真騎士

SRC.15スポナビ観戦記

昨日行われたSRC.15。通常であれば自分でPPV購入するところですが、カードがいまいち魅力的ではなかったことに加えてお出かけの予定があったため、職場の同僚が録画したものをダビングしてもらうことにしました。

ところが昨晩、同僚からこんな連絡がありました。

「DVDにダビング中にデータを消失してしまいました」

人智を超えた現象に茫然自失してしまいましたが、気を取り直してスポナビの記事を読みながらフォースと一つになり、試合の状況を頭の中に思い描く作業をすることにしました。



<泉vs.石井をきっかけに団体交流を>
石井が戦極に出始めた頃でしたか、吉田と中村、泉を含めた4人がリング上に揃い、柔道出身者ユニット的な扱いを受けながらそれぞれが今後の抱負を語るセレモニーがありました。

その時に石井が泉をダシにしたことを皆さんは覚えていますか?

マイクを取った石井が「私が対戦したいのは泉選手・・・・・ではありません」と語り、泉は苦笑い。

その遺恨が残っているのかどうかは分かりませんが、昨日の試合に勝利した泉は、大晦日に昨年同様の合同興行が行われるならば石井と対戦したいとマイクアピールしました。

しかし、その前にSRCは大晦日ではなく30日に年末イベントを開催することが発表されていたわけで、泉としてはまさか自分からあちら様に出向いて試合をするとは口に出来ず、苦肉のマイクアピールとなったのでしょう。

もし、SRCが泉のレンタル移籍を認めることになれば、石井vs.泉が実現するだけでなく、逆にDREAMからSRCに選手がレンタルされる等の相乗効果も期待できます。

DREAMで結果を出してもファンに支持されにくい宮田や石田を移籍させれば大化けする可能性は高いだろうし、青木vs横田はお茶の間向けではないがSRCならば良いカードになるだろう。

さらに郷野をDynamite!!に移籍させて、K-1MAXのファイターらと対戦させるのはセンセーショナルだ。中島、鈴木悟、TATSUJIらハードパンチャーと試合を組めば激戦必至のはずだ。

Dynamite!!とSRCの交流は“百利あって一害なし”のはずだから、両団体の首脳陣には前向きに検討して欲しいものだ。



<バンタム級トーナメント準々決勝>
○井上 学
×ソ・ジェヒョン

○清水 俊一
×高橋 渉

○田村 彰敏
×佐藤 将光

○中原 太陽
×石渡 伸太郎

シード選手に全て食われましたか。1,2回戦は何だったんだと。

しかも4試合全てが判定決着だったようで、実際に生観戦した方々はどんな感想を抱いたでしょうか?聞いてみたいなほ。



<ウェルター級ファイナリストはK太郎とヤスベイ>
ずっと判定試合が続いたところで、ウェルター級GP準決勝戦第2試合ではK太郎が和田をパウンドで一本勝ち。観客は溜飲が下がったというか安堵のため息と言うか?

しかしマイクが酷い。

「賞金は婚活に使います。和田選手は就活に使うって言っていたんで」

これで気の効いたことを話したつもりなのでしょうが、スケールが小さすぎるよ。

もう一人のファイナリストは、奥野を判定で下したヤスベイ榎本。SRCとして拾い物だったでしょうね。



<高橋は何年ぶりの勝利?>
イ・チャンソプはSRC.13で泉と対戦した選手。韓国のヘビー級選手は、見た目のだらしなさに反比例して危険な打撃を繰り出す選手が多い印象。DEEP50でミノワマンと対戦した選手もそんな感じだった。

危険な香りを漂わせながらも最期は気持ちよく一本負けしてくれるんだから、大会主催者としては重宝するわな。

高橋ももれなくごっつぁん勝利。ネットがあればバカでも物知りってことでウィキペディアを参照したところ、高橋は2005年の10月に行われたパンクラスでの試合以来、5年ぶりの勝利を挙げたことになります。

SRC本部道場ヘッドコーチとしての面目を保つという意味でも大きな白星だったのではないかと思います。



<真騎士、盤石の一本勝ち>
相変わらず強い真騎士。谷川EP好みの選手だと思いますが、前述のレンタル移籍システムを使えたとしても、SRCがなかなか手放さないでしょう。

真騎士を獲得するならば、それなりの出血が必要。かつての落合⇔牛島、桑田茂、平沼、上川のような大型トレードか、江川⇔小林のような大物同士の交換トレードが必要になるでしょう。後者であれば青木か桜庭クラスとの交換に?


