緒形健一

陸上選手に見劣りするような肉体の格闘家

世界陸上には私も人並みの関心がありますが、ウサイン・ボルトは速いですね。

ボルトの走りは100mの予選で見ましたが、最後は完全に流してますよね。それでも最下位の人とは相当の差があります。ボルトが速いのは解りますが、それにしても最下の人は遅すぎないか?私の方が速いんじゃないの?

そして、ボルトの肉体。下手な格闘家なんて問題にならない凄さ。下手な格闘家って言うか、ボルトに引けを取らない格闘家の方が少ないのでは?

そう言えば、誰だか忘れましたが、ある格闘家がこんなことを言っていたのを思い出しました。

「陸上選手より見劣りするような肉体のファイターはプロとして失格だ」

そのとおりだと思いますよ。しょぼい体では、いくら技があっても小手先のものくらいにしか思われないから。プロは見た目の説得力も大切です。

また、陸上と言えば思い出すのが、SBの緒形健一が大学の陸上部の練習に定期的に参加していたこと。もう10年以上前の話だと思いますが、私は感心しました。基礎体力を向上させるためにはこの上ない取り組みじゃないかと。それに甘えが許されない環境に身を投じる緒形を尊敬もしました。

そんな想いがあるので、ここ数年の緒形にはがっかりさせられますよね。もう辞めてくれって思います。人間の体には限界があるのだから。

余談ですが、緒形が陸上部でトレーニングしている様子や練習内容を紹介した格通の記事の中にタオルを使った背筋トレのバリエーションがありましたが、非常にためになり、今でも時々実践させてもらってます。

他流試合を甘く見た緒形健一が一番悪い S-cup2008

ロアニューが大会直前になってファイトマネーの増額と超過ウェイトを認めるよう要求してきた件について補足です。前回のエントリーはハッスル水戸大会を観戦しながら投稿したもんで、書き足りないことがありました。

プロレス見ながら携帯いじってるなんて、関心もないのに招待券もらって見に来た人みたいな行為ですけど、ハッスルは面白かったですよー!初めての生ハッスルでしたけど、かなり楽しめました。森三中・黒澤だけでも元が取れた気がしました。明日にでも観戦記を書こうと思いますので、是非お読み下さって、そのついでにAmazonでDVDをお買い求めください。この三連休は「加藤ツバキ強化期間」となってますm(._.)m

さて、ハッスルと違ってどんな格安チケットで観戦しても元が取れそうにもない今年のシュートボクシングS-cup。ぐだぐだの極みと言うか、ぐだぐたがまた面白いという境地に達しようかという勢いを増すかのように惹起したロアニュー問題。

以前にシュートボクシング関係の方からコメントをいただいたこともあるので、あまり辛辣なことは書きにくいですが、、、

シュートボクシングなんて、もう終わりにしちゃえば?

外国人選手のブッキングもままならず、まともな日本人選手もいないのが実情なのだから。

第一、ニーズがないでしょう。いまどきスープレックスのあるキックボクシングなんて。

皆さんは正直、金払ってシュートボクシングを見たいと思いますか?私はペイパービューすら購入する気が起きません。「俺は見るね」なんてうそぶくのは、自称玄人の立ち技ファンか風香好きのオッサンぐらいのものですよ。

ちょっと言い過ぎました。もしかすると「直前になっても対戦相手が決まらない緒形の気持ちを考えろ!」なんて批判を受けるかもしれません。

しかし、今回シュートボクシングがロアニューに足元を見られまくるようになった原因は、緒形自身がロアニューに負けたことに始まります。

昨年の『SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT GROUND ZERO TOKYO 2007』において、当初は緒形vsアルバート・クラウス戦が行われるはずでしたが、クラウスがキャンセルとなり(これもショッパイ)、その代役として緒形−ロアニュー戦が行なわれました。

そこで緒形がKOで完敗したことで、シュートボクシングにおけるロアニュー株が高騰してしまったわけです。

その緒形がロアニューに負けた試合は、先日サムライで放送されたものを観ましたが、私は緒形の緊張感のない戦いぶりに怒りを覚えました。序盤は緒形がパンチで攻勢に出ていたのですが、立ち技の実績が皆無に等しいMMAファイターのロアニューをきれいに倒してやろうと言う感じ丸出しのパンチの打ち方だったんですよ。涼しい顔してパンパンパーンみたいな。

その直後に一気に逆転され、足を痙攣させるほど完全にKOされたわけですが、これは、エース面、格上面した緒形が“他流試合”を甘く見た結果です。

明日のS-cup、緒形の1回戦の相手が誰になるのかわかりませんが、緒形は己のミスを挽回するだけの試合を魅せることができるでしょうか?

S-cup2008一回戦 緒形健一の対戦相手が決定!

