プロレス

最強UFCより人間ドラマ

RIZINが終わってまだ3日も経っていないのに、既に語ることもろくになくなってきている。

一方、IGFに関しては、当事者の澤田敦士を含めて、まだまだ意見交換が続いている。喜ばしい限りである。


澤田は、自分が弱いことに強いコンプレックスを持っているようだが、別に最強である必要はない。最強を求めるならUFCを見れば良いだけのことで,強さ以外の部分でも客を魅了できるのがプロレスの良いところではないか。

私は,最強を追い求めるより,心に染み入る人間ドラマが観たい。例えば、中牧昭二やゴージャス松野たちに(プロレスラーとしては四流以下であるにも関わらず)魅力を感じるのは、社会の最底辺に近いところから這い上がらんとする生き様に心を打たれるからであって,金網の中でのゲームより,よほどリアルな世界を見ることができる。

澤田は,いつまでも“俺はメジャーだ。インディーなんて相手にするか”と虚勢を張ってないで,藤田ら格上相手にノーリスクの試合ばかりしてないで,等身大の自分に相応しい相手とガチンコ勝負をして欲しい。身近なところでクラッシャー川口がいるではないか。澤田が忌み嫌うインディーにだって関本大介や岡林裕二のような強そうなレスラーはいるではないか。

桜庭とのタッグマッチやミノワマンとの格闘技戦で,不本意ながらも実力はさらけ出してしまったのだ。しかし,それが面白かったんだよ。弱ければ弱いなりに自分をさらけ出し、一から出直す。その姿こそがファンを魅了するのだ。

あとは青木真也に託すしかない。青木がしっかりと手綱を握って,澤田敦士を,IGFを良い方向に導いて欲しい。2月のGENOMEに期待している。

澤田と青木のIGF改革に期待する



大晦日大会で、再び藤田和之に病院送りにされた澤田敦士がTweetした内容を読んで、え!?と驚いた。


前回の澤田vs.藤田は、私は会場で観戦したが、壮絶な打撃戦となり、お互いに顔が変形するくらいのダメージを負った。そのような試合をするくらいだから、両者の間には確固たる信頼関係が構築されているものとばかり思っていた。

ところが、である。上記Tweetを見るに相当な遺恨があるようで、そのような相手と怪我をするほどの試合をしていたことに戦慄した。

こんな仁義なき戦いは勘弁して欲しい。台本通りの演劇プロレスが嫌いだからと言って、バイオレンスを観たいわけではないのだ。

幸いにして、これまで負担を強いられてきた澤田に対して、青木真也が改革の提唱という救いの手を差し伸べてきた。




次回2月大会では、改革の片鱗でも良いので、何らかの変化が見れたら良いなと思う。

澤田敦士選手とは、Twitterのやり取りで険悪な関係になってしまったが、今のプロレス界において、本物のプロレスを見せてくれる数少ない選手の1人であると心から期待している。チケット買ってるから偉そうに言うとかそんなつもりでは全くないのだが、無関心が最も恐ろしいこと。それはガラガラの客席が如実に物語っているのだ。

重症患者 澤田敦士に対する処方箋

澤田敦士の何が重症なのか?

それは猪木マネーの上に胡座をかき続けることに対する危機感の欠如、いわゆる不感症である。

その不感症の具体的な症状は、柔道つながりで小川のいるIGFに入団した経緯、即ちコネ入団を棚に上げ、インディーのレスラーをこき下ろすところに顕著に表れている。

インディーの関本大介や岡林裕二あたりと澤田が試合をしたとして、無理なく主導権を握ることができるだろうか?

誰も可能だとは思わないだろう。猪木の威光により台本で澤田が勝つことになるとしても、その過程で関本たちは腕力(かいなぢから)をもって“一瞬のリアリティー”を垣間見せ、澤田の弱々しさを観客に印象付けるに違いない。

しかし、それをやる以外に澤田敦士が成長する手段はない。猪木の庇護下から脱し、等身大の自分と向き合うべきなのだ。

プロレスに強さのイメージはもう必要ない?

野性爆弾・川島とガリットチュウ福島の地獄のコラボ

今年の山-1グランプリのトリを飾ったのが上記のコラボ芸。川島の存在は知っていたが、ガリットチュウはコンビ名すら初耳だったため調べてみた。

その結果、驚きべきというか、当然といえば当然というか、情けないこと極まりないというか、ある事実が判明したのです。

ガリットチュウ福島は怪力の持ち主で、テレビの企画でプロレスラーの橋本大地に腕相撲で勝利したことがあるとのこと。

プロレスラーに腕相撲で勝つなんてすごい!(驚くべき)

でもガチ相撲でボディビルダーに完敗しそうになった(相手の勇み足で辛勝)橋本大地が相手だからなぁ(当然といえば当然)

しかし情けないのは、強さのイメージで売ってるプロレスラーがおめおめと負ける勝負をしたことだ。何を考えてるんだと言いたい。

もっと情けないのは、4流の橋本大地とはいえプロレスラーが芸人に負けたことに嘆く声が全く起こらないこと、ファンが全く怒らないことだ。

要は、プロレスってその程度のものってことが浸透してしまったのだ。もう末期症状である。




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プロレスに対するスタンス 宮根誠司と自演乙

K-1MAX日本王者の長島“自演乙”雄一郎がプロレスデビュー戦を行ったブシロードプロレスリング興行がスカパーのファイティングTVサムライで中継されたので、私は数日遅れの再放送を録画した。 


ところが、録画機のハードディスク容量が途中で満杯になり、メインイベントの前で録画が終了していた。 

第一試合の男色劇場や中西の試合は見れたが、肝心の自演乙の試合は見れなかったのだ。 

しかし、不思議と落胆しなかった。 

それはなぜか? 

スポナビで試合結果を知っていたからか? 

