山本KID

山本KIDのK-1リベンジ

誰もが想定外だったであろうKIDの完全KO負け。

これをもって、したり顔でKID批判するのは馬鹿でもできること。いや、馬鹿のやること。

これまでのK-1の歴史を振り返って欲しい。アーツだって、ホーストだって、バンナだって、ベルナルドだって、そして“鉄人”アンディ・フグでさえ、「Kの魔物に飲み込まれた」と言われたように、惨敗を幾度か喫してきたのです。

強いファイターでも負けるときは気持ち良いくらいに完全KO負けする、往年のK-1ダイナミズム。KIDはそれを再現してくれただけのこと。

ただ、KIDにも指摘すべき問題点はあります。それは観戦記でも書いたように、気持ちの面と、それに影響を及ぼされる形で変容したファイトスタイルです。

スタア選手になり、いつの間にかかつてのギラギラした闘争心を失ってしまったのではないか?守りに入ってしまったのではないか?

その表れがムエタイスタイル。面白みゼロ。

K-1で村浜を撃破した試合で見せたような、野獣が獲物を狙っているかのような鋭い眼光のKIDが見たい。

かつてのK-1ファイターたちも野獣のように目をぎらつかせて何度も立ち上がってきたのだ。

KIDの“K-1リベンジ”が見てみたい。ジェヒとの再戦を提案します!

山本KID、遂にK-1再登場か!?

KIDが再びK-1に参戦することは、皆さんと同様に私も望んでました。

とりあえず当ブログのKID関連エントリーを読んでいただきたいと思います。読んでどうなるもんでもありませんがw


五輪に挑戦するKIDの勇気(06.7.23)
名もないアマチュアたちが好き勝手に自己満足の世界を謳歌する中で、世間の注目を集めながら戦うKIDの精神的な負担はいかほどか・・・


K-1でこんなカードを観てみたい(07.2.12)
山本KIDと大月晴明の“-60インパクト


山本KIDのコトノハ(08.6.27)
似非トレーナーぶりを発揮する自分の姿を省みながら、私は頭の中に山本KIDのある言葉を思い浮かべました。KIDがジムを開設した時のコメントです・・


今年の大晦日は大月晴明vs山本KID?(08.7.3)
「今の僕が言ったんじゃ、相手も迷惑だと思うし、実力を証明してから挑戦したいですね」(大月晴明)


私は全日本キックの大月とKIDの試合を昔からプッシュしてたんですが、今では山本真弘が台頭してきて、谷川EDもずいぶんと気に入ってるらしいですから、KIDの相手としては山本真弘がいの一番に来るのかな?

でも、ファイトスタイルから考えると、手数が多く出入りが速い山本よりも、豪腕を当てるためにじっくりと待ち構える大月と試合した方が緊張感が出そうな気がしますよ。KIDと大月ならば、にらみ合う時間が長くても客を飽きさせないような気がしますね。

まぁ、どっちとやるにしてもつまらない試合にはならないでしょう。

ウェイトは何も60kg以下でやる必要はないですからね。62kg前後の契約体重で行えば良い。

それにしても立ち技の選手は情けない。アリスターに川尻、そしてKIDら、総合の選手に頼りっ放しで。スタア選手不在だから仕方がないけどな。60kg級のキックボクサーの中で、せめてKIDの足元に及ぶくらいの選手がいればなぁ。

ナオキックもいるけど、彼がいくら騒いでも谷川EDは勃起いや反応してくれないよ。キックの大会で淡々と試合を消化してるだけで声がかかると思ってるの?馬鹿じゃないの?

クレーム言うだけでは他のブログといっしょなんで、ナオキックに処方箋を一つ。荒療治ゆえに心して聞けぃ!

そんだけの体があるんやから、70kgに転向せい。そして魔裟斗の後釜を狙うのじゃーーーーっ!!以上。

話がずいぶんと逸れましたが、60kg級のキックボクサーたちにしてみればKIDの相手に選んでもらえるだけでも光栄なことやぞと、憎まれ口を利いて筆を置く。

web新のDREAM.9観戦記(地上波編)

○ミノワマン(一本)ボブ・サップ×
スタンドのパンチでサップ勝利と予想したとおり、サップが勝つならばそれしかないと思ってましたが、グラウンドになると技能の差が露骨に表れ、あっという間に上下逆転して足関節で一本負け。

○ホンマン(TKO ※パウンド)カンセコ×
入場直前のバックステージでバットを握っている姿と、パンチがかすっただけで背中を向けるカンセコのセレブっぷりが見られただけで大満足な試合でした。

悪くなかったですよ〜、ハイ。

○所英男(一本 ※チョークスリーパー)エイブル・カラム×
いや〜、他人事ながら嬉しかったですね。祝・敗者復活戦勝利!