S-cupの「立ち技世界一決定」といううたい文句の是非はさて置き、Xとされていた緒形健一の初戦の相手が決定しました(サムライTV「格闘ジャングル」にて発表するという画期的な手法(笑))。

ブライアン・ロアニューです。

緒形にとってロアニューは因縁の相手。2007年10月28日、『SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT GROUND ZERO TOKYO 2007』において、当初は緒形vsアルバート・クラウス戦が行われるはずでしたが、クラウスがキャンセルとなり、その代役としてロアニューが緒形と戦いました。結果はロアニューのKO勝ち。S-cup王者の緒形が代役選手に完敗するという最悪の結果になったわけです。

緒形にとってこの借りは絶対に返さねばならないもの。いくら今回のS-cupで優勝して二連覇を達成したところで説得力に欠けてしまいます。

連覇の前にロアニューにリベンジを果たす。これは正しい選択ですよ。それにこのカードによってS-cupが一気に楽しみなものになってきました。



<ブライアン・ロアニューの戦績>
■総合:16試合4勝9敗3分
(リングスで村浜、須藤元気に負け、PRIDEでは青木に負けている)
■キック:1戦1勝
(緒形戦)
※ネットがあれば馬鹿でも物知り。ウィキペディアより。

緒形健一はシュートボクシングから外に飛び出すべき

シュートボクシングのビッグマッチ「GROUND ZERO」でメインを務めるはずだった緒形健一ですが、相手のクラウスの欠場が前日に発表。相手は総合格闘家のブライアン・ロアニューに変更。試合順もセミファイナルに格下げされました。

そしてさらに、試合の方は緒形の2ラウンド0分44秒KO負け。悲惨の一語。何だか緒形はシュートボクシングの呪縛に苦しみ続けているような?

私が緒形に注目したのは、もう7年くらい前のことでしょうか、基礎体力トレーニングのためにどこかの大学の陸上部に出向いている様子を取材した雑誌記事を見たときです。最先端のフィジカルトレーニングを行なっているとは言い難い格闘技のジムから一歩外に飛び出し、基礎体力では一流の人間が集まっている陸上部のハードなトラック練習に食らい付いている姿に敬服したものでした。

そんな緒形が、今回のようなシチュエーションで無様な姿を晒すというのは無情過ぎると思いました。

シーザー会長との間にどのような義理、絆があるのかわからない人間がいろいろ言うのも何ですが、緒形はシュートボクシングという競技の外に飛び出すべきではないか?思い切ってK−1MAXに専念してみてはどうだろうか?

緒形の吹っ切れた姿を見てみたい。

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シュートボクシング 緒形VS大東

SHOOT BOXING2006「NEO ΟΡΘΡΟΖ Series.3rd」
5月26日(金) 後楽園ホール

<第7試合 3分×5R エキスパートクラスルール 72kg契約>
緒形健一(SB日本スーパーウェルター級王者/シーザージム)
大東 旭(元日本スーパーウェルター級王者/チームクラウド)


この試合は久々に生観戦したいくらいに興味深いですね。え?なになに?(のび太と呼ばれている男子生徒風)最近負けが込んでいる緒形とロートルボクサーとの対戦のどこが興味深いって?これがわからない人は“格闘技”ちうもんを観る資格は無いですよ。どうぞボクシングなり硬式空手なり卓球なりをご観戦しててください。

この試合で、私は緒形が蹴りを一切使わないであろうことを予言します(ついでに立ち関節も)。立ち技の総合格闘技と呼ばれるシュートボクシングの選手なのになぜ蹴りも立ち関節も使わないのか?

かつてK−1でボクシングの元世界王者ビンス・フィリップスと対戦した魔裟斗は、情け容赦ないローキックを浴びせ、完全KO勝利し、マイクでこう言いました。

「これがK−1です!」

こんなんがK−1か?ボクサーに対して蹴り一辺倒で倒すのがK−1王者か?その試合のほかにも、05年大晦日のダイナマイトで大東と対戦した際も魔裟斗はローキック一辺倒で圧勝。私はそれを見て思いましたよ。

魔裟斗はK−1を愛してはいない、と。

ボクサー相手に蹴りで勝つことに何の意味があるのか?ボクサーにパンチで勝ってこそ自身の、そして新興格闘技であるK−1の評価が上がるのだろうが。

緒形はそれをよく理解しているから、そしてシュートボクシングを、シーザーを愛しているからこそ、ロートルとは言えボクシング元世界ランカーとパンチで打ち合うに決まっているのです。

(余談)
こんな素敵なカードを後楽園ホールで観る。いいなぁ、観に行ける人は。私も昔は平気で定時退勤してWingとか北尾道場とか高野拳二モノとかインディ系ばかりよく観に行ったけどなぁ。会場へ行けないサラリーマンや遠隔地在住の人々にとっては、この緒形VS大東だけでも2,000円払ってPPVする勝ちがあると思います。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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