いや、違う。 

オープニングとして行われた全選手入場の際の自演乙の表情を見た時点で、メインイベントは緊張感を著しく欠く試合であろうことが想像できてしまったからだ。 

気分が悪かったなぁ。いかにもプロレスを楽しんじゃうぜ!的な意気揚々とした自演乙の笑顔。 

第一回猪木ボンバイエでプロレスをやった時の宇野薫とバス・ルッテンに匹敵する腹立たしさだった。 

また、番組冒頭のインタビューでも語っていたとおり、格闘家になる前はプロレスラーになることを夢見ていたらしい自演乙だが、全くプロレスに対するリスペクトが感じられない。 

プロレスラーになるのが本当に夢だったならば、まずはリングの設営から始めるべきじゃないですか?いきなりメインイベンターという扱いを受けて違和感を覚えませんか? 

それとも、今のプロレスならば自分がいきなりメインを張っても問題ない程度だと見切っているのでしょうか? 

その一方で意外な人物が真面目にプロレス愛を体現している場面を、毎度毎度のスポナビ格闘技の記事で目にした。 

全日本プロレスの後楽園大会を観戦中にヒールレスラーのTARUにしつこく毒づかれた宮根誠司が、客席から凄い剣幕で怒声を轟かせたのだ。

どのような経緯と人間関係があって今回の舌戦が行われる段取りになったのかは知る由も無いが(社長と懇意なのか?)、この場面で少しでも緊張感に欠けるような振る舞いをしてはプロレスと客に失礼にあたると考えた宮根氏のセルフプロデュースだったのだと思う。その名のとおり誠実な男なのだろう。

表現者にとって表情は命。と言うか、気持ちが表情に現れるというもの。

K-1の試合がないから腰掛けとしてプロレスの試合に出場した自演乙。その程度の気持ちの表れが選手入場での笑顔なのだろう。





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web新のUFC.116観戦記 〜レスナー最強!UFC最高!〜

ブログのタイトル画像をまた変更してみました。ツイッターのフォロワーの方々のアイコンを並べてあります。我ながら、温かみがあって上出来だと思いますよ。

さて、今日はPJに乗って避暑地に行こうかなとか思いましたが、考え直して、自宅でUFCの生中継を観ています(どんだけの転換だよw)。



<○ジョージ・ソティロポーロス(判定3-0)ペレグリーノ×>
どちらかが『アイアンマン』のテーマで入場。ケージに入る前にソックスを脱いで、シューズの中にちゃんとしまい込む姿とは不似合いなハードロック(笑)

ジョージ・ソティロポーロスはエンセン井上の弟子で、柔術黒帯とのこと。一方のペレグリーノも柔術黒帯とのことで、セコンドには五味を下したケンフロが就いていた。

さらにソティロポーロスはアマチュアボクシングの州王者(どこの州だか知らんが。)とのことで、さすがにパンチを何発もヒットさせていた。また、第1ラウンド終盤にはダウン気味に引き込むと、クロスガードから三角絞めを仕掛けようとしながら、下からエルボーを相手の額に打ち込むえぐい攻撃も見せていた。あれは試合中でアドレナリンが分泌しているといっても相当痛いだろうなw

ソティロポーロスは試合巧者でもある。高阪氏の解説によると、関節狙いが上手くいかないと即座にポジショニングに移行する上手さがあるとのこと。

第2ラウンド終了後のインターバルの様子を見ると、両方ともしんどそうだったが、その調子で最終第3ラウンドのだらだらと5分間が経過してしまうかと思ったら、ラスト3秒でペレグリーノの飛び膝が炸裂。しかし、時既に遅しでソティロポロスの判定勝利。

驚いたのは高阪氏の解説。“この体勢からだと○○が左腕を抜くと不利になる”みたいな、経験者ならでは具体的な解説を生放送でも遂行したのだ。普段の放送でも具体的な解説をしている高阪氏だが、私は何度も映像を見て、ある程度の作文をしてから本番の解説に臨んでいるのかと思っていた。



<○ステファン・ボナー(TKO)>
序盤はパンチをもらって、第1ラウンド終了時には顔面傷だらけになったボナー。第2ラウンドに入っても、パンチの打ち合いで何度もピンチに陥るが、最後に逆転の右を当ててダウンを奪うと、そのままパウンドでTKO勝利したボナー。

決着がつくと即座にケージ中央でどんなもんだいポーズを決めたボナーだが、そんな決めのポーズをしてる場合じゃないぞと。お前の試合は本当に面白くない。言うならばべたべたのド演歌ファイターだよ。粘りだけで生き抜いてるような感じ。洗練されたUFCには似つかわしくない。

かと言って日本に来て欲しくもない。華がないから。一般人が強くなっただけって感じがする。日本で言えば、白井とか長倉とか。



<○クリス・ライトル(一本)マット・ブラウン×>
オクタゴンの中の無個性。現在のUFCファイターの最大公約数的な容姿をしているのがこの2人ではなかろうか。

たぶん戦い方についても、UFCのポピュラーな攻撃と防御をこなす2人なのだろう。

“究極格闘技”の行き着く先がそれでは悲しいが、優れたレコードを残すことだけに価値を見出すのであれば、そうなるのが自然なのだ。

日本の格闘技に頑張ってほしいとつくづく思った(※メインイベントを見て撤回)。



<○クリス・レーベン(一本)秋山成勲×>
最近気になって仕方がないのだが、今回の秋山戦も裁いた黒人レフェリーが鈴木悟に似ている。顔と併せて、紹介されるときのナルシスト風な仕草が特に似ている。

肝心の秋山の試合。相手は怪我で欠場したヴァンダレイの代役、クリス・レーベン。打撃のレーベンに対して秋山が寝技に活路を見出すのかと思っていたが、案の定、第1ラウンドからアームロックか腕十字を決めそうになる場面を作った。ジャッジは間違いなく秋山にポイントが入っただろう。

第2ラウンド中盤、両者とも体力の消耗が激しそうだが、パンチの打ち合いで一瞬レーベンが立ったまま意識を失ったかのような状態に。ここでもう一発パンチを入れられなかった秋山のもどかしさ。一歩下がって一呼吸置くんだよ。そうすれば上手くタイミングが計れるから。しっかりと復習して欲しい。でも、何だかんだでこのラウンドも秋山にポイントを入れても良いかも?

