レミー・ボンヤスキー

鋭利な刃物のように切れ味鋭かった頃のK-1と革製品

WBCヘビー級タイトルマッチ、ビタリ・クリチコvs.オドラニエル・ソリスを観た(WOWOW)。

結果はクリチコが1ラウンドKOでソリスを下し、6度目の防衛に成功したのだが、KOを奪ったパンチには驚かされた。

最初は、なぜソリスが体を痙攣させて倒れこんだのか、理解できなかった。手で足を押さえていたので、足が攣ったのかとさえ思った。

しかし、スロー映像を見たら、フィニッシュとなったのは側頭部を軽く擦った程度の右フックであることが判った。恐るべし、クリチコのパンチ。恐るべし、ヘビー級ボクシング。

かつてのK-1にもそんなKOシーンがあったよなぁ。触れただけで切れてしまうような、鋭利な刃物のように緊張感を醸し出していた頃のK-1が懐かしい。

そんな時代に活躍した先人たちの遺産を食い潰すかのように2000年代後半に頭角を現した(と言うか、ただ単に試合に勝つことが多かっただけの面白みに欠ける)K-1ファイターらに共通するのは、そのような危険なパンチを持っていないこと。

モリマンが革製品で山崎をベッチンベッチン叩いてるのと大差ないようなローキックの応酬なんて、退屈で見てられない。





》web新のTwitter

余計な外国人を切ると、K-1ワールドGPシリーズはこうなる

Remy Bonjasky Update: Might Only Have One Fight Left

以前のエントリーでも紹介したが、上記サイトの情報によると、"フライングダッチワイフ"ことレミー・ボンヤスキーが目の負傷によりラスト1試合で現役を退く意向を示しているとのこと。

これまでのボンヤスキーを振り返ると、面白い試合は決して多くはなかったし(曙戦も下手すりゃ判定の糞試合だった)、反則攻撃を受ければ死んだふりで反則勝ちを拾うせこい選手という印象が強いが、引退となればお疲れさまでしたと言いたいところ。

が、そうはならないのがまさにボンヤスキー。なんと、自身の引退試合をK-1とショウタイムに売り込んでいるらしい。

自分を高く売り込みたいと思うのは仕方がない。しかし、引退試合くらい迷わず日本を、K-1を選んで欲しかった。

K-1のリングに上がる前はただのダッチムエタイファイターでしかなかったボンヤスキーは、K-1があったからこそ現在の地位と財産を得ることが出来た。それなのにK-1と他団体を両天秤にかけるなんて。

どこまで根性が腐っているんだボンヤスキー。義理人情はあってしかるべきだろうボンヤスキー。

今までボンヤスキーに支払った優勝賞金が本当に惜しい。

この期に及んでK-1は、いよいよこれまでの外国人主体のマッチメークから日本人に比重を置いたメッチメークに転換することを迫られているのではないかと思う。

ワールドGPシリーズの通常の大会であれば、何も高いファイトマネーや渡航費、滞在費等を支払ってまで、大勢の外国人ファイターを招聘する必要などないのだ。

4月の横浜大会を例に挙げて考えてみる。

第1試合 ラシェンコvs.佐藤匠
第2試合 サキvs.ジャディブ
第3試合 バンナvs.スポーン
第4試合 アリスターvs.ポトラック
第5試合 アーツvs.京太郎
第6試合 シュルトvs.ジマーマン
第7試合 ハリvs.イグナショフ

計11名の外国人ファイターが顔を揃えているが(ジャディブは国内に滞在しているから別扱い)、この内、本当に招聘する価値があるのは、ハリ、バンナ、アーツ、アリスターの4人のみ。イグナショフは売り込みがあったようなので、安い金額で招聘できたろうから良しとしよう。

最初から結果が見えているシュルトとジマーマンのSヘビー級タイトルマッチなど行う必要がないし、費用対効果を考慮すれば、ラシェンコ、サキ、スポーンあたりは海外のハウス興行で行うテレビマッチを日本で放送する程度で十分。ポトラックに至っては、大会参加費30,000円也を徴収しても良いくらいだ。

