武田幸三

魔裟斗と武田の引退ロードに何を望む?

1d918980.jpg魔裟斗は人気も実力もピークのままに引退しようとしています。

顔が変形し呂律が回らないドランカー状態の姿を、これから生まれてくる子供に見せたくない。そうなる前に引退する。それも一つの考え方、美学です。

そこには他者が口を挟む余地がないのは理解してますが、正直、物足りなくも感じるのがファンの正直な気持ちです。

逆に、近い将来の引退を明言した武田幸三の肉体はボロボロです。ムエタイの王座を奪取したことが遠い昔のことのように感じられます。

魔裟斗と武田。日本の立ち技格闘技を牽引してきた二人の、まったく対照的な引退ロードはこの先どのように展開していくのでしょうか?

選手自身にとっては綺麗に現役生活に終止符を打ちたいでしょう。

我々ファンとしても、ぶざまな格好で引退してほしいとは思いません。

しかし、もしかしたらぶざまに散ってしまうかもしれない危険に満ちた引退試合に挑む姿を見たいという気持ちもあるのが正直なところ。それが当たり前。ファンは身勝手な存在だから。

屁理屈こねる人もいるかもしれませんが、とにかく面白いものが見たいから格闘技を見てるわけでしょ?我々は。

武田はさらにボロボロになって引退するのか?

魔裟斗は川尻相手に取り返しのつかない黒星を喫するのか?

私は武田がボロボロになるのを期待しているわけではありませんし、魔裟斗が川尻に負けることを望んでいるわけでもありません。

しかし、その危険を冒す戦いに身を投じてほしいと思ってます。

何度も言いますが、そんな風に身勝手なのがファンであり、そんなファンを唸らすことができるのがプロフェッショナルだと思うから。

違います?

私は無責任ですか?ならばあなたは責任が取れるの?

ファンの分際で(笑)

武田幸三の罪滅ぼし

賛否両論のご意見を頂戴したK-1ライトヘビー級新設ですが、その件につきましては近日中に改めて、こんな大会を開いてほしいというエントリーを書く予定でおりますので、まともな格闘技ファンの皆様方からのご意見をよろしくお願いしたいと思います。

さて、オバマ大統領が「CHANGE」を合言葉にしているように、最近の格闘技界でもこれまでの己の殻を破ろうかと言わんばかりにアクションを起こすファイターが目立ち始めました。小さいイベントから再起をかける選手とか階級を下げる選手とか。

K-1MAXのTATSUJIもその一人。日本予選2年連続準優勝という殻を破ることが大命題のTATSUJIですが、その予選を前にして自分を追い込むかのように過激な発言をかましてくれました。

「武田選手に、恥を知れと言いたいですね。お金のためだか知らないけど、もう終わっている選手じゃないですか!!」

まさにおっしゃるとおり。パンチがかすった程度でダウンしてしまうほど脆くなった体であるにも関わらず、大晦日の大舞台にノコノコと出向いて小銭を稼いだ代わりに、己を育んだキックボクシングとK-1の看板に思いっきり泥を塗った最低の男。それが武田幸三ですよ。

何が男だ?何が喧嘩だよ?

同業者(立ち技ファイター)にしてみれば傍迷惑以外の何物でもない武田の惨敗と言えるでしょう。

先に断っておきますが、「ボロボロの体でリングに上がってる武田を悪く言うな」なんて戯言を聞く耳は持ってませんよ、私は。ボロボロだろうが何だろうがリングに上がればそんなのいっさい関係ないのがプロの世界。情けをかけるなんて逆に武田に失礼。

それが理解できない「よいこのK-1ファン」の類の方々には、以前にも紹介したこのエピソードを読んでください(元阪急ブレーブスのエース、山田久志が引退を決意した際のエピソードです)。

そんな武田ですが、驚いたことに今月18日にいつの間にかメストレ復帰戦を行い、デビュー70戦目となる節目の試合をKO勝利でを飾ったとのこと(『Fight&Life』より)。そして、2月のMAXに出場するかもしれないとの発言もしているようです。

ここで私は提案したい。予選一回戦でTATSUJIと対戦予定の山本優弥にはお引取り願いまして、TATSUJIvs武田を組むべきです!!山本が首を縦に振らないならば、TATSUJIを日本予選から離脱させ、武田とのワンマッチを組んだら良い。

それじゃTATSUJIが納得しないだろうと言うならば、TATSUJIが武田に勝利したならば、次回大会でザンビディス戦でも組み、TATSUJIがそれに勝利すればワールドMAX開幕戦の出場権を与えるという条件を付与すれば納得するんじゃないでしょうか?

今更カード変更なんて・・とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、日本予選出場者の選定自体が厳格なレギュレーションに則ったものではありませんからね。

ある意味、今の武田は“旬”のファイター。そこにTATSUJIが燃料を投下したんだからすぐにでもカードを組まなきゃ。鉄は熱い内に打て!ですよ。

武田も骨の髄までしゃぶり尽くしてもらえれば、キックとK-1の看板に泥を塗ったことへの罪滅ぼしになるってものでしょうよ。



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古びたカーテンの向こうから、乳白色に輝く朝がやってくる・・・。

難病ロックトイン症候群がすべての身体的自由を奪った!『ELLE』編集長が20万回の瞬きで綴る奇跡の手記。

今年の大晦日は例年以上に赤っ恥をかいたK-1

本日未明にアップしたDynamite!!観戦記プロローグ『K-1ファンの皆さん、目を覚ましてください!』に対してコメントを下さった方々にまずもって御礼申し上げます。今年一年も「時には意見の相違があるのも当たり前」の精神でよろしくお願いします。

さて、暮れに『大晦日はK-1ファイターの恥かき日和?』というエントリーをアップしましたが、それは不慣れな総合ルールの試合にノコノコと出て行き、当たり前のように秒殺されるK-1ファイターを揶揄したものでした。

ところが昨夜はどうでしょう、K-1ファイターが自分のフィールドであるK-1ルールの試合で赤っ恥をかく事態になってしまいました。武田幸三、バダ・ハリ、武蔵。こいつらはどんな自覚を持って試合に臨んだのでしょうか?