第3ラウンド開始直前、さぁ行くぞと大見得を切るレーベン。さすがTUF出身だけあって会場人気は絶大だ。レーベンが不用意に出したミドルキックをキャッチしてテイクダウンに成功した秋山だが、レーベンが下から腕十字を狙う展開。秋山ピンチ!しかし、持ち上げて切り抜けた。これはかなり危なかった。その後もグラウンドで秋山が上になる展開だが、下のレーベンの方がパンチを力強く繰り出すものだから、会場からは余計にブーイングが飛ぶ。

そして、いよいよ秋山は攻撃の手が止まり、最後は三角絞めに捕らえられてタップアウト。秋山、まさかのタップアウト負け。

勝ったレーベンは、マイクで「今日は秋山がヴァンダレイとやるはずだったんだろうが、俺がヴァンダレイとやってやる」と憎々しげにアピール。

果たして秋山の今後は?

ちょっと体格的にミドル級は厳しい。あれだけ体格差があると、スタミナの消耗も激しいだろう。身長が全てではないが、レーベンよりも2cm低い178cmの身長は、UFCにおいては下手すりゃライト級の標準になりかねない。



<実況・高柳氏の明暗>
レーベンの身長が180cmあることをやたらと強調するも、高阪氏に「秋山よりも2cm高いということです」の一言で一蹴された高柳氏。

インターバル中にレーベンがかなり深い呼吸をしたことを、どうだい良いところに着目したろうとばかりに強調したが誰にも食いつかれず。深い呼吸、それはすなわち深呼吸ってことだと思う。

そんなどうでも良いことに固執しては流され続けた高柳氏の相変わらずな実況だったが、面白かったことが一つだけあった。

メインイベントの前に、ケージサイド席のVIP客が画面に映し出された時のことだ。ホリフィールドやジェームス・トニーらボクシングの往年の世界王者に続いて、スーツ姿の紳士が映し出されると、高柳氏は解説のジャーナリストに質問を振った。

高柳「これは誰ですか?」

解説「え〜と、彼は○○上院議員ですね」

高柳「知らないはずです」

スルーすれすれのこの淡々とした返しは、高柳ワールドが珍しく良い方向に転んでくれた格好だ。思わず声を出して笑ってしまった。



<○ブロック・レスナー(一本)シェーン・カーウィン×>
俺、久々に格闘技の試合を観て絶叫したよ!

第1ラウンド開始直後、カーウィンが右のパンチをヒットさせると、ダウンを誤魔化すようにレスナーがタックルでカーウィンをケージに押し付けた。あんな凄い長距離のタックルは初めて見た。shingolさんが言うところの、タックルをしたら走り続けろ!を体現するかのような電車道だった。

しかし、テイクダウンに失敗すると、ケージ際でパンチをもらってダウン。中途半端なハーフガードの状態からパウンドの雨霰を食らうレスナー。こんな姿を誰が想像したか!血まみれのレスナー。レフェリーもいつ試合を止めようかと様子を探る。ラウンド終了間際に何とか立ち上がることに成功したレスナーが両足タックルでテイクダウンしたところで終了。

第2ラウンド。驚いたことに落ち着き払った様子のレスナーに対して、攻め疲れた様子がありありと伺えるカーウィン。程なくしてレスナーがテイクダウンに成功すると、サイドポジションから肩固め。気道の確保に努めたカーウィンだったが、遂にタップアウト。思わず立ち上がって絶叫してしまった。

レスナーはもちろん凄いが、第1ラウンドのレスナー劣勢時にストップをかけなかったレフェリーの判断は素晴らしかった。あそこで止めていたら、何も始まらなかっただろう。

レスナーの大逆転完勝劇!これはアメリカンプロレスの勝利ですよ。日本のプロレスは単なるおちゃらけに成り下がったが、WWEに代表されるスケールの大きさと、レスナーがこのリアルファイトの場で示し続ける最強幻想、いやプロレスが最強であることの愛証もとい(倖田來未かっ)実証。

プロレスってのは、最強の男たちが戦いを演じるから面白いのだ。日本のプロレスは落ちるところまで落ちた感があるが、復興する手段は三文芝居に注力することではなく、リアルファイトで強さを実証して、それをプロレスにフィードバックすること。かつてのアレクサンダー大塚みたいな(やり過ぎて失敗したが)その作業から逃げたのでは、日本のプロレスは永遠に地に堕ちたままであろう。
まぁ、合理的な考え方のアメリカ人にはどーでも良いことなのかもしれない。

日本プロレスはまぁ置いといて、UFCでもこれだけエキサイトできるんだなぁ。やっぱり肝心なのはハードではなくソフトなんだよな。

レスナー最強!UFC最高!