これら余計な外国人ファイターを招聘しないとなると、当然その穴を埋める役目は日本人ファイターに回ってくる。

日本人を多用したカードを私流に組むとこうなる。

第1試合 若翔洋vs.池本誠知
第2試合 高萩ツトムvs.佐藤匠
第3試合 堀啓vs.ジャディブ
第4試合 バンナvs.西島洋介
第5試合 アリスターvs.野田貢
第6試合 アーツvs.京太郎
第7試合 ハリvs.イグナショフ

いかがだろうか?(第1試合に飛び道具を持ってきたことはお許し願いたい)

第3試合は日本vs.インドのIT系長身対決として煽れるし(煽りVにインドのIT産業イメージ映像を混ぜ込み、2人にはiPadかキンドルでもいじらせておけば良い)、第4試合では下手するとバンナが西島にアゴを打ち抜かれるかもしれない。セミ前を任されることになった野田は、あの顔と体格でストリーキングでも行えば、"真正・魔界のプリンス"あるいは"狂乱の貴公子"として打倒アリスターの淡い期待を視聴者に抱かせることには成功するだろう。

テレビ放映権料だのスポンサー収入の話を私のような一介のファンが論じるのは甚だ滑稽ではあるが、それら収入が減っていると言うのであれば、必要最低限の予算で大会を運営しようと考えるのが当然であろう。やり方次第では余計に面白くもなるわけだから、尚更である。

K−1人気凋落のA級戦犯 レミー・ボンヤスキー

GP開幕戦では、2階級下のマヌーフ相手にもかかわらず接戦を演じ、何とか判定勝利をものにしたボンヤスキー。まったくもって魅力に乏しいファイター。こんなんが3度も優勝するくらいだから、K−1の人気が凋落して当然ですわな。

ボンヤスキーってK−1人気凋落のA級戦犯じゃないかなと思うんです。過去の偉大なファイターらが築き上げたK−1人気の上に胡坐をかき、勝ちさえすれば何でも良いのアマチュア的精神を貫き、己の私腹を肥やす一方でK−1の面白さを削り取ってきた。それがボンヤスキーというファイター。

昨年のGP決勝戦では、バダ・ハリの踏みつけ攻撃を受けて戦意を喪失しました。よいこのK−1ファンたちは、「ルール違反を犯したバダが悪い」と知った風な口を利くかもしれませんが、K−1にルールも糞もあったもんじゃないだろ(笑)

今更書くのも馬鹿馬鹿しいが、興行で最も重要なことは、観客を満足させること。それが出来ないヤツはプロ失格。

サーカスの興行だってそうだろ。熊がやる気ないからって、調教師は黙って引っ込まないぞ。何としてでも熊に芸をやらせるからね。熊も小便漏らしながら逆立ちしたくらいにしてな。実際にその場面を見たんだけど、何か切なかったょ。

話を戻して・・・

バダ・ハリの暴走反則攻撃を受けたボンヤスキーは、裁定が出るまでに間違いなく考えたよ。「このまま戦意喪失すれば、数千万円の優勝賞金が転がり込んでくるのだ」と。

懸命な格闘技ファンの方々は、ここでボンヤスキーとサップが戦った一戦を思い出したはず。03年GP開幕戦として行われたこの試合も、サップの暴走反則攻撃を受けたボンヤスキーが戦意喪失して試合終了。反則勝ちとなったボンヤスキーが決勝大会への出場権を手にしたわけだ。

そして驚くべきは、その試合についてのボンヤスキーのコメント。

「自分の中で天使と悪魔が争った。これで東京ドームに行けると悪魔が囁き、ファイターとしてこんな結果でいいのかと天使が言う。でも結果として東京ドームに行けることになって良かったかなと思う」