そして、所の試合は見ていて飽きない。くるくる回るような動きは、リアルUWFと呼んだら良いでしょうか。



○川尻(判定)カルバン×
解説のTKも指摘してましたが、フロントチョークを決められながらもカルバンが足をフックしようとするのも防いだ動きはさすがだな、落ち着いているなと驚きました。

それにしても川尻は強い。私はアマチュア時代の彼とは何度もスパーしましたが、それも彼の歴史の一部なのだと誇りに思います。

魔裟斗戦は必ず実現して欲しいですね。



高谷が勝利
満面の笑みでリングを下りて退場する高谷の姿が映し出されてしまいました。

スカパーの視聴者を大切にしてほしい(涙

○ジョー・ウォーレン(判定)山本KID×
ウォーレンは嫌〜な感じに強い。主催者としては、勝ったウォーレンのファイトマネーを減額したい気分だろう。

まぁ、KIDに勝ってほしかったが、負けたにしても悪い形で負けたわけではない。今日のところは完全復帰を印象付けただけで良しとしましょう。素直にそう思いました。

ただ、KIDの嫁さんはまったく私の好みではありません。

web新のDREAM.8スカチャン観戦記(前半戦)

○柴田勝頼(判定)ミノワマン×
拍手!拍手!拍手ーーーーーっ!!!

誰に拍手って、“演出家”島田裕二レフェリーに対してですよ。第2ラウンド残り30秒、柴田が下になる形での猪木アリ状態で、即座にレフェリーがブレイクをかけました。そのブレイクがあったからこそ、最後にスタンドでの殴り合いと鯱ジャーマンを見ることができたのです。

他のレフェリーだったらあのタイミングではブレイクをかけなかったでしょう。そして、ミノワマンが飛び込み、柴田がガードポジションをとった状態で終了のゴングを聞くというフラストレーションの残る試合になったでしょう。

やっぱりこーゆー試合は島田じゃないと裁けない。PRIDE時代から難しい試合のレフェリーはだいたい島田が裁いてましたけど、これは今後も継続して欲しいです。



○アンドリュース・ナカハラ(TKO)大山峻護×
解説の2人も何が効いたのかわからなかったほどに電光石火だったナカハラのフィニッシュブロー。

スローで見たところ、大山の起き上がり際に右のパンチが入ってました。格闘技ではこの“際”を制する者が試合を制すると言っても過言ではありません。ナカハラには今後も大いに期待できそうです。

さらに驚いたのは、フィニッシュの直前に大山が4点ポジション状態のところにローキックを打ち込みそうになりましたが、反則であることを認識し、自らローキックを止めました。

これはデビュー3戦目ながらも非常に冷静に戦っている証拠であり、また、反則を犯さないという高い精神性の表れでもあります。これは社会体育としての極真空手を学ぶ者の鑑となる振る舞いでしょう。私はちょっと涙腺が緩みました。



○ビトー“シャオリン”ヒベイロ(TKO ※グラウンドの膝蹴り)永田克彦×
グランドになってからの永田は蜘蛛の巣に囚われた虫のように、もがけどもがけどどうにもならない状態でした。

あの流血は凄かった。チェックする以前にストップすべきでしょう。

それにしてもあのヒベイロに勝った川尻ってのは凄い選手なんだなぁ・・と改めて思いました。



○福田力(判定)ムリーロ・ニンジャ×
福田の入場曲はイントロ部が『パワーホール』でした。これは単なる名前つながりなのかと思いましたが、大学卒業後に練習生としてWJに入門した経緯があったとの解説。まったく知りませんでした。どうでもいいけど。

