小川直也

小手先の打撃。本当に怖い打撃。

別冊・プロレス昭和異人伝のshingolさんと、元新日本プロレス役員・上井文彦氏の対談。こちらで明日まで公開中(延長も?)。全盛期のFEG社内の様子を上井氏が語ってくれてます。


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印象に残っているプロレスの試合の一つに、長州力と小川直也がタッグマッチで対戦した試合がある。

この試合、小川が長州とがっぷり四つに組むことはなかった。遠い間合いからオープンフィンガーグローブを装着した拳でジャブを繰り出し、長州を遠ざけ続けたのだ。

あのパンチは印象がとても悪かった。いかにも小手先の技といった感じがした。

それとは逆に、打撃の怖さが感じられたのは、あの小川−橋本戦(99年1月4日)での乱闘の中でジェラルド・ゴルドーが繰り出したパンチ。

掟破りして橋本をKOした小川に掴みかかろうとする平田らを制止したのが、ゴルドーのパンチ。まるで槍を突き刺したかのような鋭さだった。平田は頭を下げてゴルドーの胴にしがみ付くのが精一杯で、それを解かれてからは、パンチを恐れて接近することすら出来なかったし、他のレスラーたちも、村上のことは攻撃しても、ゴルドーには誰も近付こうとしなかった。

長州とのグラップリングから逃げるための手段として用いた小川のパンチと、リアルな乱闘の中でレスラーたちをたじろがせたゴルドーのパンチ。同じパンチでも、使う場面によって印象は大きく異なるものだ。





》web新のTwitter

web新の格闘ウィークエンダー090322(K-1、青木真也、モンスター℃-、高山vs.小川ほか)

自分もブログを書いたみたいけど何を書いて良いかわからない人にアドバイスを一つ。

このエントリー「web新の格闘ウィークエンダー」のように一週間のネタをピックアップして、それに一言二言コメントを書いてみる。すると、書いているうちに自分のツボにはまったネタが見つかり、そのネタに対するコメントは自然と長く書けるようになると思います。そしたら、そのネタだけ独立したエントリーとして投稿すれば良いのです。

この春からプロ格ブログデビューあるいはブログの再開を検討しているけど自信のない方は試してみてはいかがでしょうか?・・・なんてことを書くと、また「上から目線が気に入らない」とか言われそうですが、私に絡んでくる人が書くブログに限って面白くも何ともないんですよねぇ。二次的、三次的情報の単なる垂れ流しブログばかり(苦笑)

さて、今週一週間はどんなニュースがあったでしょうか?



<K-1ワールドMAXに自演乙の出場が決定>
K-1公式サイトで、ワールドMAXの日本人推薦枠に相応しい選手は誰か?のアンケートを行っていましたが、投票結果の詳細が公表されぬまま、1位になったらしい自演乙の出場が決まりました。

当ブログにおいて行った同様のアンケート調査の結果においても自演乙は日菜太に次ぐ得票数だったので、自演乙の推薦にいちいち文句を言おうとも思いませんが、数字を公表すべきじゃないでしょうか?

まぁ、主催者もファンを馬鹿にしてるんでしょう(苦笑)

日菜太と言えば、先日の全日本キックの会場で見かけました。はじめは日菜太だと判りませんでしたが、この顔はどこかで強いインパクトを自分に与えた選手であることは間違いないという意識が働いて、「総合の選手かな?立ち技かな?・・・」と、十数秒間その顔を見続けた結果、やっとこ日菜太であることに気が付いた次第。



<K-1横浜、カード変更>
バダ・ハリが大会2週間前になって試合をキャンセルする事態に!これって大変なことですよね。一大事ですよ。

5月にオランダの大会でシュルトと試合するために3月の横浜をキャンセルしたとの見方があるようですが、月に2試合やることも厭わないK-1ファイターがそんなに慎重になるもんですかね?(笑)

シュルト戦の契約があるのは事実としても、欠場の理由は他にあると思うのが普通でしょう。金を貰えれば無理してでも試合をするのがK-1ファイターの習性なのだから。

そして、ハリの代役としてアーツがジマーマンと対戦するそうですが、主催者からは「もともと出場が予定されていたのでコンディションには問題はない」とアナウンスされているにも関わらず、アーツ側は「いきなり出場のオファーが届いたので驚いたけど・・」とコメント。FEGは情報操作すら面倒になってるのか?かなり投げやりになってませんか?(苦笑)

さらにルスラン・カラエフも欠場し、リザーブマッチに出場するはずだったタイロン・スポーンがK-1ヘビー級トーナメント本戦に繰り上げ出場となりました。

まぁ、玄人ヅラするわりには、派手な試合をするしか芸が無いカラエフみたいな選手を好むKヲタの方々には悲しいニュースかもしれませんが、正直壊れかけのカラエフよりもタイロン・スポーンの方がはるかに期待できそうなので、これについてはアクシデントが好転したと言えるでしょう。

スポーンの1回戦の相手はグーカン・サキ。K-1の1軍と2軍の狭間のポジションにいるサキを完膚なきまでに倒すようであればスポーンへの期待も高まるというもの。



<K-1MAX韓国大会>
20日に開催されましたが、ワールドMAX予選トーナメントではイム・チビンとイ・スファンが決勝を戦うという代わり映えしない内容だったようです。

意外だったのは我龍真吾がチ・インジンに勝ったこと。まさか我龍タイムに付き合ったのか?