そうやって進出したGP決勝で初優勝を果たしたボンヤスキー。これじゃK−1が廃れるのも納得でしょう。

さらに、ボンヤスキーの特徴として挙げられるのは、スッキリしない勝ち方や帳尻合わせ的な判定勝ちが多い点。

今回の開幕戦でもスッキリしない判定勝ち。

3月のオーフレイム戦では、明らかに劣勢ながらもホームタウンデシジョンに守られ、最後の最後でフラッシュダウンを奪って判定勝ち。

06年のアムステルダム大会ではバンナに判定勝利しながらも、バンナ陣営の抗議で逆転敗訴。

05年大晦日には、プロレスラーのザ・プレデター相手に僅差の判定勝ちを収めたが、どう見てもボンヤスキーが負けていたとの見解が多い。

04年のGPでは、準々決勝ではホースト相手に疑惑判定で勝利し、さらに準決勝ではボタに攻め込まれるも、終了間際にハイキックでダウンを奪い、判定勝利。そんなのが決勝では武蔵を判定で破って優勝したわけですから、観客としてはスッキリしない気持ちで家路に着くしかなかったと思います。

以上、ボンヤスキーについて考えると、K−1がこれだけ人気低迷しているのも納得できるんじゃないでしょうか?

確かにボンヤスキーはGPを3度制しています。しかし、そんな記録に何の意味があるのでしょうか?そんな記録を頼りにして、またK−1のチケットを買おうと思うファンなんていません。何度も言うようですが、K−1ファイターの仕事とは、戦いを通じてファンに強いインパクトを残し、また会場に足を運んでもらうことなのです。

ボンヤスキーvs.アリスター戦から見えてきたK-1の問題点 その2

「飛翔体っ!飛翔体っ!」って、マスコミははしゃぎ過ぎ。北朝鮮の人は爆笑してるんじゃないの?

「北朝鮮のミサイルに振り回された今日一日」とか言ってるけど、マスコミが勝手に盛り上げて、一人で騒ぎまくってるだけでしょう。「国民の皆さんは通常の生活を続けてください」って、そんなこと言われなくても誰も普段どおりに暮らすって!逆に普段どおりじゃない暮らしとは?裏の畑に穴でも掘れってか(笑)

さて、ボンヤスキーとアリスターとの一戦を再び振り返ります。

「完全アウェーだとしても2Rで差をつけないあたりやダウン気味なのをスリップと毎度のことですが、K-1に対して不信感は強くなる一方です」
これはもう仕方がないことですよね。イベントの主催者が雇っている審判団が裁定を下しているわけですから。かつて谷川EDがコミッション制度導入について言及しましたが、その後どうなってしまったのでしょうか?



「他流試合は一発勝負だから意味あるのに・・」
負けても次があることに慣れてしまっているK-1ファイターらの甘えですよね。大晦日に失態を演じた武田と武蔵のコメントには呆れ返るばかり。「もう1回やりたい」って、、、。相撲のように星の取りっこを繰り返している通常のK-1じゃないんだっての。



「何はともあれ、どんな形でも勝った。これが全てですよ。」
このコメントについては、当ブログの関連エントリーや他の方のコメントを参照してください。



コメント数が多く、ピックアップする作業がちょっと大変なんで、このシリーズはこれにて終了といたしますw

当ブログ右サイドバーで3・28横浜大会のMVPとベストバウトのアンケートを行っておりますが、前田とアーツの人気が高く、レミーとアリスターにはほとんど票が入っておりません。K-1vs.MMAの他流試合も、今回に限っては両者とも期待はずれだったってことでしょう。大晦日の刺激が強すぎましたね。

ボンヤスキー-アリスター戦から見えてきたK-1の問題点

K-1を"人気格闘技イベント"というパッケージとして漠然と見ているのではなく、K-1を多面的に楽しむ皆様方からお寄せいただいたコメントを集約しました。その1回目です。



「マサト選手の「これじゃあ、どっちが勝ったのか分からない」という言葉が、みている側の心情を的確に表現している・・」
試合結果はボンヤスキーの判定勝ち。それは紛れも無い事実であり、記録です。

