となりますから、組み合わせを良く考えねばなりません。最後が澤屋敷と藤本の再戦では洒落になりませんから。

1回戦(準決勝)Aブロックは、金泰泳vs澤屋敷純一

金はアジアGPで藤本を寄せ付けなかったように、新しいファンも金を単なるロートルとしては認識していないことと思います。ヘビー級ファイターに劣らない地力をスーパーミドル級の体に凝縮していたわけですから、全盛期の金が世界トップレベルで活躍できたのも頷けます。この金をジャパン最強と推す声も少なくありません。

新世代の旗手、澤屋敷としても、この金を避けて通ることは出来ないでしょう。この1回戦が最も厳しい戦いになるかもしれません。

Bブロックは、武蔵vsアレックス・ロバーツ。ロバーツは外国人ですが、日本国内で活動している選手、しかも茨城県土浦市のローカル大会にも出場したほど日本に根付いた選手なので、かつてペタスがK-1ジャパンGPに出場したのと同じ扱いとして認めてください。それに、RISEで活躍した選手の中で、武蔵を倒せる可能性が最も高いのはこのロバーツでしょうから。

決勝は、澤屋敷vs武蔵が一番面白そうで、なおかつ世代交代というテーマに最も則したカードと言えるでしょう。ここで澤屋敷が武蔵をKOもしくは圧倒的な判定で下すことが出来れば大会は大成功です。

続いてワンマッチです。

まず、マイク・ベルナルド、一夜限りのリング復帰!!対戦相手は西島洋介。元WBFヘビー級王者とクルーザー級王者がK-1ルールで対戦します。PRIDEでのハント戦で見せた西島のパンチのスピードはベルナルドを上回るものであり、ベルナルドとしては蹴りを多用せざるを得ない苦しい展開になるでしょう(自分で勝手にカードを組んで、何が「苦しい展開になるでしょう」だよw)。

ウンコが漏れそうなので、他のカードはまた後で発表いたします。

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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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