川尻達也

UFC FIGHT NIGHT シンガポール大会観戦記(ニコ生)

IMG_7033ニコ生のプレミアム会員に久々に登録した。青木が金網に入った試合以来かな?あの時は所用で出先に居て、仕方がないからマックの店内にて無線LANで視聴してたんだが、やたらと混んでる店舗だったもので、店員に長居を注意されたっけ。いい歳したオッサンが情けないよな。ノートPCいじってるところを「店内混雑しておりますので・・」と、店を出るように促されるって。

プレミアム会員登録料が525円で、UFC視聴料が525円。合計1,050円で菊野や川尻の試合を観れるんだから安いものでしょう。ただ、プレミアム会員登録料は毎月自動更新で金が引き落とされるので、早く退会しておかないといけませんね。番組表を見たけど、他に観るべきものなんてなかったもん。なんなんだよ、あの顔出しとかw そもそもネット動画なんて観てる暇ないからな。素人女が部屋で世迷言語ってるのをのんびりと視聴していられる方々が羨ましいですよ。

さて、肝心の観戦記ですが(観戦記なんて書くのいつ以来だよ?)、まず菊野は、20僂眇板杭垢里△訌蠎蠅冒瓦何もさせずに判定勝利。沖縄拳法の突きか三日月蹴りでのスカ勝ちを期待する人も多かったと思いますが、UFC初戦で、しかもウェルター級でも良いくらいに圧倒的な体格差を誇る相手を完封したのですから、評価しない訳にはいかないでしょう。私が見た限り、三日月蹴りは2発良いのが入っており、相手を後退させたり、引き込みに逃げ込む場面を作りました。突きも中当たり程度のものが数発入っており、それだけでもじゅうぶんに見応えがありました。さらに菊野の構えは米国人が好む東洋の神秘スタイルで、シンガポールにおいても試合開始直後に会場が沸きましたから、次回は本土での大会に招聘されるのではないかと思います。

続いて“ZSTの賢人”清水は、いきなり膝蹴りを前頭部に食らい、その後もパウンドを食らいまくり、最後はバックチョークでタップアウト。打撃に難ありという以前に、相手との体格差が大きかった。菊野の場合は身長差とリーチ差だけだが、清水の相手は根本的に体が違い過ぎた感がある。もし次があるならばフライ級で出直す以外にないでしょう。顔面が大きく変形するほどに殴られた清水の容態が心配です。

ストラッサー起一は、相手を金網に押し込んだところ、後頭部に反則の肘を連打で食らって悶絶。反則勝ちとなりましたが、担架に乗せられ病院送りとなりました。こちらも容態が気になります。相手は見るからに強暴そうなブラジリアンでしたが、あんな反則を犯すってことは、精神的に未熟なのでしょうね。相手あるいは負けることへの恐怖心から出してしまった反則でしょうから。

川尻は、強引に自分の型にはめて勝利するスタイルを貫き、バックチョークで一本勝ち。相手は失神しました。相手の土俵で戦わないってのは鉄則。これを貫徹できれば今後に期待大でしょう。試合後のマイクは、インタビュアーのブライアン・スタンとみずたま嬢もたじたじになるほどのハイテンション。

「もっと強い相手と戦わせろ!(おっと、フォロー忘れず)今日の相手も強かった。ビックリした」

「デイナ、ロレンゾ、俺にサブミッションオブザナイトをよこせ!」

「ここがオクタゴンのど真ん中だ!俺がDREAMだ!!」

格ヲタも条件反射で喜ぶキーワードを散りばめた名言も飛び出し、このテンションには賛否あるかとは思いますが、存在感を示したことは間違いないでしょう。

川尻の試合が終わった時点で既に日付が変わっていたので、メインは観ないで寝ました。タイムシフト放送でも観ることはないでしょうねw

いや〜、久々に格闘技中継で力が入りました。次は君たちの戦いをWOWOWで観たい!!!





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DREAMライト級の針路 〜青木の激勝に想う〜

52eb67de.jpg川尻が完勝し、青木の仇討ちと言うか、日本格闘技界の失地回復のためにアメリカへ出征する。そんな青写真を勝手に描いていたが、まんまと青木に持って行かれた。

フィニッシュはアキレス腱固めか。まるでセコンドの北岡が無敵だった頃のような有無を言わさぬ勝ち方だった。

あれをケージの中でやって欲しかったなぁ。

今回の勝因は、ミドルキックで様子見をせず、思い切ってタックルを仕掛けたことだろう。

これまではムエタイスタイルに傾倒し、メレンデス戦でもミドルを繰り出したが、相手の接近を阻むことすらままならず・・・。

ただね、タックルを決めることは口で言うほど容易ではなく、思い切りの良し悪しやフィジカルの状態等に加えて、相手の出方やと状況等、様々な要素があってその成否が決まるわけだ。昨日の青木あるいは石田みたいにズバリと決まるケースもあれば、小見川の相手みたいにあしらわれるだけだったりオブライエンみたいに墓穴を掘るような最悪のケースも有り得るのだ。

だから、いつか青木が再度ヘStrikeForceで試合をすることになったとしても、今回のように完勝できる保証はない。言うまでもなく。

が、昨日の戦い方が青木が勝利するには一番の近道だろう。ミドルキックで牽制する暇があったら、決死のタックルで寝技地獄に引きずり込め!

川尻がああなってしまった今となっては青木にやってもらうしかない。この勝利の余韻が醒めやらぬうちにStrikeForce再出撃の段取りを決めてくれ!!

一方の川尻だが、あれだけ捻られたのでは足首が完治するまで相当の時間を要するだろう。下手すれば年内復帰も無理かもしれない。

それを考えると、セコンドがタオルを投入する手はなかったのか?と、先に立たない思いが込み上げてくる。

外野が口出しする問題じゃないとか山田トレーナーとの絆の強さがなんたらかんたらとの声が聞こえてきそうだが、ただでさえ手薄な選手層に穴を空けられては、こちらとしても困るんですよ。

青木に負けたとしても日本の二の矢としてStrikeForceに放つことが出来たはずなのに、怪我をしては台なしだ。

川尻自身だってさ、タオル投入で取り乱したとしても、一晩経って頭を冷やせば納得するはずだよ。

それより何より、あの体勢から逃げようがなかったってことは、当の川尻が一番良く知ってるわけだから。

(あとがき)
いつにも増して淡泊な内容の観戦記になりました。思い入れの度合いがそのまま出た形か。それもそのはず。これでやっとスタートラインに立てたわけだから。

体勢を立て直した青木の真珠湾攻撃に期待したい。




web新のtwitter。こんな投票所は嫌だシリーズとこんな女は馬鹿だシリーズをお楽しみください。

web新のDREAM.15展望 〜川尻の鉄槌が誘うSFへの壮行歌〜

今朝は早起きしたため、今回のDREAM展望エントリーを書いてみたら、ライブドアブログ管理画面がなぜか投稿する段階になってログアウト状態に陥り、自動バックアップもされずに全てが消失してしまった。

