『映っちゃった映像GP』という、ネット動画を拾い集めた番組。そのオリジナリティーの無さだけでも十分に醜悪だが、番組の構成も惨憺たるものだった。

心霊、UFO、宇宙人、未確認生物など、幼児ですら笑ってしまうような“衝撃映像”を一通り見せた後、最後は座敷わらしの出る宿のロケ。出向いたのは布川と中村昌也。離婚した男同士が座敷わらしに遭遇して幸せにあやかりたいというアングル。

そんな軽薄なお笑いコーナーの締めでは、司会のヒロミが「座敷わらしだと思ったら、実は(ピー)だったらどうするの?」という下衆なジョークを言わされていた。(ピー)の部分は、矢口真里であることは言わずもがな。

これを観て笑う人が存在するのだろうか?

笑うとしたら、テレビの第一線に復帰して、行けるところまでしがみ付いていたいヒロミの必死さだろう。