第1ラウンド序盤は福田がスタンドのパンチとミドルキックで攻め込みましたが、仕留め切れないうちにスタミナ切れを起こし、ニンジャが優勢になりました。

第2ラウンドも甲乙付けがたい攻防。時々福田の左ストレートがヒットするが、いちいち左手を小さく上げてアピールする暇があったら次の攻撃をしろと言いたい。

残り30秒で福田がパンチのラッシュ。判定は3−0で福田。負傷欠場のユン・ドンシクの代打参戦でしたが、辛くも勝利を収めることができました。



○ジェフ・モンソン(一本 ※ノースサウスチョーク)セルゲイ・ハリトーノフ×
高阪氏の解説によると片足タックルを切られた後のフォローが巧いとのモンソン評でしたが、まったくそのとおりの展開になりました。

あの風貌で細かいテクニックを使うってんだから、モンソンは飴細工なんかも器用にやっちゃうんだろうな。



○DJ taiki(判定)所英男×
煽りVには、“所がこの試合に勝てばKID戦”という形で行われた山本篤戦(08年9月)の映像が用いられましたが、そこに映し出されたKIDがヤバイくらいにカッコ良かった。判定負けして座り込む所に向かってKIDが言い放つ。

「(篤は)強いっしょ?・・・俺はこんなもんじゃないから」

そして親指を突き立てて背を向ける。いろいろと自己演出する選手は多いけど、KIDは別格。素でカッコ良いもん。

所は今日も良いところなく判定負け。主催者としては所が勝って2回戦に進んで欲しいところだったでしょうが、“戦うフリーター 激情編”はこの先どうなるのでしょうか?

解説のKIDは、勝者DJ.taikiとの対戦について尋ねられると、「この15分間で対策はわかった」と乗り気な?発言。この相手ならば面白い試合ができると感じたんじゃないでしょうか?

試合後にはフェザー級GP2回戦に進出した5名の日本人選手がリングに上がって挨拶。なんでアンドリュース・ナカハラが混ざっているの?と思ったら、高谷裕之でした。

山本KIDにオクタゴンのススメ

KIDの参戦が確定しないDREAMフェザー級GPの出場選手(一部)が発表されました。

今成正和
所英男
山本篤
高谷裕之
ウィッキー聡生
大塚隆史
ビビアーノ・フェルナンデス
ミカ・ミラー
チェイス・ビービ
ジョー・ウォーレン
キム・ジョンウォン
DJ taiki vs.昇侍の勝者(2/10 DEEP)

こんな感じですが、いかがでしょうか?

KIDと接戦を演じたフェルナンデス以外の外国人選手は海のものとも山のものとも判らない連中ばかりだし、日本人選手もカルト人気の今成、HERO'Sで負けてばかりだった高谷、絶不調の所などイマイチの顔ぶればかり。これではUFCに色気を見せはじめているKIDの気持ちが解るような気がします。

顔じゃない。KIDの立場からすれば、こんな奴らを相手に負けるリスクは負えないよなぁ・・と思って当然だと思います。

また、KIDに相応しい闘いの舞台はどこなのかを考えると、日本のMMA特有のストップドントムーブなんて粋じゃないルールはKIDに似合わないと思えてくる。ロープ際にいるからって試合の流れをレフェリーに止められてしまうなんてねぇ。リングが舞台ではKIDの魅力を最大限に発揮することは難しいですよ。

それに、あの鋭い眼光は金網にすごくマッチしそうじゃないですか?

オクタゴンの中に放り込まれるKID。想像するだけで震えが来るくらいにエキサイティングです。

すがる谷川を振り切って、UFCに移籍してください。

シリーズ 大晦日のカードを考える【鉄の拳vs爆腕】

ad33fad6.jpg玄関のインターホンの上はアマガエルにとって特等席。見てのとおり日向ぼっこができるし、夜には外灯に“ご馳走”が集まってきます。

冬が来るまでの間、野鳥などの外敵に襲われることなくこの場所をキープできるでしょうか?

さて、気が早いようですが、予告したとおり今回は大晦日Dynamite!!のカードについて提案したいと思いますが、大晦日に関してビッグニュースが飛び込んできました。当ブログと相互リンクしてくださっているブログ『おもろー格闘技』を見て知ったのですが、なんとあの石井慧がプロ転向を決意し、大晦日にデビュー戦を行うとの新聞報道があった模様です。

まさかとは思ってましたが、これが本当ならば大変なことですね。石井vsヒョードルならば、東京ドーム開催も可能じゃないですか?今のK−1では到底やれっこない東京ドーム興行。いや、国立競技場も夢ではないかもしれません。大晦日は寒くてやってられないか(苦笑)