そんな訳で昼休みに改めて書いてみたが、早朝のテンションは戻らず、特に吉田道場組関連のエントリーでは元の5割減のボルテージになってしまったような気がしてならない。残念だ。

急ぎで書いたため、乱筆をご容赦願いたい(毎回乱れてるってw)。

<小見川、見参!>
柔道あがりはろくな奴がいないが、小見川は危険極まりない刺激物。彼が参ったことでフェザー級が一気に過熱する。

高谷が望んでいるはずのリベンジマッチ。

ビビアーノとの柔道vs.柔術異種格闘技戦。

vs.ウィッキーは、唐辛子エキスを直腸に注入されるくらいにヒリヒリする戦いになるだろう(注入された経験はないが)。



<カズ、中村カズ>
吉田道場から中村カズもオマケで参戦。スポナビのインタビューを見たら、こんなことを語っていたカズ、中村カズ。

< font color=steelblue>「戦極の時はJ−ROCKが運営も担当していたので、運営も気になったりしていた部分があったので、DREAMに出ることで純粋に試合に集中している気持ちはあります」

カズが大会運営の何を担当していたと言うのか?(笑)



<石田のフェザー級転向初戦>
一時期の連戦連勝の勢いが消えてしまった石田が、フェザー級転向で心機一転を図る。

石田は私の元同門選手だ(敬称は他の選手同様に略させていただきます)。たしか99年だったか、石田がTOPSに入門した日は打撃の練習日だったため、私もそこに居合わせ、金沢先生に言われてスパーリングを行った。その中で後ろ回し蹴りを繰り出してきた彼に対して、私が「単発で出すのではなく、バックハンドブローのような同じ回転系の技で意識を上に持って行かせてから出すとヒットしやすいと思いますよ」と助言すると、「ハイ」と素直に聞いてくれた。

その輝く瞳を見て、彼のプロ格闘技での大成を確信したことをよく覚えている。そして、その通りとなった。

さて、転向初戦の相手はDj.taiki。K-1MAXで渡辺に勝利する程の実力を有するストライカーだ。石田がストライカーを相手にした場合の試合展開を予想すると、0か100かの極端な結果になりそうな気がする。石田がグラウンドで完封するか、打撃でKOされるか。廣田に秒殺KO負けした悪いイメージを払拭するためにも、スカっと勝っておきたい一戦だろう。

かつてはメレンデスを封じたほどのレスリング力+αでの再起を期待する。



<ライトヘビー級王座挑戦者決定戦>
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショー・タイム)
水野竜也(日本/U−FILE CAMP.com)

これは笑った。盛り上げ役と実績皆無の日本人。でも、あくまで挑戦者決定戦だから良しとするか。



<菊野vs.カルバン>
なぜか菊野の試合にはチャレンジマッチの臭いが付きまとう。未だに総合における空手家の信頼度は低いということか。実際に弘中戦でも菊野の負けや苦戦を予想したものがファンが少なくなかった。

今回の相手、カルバンも打撃が売りの選手だが、相手によっては積極的にグラウンドでの展開を仕掛けてくるクレバーなファイターだ。まずはスタンドの打撃で圧力をかけてみて、それに菊野が屈しない場合は、三日月蹴りへの警戒もあってテイクダウンを狙ってくるだろう。

このように寝ても立っても強い相手には、過去にエディ・アルバレス戦で苦杯を喫している菊野。カルバンを相手に総合格闘家として成長した姿を披露してもらいたい。

最後に余談だが、菊野が時折口にする「自分の会社を前に進めるために動いている」的発言。胡散臭いことこの上ないので慎んだ方が良いだろう(笑)



<青木vs.川尻>
青木を取り巻く状況は厳しい。大晦日の腕折り&中指事件に始まり、名誉挽回も兼ねて臨んだかのようなストライクフォースでのメレンデス戦では手も足も出ずに完敗。そして今回のタイトル防衛戦では、その実現に至る経過同様に未熟な、青い果実を人に擬したかのような態度で会見に臨んだ青木は更なる批判の声に晒されているようだ。

私は青木について語れるほどの知識も見識も持ち合わせていないため、青木批判をここで展開することはしないが、今回の試合に私が期待するのは川尻の完勝だ。殴り殺す勢いでパウンドし、青木を半殺し状態にしてほしい。

そこまでやれば、青木叩きをするファンも鎮まるだろうし、これまで国内同階級で敵なしだったことが増長の一因であっただろう青木の精神を浄化することにもなるだろう。さらに、私の中ではこれが最も重要なのだが、青木が一敗地にまみれたストライクフォースへ川尻を日本代表として送り込む機運を高める作用も働くことになるのだ。川尻が青木とぐだぐだの判定試合を演じたとしたら、快く壮行する者など誰ひとり現れないだろう。

明日のタイトルマッチでは、川尻がパウンドを打ち込む度にセコンド陣あるいはそれに釣られた観客らが発する掛け声が、ストライクフォースへの壮行歌としてアリーナに響き渡るだろう。


web新のtwitter。twitterは嘘をつかない(つけない)。

K-1ファンこそ川尻選手に感謝すべき

私はとても悲しい。

何が悲しいかって、川尻が魔裟斗に完敗したことを受けて、「ほれ見ろ」みたいな声が一部のファンの間から出ていることが残念でならない。

いや、正しく言うならば、そんなこと言ってるファンは滑稽でしかない。あなた方はテレビに噛り付いてこの一戦を楽しんだわけでしょ?それは誰のおかげなの?って。あれがサワーとかキシェンコ相手だったら、あそこまで熱狂できなったでしょ?

川尻が大晦日に武田を完膚なきまでKOして“K-1の危機”というアングルを作り、魔裟斗戦が決まってからはアジテーションでファンをヒートアップさせてくれた川尻に対しては、感謝の言葉しか浮かばないはずですよ。

この感謝の意は、DREAMファンより、むしろK-1ファンこそ表すべきだと思う。だって、K-1に一番足りないもの=熱気、熱狂の坩堝と化す会場の盛り上がりを持ち込んでくれたのが川尻なのだから。とてつもない川尻効果。

さらに言い過ぎるならば、K-1ファンだか何ファンだか知らないが、みんな川尻の手のひらの上で踊ってただけなんだよって。

やってやるって!

最後に私個人の感想を少しばかり。

この一戦が始まるまで、私はすごく複雑な気持ちでいました。だって、魔裟斗と言えば私がこよなく愛するK-1の象徴的存在だし、一方の川尻選手はかつて同じジムでスパーリングを繰り返したお方ですから。

私が結婚を機に土浦のジムを辞めてからも、川尻選手をはじめ岩瀬選手や石田選手らの活躍は常にメディアを通じてチェックし、「うわぁ〜、凄いなぁ」と驚きながら応援し続けてきました。

しかし、今回の魔裟斗戦となると話は別なんです。自分が目指し、あと一歩のところまで来ていた(主観w)K-1のリング、その頂に立つ魔裟斗が、MMAファイターに負けてもらっては困るんです。これ以上K-1のステータスが下がることは許されないのだから。魔裟斗が巻けたらK-1が終わってしまうから。

だから、今回は魔裟斗を応援した私でした。

あと一言。川尻の顔が好きになれないってコメントがありましたが、川尻選手は人間的にとても気持ちの良い青年です。以前にも書きましたが、私が結婚する際に嫁さんを連れてジムに挨拶に行った際には、練習の手を止めてイスを出してくれた川尻選手。

いかにも無愛想で鉄面皮的な雰囲気を醸し出してる川尻選手ですが、それは茨城在住の一青年である自分と、世界のトップで戦うファイターとしての自分を区別し、クラッシャーに変身するための意味合いがあるんじゃないかと私は思ってます。

web新のK-1MAXテレビ観戦記 これがK-1です!