この三馬鹿たちの駄目なところを挙げると、、、

■相手の力量・出方を見抜けない。

■勘違い格上意識で、ガムシャラに前に出て行かない。「おまえら藤波辰巳か?」と突っ込みたくなるくらいのおっとり感でした。受けに回るほどの力量はないだろ、お前らに?ちなみに私はスパーリングでは常に受けに回り、試合ではその真逆でしたけど。

■ジャブが打てない。左手を前に出すだけじゃ駄目なんですよ。そんなんじゃつっかえ棒にもなりません。スピードと距離と威力が不可欠。この三拍子が揃ったジャブを打てるK-1ファイターが何人いますかね?総合格闘家らのラッシュに撃沈した三馬鹿でしたが、強いジャブを打てれば相手もそうそうラッシュをかけられないんですよ。

■基礎体力。総合格闘家らと比較すると大人と子供くらいの差があるんじゃないですか?総合と立ち技では体の作り方が違うんだと言う人もいるかもしれません。しかし、ボクシングのように12ラウンドも戦うならば筋骨隆々も考えものでしょうが、今のK-1は3分3ラウンドが基本ですから、もっと筋肉を身にまとっても良いのではないかと思います。

以上、こんな感じです。

次のK-1(ヘビー級)は3月の横浜大会ですが、それまでに皆様とともにどんなカードを組んでいくべきか等、考えていきたいと思います。

川尻、アリスター、ムサシらMMAファイターを再びK-1のリングに上げてほしいところですが、DREAMとの兼ね合いもありますからね。まぁ我々はファンの立場ですから、そのような事情は二の次にして、K-1存続のための方策を提案していきましょう。

CHANGE!K-1

※Dynamite!!各試合の観戦記は明日アップします。

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ぼくたちはロケットが大好きだった。土曜日の朝の宇宙空港、爆音とともに大空へ消えゆく光点。いつかあのロケットで星の海を渡っていくことを、ぼくたちはずっと夢みていたのだった…。少年たちの宇宙への憧れに満ちた表題作をはじめ、深海の闇にまどろむ恐竜を100万年の時を越えてよびさます「霧笛」、万聖説の宵は妖魔たちの饗宴「集会」など、レイ・ブラッドベリの傑作短編を萩尾望都が描く、珠玉のSFポエジー全8編。

web新のDynamite!!雑感 2(川尻vs武田、W武蔵)

19bc1e0d.jpg川尻達也の勇気と勝算

私が総合格闘技TOPSで練習をしていた時代、川尻選手もまだアマチュアで、私は彼がプロデビューに向けて地道に努力する姿を間近で見ていました。立ち技のスパーも何十ラウンドと手を合わせました。

そんな川尻選手がK-1ルールに挑戦します。感慨深いです。

しかし、当時のTOPSの主力選手の中で、桜井隆多選手や岩瀬選手は立ち技でも相当な強さを発揮していましたが、川尻選手は打撃がウィークポイントであったことは否めませんでした。

そこを克服し、世界レベルのMMAファイターになったわけですが、ことK-1ルールとなると初めての体験であり・・・と、私が危惧するまでもなく、川尻選手自身も「このカードに恐怖しか感じない」とのコメントを残してます。

しかし、私はこのコメントを額面通りには受け取ってません。一般的な予想では圧倒的不利と見られる中で武田に挑む川尻選手は、極めてリラックスした精神状態で試合に臨むことができます。一方、連敗続きで後がなく、K-1ルール初挑戦のMMAファイターを迎え撃つという、負けが許されない緊張した状態で戦わざるをえない武田。両者の精神状態を比較すると、川尻選手の方が十分に自己のポテンシャルを発揮できるであろうことが予想されます。

また、ジャブで相手を突き放すようなパンチが上手ではなく、フック主体のスタイルである武田ですから、パワーに勝る川尻選手に十分勝機があるはずです。



武蔵vsムサシ

このカードが素晴らしい試合になり、K-1ライトヘビー級という新しいステージを創設するきっかけになってほしいと願います。

両者に体重差はあっても、多分契約体重はフリーとなるのでしょうが、武蔵には90kg程度まで減量して試合に臨むことを要望します。ライトヘビー級まで落とした方が間違いなく面白い試合ができるのだから。

K-1の魅力を再認識できるような試合になってくれると良いなぁ。そろそろK-1グランプリだと言うのに、K-1ファン以外は誰も話題にもしない淋しい状況を打破するきっかけになって欲しいです。

武田幸三はモバイラー?

f827e97c.gifソニーのVAIO公式サイトをご覧いただきたい。

なんと驚いたことに、キックボクサー・武田幸三がVAIOのモバイルノートtypeTを小脇に抱えているではありませんか!!

なんか格闘家としてのオーラとはまた違った強烈なソレ。深夜のカフェでVAIOノートを開く中西哲生に匹敵する違和感。

VAIO公式サイトでは、誕生10周年のVAIOモバイルと「本物の強さを探求する」武田幸三の魅力を強引にリンクさせようとしてますが、武田がVAIOノートtypeTに抱いた感想は・・・

「そしてなにより、これでワンセグが観られるっていうのがポイント高い。自分の部屋で静かにテレビを観たいときもありますから(笑)」

≫≫≫実はweb新もVAIOtypeTを愛用してます。人気blogランキングへ
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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