桜井マッハ速人

web新のDREAM.10雑感

最速(笑)観戦記はこちらです。

今回は、その観戦記に寄せられた皆様のコメント等を拝見して思った事などを書いてみます。

あと、当ブログにお寄せいただいたコメントにつきましては、毎度ありがたく受け止めておりますが、エントリーによっては数が多くてレスをするのは困難な状況であり、また、レスを返さないままでいるために新規エントリーの投稿を躊躇してしまうという負の作用が働くことは、まともで偏りのない格闘技ファンである皆様にとっても不利益なことだと思いますので、いっそのこと基本的に個別にレスはしないということにいたします。

しかしながら、皆様のコメントを拝見して思うところがあれば、それを元に新規エントリーを立てていく手法は従来どおりに続けてまいります。よろしくお願いいたします。



<青木にブーイング>
シャオリン相手に本格的な寝技の攻防が期待されながらも、終始スタンドでミドルキックを蹴り続けて判定勝ちした青木。

確かに想定外の戦法でしたが、最も勝算が高いと判断したのであろうムエタイスタイルを私は否定する気にはなりません。

青木を批判している方々の言い分は、そのスタイルが面白味に欠けている、あるいは主催者に甘えていると言うものでしょうが、私は緊張感があって良かったなと感じました。これは受け取り方の違いであって、他の選手が同じことをやったら「もう二度と試合するな!」と怒るかもしれません。

ファンの皆さんは、もうちょっと広い心で試合を見てほしいと思います。裏切られても怒るのではなく、驚きましょうよ。今回の青木が、往年の猪木プロレスに思えたってのは言い過ぎでしょうか?(笑)

まぁ青木も青木で、試合直後のマイクで「このブーイングは想定内だから大丈夫」などとファンを挑発するからいけないんだと思いますが、、、。

それより私は青木に対して怒りのコメントを発したシャオリンの方が気に入らない。

だって、シャオリンは打撃系のファイター相手に真っ向から打ち合いを挑むのかい?って。それに、寝技に持ち込みたいのだったら、他の選手と対戦した時と同じように能動的にその展開を作り出せば良いのであって、今回はそれを遂行できなかったシャオリンが悪い。

ファンがあれこれ言うのは自由だが、お前が言うなよって。

まぁ、なんやかんや言っても、この一件で青木のヒール人気がさらに高まれば言うことなしだと思います。当の本人は己の不人気ぶりにかなり落ち込んでるんじゃないかと思いますが。



<菊野の三日月蹴り>
菊野の三日月蹴りはやっぱり炸裂してましたよね?

実況が「三日月蹴りは出ませんでしたが・・」と言ってたせいもあって、観戦記には「必殺の三日月蹴りも、若干ヒットした系みたいな?」と控えめに書き記した私ですが、当ブログのコメント欄に「綺麗に入りましたよね!」と書かれており、確信しました。ジダも嫌がってましたもんね。

まぁ、素人実況ですから、ダウンでもしない限りは三日月蹴りが出たことにはならないのでしょう(苦笑)

後日、ビデオを見返してみようと思います。



<マッハの豪放ぶり>
3回目の計量でやっと規定体重をパスしたマッハ。いつものことで特に驚きもしませんが、その豪放磊落ぶりも結果が出ないことには非難されても仕方がありません。

また、先日の川尻敗戦を受けて、「総合ルールならば片手でK−1ファイターに勝てる」という発言がありましたが、今回の負けから復活する足掛かりとして対K-1と言うアングルは悪い話ではないでしょう。

片手を縛るってのはあり得ないですが、K-1の重量級ファイターとの(ウェイト面での)ハンディキャップマッチは面白そうです。

web新のDREAM.10展望(マッハ、ピンチ/青木の真価/菊野の一撃)

b844a1b8.jpg室温35℃を超えるレスリング場で4時間近い練習をやり遂げた我が娘。凄い。自分が子供の頃を考えたらあり得ない。つーか大人になってもそんなことできないし。格闘センスは私から譲り受けていても、精神的な部分は私に似ないで良かった。