番組冒頭で2004年Dynamite!!で行われた魔裟斗とKIDの一戦のハイライトが流されましたが、あの試合を客席で観ているお客さんたちの表情がとっても素晴らしく良い顔してた。本当にスタア同士の一戦を堪能しているって雰囲気。昔、大衆が力道山や大鵬の試合をこんな感じで観てたんだろうなぁって思いました。



○HIROYA(判定3-0)ロペス×
ロペスの煽りVの中に「出典:ザンビディス」が出た時点で、これは期待できない選手なんだなぁと。良い映像が拾えなかったんだなぁと。

しかし、なかなかの強打を披露し、いきなりK-1のお家芸発動!!(爆笑)

第1ラウンド、HIROYAはダウンでしょ、明らかに。まぁ、いいや。笑えたから。

しかし、第2ラウンドからいきなり失速したロペス。ダウンを喫する。

スタミナのない選手なのか?

空気を読んだのか?

袖の下が渡されたのか?

第3ラウンドはHIROYAの猛攻に防戦一方のロペスで、HIROYAの判定勝利となりました。

たしかにHIROYAは良い体をしているし、左ボディブローも悪くない。

しかし、初めから主催者が特定の選手をプロテクトしながら育てるような手法は受け入れにくい。格闘技ファンの大半が成人男性なんだから、黄色い声援にばかり頼っていたのでは、本当のスタアは誕生しないと思います。



○ジェヒ(KO)KID×
まずKIDがどんな構えを見せるのかに注目しましたが、何とも中途半端な感じで嫌な予感がしましたが、まさかこんな負け方をするとは思いませんでした。

KIDはなぜあんなに勝ち急いだのか?

KIDはガードを下げた構えがベスト。ガードをすることでステップワークがおかしくなる。

あとは気持ちの問題。守りに入った人間は弱くなるものです。



○渡辺(KO)山本×
やっぱパンチの伸びが違うわ。MMAファイターを相手にした試合で、本当ならばK-1ファイターがこんな勝ち方をしてほしいもの。

K-1ファイターに足りないものを渡辺は持っている。それはボクシング技術とフィジカルの強さ。

山本篤をKOで退けた渡辺。次はKID戦か?

しかし、この渡辺の強さを見せ付けられては、KIDも及び腰になるだろう。



○山本(判定)ドラゴ×
佐々木希の顔をアップで映すのは止めてほしい。『漂流教室』で怪虫に殺された女児みたいな顔。

すんません。本題に入ります。



<詫び状>
私は、山本がドラゴに勝てるわけが無いと予想しましたが、山本の文句なしの完勝でした。山本を舐めてました。申し訳ありませんでした。




この試合結果を分析すると、山本の左ミドルがポイントでした。ドラゴはそれをかなり嫌がった。

そして、ドラゴは接近戦をするしかなくなった。本来であれば、もっとパンチを強打できる距離で戦いたかったはずだが、その距離は即ち山本の左ミドルの射程距離であった。

うん、前回エントリーで書いたように、やっぱり今大会のポイントは左ミドルキックだったな(笑)



○サワー(延長判定)キシェンコ×
まぁ、どこに出しても恥ずかしくないテクニカルな一戦であったのは間違いないが、何か物足りない。

それは、どっちが勝っても大勢に影響が無い試合だからか?

上級者同士の潰し合いに食傷気味なのか?

(勝敗は別にして)試合の行方が見えてしまい、驚きが無いからか?

K-1の一流選手同士の戦いを見ていると、なぜK-1が人気格闘技になったのかが見えてくる。K-1人気の要因は、力量に差のある選手を対戦させることでKO決着を意図的に量産したことなのだ。

延長戦に及んだサワーとキシェンコの死闘は、見ていて痛々しささえ感じられた。



○ペトロシアン(判定)クラウス×
サワーvs.キシェンコをフルラウンド流したならば、この試合をもっと長く見せてほしかった。

ペトロシアンのキャラ作りはやや強引か?(笑)



○魔裟斗(KO)川尻×
やっぱり格闘技の試合はこうでなくてはいけないって言うモデル的な試合だった。

格闘技はゲームであってはダメなんです。試合前からファンが体を震わせて身構えるような緊張感。私はテレビの前でこの試合を観ていて、己の心臓の鼓動が聞こえてきましたよ。

その緊張感さえあえば試合内容なんてどうでも良い。いや、試合内容も最高だった。

この試合の後にこそ、魔裟斗には「これがK-1です」とマイクで宣言してほしかった。

また後日、感想を書かせていただきます。

ぃょぃょK-1MAX 魔裟斗とKIDのミドルキックが明暗を分ける?!

直前の展望をいろいろ書きたいのですが、時間が無いので出先から携帯で簡単に投稿させていただく。

今日のK-1MAXでは、ミドルキックがキーポイントになる。

その試合は、魔裟斗vs.川尻とKIDvs.ジェヒ。

川尻の弱点はレバー。彼がアマチュア時代に何度もスパーリングをした私だから知っている。

当然、弱点を克服することで世界のトップクラスに登り詰めたのでしょうが、もしかすると弱点が弱点のままかもしれません。

そこに、MMAではあり得ない鋭さの魔裟斗の左ミドルが炸裂したら・・・。

続いてKID。前回のエントリーでは「KIDのミドルキックが炸裂。ヤバイ」と予想を書きましたが、別の意味でヤバイような気がしてきました。

それは、いくらKIDとは言えども、キックボクサー相手にキックボクシングのリズムで戦うのは危険が大き過ぎるだろうってこと。

K-1ルールでも活躍してきたKIDは、彼ならではのリズムで戦っていたことが大きな勝因だったはず。俗に言われる動物的な動きってヤツ。

しかし、最近ではムエタイに傾倒してるKID。DREAMでのウォーレン戦ではアップライトの構えから繰り出すミドルキックが印象的でしたが、今日の試合も同様のスタイルで臨むのだとしたら、本当にヤバイかもしれません。

川尻戦もいつもの魔裟斗・・・のようです

激熱の公開記者会見を見る限りでは、もしかしたら魔裟斗は川尻の挑発に乗って打ち合いに挑むのではあるまいか?というノリでしたが、やっぱり魔裟斗は魔裟斗。絶対に絶対に負けてはいけない己の立場を理解しており(当然か)、これまでの“異種格闘技戦”同様に蹴り主体で戦う意向のようです。