セミのレディースマッチでは、日本人シュートボクサーのレーナが韓国のイム・スジョンと対戦しましたが、契約体重の問題と試合の判定でレーナが振り回された模様。

契約体重は二転三転した末、当初に比べて3kg重い53kgに決まったのが前日。これはイム側の要求が通った形のようです。

試合の判定も、本戦でレーナが優勢ながらも1−0(レーナ)で延長に突入すると、1−2のご当地判定でイムの勝利。

もう笑いも起きませんが、いかにEFGが選手を粗末に扱っているかがわかりますね。まぁ、レーナもそのような理不尽さを見越して参戦してるのかもしれません。

ちなみにレーナのブログはこちら。かなり可愛いです。

そう言えば、当ブログで先日更新したエントリー『渡辺が露わにしたK-1の根本的な問題』の続編をまだ更新してませんが、近いうちにエントリーしますのでもうしばらくお待ちください。K-1を何とかしたいと心から願う皆様方のご意見をお待ちしております。



<青木真也に送る言葉>
「“大黒柱”青木が決意のマッハ戦へ=ウェルター級GP」のニュース(スポナビより)。

青木はいちいち大黒柱だとか自分がDREAMを支えるだとか言わない方が良いと思います。ぃゃ、言う必要がないと言った方が適切か?

だって、低調だったDREAMウェルター級が、青木のエントリー決定で一気に注目が高まったでしょう。それだけで青木の存在がいかに大きいかがわかるというもの。

青木はまぎれもなくDREAMの中心選手。あとは余計なことを語らず、ファンと大衆、そして世界からの評価を待てば良いのです。



<NOAHの志賀賢太郎が2代目モンスター℃に?>
テレビ放映打ち切りで、早くもNOAHの綻びが垣間見えるこのニュースです。

ところでハッスル名物の覆面レスラー、モンスター℃の2代目を決めるオーディションが開催されるとのことですが、初代は何処へ?

私も会場とテレビで何度かモンスター℃の試合を見たことがありますが、どんな技でもスマートに繰り出すがインパクトが弱い選手という印象。そんな器用貧乏なところをキャラで補っているような初代モンスター℃でしたが、果たして2代目はNOAHの志賀賢太郎が務めることになるのでしょうか?

ちなみに初代の正体は「ZERO-ONEの常連ガイジンでもあるスティーブコリノ選手で間違いない」らしいです(ヤフー知恵袋より)。



<高山 史上初ダブルグランドスラム達成!>
ふ〜ん、って感じ。

ちなみにダブルグランドスラムとは、日本のメジャー3団体(新日本、ノア、全日本)のヘビー級シングル&タッグ王座を完全制覇することだそうです。

日本のメジャー団体という定義自体が空ろなものゆえに、高山が今回3冠ヘビー級王座を奪取して達成したグランドスラムについても、全く偉業達成って印象を受けませんね。

「高山すげぇ!!」ってエキサイトした人間なんて、この世に一人も存在しないと思いますよ。



<小川と高山が大乱闘 夢のシングル対決に猪木がゴーサイン>
グランドスラム(失笑)を達成した高山は、その翌日にIGF広島大会で小川とタッグマッチで激突し、大乱闘になったそうです。

それを受けて猪木が小川vs.高山のシングルマッチにゴーサインを出したとのこと。格闘家としての能力は天と地ほどの差がある両者ですから、このシングルマッチの成否は、小川が試合をどう転がすかに懸かっているでしょう。

予定調和丸出しの凡戦に終わってほしくないものです。



<みのると諏訪魔が乱闘、会見場は一時騒然=全日本プロレス>
この緊張感をリング上に持ち込めるかどうかが重要。尻すぼみにならぬよう。

鈴木みのると諏訪魔のレスリング暦を比較してみました。

鈴木みのる
・横浜高校レスリング部所属で、国体2位。


諏訪魔
・高校時代は柔道部
・中央大学レスリング部主将(桜庭の後輩ですね)
・クリナップに就職し、レスリングを続ける(そう言えば郡山にクリナップのクラブがあったような?)。
・02年、全日本選抜選手権と国体で優勝し、世界選手権代表にも選ばれる。
・03年、世界選手権予選敗退
・04年、アテネ五輪において自分の階級の出場枠が無くなったため、馳浩のスカウトで全日本入り


以上です。

これだけ実績に差があるから、諏訪魔はみのる相手にも気後れしないわけですね。



<応援団暴走であわや大乱闘=OUTSIDER>
火事と喧嘩は江戸の華だって言いますが、それが同時にやって来るようなOUTSIDERですから、面白くないわけがありませんね。

OUTSIDERを見ていると、世界最強うんぬんがいかにどうでも良い価値観であるかが解るというものです。



abeサムライTV「Sアリーナ(日曜)」でおなじみ、あべ由紀子さんが胸の谷間もあらわに歌ってます。

ムシキング・サンバ

小川は暴走するしか能がないのか?

暴走と言えばエヴァか小川かって感じですが、昨日行われたIGFの三つ巴戦でも小川が暴走したようです。

小川は暴走以外の手段で面白いプロレスをすることは出来ないのでしょうか?

そもそも小川は試合の中でまともなレスリングをやったことがあったのかと振り返って見ると、私の記憶の中には、オープンフィンガーグローブをはめた拳でパンチを振るう姿しか印象に残っていません。

前にも書きましたが、タッグマッチで長州と対戦した際にも、(プロレスにおいては)小手先の技であるジャブを繰り出して、長州とまったく組み合おうとはしませんでした。

小川はこのまま暴走するだけのプロレスラー人生を送るつもりなのでしょうか?

小川の暴走は確かに面白いことは面白いですが、そのような“飛び道具”ばかり使われても食傷気味になってしまいます。

もし、真面目にレスリングをやるつもりがないならば、いくらパンチを振るっても構わない格闘技の試合に専念した方が良いのではないかと私は思います。

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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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