家でも自主トレを欠かさず、「パパ、うつ伏せに寝てみて」と言われて、そのとおりにすると、右腕をネルソンで決められ、「イタタタ・・」と体を捻るとフォールされる。それがまさにネルソンという技の狙いなのでしょうが(笑)、いつの間に腕力も強くなった娘が非常に頼もしく感じます。

さて、いよいよ今日はDREAM.10が開催されますので、いくつかの試合について素人なりに展望を書いてみようと思います。



<マッハの優勝は厳しい?>
DREAM.10のメインはウェルター級GPで、主役はマッハ(K-1ファイター相手に片手で総合ルール発言については別の機会に)。

準々決勝ではマッハが青木を秒殺で退け、ファンを狂喜乱舞させましたが、果たして今日の決勝トーナメントを制することができるでしょうか?

どうでしょうか、皆さん。マッハを応援はしながらも、正直言うと、マッハの優勝は厳しいのではないかって思ってません?

私も、決勝戦には勝ち上がると思いますが、決勝の相手がガウヴァオンでもジェイソン・ハイでもかなり厳しい試合になると思います。準々決勝でのガウヴァオンとハイは鮮烈な強さを印象付けましたからね。

いかにも柔術家らしい安定感を見せたガウヴァオン、"秒殺猛獣"の異名どおりに1分以内で勝利したハイ。このどちらかと戦うとして、マッハは勝機を見出せるでしょうか?

どっちかと言うとハイの方が穴がありそうで、マッハにとっては組し易いかなと思いますけど、ハイが勝ち上がって来るとしたら準決勝を秒殺で勝利する可能性が高く、体力的にマッハが厳しそう。

考えれば考えるほど(それほど考えてないだろw)マッハの優勝は厳しいような気がしてきます。



<青木の真価が問われる>
青木ががっぷり四つに組む試合ってあんまり見たことが無いですよね。

今日のヒベイロ戦ではグラウンド技の応酬が見られそうな気がしますので、そこで青木が本領発揮できるかがポイント。もし容易に負けることがあれば、今までの勝利は単に寝技に弱い選手を相手に白星を積み重ねて来たという風に捉えられかねません。実際、チョン・ブギョン戦では思うような試合運びができなかった青木ですから。

また、前回のマッハ戦での秒殺負けの負のイメージを払拭するためにも、誰もが納得できるような形で勝利してほしいと思います。

私は別に青木が好きなわけじゃないですが、ヒールは強くなければ存在する価値がないですからね。マッハ戦だって、青木が憎らしいくらいに強いイメージがあったからあそこまで盛り上がったわけで。

DREAMのキーマンとして青木には頑張ってほしいです。



<裏メインは菊野>
渋谷のパギャルじゃなくても「マジうぜぇんすけど」と言いたくなるような極真系大応援団を引き連れてDREAMに乗り込んでくる菊野。

極真はさて置き、菊野の使命は空手の失地回復。過去のMMAシーンでは、数多くの空手家が本領発揮することなく惨敗をし続け、格闘技としての空手のあり方が問われることになりました。

空手の技は実践では有効ではないのか?との疑問に答えを出してくれるのが菊野です。

一つの例を挙げれば、三日月蹴りは必見。まさに一撃必殺の空手技を菊野が体現してくれます。

また、相手が自分の間合いに入ってきた瞬間の攻撃の速さにも注目して欲しいと思います。

一方、相手のジダも打撃が非常に強い選手。先手を打ってくるのはジダでしょうから、まずは菊野がジダのファーストラッシュをどう防御するのかにも注目しましょう。

今日の試合で、ブアカーオからダウンを奪ったジダを破れば、菊野をK-1で見てみたいという声も出てくるかもしれませんが、菊野はK-1ルールでの試合は全く想定していないでしょう。素手に近いオープンフィンガーグローブであるからこそ、菊野の空手技は有効なのだから。

桜井マッハの野性味を長らく味わいたい

Dynamite!!で行われた桜井マッハと柴田勝頼の一戦は、「大晦日だから108つのパウンドを打ち込みたい」と鼻息荒かった柴田を、逆にマッハがパウンドで下す結果となりました。

この試合の山場は試合開始直後に訪れました。柴田の対角線猛ダッシュ。

しかしこの奇襲にも慌てず、後ろ回し蹴りで難なく対処したマッハ。あのような対処の仕方を他の誰が出来るでしょうか?