それは、昨日の公開練習での発言から読み取れます。

「でも熱さの中に冷静さがないと、去年のトーナメントみたいに倒されちゃうから。熱くなってもそこは冷静に」

「どういう試合をするかは考え中です。パンチだけが打ち合いじゃないんで。K−1の試合だし」

そーゆーことです。

この発言を聞く前は、もしかしたら・・みたいな不安がありましたが、普通に魔裟斗が勝つ試合になるんじゃないでしょうか(私は一方的に魔裟斗を応援してるわけじゃないですけど。そこら辺の複雑な心境は後日に)。

まぁ、魔裟斗がどんな戦法を用いようとも、このカードが実現するってことだけでエキサイティングです。良しとしましょう。

あと、昨日の発言の中にユニークなものがありました。

「いいんじゃないですか、吠えていれば。俺はドーンと構えておけばいい。吠えてた方が面白い」

公開記者会見で吠えまくっていたのは魔裟斗の方だった印象ですがw




魔裟斗の過去の“異種格闘技戦”関連エントリーはこちら
(ビンス・フィリップス戦、鈴木悟戦、大東旭戦等)

K-1MAXのいちばん熱い夏 魔裟斗vs.川尻 Vol.2(心理戦。まずは川尻の勝利)

(Vol.1からのつづき)
前回のエントリーで、魔裟斗vs.川尻のカード発表記者会見における両者のマイク対決は川尻に軍配が上がったと書きましたが、ホント、試合は既に始まってるんですよ。

通常のK-1のように身内同士がなぁなぁでやってるようなカードではなく(勝っても負けても次が保障されている試合のどこをなぁなぁじゃないと言う?)、勝ち負けが極めて重要な意味を持つ試合ほど、心理的な駆け引きの重要性が高くなるのです。

カード発表会見という第1段階で、まずは川尻が"1ラウンド決着必至の打ち合い=喧嘩をする"という言質を魔裟斗から取ってしまったことが大きいです。魔裟斗はフットワークを駆使して戦ってこそ強さを発揮するタイプですから、足を止めての打ち合いになれば川尻の勝つ確率は高まるはずだから。

でも、勘違いしないでください。私は、打ち合いになれば川尻の方が強いとか魔裟斗が馬鹿正直に足を止めるファイトスタイルに変えてくる等とは思ってませんからね。

では、川尻がこの心理戦で何を勝ち得たのか?という話になりますが、それは2点あると私は思います。

1つは、魔裟斗がどんなファイトスタイルで戦うかを考えたときに、心に迷いが生じる可能性が高くなったことです。心理的な揺さぶりと言うのでしょうか。

これまで"絶対に負けられない"異種格闘技戦的な試合における魔裟斗は、逃げるスタイルと揶揄されるほどにフットワークを駆使する安全性の高い戦い方を徹底してきました。フィリップス戦、大東戦、鈴木悟戦とも打ち合いはほとんど回避して、決定打は全て右ローキック。山本KIDとの試合ではハイキックでダウンを奪いましたが、試合運びは同様に足を使ったものでした。

この冒険しない部分が魔裟斗の物足りなさであり、アンチ魔裟斗が突いてくる要素にもなっていました。そして、その風潮を受けて、対戦相手の川尻もこんな言葉を吐きました。

「僕の知る限りでは魔裟斗選手の試合は“ケンカ”の割には判定が多いので、勝っても負けてもKOで終わらせたい」」

いかがでしょうか?

ヘビー級選手の倒し合いが面白くてK-1ファンになったようなにわかに限って「KOだけが勝ちじゃない」とか言い出すから滑稽で面白いのですが、確かにジャンルを背負う魔裟斗からすれば、負けない戦い方をせざるを得ないのは当然のこと。

そして、来たる川尻戦も同様の戦い方をすれば魔裟斗は負けないと断言できる。

だから川尻にとっては純K-1の試合ではなく、喧嘩腰の殴り合いという、勝機の見出せる自分の土俵に魔裟斗を上げる必要があるのです。

しかし、前述したように魔裟斗が馬鹿正直に足を止めて打ち合いをするとは思えません。例年大晦日の対ボクサー戦直前になると恒例の「パンチで打ち合っちゃおうかな」宣言が飛び出すものの、何事も無かったかのように打ち合いを回避してきた魔裟斗ですから。

そんな魔裟斗の強い信念(と言ってよいのかわかりませんが・・)を、少しでも揺さぶることができたならば、この舌戦の成果は大きかったと言えるでしょうし、実際に魔裟斗がいつもどおりに打ち合いを回避したとしても、試合前の調整段階で心に迷いが生じ、メンタル面で何らかのマイナスの影響が出るかもしれません。

山田トレーナーの存在も正直、不気味です。

川尻が心理作戦で勝ち得たもの、2つ目は、短期決戦という勝敗を度外視した戦いを宣言したことで、川尻は非常に穏やかな精神状態で試合までの練習に取り組むことが出来るようになったことです。

それに、短期決戦で試合が終われば、負けてもイメージダウンを最小限にとどめることができますから。

川尻にとって避けたいのは、フルラウンド戦い、ローキックでダメージを蓄積され、意識があるままにダウンを余儀なくされること。これは印象が悪い負け方。特に"クラッシャー"の異名をとる川尻にとっては尚更心を折られる姿を見せることはできません。

逆に短期決戦でKOされれば、やはり魔裟斗は役者が違った。K-1ルールでは・・・で済むことであり、他競技のトップファイター相手に玉砕したことを称える声が上がるかもしれません。

以上2点を記してみましたが、心理作戦に成功した川尻が、今後さらにどのような揺さぶりをかけてくるのかも見所でしょう。

(つづく)

他に比類なき存在 魔裟斗

現在の日本格闘技界で最も有名な選手は魔裟斗でしょう。

そして、他の選手とは桁違いであろう多額のファイトマネーを稼ぎ、女優さんと結婚し、金融商品のCMに起用され、バラエティ番組ではゲストとして最も"高い"座席に座らされる魔裟斗は、金銭的にも社会的にも最も高い次元で欲求を満たしたファイターです。

昨日の引退発表会見が、K-1を放送していないテレビ局のニュース番組でも報じられたことも異例のこと。

まさに他に比類なき成功を収めた格闘家であることに誰も異論は無いでしょう。

そんな魔裟斗が横浜大会の解説中に放った一言が波紋を呼んでます。

「俺を舐めてる奴がいるから、やっちゃおうかな」

舐めてる奴とは、前回のDREAMの煽りVで「再度K-1で戦うなら相手は魔裟斗だけ」と語った川尻達也を指しているのは間違いありません。

実際のところは川尻は魔裟斗を舐めてはいません。K-1公式サイトのインタビューでは、

「魔裟斗さんに勝つなんて、今から陸上を始めて金メダルを獲るくらい難しいですよ」

と語ってます。

しかし、川尻がいくら魔裟斗に勝利することを高いハードルだと語っても、本心から魔裟斗をリスペクトしていたとしても、魔裟斗にとっては自分への挑戦を表明されれば「舐めてるのか?」となるのでしょう。

それは、相手が総合格闘家だろうがK-1ファイターだろうが魔裟斗にとっては関係ないことなのだと思います。

格闘技界において魔裟斗は他に比類なき存在なのだから。

web新のK-1横浜TV観戦記その2(這う這うの体で勝利したボンヤスキーに幻滅)

皆さん、正直どう感じましたか?