石井は今日開催される柔道団体戦を欠場する見込みで、今後の動向から目が離せません。我々格闘技ファンとしては、せっかく垣根を越えてこちら側に来てくれる石井を温かく迎えてあげることが大切です。何の能もない、楽しみもない一般庶民は、奔放な石井をヒール視する傾向にありますが、強くて最高に面白いこの貴重すぎる人材は格闘技界の宝なのですから。

石井vsヒョードルなんてカードが組まれたら、他の全てのカードが色褪せてしまうような気もしますが、気を取り直して本題に入ります。

Dynamite!!が2部制だろうが1部制だろうが、大晦日にK-1ルールの試合が行われることは疑いようがない。さらに言えば、魔裟斗が次に試合を行う舞台もDynamite!!だと信じてます。

主催者は「魔裟斗選手の大晦日については何も考えてない」と語ってますが、そんなわけないでしょ。既に主催者内では具体的な対戦相手選びまで話は進んでるはずですよ。

と言う訳で、魔裟斗の載冠後一発目のカードを含めた大晦日のカードを考えてみましょうというシリーズの第一回目です。当ブログがシリーズを組んでまともに継続した試しはございませんが、皆様お付き合いください。

私がK-1のカードを予想、提案するのは今回が初めてではありません。まずは当ブログが過去に提案してきたカードを振り返ってみましょう。

大晦日こそ派手なドンパチが観たいってことで、山本KIDと大月晴明の“-60インパクト”(02年7月「K-1でこんなカードを見てみたい」より)。

KIDの減量が無理ならば-62でも可。非常に刺激的なカード。大月のK-1参戦が常態化しており、いよいよこのカードも現実味を帯びてきたと言えるのでは?さらに大月自身もこのカードを熱望。

ただ引っ掛かるのは、大月がKIDの胸を借りるつもりのような発言をしたこと。

なんで?

総合ルールでやるなら胸を借りて当然ですが、K-1ルールならば立場が逆じゃない?そりゃKIDの方がK-1に参戦した回数は多いですが、そんな殊勝な発言は爆腕の名が泣きますよ。自分がやってきたことに誇りを持って欲しいですよ。

もし、大月のK-1での経験が浅いと言うならば、その前哨戦として、大月vsザンビディスを組んでみるのも面白い。契約体重は-62くらい?ぃゃ、既にザンビは-60に向けて体を作り変えてるかもしれませんよ。

この前哨戦は11月あたりに全日本キックのリングでやってもいい。そこで大月が勝つか(←難しいだろうが)善戦すれば、(ザンビにKO負けした)KIDとの対戦を口にしてもおこがましくあるまい。

まぁ、これからの3ヶ月弱の間にザンビとKID相手に連戦するのは、決して若くはない大月には荷が重いでしょうし、もし大月が今でもパティシエをやってるならそちらもこれから繁忙期に入りますので、とりあえずDynamite!!に照準ってことで・・・

今年の大晦日、一試合決まったーーーぃ!

マイク・ザンビディスvs大月晴明(K-1ルール 62kg契約)



続いて・・・

07年10月には「K-1ジャパン オールスター戦構想」を練りました(『K-1ジャパン オールスター戦構想 前編』他)。その中で提案させてもらったのは以下のカード。

金泰泳vs澤屋敷純一

武蔵vsアレックス・ロバーツ

マイク・ベルナルドvs西島洋介

天田ヒロミvs鈴木悟(85kg契約)

旧世代vs新世代の5対5団体戦
<旧世代チーム>中迫、藤本、富平、グレート草津、堀
<新世代チーム>強太郎レンジャー(現・前田慶次郎)、高萩ツトム、野田貢、佐藤匠、河野真幸

など。

そして同年12月には、ドラゴン道場興行において“禁断のカード”が遂に実現。K-1ジャパンの象徴的存在である中迫が、沢屋敷に並ぶ新世代の旗手、前田慶次郎と対戦しました。予てから私が求めていたK−1ジャパン新旧世代対決の火蓋が切って落とされたのです。

結果は、嬉しいかな悲しいかな、中迫の完全KO負け。K-1ジャパンの一つの時代の終焉を告げる形となったわけで、いつになったら中迫は一皮向けるのかと苦言を呈してきた私としても複雑な心境でした。