この数年間WOWOWに視聴料金をだらだらと支払い続けたが、この試合で元が取れたというものだ。いや〜、こんな面白い試合は久しぶりだった。

ニッポン、やばいな。



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全盛期の全女に見るプロレス復興のヒント

64ae4559.jpg私はCSの『ファイティングTVサムライ』を契約しておりますが、ろくな番組がないために解約を検討してるのですが、そんな中で唯一楽しみな番組が『全日本女子プロレスクラシック』です。

今朝も観ましたので、軽く観戦記を。

○ブル中野(押さえ込み→3カウント)石黒泰子×
強引な押さえ込みによるフォールが圧巻。地味で執拗な押さえ込みとそれに抗うブリヂは全女の代名詞でもあったような気がしました。これだけリアリティのある攻防ならば「勝ち負けは決まってるんでしょ?」なんて声は起きませんよ。

また、あの押さえ込みの攻防からは“道場”が見えてくるから、私はとても大好きです。




○ライオネス飛鳥(協議判定)長与千種×

大森ゆかり(後のピンクトントン)が保持するWWWA世界タイトルへの挑戦者決定戦としてクラッシュ対決が組まれました。

「C!!R!!U!!SH!!」先に長与が入場すると、再びクラッシュギャルズのテーマ曲が流れ出して飛鳥が入場。会場のボルテージが早くも頂点に達したかのような大声援。

ここまでテンションが上がると<本戦時間切れ→延長戦も時間切れ→コミッショナーらによる三者協議により飛鳥の挑戦権獲得>という結果に異論が出る余地もありません。いや、白黒付かなかったことにむしろ心地良さすら感じました。




小倉由美、永堀和恵(時間切れ)宇野久子、堀田祐美子

永堀和恵、最高です。




長与千種(時間切れ)ブル中野

乱入したダンプ松本が、子分であるブルの反則攻撃を諌めるかのように長与を助けるシーンが何度かありました。

なんでだよ!?と泣きそうな顔で親分に抗議するブルの表情を見ている内に、ついついブラウン管もとい46型プラズマ画面に引き込まれそうになります。

時間切れに終わると、長与がマイクを握り、正々堂々とやれよ!とブルを詰る。

するとダンプが再び乱入。何かを訴えるブルを突き飛ばし、長与に攻撃を加え始める。そして仕上げは、人形を操るかのようにダンプがブルを導いてクロスライン攻撃。長与悶絶。

何なんだよこれはっ!?

“ライバル”長与と“リーダー”ダンプの狭間で葛藤するブルの魂の叫びが聞こえてきそう。ブルはすごく良い表情をしてます。



観戦記は以上ですが、観ていて思うことがありました。

当時の全日本女子プロレスは、とにかくプロレスと真正面から向き合ってる。そこが今のプロレスとの大きな差。

今のプロレスは、試合も真剣勝負じゃなければ、観客との勝負からも逃げている。その結果がお笑い、エンタメ路線でしょ。下手なお笑い芸人みたいなことばかりしている。失笑されるならば、最初から馬鹿をやってしまえってところなのでしょう。

しかし、かつての全女においては、例えば観戦記に書いたクラッシュ対決なんて最初から引き分ける筋書きは出来てるに決まってますが、あまりの熱気のせいで観客にとってはそんなことお構いなしなんですよ。レスラー、団体が本気だから、観客も本気になって見てしまう。

観客との真剣勝負。そしてプロレスというジャンルと真正面から向き合うこと。それ以外にプロレス復興の道はないと私は確信しました。

web新の格闘ウィークエンダー

c1db0b73.jpg実家にあったパンフレット(イタリアのスポーツカーが日本各地を練り歩くというどーでもいいイベントのパンフ)にモー娘。の写真が掲載されていましたが、モー娘。の現行メンバーってかなり酷いんですね。これじゃ人気も無くなるわ。なんだか゛職業欄:ダンサー゛で日本に入国したような人たちばかりって印象ですよ。

さて、気を取り直してウィークエンダーです(モー娘。で取り乱してたのかっ!?)。

吉田が爆弾発言「石井とやってみたい」

もういいですよ、そんな話。石井のプロ転向が決定となるまでは。

ところで「畳の上でなら」というこの吉田発言は、石井にではなく、吉田に対戦表明した秋山成勲に向けてのものではないか?

金メダル獲得どころか、オリンピック出場すら果たしていないお前は顔じゃないよと。

当たり前かもしれませんが、吉田にとっては総合格闘家であることより、オリンピックの金メダリストであることがアイデンティティーになってるのです。だからプロ格ファンは吉田に乗れないのです。



11.8全日本キックは全試合K-1ルール

全日本キックが理想的な形になりつつあります。

ムエタイルール(硬式キック)とK-1ルール(軟式キック)に完全二分化してほしいですね。

この大会については後日に別のエントリーで展望等書きます(書きますって、何様のつもりだよw)。



蝶野が言う゛日本゛とは?
「プロレス・エキスポ」(24日&25日、両国国技館)
24日にノートン(米国)と組んで、高山&フライ(米国)組と激突するが「この大会は色んな大陸、国の選手が集まる。その中で、日本を見せつけないといけない。オレは高山選手じゃなく、フライ狙いですね」と、対米国に対抗心をメラメラと燃やしていた。
(スポナビより)

日本を見せつけるとは、具体的にどんな戦いをするつもりなのでしょう?

かつてはアメリカの団体から暖簾分けしてもらったnWoジャパンの看板で一時代を築いた蝶野の一言だけに気になりました。



謎の団体からキンボス・ライスが天下一ジュニア参戦=ZERO1-MAX

二流MMAファイターのパロディ。プロレスの情けない現状。



大みそかに高山&みのるがチャレンジマッチ出陣=プロレスサミット

大晦日にまさか高山とみのるが!?と一瞬だけ気持ちが高ぶりましたが、何のことはない。プロレスサミットに参戦するだけの話。

大晦日のあなたたちの居場所はそこじゃないと思うのですが。期待してはダメなのでしょうか?