私は、パワーファイターを相手にしたボンヤスキーの相変わらずの弱々しさしか感じられませんでした。過去にボタやプレデターら大型選手に苦戦したのと同様に。

一方のアリスターは動きの緩慢さが目立ちましたが、パンチと膝蹴りで確実にダメージを与えていました。

この試合のポイントは、第2ラウンドのジャッジだったと思います。私の目には10−9でアリスターでしたが、ジャッジは3人ともイーブンでした。アリスターにとってはアウェーですから致し方ありませんが、もしジャッジのうち2人が私同様の判断を下していたら、第3ラウンドのアリスターの試合運びはもっと丁寧になり、不用意にパンチをもらってダウンするようなことはなかったはずです。

それにしてもボンヤスキーには幻滅しましたね。のそりのそりと近付くアリスターに対して成す術無く後退し、毎度毎度の亀ガード。本来ならば、距離を詰めて来るアリスターに対してジャブや前蹴り、ミドル等で間合いをキープしなければならないのに、それが全く出来ない。

そして、解説の魔裟斗もその効果を認めたアリスターのチャランボが効いて足元は覚束ないわ、鼻血は垂れ流すわで、K-1王者の威厳など微塵も感じられませんでした。

ボンヤスキーはあれで良いと思ってるのかな?思ってるんでしょうね、試合後の表情を見る限りは。

試合に勝ったにもかかわらず試合内容の悪さをリング上から詫びる殊勝な選手もいますが、ボンヤスキーにそんな気持ちは微塵も無いのでしょう。GP決勝という大舞台でダブルビジョンを訴えて試合を終わりにしてしまうだけのことはあります。ボンヤスキーはアレと同じ。目が見えないふりして障害者手帳や生活保護を受給しているオッサン。

試合結果だけを見ればK-1王者が外敵を退けたとなるのでしょうが、そんなもんはKヲタのオカズにしかなりません。何度やっても結果は同じだろうという印象を観客に植え付けるくらいに完勝することがボンヤスキーに与えられた使命だったはずなんですが、何とも煮え切らない一戦となってしまいました。

最後に余談ですが、解説の魔裟斗の発言に注目。

「大晦日からK-1が総合に負け続けていて、俺を舐めたようなこと言ってる奴もいるみたいだから、俺、総合とやっちゃおうかな」

待ってました。他流試合に滅法強い男の出陣予告。魚群並に激熱です。

大晦日Dynamite!!の解説時には、川尻との対戦を谷川に振られても「僕はやりません」と一蹴していた魔裟斗ですが、どうやら重い腰を上げてくれそうです。ワールドMAXなんてどうでもいいから、今年の魔裟斗は他流試合をテーマにしたワンマッチ一本に絞ってほしいと思います。

K-1vs.総合の他流試合はまだまだ続きます。

しかし、忘れてはいけないのは、K-1ファイターは自分達のリングにおいて、自分達のルールで、総合格闘家を迎え撃っているのだということです。

web新のDynamite!!雑感 2(川尻vs武田、W武蔵)

19bc1e0d.jpg川尻達也の勇気と勝算

私が総合格闘技TOPSで練習をしていた時代、川尻選手もまだアマチュアで、私は彼がプロデビューに向けて地道に努力する姿を間近で見ていました。立ち技のスパーも何十ラウンドと手を合わせました。

そんな川尻選手がK-1ルールに挑戦します。感慨深いです。

しかし、当時のTOPSの主力選手の中で、桜井隆多選手や岩瀬選手は立ち技でも相当な強さを発揮していましたが、川尻選手は打撃がウィークポイントであったことは否めませんでした。

そこを克服し、世界レベルのMMAファイターになったわけですが、ことK-1ルールとなると初めての体験であり・・・と、私が危惧するまでもなく、川尻選手自身も「このカードに恐怖しか感じない」とのコメントを残してます。

しかし、私はこのコメントを額面通りには受け取ってません。一般的な予想では圧倒的不利と見られる中で武田に挑む川尻選手は、極めてリラックスした精神状態で試合に臨むことができます。一方、連敗続きで後がなく、K-1ルール初挑戦のMMAファイターを迎え撃つという、負けが許されない緊張した状態で戦わざるをえない武田。両者の精神状態を比較すると、川尻選手の方が十分に自己のポテンシャルを発揮できるであろうことが予想されます。

また、ジャブで相手を突き放すようなパンチが上手ではなく、フック主体のスタイルである武田ですから、パワーに勝る川尻選手に十分勝機があるはずです。



武蔵vsムサシ

このカードが素晴らしい試合になり、K-1ライトヘビー級という新しいステージを創設するきっかけになってほしいと願います。

両者に体重差はあっても、多分契約体重はフリーとなるのでしょうが、武蔵には90kg程度まで減量して試合に臨むことを要望します。ライトヘビー級まで落とした方が間違いなく面白い試合ができるのだから。

K-1の魅力を再認識できるような試合になってくれると良いなぁ。そろそろK-1グランプリだと言うのに、K-1ファン以外は誰も話題にもしない淋しい状況を打破するきっかけになって欲しいです。

DREAM.5 TV地上波観戦記 ライト級GP編

DREAM.5観戦記。まずはライト級GP編です。

○青木vs宇野×
凄い試合でした。ブロガーごときがあれこれ語るような試合じゃないでしょ。記者もたいしたことは語れないだろうけど(笑)

第1ラウンドは、アホの高田風に言えば「私、この10分間、ほとんど呼吸してませんでした」みたいな、まさに息が詰まるような死闘でした。

ただ、第2ラウンドになると、このまま青木が判定勝ちだなという空気になってしまったのが残念。

宇野はこのまま引き下がりはしないでしょうが、具体的にどう巻き返すのか?手の打ちようがないのでは?と思ってしまうほどに青木の圧倒的な強さが際立ちました。


○アルバレスvs川尻×
川尻選手、惜しかった。パンチの伸びの差が結果に出た。

ただ、アルバレスは右目負傷で決勝戦を棄権。川尻はクラッシャーの面目を保った。


○ハンセンvs青木×
青木真也の入場時、セコンドの八隅と小林審判員が何か目配せして笑い合ったシーンが何気に面白かった。レスリングつながりで親交があるのでしょうか?まぁ、PRIDEで青木はハンセンに一本勝ちしてますから、セコンド陣も青木の勝利を確信していたのでしょうね。

