格闘技の試合に臨む選手の心情等について書き記したところ、何も経験したことがないバーチャル野郎たちから、反論と言うか、戯言がいくつか寄せられました。

なので、馬鹿にも解るように、さらに書き足し。




相手を真面目に殺すつもりで格闘技の試合に臨む選手はいないでしょうが、相手に怪我を負わせない保証、相手を死なせない保証なんてどこにありますか?

当ブログのプロフィール欄にある私の試合動画をご覧ください。

右ストレートで相手の顎を打ち抜き、失神KOさせた私が正座をして待つ姿で動画は終わってますが、その後10分以上も相手が起き上がらず、私は正座したまま審判から指示が出るのを待ちました。

結局相手の意識が戻らないままに私は勝ち名乗りを受け、相手は会場の空きスペースに運ばれてから意識が戻った様子でした。

大会が終わって数ヶ月後、その対戦相手が別の大会に出場し、白星を挙げたことを知った時には喜びました。格闘技をやめないでいてくれて良かったと。

何せ私は学生キックで失神KO負けして挫折した苦い経験がありましたから。

話が若干逸れましたが、格闘家のパンチやキックには殺傷能力があるわけですよ。プロではない私でさえ、それだけの威力があるのですから(と言うのは謙遜で、プロでもあれ以上の右を打てる選手はなかなかいないんじゃないの?)。

そして、実際に死亡事故も起きているわけです(まぁ、試合に出たとしても相手にかすり傷一つ負わすことも出来ないであろうバーチャル君たち、私のような経験も葛藤も味わったことがないヲタ連にはなかなか実感できないのだろうが)。

格闘技は決して殺し合いではないが、相手を殺してしまいかねない戦いの場に身を投じる選手の心境がどんなものか、少しは理解できるようになりましたかな?

格闘技は、自分が死ぬかもしれない、相手を殺してしまうかもしれない、怪我を負うかもしれない、相手を再起不能にさせてしまうかもしれない・・・それほどに厳しいものだと言うことです。




そして最後に一言。

冒頭に“バーチャル野郎たち”という言葉を使いましたが、この一連のエントリーで私が最も訴えたかったことはそれなんです。

格闘技の試合に臨む選手の心境についての私の認識が正しいかどうかなんてどうでも構いません。

何も経験したことがない、痛みも感じたことがないバーチャル野郎たちが一丁前に意見を発信することが問題だと思ってます。とにかく無秩序。ネットの弊害。

私に反論してくる皆さんは、格闘技というジャンルにおいては自分が半人前かそれ未満であることを自覚し、わきまえた発言をするように心掛けて欲しいと思います。

どうしても自分が正しいことを証明したいならば、K-1心中のコメント欄を拝借するような恥ずかしい真似はおやめなさい。コメント欄では一つのテーマについての意見を簡単に述べるのが限界。

ご自分でブログを開設すれば(まぁ、開設済みなんだろうけどwww)、主張する人間の背景や人物像等、伝えられる情報量も増え、相手を説得するにも有利だと思いますよ。

私に反論する方々がどんなブログを書いてるのか、興味津々です。




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