そして、旧世代に完勝した慶次郎は、08年に復活したジャパングランプリに出場。一回戦で武蔵を敗るなどの活躍を見せ、準優勝を果たしました。

こうして過去の提案を振り返ると、けっこう良い線でカードを考えてるな〜と手前味噌。

井戸端会議のようなものとは言え、一ファンに過ぎない私たちが「K-1はこうあってほしい」と意見し合ったことが具現化するのはファン冥利に尽きるというものです。

大晦日までの約3ヶ月間、そんな感じでカードを考えていきたいと思いますので、まともな格闘技ファンの皆様のご意見をお待ちしております。



■K−1 PREMIUM2008 Dynamite!!
12月31日(水)埼玉・さいたまスーパーアリーナ

(決定カード)
マイク・ザンビディスvs大月晴明(K-1ルール 62kg契約)

KID欠場の暗雲を吹き飛ばして欲しい

木曜金曜と研修所で仕事の研修を受けていたのですが、とても嬉しいことがありました。

研修所では、各種業務・役職ごとにいくつかのセミナーが開催されていて、ロビーにはその案内として各セミナー参加者の名簿が張り出されているのですが、他人のことにはまったく関心がない私はスルーして、自分の教室に入りました。

そして、研修所の外で昼食を済ませて戻ってくると、誰かに名前を呼ばれました。振り向くと、中学時代の同級生が立っていました。

「名簿を見ていたら(web新)君の名前を見つけたから、教室に探しに行ったんだけど・・」

私の名前を見つけて、私に会おうと探してくれた。こんな嫌われ者の私に会おうと・・・

その同級生K君は、中学時代、たいへん成績優秀で素行も良く、先生の評判も良い生徒でした。一方の私は、学業の方はそこそこいけてましたが、素行が悪く、何か問題が発生すると真っ先に私の名前が挙がるような感じでした。

そのため、先生の評判が良いK君を私は忌み嫌った時期がありまして、先生に対して「K君をえこひいきしてるんじゃないのか!」などと詰め寄ったりしたこともありました。

そんなつまらない人間である私を名簿で見つけ、わざわざ探して声を掛けてくれる。こんなに嬉しいことはないです。生きる糧になりました。

さて、しばらく格闘技界に動きがないと思っていたら、悪いニュースがいくつも飛び込んできていました。

まずはKIDが靭帯断裂で全治6ヶ月。これは大変な事態ですよ。フェザー級の核が不在になるわけだから。と言うかKID不在ではフェザー級をやる意味がない。こんな風に書くと、所や山崎の取り巻きに何か言われそうですが、KIDと比べてどれだけの知名度があるのよ?って話です。悔しかったら、フェザー級のウェイトを65kgに引き上げるくらいの活躍をしてみなさいよ。

続いて所が交通事故。出場できるかどうかは今日は発表になるそうです。どうやらメディカルチェックの会場へ行く途中に事故に遭ったようですが、まさかプロ選手って試合のときも自分で車を運転していくのかな?私はかつてキックボクシングの試合に出る剣選手をディファ有明まで車で乗せて行ってあげたことがありますが(恩着せがましいやつだなw)、プロ選手は自分で運転しない方が良いですよ、せめて試合に関する場合は。それって常識じゃないですかね?

ハントの対戦相手も、大会2日前の本日発表という体たらくぶり。当初は「超大物外国人」が相手の予定でしたが、調整不足で実現できず。ネット上では主催者が相当に糾弾されているであろうことが容易に想像できますが、果たして相手は誰に落ち着くのでしょうか?ウルトラC級の思いがけない相手を持ってこない限り、非難轟々でしょうね。逆に、ショーン・オヘアを持ってくるくらいに開き直られたら脱帽ですけどw

以上のような負の情報にばかり目が行ってしまうわけですが、DREAM.5の主役はライト級GPの4人です。青木、宇野、川尻、アルバレスの4人には、この事態を自分にとって「チャンスである」と受け止めるくらいの自己顕示欲が欲しいですね。

ファンとしても、秋山vs柴田のような魅力的なアンダーカードに目が行ってしまう傾向がありますが、ライト級GPはすごい組み合わせですからね。

決勝で宇野vs川尻が見れたら、この上ない喜びです。

DREAM.5の裏見所はフェザー級?