しかし、コミッションに認定された競技でもなければトーナメント戦でもない、一格闘技イベントにおける特別試合において、記録というものが持つ意味合いは低いものです。重要なのは、その試合を観た観客と視聴者に対して、どのような印象を与えたかです。

なぜなら、その印象の良し悪しが、次以降の大会のチケット販売数や視聴率に影響するからです。

それくらいはよいこのK-1ファンの方々でも理解できているはずなんですが、普段は「記録よりも記憶に残る選手に魅力を感じます!」なんてるのに今回に限っては「勝ったのはボンヤスキー。それが事実です!」とか言ってそう(笑)

でも、魔裟斗に「これじゃあ、どっちが勝ったのか分からない」と言われたのでは、よいこも返す言葉がないでしょう。自分の言葉では何も語れないのだから。



「レミーは少なくともメインイベンターで無いね。生中継で見てたけど、試合後から閉会式中ず〜っとニコニコしてましたから・・・( -_-)ハァ〜」
ボンヤスキーは平成のデルフィンタイプなのでしょう。そんなボンヤスキーを支持するよいこのK-1ファンは、軽薄にプロレス批判をしながら、実のところはは平成のデルフィンたちと何ら変わらない思考回路しか持っていないのです。



「レミーは二日前に膝をケガしたそうで(by谷川P)。何年後かに「実はあの時・・・」と述懐するなどすればカッコいいんだけどなあ。」
言い訳をする格闘家って多いですよね。よりによってこんな大一番に「実は怪我をしてた」なんて、白けるだけです。



「レミーは優勝した後は変な試合することが多い」
自分の中の価値基準によって、試合に対する取り組みを著しく変動させている証拠でしょうね。ボンヤスキーはファンのことやジャンルとしてのK-1のことなんて全く頭にないのでしょう。こんな選手にはK-1を背負う資格なんてありません。




「レミーは「ファイト」というくくりでは負けですね。サッカー選手みたいに投げられた後演技するんじゃとヒヤヒヤしました。」
相手の反則ではあっても弱いイメージを与えてしまいました。

逆に全盛期のバンナは、K-1ルールであれば総合の選手を投げ捨ててましたね。



「あいつは本当に王者なのか?

 あいつはシカティックのチャクリキ魂から何を学んだ?

 あいつはアーツのK-1愛から何を学んだ?

 あいつはアンディの空手スピリッツから何を学んだ?

 あいつはホーストのテクニックから何を学んだ?

 あいつはハントの逆転劇から何を学んだ?

 あいつはシュルトの時代から何を学んだ?

 何も学んでないじゃないか

 ひざが痛い?

 そんなことで歴代王者が逃げてきたと思うか?

 そしてお前はバダ・ハリとの試合で「逃げた」と言われて悔しくないのか?

 昨日の試合で観客に「やはりバダ・ハリがいなきゃつまらない」と思わせたお前は本当に王者なのか?」

K-1ファンブロガーさんたちにもこれくらいのことを書いてほしいですね!



「レミーは試合キャンセルするか直前まで悩むくらいの故障を膝に抱えていたらしいですね。大晦日のバダ・ハリほどでなありませんが、相手に関係なく動きがいつもと違っていたのは素人目にもわかりました。
ボンヤスキーが怪我をしていたという情報を知り得てから思い返せば、どうも動きがおかしい?とわかるでしょう。



「対抗戦のような展開は面白いんですが、みんながアリスターのような戦い方ならちょっともういいかなと思います。シュートボクシングじゃないんだから投げ多用でスタミナ減らしたりは見てて面白くない。」
他流試合が継続して当初の刺激が無くなってくると、投げを多用するダーティーな戦法はますます非難されるでしょうね。



「以前と違いゴング直後や入場時の盛り上がりがない事が寂しかった」
かつてのバンナvs.ベルナルド戦は、ラウンド終了のゴングを選手もレフェリーも聞き取れなかったくらいの大歓声でトラブルが発生しました。あの当時が非常に懐かしいです。