結果はリザーバーのハンセンが優勝。どうでしょうか、この結末。

ハンセンをKY呼ばわりしちゃいけませんけど、今後のライト級がより面白くなるためには、やっぱり青木に優勝して欲しかったというのが正直なところです。

しかし、リザーバーのハンセンが優勝したことで、このライト級GPがいかに過酷な戦いであったかを再認識しました。アルバレスは川尻に右目を破壊されて決勝を棄権。青木は宇野の忍耐力に相当の体力を消耗してしまい、とんびに油揚げをさらわれるような結末になってしまいました。

さらに面白いのは、これら強豪たちにまだまだ伸び代がありそうなところです。DREAMライト級というカテゴリーは、これから加速度的に盛り上がっていきそうです。


≫その他の試合の観戦記は明日中に投稿する予定です。

ファンの目は厳しい

前回のエントリー『川尻の露骨な対戦要求について』に対しては、たくさんのコメントが寄せられました。コメントをお寄せくださった方々ならびにお読みくださった方々に、まずもって御礼申し上げます。

こうやって真っ当な格闘技ファンの方々と意見交換できるのは、ブロガー冥利に尽きると言いますか、心から嬉しく思います。

さて、川尻選手に対する皆様方からのご意見を読ませていただくと、肯定派・否定派ともに、厳しい目でよく見ているなぁ・・と感じます。

しかし、それは喜ばしいこと。厳しい目を持つファンってのは、プロ格というジャンルがもっと面白いものになって欲しいと願っているわけであり、いつまでもプロ格を愛し続けることができるファン、即ち業界にとって最もありがたい存在なのです。

私も皆様方に負けないよう、厳しい目で第三者評価していきたいと思います。

「私は○○選手と同じジムに通っていて、○○選手がどれだけ頑張っているか知ってます。だから、○○選手を悪く言うなんて許せません」

以前、こんな馬鹿なコメントが寄せられたことがありますが、こんなこと書くような奴に限って、今頃はジムを退会して、格闘技なんて見もしなくなっているんでしょうね。

プロ選手をリスペクトしているかのように振舞っていて、実は自分と等身大の存在くらいにしか思っていないのだから。

1512641e.jpg〔今日の画像〕46インチプラズマテレビで観るボバ・フェット。

川尻の露骨な対戦要求について

石田が宇野のチョークスリーパーに無念のタップアウト。因縁浅からぬこの試合だったから、勝者側はより歓喜に沸き立ち、敗者は全てを失ったかのようにリングを後にした。

「母の日に素晴らしいプレゼントができた」とは宇野のリング上のマイク。頭からタオルを被り、そのマイクを聞きながら退場する石田も、もし勝っていれば同じようなマイクをしたかっただろう。

これぞ格闘技の醍醐味とも言うべき勝者と敗者の明暗だが、その傍らで、全てを手にしたかのように勝ち誇る宇野に対して鋭い視線をぶつける男がいた。

石田の盟友、川尻達也だ。

相手セコンド陣に試合後の挨拶をするべく石田陣営コーナーへ歩み寄った宇野。通常ならば笑顔で挨拶を交し合って終わるはず・・・が、そうはならなかった。

川尻が二言三言、宇野に語りかける。鋭い眼光。対する宇野は困ったような苦笑い。川尻が対戦を要求していたのは明らかだ。

メインの直後に行われた挨拶でも、案の定、川尻はマイクで宇野に対戦を要求した。これ以上ないくらいに露骨な対戦要求だった。

正直、見ていて、かなり違和感を感じるやり取りではあり、川尻自身も大会後の記者会見では平常心を取り戻し、己の非礼を詫びたようだ。

皆さんはこの一連の行動を見て、どう感じただろうか?

私個人の見解を述べさせてもらうならば、「完全に有り」である。

川尻と石田は、アマチュア時代から十年近く、毎日のように共に練習を続けてきた兄弟のような間柄である。弟分の石田が因縁マッチに負けて、平常心でいることの方が異常だろう。

それに、私は常々思っていることがある。勝った選手が負けた選手のセコンドに挨拶に行き、作り笑顔で挨拶を交わすシーンについてだ。勝った選手が笑うのは当然だろうが、私としては負けた側が笑顔を作ることに違和感を感じる。

自分の仲間が一敗地まみれた結末の後に、どうして笑顔を作れるのか?

死闘を演じた相手を労う気持ちもわかるし、スポーツライクな格闘技も悪くはないだろう。しかし、全ての試合後において、杓子定規に相手陣営へ挨拶に出向く必要はないのではないかと私は思っている。

K−1の常連三流外国人選手同士の試合後に、両陣営の選手とセコンドがニヤニヤ笑い合うようなシーンは論外だが・・・。

DREAM.3観戦記

海外事情通ヅラした人間が「メイヘム、メイヘム」と騒いでる声が聞こえてきそうなんですが(苦笑)、さっそくPPV観戦記です(未だスカパー未契約のため、録画DVDを借りました)。

○山崎vs昇侍●
煮え切らない試合の末に山崎が判定勝ち。山崎は自分が勝者であるという認識はあるんでしょうか?あるとしたら終わりですよ。あんな試合は下北沢でやってろ!

1ラウンド中盤に昇侍が攻勢に出たときは、会場から「オーイ!オーイ!」が連呼されましたけど、それは多くの観客が昇侍のスカッとした勝利を期待していた証でしょう。

ただ、昇侍にも注文をつけるならば、ちょっと反応が悪い。簡単にタックルで倒され過ぎ。このフラストレーションの原因は、そんな昇侍にも原因アリです。

ちなみに、実況が山崎の名前を呼ぶ声を聞いた娘が、「山崎がどうしたの!?」と寝室からさ迷い出てきました。本当に『ガキの使い』が好きな我が娘です。そんな娘のために、そっと『ガキの使い』を録画予約した私です。プラズマテレビと同時に購入したハイビジョンディーガのHDDに初めて録画する番組がピカデリー梅田か・・・。


○ミラーvs柴田●
実況が「柴田の父は新日本でレフェリーとして活躍した・・」と喋ってましたが、柴田勝久氏はレフェリーのみならずプロレスラーとしても活躍していたような気がしますけど。

ミラーは気に入らないね。私が選手だったら、あのような選手と試合がしたい。そしてぐうの音も出ないくらいに鼻から流血させてやりたい。


○マヌーフvsキム・デウォン●
マヌーフを後ずさりさせたデウォンから、日本人選手にはない力強さが感じられました。


○中村vsブギョン●
絶妙な煽りVのおかげで、まったく無関心だったこのカードに興味を持てました。だからって煽りVがどうこうと馬鹿騒ぎしませんよw

中村の西部警察はどうなんでしょうか?

中村は初めて見ましたが、顔付きは良いし、田村に教わった技術だけで世界に通用することを証明したいと語るあたりも好印象。しなやかで伸びもあるジャブも良いですね。このジャブがあってこその右なんですよね。

肝心の腕十字も、両雄ともに非凡なものを見せ合いました。

負けたブギョンですが、もしフェザー級に転向したらKIDもやばいでしょう。


○ディアスvs井上●
一見したところでは強さを感じないディアスのパンチですが、コツコツと何発も打ち込むうちにいつの間にか相手のスタミナをも奪ってしまうのが怖いところなのでしょうか?五味もそんな感じで弱っていきましたよね。あのバンザイポーズが懐かしかった。

ところで井上は何しに来たんだ?