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そろそろフォースの深淵から出て行くことにします。深入りし過ぎると暗黒面に堕ちる恐れがありますゆえ。

実際に観戦した方々からのご意見をお待ちしております。




》web新のTwitter

web新の『戦極〜第八陣〜』スカチャン観戦記(前半戦)

○毛利(反則※サッカーボールキック)真騎士×
最悪の滑り出しとなった第一試合。スタンド状態で右フックを食らった毛利が半失神状態で前のめりにダウンした直後、真騎士が放ったサッカーボールキックが頭部に炸裂。試合が中断され、毛利の回復を待ちましたが、試合続行不可能と判断され、真騎士の反則負けとなりました。

まぁ、主催者に雇われた審判団ですから何も期待はしてませんが、あそこは即断で反則を取るべきでしょう。選手の身の安全を普通に重視するならば、どう考えても試合続行なんてさせられる状態ではなかった。梅木飴も偉そうにマイクでルール説明してる場合じゃないっての。いくらルールを整備したところで、それを運用する審判団が飼い犬状態じゃどうしようもないだろw

さて、戦極デビュー戦を華々しく飾れなかった真騎士。あそこで冷静にパウンドに行けば間違いなく勝利をものにしていたでしょうから、ぃゃそれ以前に右フックで毛利が前のめりにダウンした時点でTKOと判断されても良かったくらいでしたから、残念でならない黒星。

しかし、並みの選手とは力量が違うところをアピールすることはできました。北岡の一人勝ち状態のライト級に、活きの良いルーキーが参戦してきた格好。次は昨年のライト級GPに参戦したくらいの選手とやらせてみるのが良いでしょう。

一方の毛利は塩っぱい男。反則勝ちが決まると、寝たままで「次、頑張りますんで応援よろしくお願いします!」とマイクアピール。主催者一押しの真騎士のデビュー戦に泥を塗っておきながら(とんだ藪蛇だけどなw)、「次、頑張りますんで・・」は無いだろう。毛利に次は無い!(断言w)

第一、試合続行できないならば、マイクアピールなんてすんなっ!万が一、毛利が普通に勝利したとしてもマイクは控えて欲しいくらいだわw



○スタニスラブ・ネドコフ(TKO)トラビス・ビュー×
コーナーでの差合いの攻防が多く見られた第1ラウンド、ネドコフが3回金的攻撃を行ったとされ、レッドカードが2枚出されました。

レッドカード3枚で即失格になるとのアナウンスが流れてから試合が再開し、再びコーナーでの差合いになると、場内からはざわめきが。観客の関心がネドコフの金的攻撃が出るかどうかに行ってしまい、散漫な空気が流れました。

結局、それ以降金的は出ず、第3ラウンドにネドコフがスタンドのパンチでビューをぐらつかせると、そのまま押し倒すようにグラウンドへ移行し、ロープ際で十数発のパウンド攻撃をあびせてTKO勝利しました。

パウンドを浴びるビューの上半身がリング外に出てしまい、レフェリーとしてはストップドントムーブをかけて良いものかどうか迷う局面だったと思いますが、レフェリーは「もういいや!」って感じで試合を止めたようなw



○瀧本誠(一本 ※ヒールホールド)マイケル・コスタ×
サイドポジションで押さえ込まれたコスタが下から返そうとするも瀧本が踏ん張ってサイドポジションをキープした場面で、場内から拍手が起きました。これは、グラウンドの攻防を楽しむ観客が多かったことの表れであること、そして瀧本にとってこの試合が非常に重要なポイントになることを理解している観客が多かったこと、この2点の表れとしても観客の反応だったのでしょう。