ステージDREAM.5の追加カードとして、所英男vs山崎剛が発表されました。このカードに関する主催者コメントは以下のとおり。

「連勝をかけた戦いであり、“イケメン対決”になる。同階級の山本KID(徳郁)に向けた戦い模様が注目です」

これがイケメン対決か。私でさえ吹き出してしまったのだから、格闘技ファンではない人間がこのニュースを目にしたら、腹を抱えて爆笑するんじゃないでしょうか?

たしかに悪い顔ではない両雄ですが、イケメンは言い過ぎですよ、どう贔屓目に見ても。

逆に格闘技ファンだからこそ笑えるのが、DREAMフェザー級という階級の在り方。

未だにウェイトが決まっていないのにフェザー級も糞もないでしょう。普通ならば今回の所vs山崎は、65kg契約のワンマッチとして発表されるべきカードでしょう。

DREAM.5の裏見所は、フェザー級選手の前日計量結果じゃないでしょうか?

山本KIDのコトノハ

先週の話ですが、体を鍛えたいという職場の同僚とともにスポーツジムへ行きました。

同僚が汗を流しながらチェストプレスやペッグデッキフライを動かす傍らで、肉離れ中の私は、「頭は動かさないように」とか「手首を曲げないように」などと助言をするだけでした。

そんな似非トレーナーぶりを発揮する自分の姿を省みながら、私は頭の中に山本KIDのある言葉を思い浮かべました。KIDがジムを開設した時のコメントです。

「うちのジムには、ちゃんと学校で勉強してきたトレーナーが在籍してるんで」

どうでしょうか?格闘技ジムでトレーナーをやってる方々の中には、耳が痛い方も少なからずおられるのでは?

バンタム級にこだわるKID

KIDの『DREAM.4』出場見送りについては、まぁ仕方ないとして、KIDはどうしても61〜2kgで試合をやりたい意向の様子。

WECフェザー級王者のユライア・フェイバーがKIDとの対戦を希望しているとの情報に対しても、「もし自分の体重(階級)に来れるなら、やってあげてもいいかなって感じです」と発言。

大手格闘技イベントには未だに設定されていないこの階級にここまで強くこだわるということは、KIDは海外の格闘技イベントへの進出を完全に見据えているんじゃないでしょうか?

とりあえず『DREAM』の試合で、アンチをも納得させるような試合を積み重ね、みんなでKIDを欧米に送り出すような雰囲気になれたら最高ですね。

web新の格闘ウィークエンダー080405 

0de378d0.jpg休日の昼下がりにマックでモバイルしながらウィークエンダーを書くことが何よりの楽しみとなりつつあるweb新です。

周囲の客も読書してたり幼児に勉強を教えてたりと、モバイラーは私以外にいないものの極めて居心地の良い環境です。

それで先ほど謎の映画『クローバーフィールド』を観終えました。感想を求められれば、一言、

「オーマイガッ!」

エンドロールが流れ始めても席を立つ客は皆無。館内に照明が灯って、やっと諦めがついてゾロゾロと席を立ち始める、、、そんな感じでした。

でも、最後の最後までかなり面白い映画だったことも事実。高層ビルの倒壊によって巻き起こる粉塵の嵐、高層ビルから舞い落ちるコピー用紙、破壊されたニューヨークの象徴(自由の女神)。まるで9・11を思い起こさせる展開は息をみまくりで、あっという間の90分間ではありました。

さて、値段の割りにとても美味しいマックのコーヒーを飲んで気を取り直し、ウィークエンダーを書こうと思います。今週はどんなニュースがあったでしょうか?

ジ・アウトサイダーは拍子抜け?
普通のアマチュアの大会だったという感想もあったようで、私としてもかなり興味半減しました。単に大会をやるのではなく、前田かエンセンが教官役のガチンコファイトクラブ的なものが見たいです。


UFC.85で長南がジュカオンと再戦へ
ジュカオン。いかにも柔術ヲタが好んで口にしそうな名前。あとパイシャオンとかも。


DREAMにKIDの階級できる
61kg前後の階級を作るとか。谷川EPは「世界の基準となる米ネバダ州アスレチックコミッション制定の階級」を基にした新階級設置をアピールしたようだが、なんでいきなりネバダ州とか持ち出してるわけ?

いいじゃない、“KIDのための階級”で。それだけの価値があるファイターなのだから。下手な言い訳ばかりしてるからFEGのイベントは軽薄な印象を持たれるんだよ。


野村忠宏、北京危うし
柔道の北京五輪代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権60キロ級に出場した野村忠宏が準決勝で敗退。web新的にちょっと嬉しい。野村の善人ヅラが嫌いだから。あの手の顔はダメなんですよね。宇野薫とか。あと読売ジャイアンツにも似たような顔した内野手がいたような?