今回のウィークエンダーは、プロレスに関する後ろ向きな内容が多かったので、新しいプロレスファンの方々の気分を害してしまったかもしれません。

しかし、私の目には、今のプロレスはお遊戯にしか見えないのです。

かつてTAKAみちのくがパンクラスに参戦した時のような、プロレスラーの魂を感じるような闘いが見たい。強く、そう願います。

新日本プロレスの行き着くところ

いったい何をやってるんだ?って感じの画像、スポナビより。

「今日のワンコ」みたいですね。

こんな乱闘シーンを見ても“闘い”が伝わってくるわけないし、かと言ってハッスルのような演技性も感じられません。唯一印象に残ったのは、飯塚っていつの間にか坊主頭になってたんだぁ・・ってことくらい。

これでは、ろくにプロレスを見たこともない格闘技ファンに馬鹿にされるのも仕方がないのかなぁ?って思いますね。

そう言えば天山で思い出したのですが、あれは9月の上旬だったか、、、。筑波山にある温泉旅館に泊まった時のことです。夜中に下痢便を漏らして目が覚めてしまい、しばし途方にくれた後、TVを点けてみたら、新日本プロレス中継が放映されていました。

テンコジがタッグを組んでおり、相手の連続攻撃を受けた小島がリング中央でダウンする大ピンチの場面。さらに相手がとどめの一撃を加えようとしたところ、なんと天山が小島に覆いかぶさり、相手の攻撃を自らの背中に受け止めたのです。

な、何やってんの、、、?

テンコジの友情、絆の深さを演出したのでしょうが、そのシーンを見た私は、空いた口がふさがりませんでした。

強いイメージを売ることはとっくの昔に諦めた新日本ですが、一応ストロングスタイルを掲げている手前、エンタメ、お笑い路線に走るわけにもいかず、行き着いた先は学芸会レベルの三文芝居。そんな感じのテンコジタッグのお粗末ぶりでした。

新日本関連の画像をもう一つ。

全日本の武藤が保持するIWGPのベルトに中邑が挑戦するそうですが、いかがでしょうか?この緊張感の無いツーショット。

タイトルマッチを行おうとする2人が息の合ったポーズを取ってどうする?

本来はプロレスラーが果たすべきこと

とりあえず昨夜の内に、『戦極』を録画したDVDを借りたわけ。

そんでもって実家のDVDレコーダーで観ることにいたしました〜(自宅には液晶テレビはおろか、DVDデッキすらないんだよね〜。アハハ)。

いざDVDをデッキに挿〜入〜!

ところがところが、DVDを挿入しても「読み込んでおります」のメッセージが出たままフリ〜〜〜ズ。痺れを切らしてコンセントを抜いて〜、再起動しようとしたら〜、起動途中でフリ〜〜〜ズ。

・・・・・。

ま、そんなわけで今朝になっても『戦極』を観れてないってこと。そんでうなされて朝早く目が覚めて、朝風呂にでも入ってやるかってことで、週アス読みながら入浴してみちゃいましたっ!そこんとこヨロシクッ!みたいな感じなわけ。

で〜も、みんなコメント欄に結果や感想まで書き込んでくれちゃって、ありがた迷惑?ぃゃぃゃ、そんなことな〜い、みたいな。自分一人だけ取り残された感じ?

1cadeee9.jpgそう言えば昨夜、近所のスーパーでこんな風景をスナップしてたんだっけ。

たった一つだけ売れ残った「さつまいもの天ぷら」です!土曜日のタマネギを思い出して、思わず「uiahhh,uiahhh」とか口ずさみながら携帯で写しちゃったんだけど〜、まるで『戦極』を観れていない今の自分の姿を暗示していた〜〜〜?勘弁してよ!

もういいやって感じでスポナビにも目を通してしまいましたとさ!

も〜、ジョシュがカ・ン・ペ・キにやってくれちゃったんじゃない!でも、それって本当は、プロレスラーが吉田に対してやるべきことなんじゃないの?ま、いいか!吉田が負けたんだから。

DVDは観れてないけど、な〜んかスッキリ!なweb新でした。

東京マラソンの"関門乱闘"を空想する

芸能人も多数参加した東京マラソン。カンニング竹山や猫ひろし、勝又、ジャガーの夫、日テレのアナウンサーらがゴールする度に徳光が涙。

そんなに感動的ですか?

義足の人が頑張ってる姿には素直に声援を送りたくなりますが、なんで健常者が5時間6時間もかけて完走して涙してるのよ?

そんな安っぽいヒューマンドラマのような風景よりも、私が面白いと思ったのは、コース途中に設けられた関門を制限時間内に通過できるかどうかの瀬戸際の様子。例えば最終第8関門の豊洲駅前を6時間24分以内に通過できないと、バスに乗せられて強制送還されてしまうのです。

数秒遅いだけで通過できなった人の不満そうな顔ったら。不満ならばもっと速く走れば良いじゃないかと思うんですが、私は高みの見物をしながらこんなことを空想してしまいました。

制限時間が過ぎたため、失格したランナーに向かって両手を広げてコースを遮る係員。その係員に対し、そこ退けそこ退けと詰め寄るランナー。仕舞いには乱闘が始まるが、相手の目やアゴなどの急所は殴らない。まさにお互いのプライドがルール。相手が前傾姿勢になったところで2〜3秒の間を置き、小刻みに助走をつけて鳩尾にトーキック。倒れた相手の背中にオーバーアクションのストンピング。バウンドする受け手。

これが東京マラソン名物の"関門乱闘"だ!!!みたいな。早過ぎる春の風物詩としていかがでしょうか?

え?あり得ないって?まぁ、そりゃそうですね。お互い見ず知らずの人間同士が殴り合いなんてしたら大変な惨劇になってしまいます。

高度にディフォルメされた戦いは、プライドと確固たる格闘技の下地を持つ男たちだからこそ演じることが出来るわけですから。

素人が関門を通過したいがためにやれるような芸当じゃございません。それだけはハッキリ言わさせてもらうわ。

え?自分で空想しといて誰に向かって断言してるんだ?ってか。

それはですね、お笑いやアイドルの引き立て役程度の存在感しか示せない、昨今のダメレスラーに対しての台詞ですよっ!

わけわかめ?ぃゃはは。芋洗坂係長に免じて許してやってつかぁさい。

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高田と郷野

前田日明が格闘技ファンからすれば、錯覚を起こしているのかと勘違いするくらい、自己の経歴に自信満々なのは、実は、アントニオ猪木と同じくプロレスは闘いであり、その闘いを貫いてきた自分の経歴に心底自信を持っているからではないかと私は思っています。

これは『別冊・プロレス昭和偉人伝』の記事からの一部引用です。

自分がやってきたプロレスに対して誇りをもっているのが前田日明ならば、逆に誇りを持てなかったのが高田延彦じゃないでしょうか?