○川尻vsブスカペ●
またしてもブスカペの息の根を止めることは出来ませんでしたが、ブスカペをあそこまで追い込むこと自体が至難の業でしょう。


○アルバレスvsハンセン●
期待に違わぬ名勝負だったんじゃないですか?こんな清々しい気持ちになる試合ってのも珍しい。

あと思ったのは、アルバレスがクイズ番組に出たら馬鹿な答えを連発しそう。


○宇野vs石田●
宇野はパンチが上手かったなぁ。石田選手は1ラウンドの最後になって、やっと持ち味が出てきた感じ。

私としては、どちらにも勝ってほしい対戦でした。


宇野が石田陣営に挨拶へ行った際、川尻が冗談抜きの鋭い視線で宇野に一言二言。負けた石田は泣き崩れて退場。これぞまさに格闘技ですよ。

閉会式でも川尻が宇野に詰め寄る形で対戦をアピール。決勝ラウンドの組み合わせがどのようなシステムで決まるのかわかりませんが、川尻vs宇野は決定じゃないですか?

川尻vs宇野、アルバレスvs青木or永田

決勝ラウンドはこんな感じで。ライト級GPがにわかに加熱してきました。

こうなってほしいDREAM.3

8f8be238.jpg〔今日の画像〕冬の間の水温低下で枯れてしまった水草ですが、水温む季節になり、鮮やかな緑の若葉を展開し始めました。

テレビ放送されない海外のK-1の大会をヤフー動画で配信してくれるのは嬉しいことだと思うのですが、私はどうもネットで格闘技の動画を見ることに馴染めません。

いや、我が家に46インチのプラズマテレビがあるから言うのではなく、昔からのことなのです。記憶を辿っても、ネットで格闘技の試合を見たのは、せいぜいミルコのUFCデビュー戦くらいでしょうか?

小ネタ的映像等を見るくらいならば良いのですが、試合をじっくり見たい場合には、小さくて荒いネットの動画はどうも物足りなく感じます。

そんなわけですが、せっかく配信されてるので見てみましたw

サメドフvsヴィニー
サメドフは打点の高いハイキックを何発も繰り出していましたが、単発で、決まりませんでした。

頭を下げて、一瞬タイミングを遅らせて放つ右のフックで最後にダウンを奪取したサメドフが判定勝利しましたが、ハイキックも頭を下げるフェイントにボディへのストレートパンチを絡めて繰り出せば、もっと効果的に決まるんじゃないかななんて思いました。好調な頃の中迫がやっていた感じ。

レビューは以上で勘弁してください。ちょっと退屈過ぎて見てられないです。後でも見られるオンデマンド放送だから注意が散漫になってしまうのか?地上波だったら面白く見れるのか?

とにかくハッキリ言えるのは、アリーナの客が円卓を囲んでることが一番馴染まない。

と言うわけで前振りがやたら長くなりましたが、明日に迫った『DREAM.3』ライト級GPセカンドステージの勝敗予想です。

山崎剛vs昇侍
いつの間にか組まれていたフェザー級ワンマッチ。私のようなライトなファンはスカッとした試合が見たいので、昇侍に期待します。何せ、KIDの4秒KO(vs宮田戦)を超える3秒KOの記録保持者ですからね。


宇野vs石田
こんな因縁深い試合は、面白いかどうかなんて関係ないんだから、石田選手には客の目など一切気にすることなく、自分の勝ちパターンに引っ張り込んでほしい。どちらかが勝つか?だけがこの試合の焦点なのだから。


川尻vsブスカペ
川尻選手のPRIDE武士道第2戦目の相手がブスカペでしたが、川尻はあまり良い所なく辛勝という、煮え切らない試合となりました。また同じような試合になると、自分の評価がどうなるか、それは本人が一番良く分かっているはず。佐伯氏の座禅修行の写真を見ると、相当に体が絞られているように見受けたので、私はやってくれると思ってます。


ハンセンvsアルバレス
今後の活躍にも期待して、アルバレスに勝ってほしいと願います。アルバレスが開幕戦でジダをコテンパンにしたような強さをハンセンに期待できるかと言ったら疑問符が付くと思うので。

当ブログにはハンセンを支持する声もよく届くのですが、朴を相手にスカッと勝てない程度のハンセンに私は期待できません。


他の試合は別にどうでもいい感じ。あえて一言申し添えるならば、ウェルター級のタイトルマッチ挑戦者決定戦に出場するニック・ディアスの顔は、映画『D.N.A.』に登場する、善良な獣人が住む集落の酋長(半人半羊のおじいさん)に似ている。
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川尻vs宇野を組むべきだった

DREAMライト級GPセカンドステージ(準々決勝)の組み合わせが決まりました。

川尻達也vsルイス・ブスカペ

石田光洋vs宇野薫

ヨアキム・ハンセンvsエディ・アルバレス

永田克彦vs(青木真也vsJZ.カルバンの勝者)

川尻vsブスカペはPRIDE武士道の再戦になります。前回は川尻が苦戦しながらの判定勝利だったので、完全決着戦として楽しみではあります。しかし、粘着質のブスカペは、煮えたぎるマグマのような川尻の凄みを引き出すことができるタイプの選手ではないような気がします。

それより何より、私としては川尻vs宇野を組んで欲しかったです。川尻は予てから、推薦枠でセカンドステージから登場するであろう宇野のことを牽制する発言をしていました。その根底には、修斗で宇野と対戦した試合が優勢気味だったにもかかわらずドロー判定にされたことへの不満もあったかもしれません。

格闘技のカード編成の鉄則が「鉄は熱い内に打て!」であれば、このタイミングで川尻vs宇野を組まない理由はないでしょう。

石田が宇野の推薦枠出場について異議を唱えたところで、ファンの目には川尻の気持ちを代弁しているようにしか見えません。

それに開幕戦の視聴率が8.9%と不本意な数字だったことを考えると、青木とカルバンの再戦以外に川尻と宇野の闘争で強いインパクトを残すべきだとも思います。温存してる場合じゃないだろうと。

主催者も、旧PRIDE勢のネームバリューがいつまでも通用すると思ったら大間違いです。ネット上のファンの声を見ると、川尻と石田に対する逆風が確実に吹き始めているのを感じますから。

ライト級GP2回戦の8枠が決定しました!?

0de378d0.jpgライト級GP1回戦を勝ち上がったのは、

川尻達也
石田光洋
エディ・アルバレス
永田克彦
ルイス・ブスカペ
ヨアキム・ハンセン

以上の6名。残り2枠は4月29日の『DREAM2』で決めるのでしょうか?でも、ライト級GP2回戦が行われる『DREAM3』の開催日は5月11日。『DREAM2』から2週間弱しかありません。とても無理でしょう。

じゃ、どうするの?