「レフェリングも酷い。オープニングで掘vs極真の人の試合があったんですが、掘があきらかにローでダウン数回とられてるのに全部スリップ扱い。ついにダウンとらざるをえない倒れかたしたらダウンはとったが、カウントは無し」
誰がレフェリーだったのでしょうね。ダウンとスリップについては度々物議をかもすことがありますね。



「堀はKOされた後、観客と同じトイレに並び、誰に声かけられる事なく用をたしてました」
これは痛いですね。ちなみに私は、後楽園ホールの便所から出てきたドン・中矢・ニールセンに握手してもらったことがあります。



「総合=外的のアングルも今のところ起爆剤にならず。入場時レミーへの声援もなければアリスターへのブーイングもなし。K-1の危機という煽りとはかけ離れた会場のテンション。試合も緊張感なし。ちょっと残念な客入りでした。」
この試合が起爆剤にならなかったというのは意外ですね。危機感が無いってのは、K-1が廃れればファンをやめますっていう軽薄なスタンスのファンが多いからでしょうね。



(つづく)



<K-1横浜大会MVP・ベストファイトのアンケート実施中>
現時点ではヘビー級王者になった前田がMVP1位です。右サイドバーから投票を受け付けております。

web新のK-1横浜TV観戦記その2(這う這うの体で勝利したボンヤスキーに幻滅)

皆さん、正直どう感じましたか?

私は、パワーファイターを相手にしたボンヤスキーの相変わらずの弱々しさしか感じられませんでした。過去にボタやプレデターら大型選手に苦戦したのと同様に。

一方のアリスターは動きの緩慢さが目立ちましたが、パンチと膝蹴りで確実にダメージを与えていました。

この試合のポイントは、第2ラウンドのジャッジだったと思います。私の目には10−9でアリスターでしたが、ジャッジは3人ともイーブンでした。アリスターにとってはアウェーですから致し方ありませんが、もしジャッジのうち2人が私同様の判断を下していたら、第3ラウンドのアリスターの試合運びはもっと丁寧になり、不用意にパンチをもらってダウンするようなことはなかったはずです。

それにしてもボンヤスキーには幻滅しましたね。のそりのそりと近付くアリスターに対して成す術無く後退し、毎度毎度の亀ガード。本来ならば、距離を詰めて来るアリスターに対してジャブや前蹴り、ミドル等で間合いをキープしなければならないのに、それが全く出来ない。

そして、解説の魔裟斗もその効果を認めたアリスターのチャランボが効いて足元は覚束ないわ、鼻血は垂れ流すわで、K-1王者の威厳など微塵も感じられませんでした。

ボンヤスキーはあれで良いと思ってるのかな?思ってるんでしょうね、試合後の表情を見る限りは。

試合に勝ったにもかかわらず試合内容の悪さをリング上から詫びる殊勝な選手もいますが、ボンヤスキーにそんな気持ちは微塵も無いのでしょう。GP決勝という大舞台でダブルビジョンを訴えて試合を終わりにしてしまうだけのことはあります。ボンヤスキーはアレと同じ。目が見えないふりして障害者手帳や生活保護を受給しているオッサン。

試合結果だけを見ればK-1王者が外敵を退けたとなるのでしょうが、そんなもんはKヲタのオカズにしかなりません。何度やっても結果は同じだろうという印象を観客に植え付けるくらいに完勝することがボンヤスキーに与えられた使命だったはずなんですが、何とも煮え切らない一戦となってしまいました。

最後に余談ですが、解説の魔裟斗の発言に注目。

「大晦日からK-1が総合に負け続けていて、俺を舐めたようなこと言ってる奴もいるみたいだから、俺、総合とやっちゃおうかな」

待ってました。他流試合に滅法強い男の出陣予告。魚群並に激熱です。

大晦日Dynamite!!の解説時には、川尻との対戦を谷川に振られても「僕はやりません」と一蹴していた魔裟斗ですが、どうやら重い腰を上げてくれそうです。ワールドMAXなんてどうでもいいから、今年の魔裟斗は他流試合をテーマにしたワンマッチ一本に絞ってほしいと思います。