金子達仁なる、プロレスの面白さなど到底理解できそうにもないスポーツライターに懐柔されてプロレス暴露本を出す体たらくぶり。

暴露して吹っ切れたのか、現在では高田総統あるいは将軍として、芸人に負けず劣らずハッスルしていますが、一方ではPRIDEの゙統括本部長゙として、日本人総合格闘家の兄貴分的な姿を公の場で見せることが多く、私はその姿に非常に違和感を覚えます。

ヒクソン戦その他のPRIDEの試合結果を受けて、日本人格闘家らに嘲笑されていた高田が、今ではいかにも慕われてますよみたいな振る舞い。高田にビンタされながら媚びへつらう格闘家も含めて気色悪い。

そんな中で私が興味を持って見ていたのは高田と郷野の関わりです。

立ち上げ当初は、日本人格闘家のPRIDE査定試合の色合いが強かった武士道に出場した郷野の試合を解説(?)した高田。私は何とも言えない不可思議な気持ちでその中継を見ていました。未だに二人が直接接触した場面を見たことがありませんが、初期PRIDEでの高田vsカイル・ストゥージョン戦を笑い転げながら会場観戦したという郷野が、三崎のようにビンタされながらペコペコしたら笑えますけどね。

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Uからはぐれた金狼 山本喧一の魅力

前回のコラムでは(コラムニスト気取りかょ)、セミリタイア中だったヤマケンがリング復帰に向けて動き出したことを書きました(推奨して下さった『別冊・プロレス昭和異人伝』管理者さまに感謝します)。

そのコラムの冒頭で私はヤマケンを「気になる格闘家」と表現しましたが、具体的にどの部分に惹かれたのかを今回書かせていただきます。

まず、ヤマケンがセミリタイア前に試合を行なってきた団体・ステージの移り変わりを時系列順に書いてみます。

・UWFインターナショナル(以下、Uインター)でデビュー

・新日本プロレスとの対抗戦

・新日本プロレスとの対抗戦の中で、安生・高山とともにゴールデンカップスを結成。WARにも参戦

・Uインター解散→キングダム

・UFC−J初代王者に

・自分の首に賞金をかけ、クラブファイトを開催

・リングス、PRIDE、その他→セミリタイア

以上、こんな感じでしょうか。

これらの戦歴の中で私が注目して見ていたのはクラブファイトです。このステージにおいては前述のとおり自分自身を賞金首にして、挑戦者を募りました。

このクラブファイトでヤマケンが戦った相手は3人。第1戦:倉橋達也(サンボ)、第2戦:秋山賢治(禅道会)、第3戦:保村晃(柔道)。いずれも“名前”からすれば明らかにヤマケンよりも格下ですが、プロ格闘技の世界におけるその格以上の実力を有する猛者でした。

ヤマケンはなぜにこのような格上も格下も無いハイリスク・ローリターンな闘いに身を投じたのでしょうか?

その決断の背景として、新日本との対抗戦で大谷晋二郎に一本勝ちした試合が挙げられると思います。この試合はあくまで結果が決められたプロレスの試合でしたが、負けた大谷が試合後に荒れ狂いました。

「お前が俺に何ができた!?」

大谷は舞台裏でそのようにアピールしました。大谷が何を訴えたかったのかは今更書く必要は無いでしょう。

しかし、他団体の選手相手にわずかな格の差で負け試合をさせられた大谷よりも、勝ったヤマケンの方が辛かったのかもしれません。

そのような格付けで勝敗が決められるプロレスよりも格闘技としての真剣勝負に価値を見出していたヤマケンは、その後UFC−Jトーナメントに出場し、初代王者に輝きました。

にも関わらず、ヤマケンはさらにリスクの高いクラブファイトに身を投じました。あくまで格闘家としての実力にこだわったヤマケンに、私は深い感銘を受けたのです。

格がものを言うプロレスと、本来であれば実力のみが問われるはずの格闘技が未だに交錯している日本のマット界において、私はヤマケンのようなこだわりのあるファイターの存在は不可欠だと思います。

ちなみにヤマケンの価値観と正反対の位置にいるのが高田延彦とミノワマンじゃないでしょうか?この両者は絶対に格下の日本人とは試合をしませんから。

「高田選手は相手を選びませんね〜」とか「無差別級の試合に挑むミノワはすごい」などと評価する声もありますが、とんでもない話です。負けて元々の試合ほど楽なものは無いのです。

具体的に言うと、ミノワがミルコに負けたところで失うものは何も無いのです。

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「UWFは全日・新日で使い物にならない奴ら」

格闘技Ranking1位を奪取した『別冊・プロレス昭和異人伝』(以下、異人伝)は面白い。おかげで私のランキングは下がったが、そんなことはどうでも良い。読み物として面白いプロレス・格闘技ブログが増えてくれることが私の願いだから。

その異人伝に『中西、永田の闘いへの期待』という記事がある。大変興味深い一節をまずは紹介する。

その頃、UWF全盛であった。
格闘技を名乗ったUWFであったが、私は彼らにテイクダウンされたら、今の先輩との地獄のような練習の意味は無くなるとさえ思った。
前田か高田かが「UWFに対応出来るアメリカの選手は少ない。アイアンシークが出来ると聞いたが」とコメントした。
私は何を持って「出来る」なのか?と思った。
レスリングの全米代表のコーチにも抜擢されたアイアンシークに対して、どのような格闘能力を持ってUWFの連中が「出来る」等と評価出来るのか腹立たしかった。
テイクダウンまともに出来ないUWFがえらそうに語り、それらに熱狂して普通のプロレスを見下すUWF信者たちに嫌悪感を抱いていた時期であった。


これを読んで私は、学生時代に通っていたキックボクシングジムの会長との会話を思い出しました。

会長「お前はどんなのが好きなんだ?」

私「UWFです」

会長「・・・。UWFってのはな、馬場や猪木のところでは使い物にならない奴らなんだぞ」

私「はぁ・・・???」

当時はまったく理解できませんでしたが、高田vsヒクソンの結果を目の当たりにしたり、中野がヤーブローに圧殺されたり、臼田勝美が長南に瞬殺されたりしたシーンを思い出すと、何となく理解できそうな気がします。

ただ、全日・新日の選手の中にもタックルができない選手は多いような気はしますけど。

くしくもUWF最後の砦、田村潔司がHERO'Sに参戦することが決まりましたが、大相撲出身の田村もやっぱりタックルは苦手でしたか?