あ、良いこと考えた!残り2枠にカルバンと青木を入れちゃえば!!うんうん、それが良い。2回戦でカルバン-青木の再戦を行えば万事うまくいくってものよ。

残り3カードはどうしましょうか?

川尻vs永田

石田vsハンセン

アルバレスvsブスカペ

こんな感じでいかがでしょうか?宇野は『戦極』にくれてやれ。煮え切らないヤツは嫌いです。


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『DREAM1』勝敗予想

f9767b88.jpgいよいよ明日に迫った『DREAM1』の勝敗予想をいたします。

その前に、画像と本文は何等関係ございませんことを申し上げさせていただきます。



○ミルコ・クロコップ
●水野竜也

日本のファンも昔ほどはミルコを熱烈に応援してないでしょ?ミルコのMMAは挫折からの復活ストーリーとは言え、金に釣られて移籍したUFCで連敗して出戻りされてもねぇ。

しかも日本で3勝くらいしたらまたUFCに戻るとか言ってるんでしょ?要は自分の商品価値を高くするための踏み台に日本を利用しているわけで、日本の格闘技ファンも「ニホンノミナサン、ダイスキデス。ニホンノカクトウギファンハサイコウデス」なんて言葉にいつまでも浮かれてる場合じゃないですよ。実際は日本のファンなんてどうでもいいんだから。私腹を肥やすことしか考えてないんだから。

さて、相手の水野ですが、戦績を見てみると決して単なるグリーンボーイではないようです。そして、田村が名伯楽と呼ばれるような作戦を授けることができるか?

オクタゴンで醜態を晒したミルコの戦いぶり分析し、勝ちに徹した作戦を練って欲しいと思います。昨年のK−1のバンナvs澤屋敷のような結果になれば良いですね。

いつまでも 馬鹿にされるな 日本人

↑このカードのキャッチフレーズです。



<ウェルター級ワンマッチ>
○桜井“マッハ”速人
●門馬秀貴

リーチの差がちょっと気になりますが、その利点を活かせるほどの打撃は持ってないんでしょ?



<ライト級グランプリ1回戦>

●石田光洋
○チョン・ブギョン

残念ながら石田選手が一本取られるビジョンが浮かんでしまいました。

これを覆すダイナモぶりを発揮してほしいと願ってますが、石田選手の“面白い試合をしなければ”という迷いが命取りになるような。

ネット上で「塩タックル」などと揶揄されていることは耳に入っているでしょうから、心中に間違いなく強い葛藤があるはずですよ。

個人的には勝ちに徹してほしい。そして、「勝てば官軍」というくらいにDREAMライト級の価値を高めてほしい。でも、面白い試合も見たい。私にも葛藤があります(笑)



●永田克彦
○アルトゥール・ウマハノフ

最近の両者の活躍を見ると、ほとんどの人がウマハノフの勝利を予想すると思います。私も同様に、永田も結婚前に酷なカードを受けたな・・と思いました。

でも、永田が打撃系の選手を相手にした場合、自分の型にはめるといかんなく強さを発揮するような気がします。レミギウス戦のように。

ただ、レミギウスはどちらかと言うとパンチよりキックが強い選手でしたので、グレコの永田には組し易い相手でしたが、ウマハノフは強いパンチを振るってきます。ゆえにウマハノフ相手ならば、速くて低いタックルを決められるフリー出身の宮田の方が適していると言えるでしょう。

ウマハノフのパンチの餌食になる永田の姿が“ビジョン”として脳裏に浮かんでしまいました。



○アンドレ・ジダ
●エディ・アルバレス

アルバレスはほとんどの試合をKOで勝ってますね。とんでもなく恐ろしい打撃戦が見られそうです。

顔付きも良いですね。薔薇貴族って感じ?



○川尻達也(日本/T−BLOOD)
●ブラックマンバ(インド/フリー)

所には2回勝ってるマンバですが、あの体格差・体力差ですから、勝って当然。一方で組む力が強い宮田には成す術なく敗退しました。

川尻に組み付かれたら終わりじゃないでしょうか?ゴング後の最初のコンタクトでおおよその結果が見えてくるような気がします。



●宮田和幸(日本/フリー)
○ルイス・ブスカペ(ブラジル/ブラジリアントップチーム)

ブログが(お笑い番組批評ネタ以外は)つまらな過ぎる宮田の負け。



○朴光哲(日本/KRAZY BEE)
●ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントラインアカデミー)

ヨアキムの試合は見たくないから早々に消えてほしい。



●青木真也(日本/パラエストラ東京)
○J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)

この二人を比較するということは、青木に分がある寝技のスキルの差とカルバンに分がある打撃力の差とを量りにかけることじゃないでしょうか?

となると、寝技スキルの差よりも、打撃スキルの差の方が圧倒的に開いていると言わざるを得ない。

加えてスタンドレスリングもカルバンが強そう。シャオリン戦で見せた電光石火のテイクダウンは、識者らの評価も高かったですからね(あ,この場合の識者とは本物の識者のことね。高阪氏とか中井氏とか。日頃のエントリーのように馬鹿にした意味で用いたわけではございませんw)。

さらにテイクダウン後も圧倒的なパワーで青木のポジショニングを封じ込めてしまいそうな気がします。

青木は、よほど上手く自分の型にはめないと勝つのは難しいんじゃないかなと、素人ながらに思うわけです。

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川尻選手がブログ閉鎖

にゃんさんのコメントで知ったのですが、PRIDEで活躍中の前修斗ウェルター級王者・川尻達也選手が自身のブログを閉鎖した模様です。

川尻選手は彼がデビュー前に同じジムで頻繁にスパーリングをした(打撃だけ。寝技は相手にならないので)相手であり、また、川尻選手のブログはコメント欄でファンとのやり取りが綿密に行われている点が高く評価されるところだったので、今回の閉鎖は非常に残念です。

ブログ閉鎖の要因は、秋山余波で心無いコメントが多数寄せられたことです。ならばコメント欄を無くせばいいじゃないかと思う人がいるかもしれませんが、そうではないのです。

川尻選手が最後にしたためた日記によると、悪質なコメントが来ること自体がどうこうではなく、それを目にするファンに不快な思いをさせたくないのです。コメント欄を無くせばこれまでのようなファンとの意見交換ができなくなり、そうなるとブログをやる意味が無いという判断で閉鎖に踏み切った模様です。

ネット社会の匿名性については論議がなされているところですが、有名選手が一般のファンと意見交換ができるという貴重な場が心無い人間のせいで失われてしまったのは何ともやるせない気分です。有名選手のブログとなると「今日はこんなの食べましたぁ。とっても美味しかったです」みたいな日記を垂れ流すだけでコメントもトラックバックもできないものが多いですが、川尻選手のブログはファンとの交流が盛んだっただけにファンにとっては本当に残念でならないでしょう。

有名選手に少しでも隙があれば攻撃する。格ヲタの負のエネルギーというか、憧れの気持ちが妬みに変換されるのでしょう。隙とは言っても、川尻選手は男祭りで試合してたのに「秋山問題について何か言え」ってのも筋が通らない話ですよね。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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