K-1vs.総合の他流試合はまだまだ続きます。

しかし、忘れてはいけないのは、K-1ファイターは自分達のリングにおいて、自分達のルールで、総合格闘家を迎え撃っているのだということです。

web新のK-1横浜大会展望 〜K-1ファンを育てたい〜

横浜大会は毎年驚くような試合の連続で、K-1ワールドシリーズでは最も期待できる大会なんですが、今年はいきなりエース級のバダ・ハリのドタキャンという激震に見舞われました。

同時にヘビー級王座決定トーナメントにエントリーされていたルスラン・カラエフの欠場も決まり、さらには同しくトーナメントにエントリーされていたハリッドも欠場となりました。

この穴を埋めるべく、前日になってセーム・シュルトの緊急参戦。これを「K-1愛」という美辞麗句で飾り立てる主催者ですが、滑稽の一語に尽きますね。いつものことですが。

滑稽と言えばヘビー級トーナメントの顔ぶれです。

メルビン・マヌーフ 177cm 91.5kg

前田慶次郎 183cm 99kg

グーカン・サキ 182cm 99.3kg

タイロン・スポーン 188cm 89kg

上記の身長と体重はK-1公式サイトのデータベースから引用しました。

いかがでしょうか?この体格。相当に小粒です。80kg級の階級でベストのパフォーマンスを発揮できる4選手で争うヘビー級トーナメントを滑稽と言わずに何と言えばよいのでしょうか?

これら4選手を個々に見れば素晴らしい逸材ですので、このように強引な枠の中にはめ込まざるを得ない現状を憂います。口が酸っぱくなるようですが、ライトヘビー級の新設を早急に行うべきであると提言します。

実際、谷川EDもライトヘビー級新設を公言してたんですけどね。裏番組の「ごくせん」を警戒しているような体たらくですから、彼には期待しない方が良いでしょう。

さて、最後にメインイベントのレミーvs.アリスターについて一言。

アリスターの「K-1より総合の方が強い」発言は、盛り上げるために主催者がそう言うよう仕向けているのでしょうが、非常にナンセンスな考え方です。

K-1と総合との対抗戦というアングルから見えてくるべきものは、どちらが勝ったとか負けたではありません。K-1の技術や戦術の行き詰まりを総合格闘家との対戦によって露にし、K-1をより高いレベルで成熟させるための革新の機会としなければならないのです。

今日の試合でもしレミーが勝てば、大晦日にだんまりを決め込んだK-1ファンも「K-1のレベルが低いなんて誰が言った!?」みたいに、文字通り鬼の首を獲ったように大騒ぎするでしょう。そのような就学前児童レベルの考え方のK-1ファンを、私はこのブログを通して正しい方向に育てていきたいと思います。

K-1横浜 ボンヤスキーvs.アリスターの展望

3月のK-1横浜大会で、いきなりK-1とMMAの“頂上対決”が組まれました。

K-1側は昨年のGPで2度目の優勝を飾ったレミー・ボンヤスキー。シュルト抜きで考えれば(こう仮定するのも変な話ですが・・)、現時点でのK-1最強はボンヤスキーで異論はないでしょう。

MMAを代表する形のオーフレイムは、大晦日にK-1の3馬鹿を下した中での筆頭格。“究極のアホ”武蔵や“ブロークンサンセット”武田幸三ではなく、K-1のエース級であるバダ・ハリを完全KOしたアリスターをMMA側の筆頭格に推すことには異論を挟む余地は無いはずです。

果たしてこの頂上決戦はどのような展開になるでしょうか?