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プロレスvs修斗 〜kamiproで懐古する平成のプロ格史〜(後編)

新格闘プロレスのリングでプロレスvs修斗の対抗戦が行なわれていたのはもう10年以上昔のことなので、具体的にどんなカードが組まれていたのかな?とネット検索したところ、こちらのサイトの管理者様が書いた新格闘プロレスの観戦記を発見。非常に興味深い内容だったので紹介します。

94/03/11 新格闘プロレス 後楽園
(中略)試合前佐山が紹介され、リング上で挨拶。相変わらずはっきりした聞きやすい喋りかたである。前に雑誌でみた写真よりはスマートに見えた。木川田は独特のボーっとした顔でボーっとした喋り方。喋り方は変だが言うことはなかなか筋がとおっている。最後に喋ったシューティングの若手中井は一言「がんばります」。佐山思わずズルッ。このコケかたを見る限り(いいタイミングだった)佐山はまだ動けるようである。
(中略)
7 中井 対 木川田
 試合前、佐山がルール説明。ヒジ禁止。顔面パンチOK(ただし寝技の時は禁止)。ロープから出たら中へ戻す。最後に一言「今までと違ったシビアな試合になると思いますので、ひとつお客様、じっくりと見てくださるようお願いします」。今までの試合はシビアじゃなかったらしい。試合はパンクラスを意識したのか(本当は秒殺は佐山が元祖なのだが)、27秒ヒールホールドで中井の勝ち。


まだ若手だった頃の中井の地味〜な挨拶にズッコケる佐山サトル。何とも絵になるシーンじゃないですか。佐山にとって中井は、華はなくても自信を持って送り出せる秘蔵っ子だったのでしょう。

ちなみに私は中井氏が江古田にパレストラをオープンした直後に2〜3回体験入門させてもらったことがあります。間近で見た中井氏の印象は、身長は高くないけど体が異様にゴツイ!厚みがあるんですかね。見た目の地味さに反比例して異様なオーラを放っていました。で、腰は低い。中井氏の下に人が集まるわけですよ。

プロレスvs修斗に話は戻りますが、当時はほとんど話題になっていなかった記憶があります。なぜこれほど刺激的なのに注目されないのかと不思議で仕方がなかったです。そう言えば、たしかエンセンだけはこの対抗戦で名前が売れていったような。

この対抗戦は多分修斗の全勝で終わったと思いますが、プロレスファンとしての自分の中では「まだまだ。新格闘プロレスのレスラーは本物じゃないからね」という思いが強く、その時点ではプロレス最強幻想は崩れていませんでした。

98年4月発売の『紙プロradical』第9号では朝日昇の毒舌インタビューが掲載され、「フジTV『『ハンマープライス』の“橋本真也と対戦する権利”をうちの若手に落札させたら面白いことになる」みたいな発言を読んだ時も、まだ「ホントかよ?」といった感じで受け止めてました。爆殺シューターが無名の格闘家に負けるなんて考えられなかったですね。

今となってはプロレスと格闘技はほとんど区別されるようになってしまいましたけど、私の中ではプロレスラーは強くなければならないという基本原則は崩れていません。未だに最強幻想を抱かせてくれるのはNOAHの秋山とか小橋くらいでしょうか。

そんな折、佐山サトル氏が総監を務めるリアルジャパンプロレスが旗揚げ2周年を迎えました。K-1やPRIDEでも通用するプロレスラーを育成することをコンセプトとして据えているとのことですが、プロレスを破壊してきた佐山氏が強いプロレスラーを育成するというのも因果を感じます。

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プロレスvs修斗 〜kamiproで懐古する平成のプロ格史〜(前編)

c56a8c2c.jpgTV朝日『題名のない音楽会』の司会を務めていた羽田健太郎さん、お亡くなりになっていたのですね(今朝になって気付いたか、、、)。つい最近まで司会をしていたので、ちょっとショックを受けました。

今朝の『題名のない音楽会』は追悼特集でしたが、「音楽は、喜びを10倍にしてくれる、悲しみは半分にしてくれる、親友のような存在である」という羽田さんの言葉が印象的でした。

楽器を奏でることの素晴らしさ、格好良さ、そして音楽の楽しさ、無限の可能性を教えてくれた羽田さん。ソプラノリコーダーさえまともに吹けない私ですが、いつか楽器を何か一つマスターしたいなと思ってます。合掌。

さて、先ほどにわかに下痢便意をもよおしながらも、せっかく個室に長時間閉じこもるならば何か本を読もうと思って本棚をあさってみたら、スター・ウォーズ クローン大戦ノベル群の中に紛れていた『kamipro』100号記念付録を発見。これだ!と決めてトイレに入りました。

その付録は『紙のプロレス Radical』の創刊号〜50号までの表紙および誌面の主な内容をまとめた小冊子なのですが、パラパラめくってみると何と懐かしいこと。

創刊号では『週間プロレス』を辞めたターザン山本が幽霊の格好で表紙に登場。Uインターが解散したのもこの頃でした。前田、高田、船木らU系の各選手もまだ現役でした。

そして2号の表紙は高田。そして紙プロが独自に高田vsヒクソンをスクープ!パンクラスの高橋義生がUFCでイズマイウに勝利。UFO設立。新日本プロレスでは中牧vs蝶野。この頃の新日本は格下の団体や選手をうまく生かしてましたね。

97年8月発売の第5号では、正式に決まった高田vsヒクソン特集。この当時はほとんどのプロレスファンが高田勝利を信じていたはず。みちのくプロレスが両国に進出。TAKAみちのくがパンクラスに出場したのもこの頃だったでしょうか?