野村はさらに、北京五輪で金メダルを取ったら、所属先のミキハウス社長から1億円もらえる約束なんですよね。そうやすやす1億円なんてあげられっかい!


中邑V2!
IWGPヘビー級タイトルマッチでV2を達成した中村の弁。

「一番スゲーのはプロレスなんだよ」

「チャンスをつかみたいヤツは手を挙げろ!」

・・・・・。どうもピンと来ない。IWGPのベルトを手にして何を得られるんだろうか?


藤原組長、カブキらと昭和プロレス発足会見
昭和プロレスって何?もしかしてプロ野球マスターズリーグみたいなものをやるつもりか?往年のレスラーたちがお約束プレーを展開するだけの、単なるロートルプロレスに終始しないようにしてほしいものです。


石川vs元気はノンタイトル戦(全日本キック)
挑戦者である山本元気が「王者より自分はもっと上をめざしている」とコメントを発表し、記者会見を欠席したようですが、山本が言うところの「もっと上」とは何でしょうか?具体的に示し、実際に行動してほしいものです。キックの王者になって満足するような井の中の何とかにならない精神は評価しますが、何を目指しているのか気になります。

ふと思い出しましたが、山本がプロデビューする前後の頃に新空手の交流試合に出て、2回戦あたりでスコーンとKO負けした試合を思い出しました。アゴにパンチをもらって一瞬気を失い、腰から落ちるKO負けでした(だからなに?)。


城戸 伊勢原名誉市民目指して優勝だ
自分から言うか?名誉市民なんて、結果として付いて来るオマケみたいなもの。他のスポーツの選手で自分から「名誉市民にしてほしい」なんて言うバカいないっしょ?

プロは何か話題を提供しなければいけないという強迫観念からついつい口にしてしまった世迷言なのでしょうが、いくら新空手出身とは言えどもあんまり馬鹿語ってると応援する気も失せてしまいますよ。


インリン、結婚報道を否定
プロレスファンはインリンの結婚で湧き上がってるようですが、本人は否定したようですね(笑)


ハッスルで歌対決2ndラウンド
観たいか?と問われれば、正直観たいです。川田が「キューティーハニー」を歌い踊り狂うわけですから。

「キューティーハニー」と言えば森三中・黒沢バージョンも凄いですね。


戦極第二陣にランデルマン他が出場決定
ふ〜ん(笑)


魔裟斗「ヘロヘロになるまで攻めてみたい」=K-1MAX
リップサービスは結構なんで、とにかく結果を出してほしいです。ボクサー相手以外の試合では煮え切らない判定決着が多いですからね。

そう言えば、コメント欄で教えてもらったのですが、K-1MAX日本予選で活躍した前田宏行が「魔裟斗はボクシングでも相当やれる。日本王者クラスでも3Rまでなら危険」みたいなことをブログで書いたようですね。

でも、ボクシングで魔裟斗がクレイジー・キムと戦ったら相当苦戦しそうですが。あまりにもリーチ差があり過ぎて。ライト級だったらイケそうかなとは思います。


郷野らGRABAKAメンバーが佐々木にエール
どうでもいいですが、郷野のスーツ姿は「もういいよ」って感じ。いつまでやってんの?


青木vs.カルバンは没収試合、「DREAM.2」で再戦
セカンドステージと開催日程が近いことから、DREAM2での再戦はないだろうと思ってました。結果次第ってところでしょう。

ライト級GPその他のカードについては、近日中に別エントリーとして書きます。

K-1MAX、K-1横浜大会関連についても別にまた書きますので、よろしくお願いします。今週はニュースが盛りだくさんの一週間でした。

あ、そうそう。巨人が開幕5連敗。下手なお笑い番組見るより笑えるでしょう。

山本KIDが中心なのはわかるが・・・

数多ある格闘技ブログの中から、『K−1心中』をご支持してくださっている皆様方には、心より御礼申し上げる次第です。

先週からシステムエラー(?)により人気blogランキングへの投票ができない状況が続いておりましたが、この度復旧したかも〜みたいな。

まずは、前にも告知しましたとおり、

http://blog.livedoor.jp/k1suicide/

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さて、今日のお昼休みに本屋で(ウンコを我慢しながら〔誰かに入られたので〕)『GONKAKU』を立ち読みさせていただいたのですが、その中で山本KIDのインタビューに目が留まりました。