いや、当のマッハですら頭で考えたわけではないはずです。考える前に体が勝手に反応したのでしょう。相手が荒々しければ、さらにその上を行く野性味を醸しながら。

また、パンチを打ち抜くかのような独特のパウンドのフォームにも野性味、男の色香を感じます。

さすが海外のファンから“レジェンド”と呼ばれるだけの存在感のある選手です。

とは言え、この日本総合格闘技界が誇る“レジェンド”も今ではベテランの域に達してます。海外の列強と第一線で拳を交え続けるのはキツイものがあるでしょう。

であれば、失礼な言い方になるかもしれませんが、今回の柴田戦のようにマッチメイクの妙で賞味期限を延ばすという方策も用いるべきかなと思います。

マッハのような人材はそういないのですから、使い捨てるような愚行はせず、少しでも長くその野性味を味わえるような配慮を主催者に求めたいと思います。

そして将来的には、世界の総合格闘技界の先駆者、功労者に相応しい引退ロードを用意してあげるべきでしょう。



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修斗人気復活を願う

先日の修斗復帰戦で惨敗し、ファンの評価を一気に落とした感が強いマッハではありますが、人気選手が大手団体に流出する傾向が強い中で、マッハの修斗復帰は高く評価すべきことじゃないでしょうか?

やはりアマチュア大会から世界王座まで統括する格闘技団体(競技)は修斗以外に存在していませんから、修斗の衰退は日本の総合格闘技の衰退を意味するといっても過言ではないと思うので。

そして、現在活躍している選手の多くが修斗出身者。マッハ、青木、川尻、石田、朴はおろか、ハンセンやカルバンだって修斗出身の選手なのです。さらに山本KIDもそうですし、『DREAM』以外でも五味や郷野らが活躍しています。

現在の日本の総合格闘技人気は、修斗なくしては語れないのです(お前が語るまでもなく、みんな認識してるよw)。

また今回のマッハのように、大手イベントに出場する選手が自己の基盤となる競技にも参戦することで、選手の個性が際立つようになるという効果もあります。

例えば、マッハが元修斗王者として参戦するより現役の修斗王者として参戦する方が魅力的ですし、ファンとしては基盤となる競技・団体の看板を背負った選手の方が感情移入しやすいものです。

もう一例を挙げると、パンクラスのネオブラッドトーナメントで優勝した全日本キックの吉本も、このままキックを捨てて総合に専念したのでは個性が色褪せてしまいます。幸い、吉本は全日本キックとチームドラゴンの対抗戦に出場するそうですが、キックボクサーとしての実績を上げることで、パンクラスへ再出陣する際にも個性が際立ち、商品価値も上がることになるのです。

話は戻りまして、FEGにお願いしたいことは、マッハの修斗復帰を尊重するのみならず、オリジナルルートで見つけた外国人選手や宮田、永田のようなお抱えの選手を修斗に斡旋するなど、支援・協力体制を敷いてほしいということです。

また、格闘技に興味を示す大手企業にしても、ドンキの社長のように「採算度外視です。儲けるならば新規出店した方が手っ取り早い」などと言うならば、競技として真面目に基盤を確立しようと努力している修斗をスポンサードしてほしいものです。

そして我々ファンも、チケットを買うとか修斗の試合を放送する番組を受信契約する等の形で修斗を支援していくことができれば良いですね。

聞けば修斗は来年5月に創立二十周年を迎えるとのこと。マッハとルミナが揃い踏みしたことを契機にかつての修斗人気が復活することに期待しましょう。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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