個人的には、ここでK-1王者が敗退したら洒落にならないという思いがありますので、是非ともボンヤスキーに勝利してもらいたいところです。もしボンヤスキーが負けたら、K-1の日本市場はますます縮小してしまうでしょう。もしかすると数年後のK-1GP決勝大会はディファ有明で開催されるなんて事態に陥るかもしれません(笑)

※もしかしてK-1GP決勝大会@ディファ有明については、念のため文末に(笑)と入れておきました。洒落もわからない人が、ディファ有明に行ったこともないくせに「そんなとこでGPなんてふざけんな!」なんて怒り出しそうだから。でも、ディファ有明で観戦したことがある方ならば、K-1GPがあの雰囲気の中で開催されることを想像しただけで思わず吹き出してしまうかもしれません。狭い駐車場に大型バスがカッチンカッチンとウインカーを上げながら進入して来て、そこからバダ・ハリやバンナら外国人K-1ファイターたちがぞろぞろ降りてくる。それを取り囲んで熱狂する観衆。K-1ファンにとってはこれほどありがたい会場はないかもしれませんね!

話が逸れました。ボンヤスキーとアリスターとの一戦の展望に話を戻します。

アリスターのK-1マッチについてはデータが少ないので、ボンヤスキーのこれまでの戦績、特に大型でパンチ主体の選手相手にどんな試合を行ってきたかを分析(笑)してみたいと思います。

まずは曙戦です・・・ってのはジョークです。曙との試合が参考になるわけがありません。幼少期を北欧で過ごしたもので、このような粋なジョークをついつい口にしてしまう私をお許しください。すみゃんせん。

とにかく上手くて速くて強くてクレバーなイメージしかないボンヤスキーですが、意外と苦戦した相手がフランソワ・ボタです。

ボタの圧力に終始押され気味のボンヤスキーでしたが、帳尻合わせのようなハイキックだか膝蹴りだかでダウンを奪って判定勝ちしたような?薄氷の勝利を収めた感は否めません。

こうして顧みると(ボタ戦だけじゃんw)、自分と同等かそれ以下の体格の選手相手であれば、技術とスピードで圧倒できるボンヤスキーですが、パンチで圧力をかけてくる相手は苦手かも?

そして、これまでの戦績以上に不安な要素があります。それは、K-1の3月横浜大会は波乱が起きる大会であるというジンクスです。07年には沢屋敷がバンナから2度のダウンを奪って勝利するというビッグアップセットや、藤本悲願の武蔵越え(ハイキックでKO)など、08年には若手の前田慶次郎がマイティー・モーに勝利するなど、想定外の試合結果になることが多いのです(それほどでもない?)。

プロ野球の横浜ベイスターズが開幕ダッシュして首位を独走するように、もしかしたらアリスターがK-1王者を下すような“春の珍事”が起きるかも?

普通に考えればボンヤスキーが勝つとは思うのですが、K-1のリングに潜む魔物が春の陽気に誘われて、ひょっこり現れるかもしれません。

バダ・ハリも悪いが、K-1もしっかりしてほしい 其の一

バダ・ハリが反則した後の角田の大立ち回りはホント凄かったですね。輝いてた。めっちゃ傾(かぶ)いてた。伊達に『花の慶次』の主題歌を歌ってませんよ。

そして、5分待ってもボンヤスキーのダブルビジョンが治らなかったため、

「スポーツマンシップに則って(中略)バダ・ハリ選手の悪質な反則によるDisqualification!失格っ!」

とレッドカード。また傾いちゃった!四角い顔の憎い奴っ!

でもなぁ、うちなぁ、思うねん。スポーツマンシップうんぬん言うならなぁ、即時失格にしたらええんちゃいましたの?寝てるとこ頭蹴られたボンヤスキーはすぐに立ち上がれないほどのダメージを負ってたんやから、スポーツとして試合を続行させられるわけないやんかぁ。

決勝戦だから5分待ってみました、なーんて考えはなぁ、スポーツマンシップやなくてなぁ、ビジネスマンシップちうもんや。うち、そない思うねん。

そして悲しいことに、角田がいくら公平性、競技性をアピールしたところで何の宣伝効果もないどころか逆効果。だって、曙にわざと負けてやって初白星を献上したのが現役時代の角田なのだから・・・って、それは言わないこと。

それを許容できるK-1ファンの懐の深さが好き。だからハリのことも許してやってな。頼むわ。

≫バダ・ハリvsボンヤスキーの動画はこちらです
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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