とにかく瀧本が勝って良かった。別に応援はしてませんが、わけわかめなブラジル人に勝たれるよりも、瀧本が勝ってくれた方が次の興味が湧きますから。

瀧本のウェルター級第2戦は誰と当たるのか?できることならば越境対決として青木戦やマッハ戦を観てみたい。


〜フェザー級GP2回戦 第1試合〜
○マルロン・サンドロ(TKO)×ニック・デニス

柔術家でありながらボクシングも滅法強いサンドロ。今更ながら優勝候補筆頭に推させていただきます。

それにしてもノヴァウニオンは良い選手を輩出してるよね。具体的に誰なのか聞かれてもすぐに名前は出ないけどw



〜フェザー級GP2回戦 第2試合〜
○金原正徳(判定)ジョン・チャンソン×

この試合でぶつかる両雄は1回戦で、日本人選手に勝った韓国人選手と、韓国人選手に勝った日本人選手。

と、煽ってはみてもサッカーやWBC(ダビュッビーシー byマサ斉藤)のようには盛り上がらない日韓戦。そりゃ仕方がねぇやな。二流同士の試合なんだから。いや、この2人を二流扱いすることに反論のある方もいるかもしれませんが、少なくとも一流として扱われてはいませんよね。

試合は序盤からグラウンドの攻防。ガードポジションで上になった金原は、倒れた相手への顔面攻撃が一切禁止されているZESTの出身とは思えない巧みなパウンドを相手の顔面に打ち込む。第1ラウンドは金原優勢のまま終了。

第2ラウンド序盤、スタンドのパンチの応酬でチャンソンをぐらつかせた金原でしたが
、あそこでさらに一撃追加できないところに金原のボクシング技術の限界を見たような気がしました。あそこは冷静なボクシングでKOしたかったところでしょう。

チャンスの後にはピンチあり。第2ラウンド中盤にはチャンソンに腕十字を決められそうになりましたが、何とか脱出しました。

そして第2ラウンド終了間際には金原がヒールホールドを決めましたが、ラウンド終了のゴングが鳴りました。第2ラウンドの優劣は、序盤のパンチと終了間際のヒールホールドで金原優勢でしょうか。

第3ラウンドはチャンソン優勢で、ゾンビの異名どおりのタフネスぶりを発揮しましたが時既に遅し。判定はジャッジ3人全員に支持されて金原の勝利となりました。

勝った金原ですが、情けない試合をして申し訳ないとマイク。たしかに第3ラウンドの失速は頂けなかったが、トータルで見ればじゅうぶんに面白い試合を見せてくれと思います。



○シャンジ・ヒベイロ()KEI山宮×
山宮は身長177cmでライトヘビー級って、いかがなものか?公表177cmってことは実際には175cmくらいでしょ。ちょっとあり得なくないか?

太って膨れ上がった顔は、分裂を怠って大きくなり過ぎたプラナリアみたいでしたよ。私は、せいぜいウェルター級が適正かと思いますけどね。

山宮は本気でライトヘビー級の頂点を目指しているのでしょうか?ワンマッチでそこそこ頑張って、グラバカのメンバーにいじられ、つまんねぇブログを更新していればそれで満足なのか?

一方のヒベイロは柔術の世界選手権アブソルート級で優勝するという実力、地力の持ち主のはずなんですが、イマイチ強さを感じない選手。前回の杉浦戦では、最後の最後にやっとこKOした感じの試合でした。

今日の試合も、第1ラウンド開始直後のパンチと同ラウンド終了間際の腕十字など、前半は優勢に試合を進めましたが、第2ラウンド中盤からはスタンドで見合った状態で山宮にじわじわと距離を詰められ、劣勢気味の印象を与えました。

しかし、第3ラウンド。目隠しボクシングをやってるような下手糞なスタンドの殴り合いの中、シャンジのフックが見事に決まり、山宮はバッタリと仰向けにダウン。シャンジのTKO勝利となりました。

ボクシングに自身あり気な山宮は、本来であればシャンジの大振りな右フックに合わせたカウンターパンチを打ち込むべきところだったでしょうが、それが出来なかった。

私はこの両者にさほど実力差があったとは思えません。ただ山宮には、シャンジがもっと右フックを振り回してくれるように餌をまくなどの工夫が欲しかったところです。



前半戦の観戦記は以上です。後半の試合についてコメントを書き込みたい方もおられるとは思いますが、あっちこっちしてしまうので、後半戦の観戦記をアップするまで少々お待ちください。



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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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