日本の総合格闘技に61kg級を根付かせたいとの決意表明をしてましたが、その端数がどうも、、、。

ボクシングやアマチュアスポーツのように競技人口が多いならば細かな階級分けがあって然るべきでしょうが、まだまだ人材が少ないプロ格闘技においては、まだまだ切が良い数字で分けるのが必然でしょう。

60kgに落とすのが無理ならば、せめて65kgに照準を定めてほしいものです。

また、同じインタビューの中で、大晦日の試合に体重超過して望んだヤヒーラについて厳しいことを語っていましたが、KIDのためにお膳立てした契約体重なのだから、相手が1kg超過したくらい多めに見てやれよと思いました。

これまでのKIDは、自分よりも大きい相手、あるいはK−1ルールでK−1ファイターに挑む姿が評価されてきたはずですから、自分に好都合な階級に固執するような懐の狭さは見せないで欲しいものです。



※明日、TOPS金沢先生がTV生出演!


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HERO'Sの63kg級でKIDvs所の実現を

KIDのアマレス北京五輪チャレンジは、同級第一候補の湯元選手が世界選手権で1回戦負けしたことにより、首がつながった形になりました。

しかし、当初は私もKIDのアマレス復帰を応援していましたが、今となっては総合に専念して欲しい気持ちが強いので、喜んで良いものかどうか。それにKID自身も以前のような五輪へのこだわりがなくなっているような気がするのですが、それは私の気のせいでしょうか?

ところで、KIDが総合で主戦場とするHERO'Sですが、KIDのための階級としてミドル級の下に63kg級が設定される公算が高いようです。

その場合、他の日本人選手は誰かしら?と考えると、70kg級(ミドル級)としては体が小さくて苦戦続きの所英男らを受け入れるには、63kg級は軽過ぎると思われます(これから体も大きくなるでしょうから)。

逆にレスリング60kg級も視野に入れているKIDにしてみれば、所らに適するであろう65kg級は重過ぎるとなります。

主催者としては当然ダントツの人気を誇るKIDに適した63kg級の新設を推進するのは間違いないでしょうが、一方で63kgと70kgの中間の階級を作るとは考えにくい。そこまで階級を細かく設定するに見合うだけの人材がいないから。

このように、階級の間隔が離れ過ぎていると、所のように“デッドゾーン”に入ってしまう選手が現れ、せっかくの人材を活かせなくなるという現象が起きます。

当然KIDには新たな階級でがんばって欲しいですが、果たしてHERO'S中量級のエース候補だった所はこの先どうやって表舞台に再浮上しようと言うのでしょうか?

先日のミドル級トーナメントを目の当たりにして、所がそこに割り込むのはほぼ不可能であることは誰しも異論はないでしょう。

となれば、せっかく体を大きくしてきたこれまでの方針を180度転換し、63kgまで減量しなければなりません。

それに成功すれば、KIDvs所という夢のカードといっても過言ではない組み合わせも生まれるわけで、これはこれで歓迎すべきことだと思います。

問題提起したと思ったら勝手に答えを導き出したり、私も忙しい人間ですわ。

またおって(・∀・)/(まとまらない文章を締める際にも有効活用できるこのフレーズ。使い勝手良し)

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KIDに牙をむき始めた日本人アマレスラー

久々に私の琴線をくすぐる格闘技ニュースを発見!KIDと同階級の高塚という選手が、全米大会出場を回避したKIDについて、「(山本は)自信がないというのが分かる。(全日本では上位に)上がってこれない」と噛み付いたのです。

いよいよ日本人アマレスラーが牙をむき始めました。普段は世間から見向きもされないアマレスラーにとって、山本KIDは美味し過ぎる獲物です。

普段はKIDが嫌いな格闘技ファンも、今回はKIDを応援したくありませんか?アマレスの試合にのぞむKIDを応援するかしないかは、格闘技をどれだけ愛しているかの尺度になると考えます。

だって、KIDが負けたら「ほれ見ろ」ってなるでしょ。プロの格闘技が世間から辱めを受けるのです。私には耐えられません。

ともにKIDを応援しましょう。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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