第6号では高田のヒクソン戦敗戦を受けて、表紙はnWo蝶野。U系一辺倒の誌面作りをしていた紙プロとしても、我々ファンとしても「このままプロレスが地盤沈下してしまうことだけは避けなければ・・」という思いが強かった結果がnWoだったのでしょうか?

この後はプロレスラーの総合格闘技での敗戦が続き、プロレスラー最強幻想が脆くも崩れ去っていきますが、それに伴って世に出てきたのが修斗でした。

特に印象深かったのは、新格闘プロレスというインディー団体との対抗戦に出場した修斗の選手が圧倒的な強さを誇っていたことです。しかも70kg級の格闘家がプロレスラー相手にKO勝ち、一本勝ちをし続けたことに驚愕したものです。

(つづく)

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私とプロレス

昨日、柴田勝頼に関する記事を書いたところ、管理人さんはプロレスが好きなのですか?というコメントを頂戴しましたので、私とプロレスの関わりについて書いてみたいと思います。

私がプロレスを観始めたのがいつなのかはハッキリしませんが、家族環境からしてかなり早期にTV観戦していたのは間違いないです。と言いますのは父親がかなりの猪木信者だったからです。猪木が政界進出した時期には、世論調査が自宅に来ると、必ず支持政党はスポーツ平和党と答えていましたから(ちなみに祖父は相撲とキックボクシングが三度の飯より好きでしたw)。

なので大木金太郎が出ていた頃から新日本を観ています。全日本も、ロッキー羽田の冴えない戦いぶりとか覚えてますので、こちらも相当古い時期から観ていたはずです。

ただ、中学時代はファミコンに熱中し、新日と全日は観るが『世界のプロレス』よりはファミコンという時期がありました。そんなある日、私が居間でファミコンをやっていると、別室で『世界のプロレス』を観ていた父と弟が血相を変えて居間に駆け込んできました。

「アメリカにハンパじゃない強い奴が現れた!顔にペイントした二人組みだ!!ものの1分で試合が終わってしまうのだ!!!」

そうです。ロード・ウォリアーズを初めて観たのです。そこまですごいのならば!と言うことで翌週の『世界のプロレス』を観てみると、息子のカート・ヘニングを血祭りに上げられたラリー・ヘニングがぶち切れて、ウォリアーズを蹴散らしているシーンが目に飛び込んできました。そのため、実はウォリアーズに対する私の第一印象は決して芳しいものではありませんでした(笑)

その後は特にUWFを好きになり、Uコスモスで鈴木を寝技でもコントロールしたモーリス・スミスの天性の格闘才能に惚れ、異種格闘技戦で前田と戦ったニールセンの強さと儚さに魅了され、大学時代は自身が学生キックに挑戦。心身ともに稚拙なままとりあえず試合に出場し、負けて辞めました。

まだまだ書き足りないですが、そんな感じでプロレス抜きには語れない人生を送ってます。それゆえに現在のプロレス人気の低迷ぶりは寂しい限りです。

ここまで堕ちたプロレス業界

久々にプロレスについて書きます。とんでもない事件です。

元プロレスラーで参議院議員の大仁田厚が26日、都内の議員会館で会見を行い、セッド・ジニアス氏との間で争われていた場外乱闘暴行裁判の賠償命令を不服とし、上告する意向を表明した。(スポナビより)

ジニアスって昔から、ルー・テーズに騙されたとか荒唐無稽な発言が目立ちましたが、私はてっきりネタかと思ってました。この人はプロレスが好きなのでしょうか?首を傾げるしかありません。

でも仕方ないかも。誰でもリングに上がれる時代なのだから、ジニアスのようなイレギュラーなレスラーが現れても不思議じゃありません。

今後は最高裁で争われるのでしょうか?ちなみに“判例”ってよく耳にしますけど、最高裁以外の裁判所の判決は判例とは言わないんですよ。一般的に裁判例と言います。どうでも良いトリビアでした。

櫛田雄二郎(新人プロレスラー)

櫛田雄二郎 CASA DE 94D YU2-LOW Blog :ハッスル・ハウス。 - livedoor Blog(ブログ)

たまたま見つけたデビュー間もないプロレスラーのブログなんですが、この記事の中に頼もしい意気込みが書かれています。

「この時代だからなれたプロレスラーにはなりません!」

この時代だからなれたプロレスラー、、、。いつの日からかプロレスラーは小粒になり、総合格闘技の出現そしてそれとの交わりにより幻想がかき消され、雲の上の存在ではなくなりました。

昔はプロレスラーになりたくてもなれなかった人間が格闘技をやっていたのです。

昔というのは、全日と新日の時代のことです。しかし、大仁田FMWをはじめとするインディ団体の出現以降、秩序が失われたのです。どうみても全日新日では通用しそうもないクオリティのレスラーが次々とリングに上がるようになり、リングが神聖なものではなくなりました。

プロレスが大好きだった私が、今現在どんな団体があって、どんなレスラーがいるのかさえよくわかりません。今更言うことではないですが、プロレスの地盤沈下は甚だしいです。

そんな中で現れた新星・櫛田雄二郎。ハッスルを単なるエンタとして捉えていないのは前述のコメントで判ります。下地のしっかりしたプロレスでハッスルを支えてもらいたい。

プロレス=ファンタジー?

メカユージの記事を「Kento!BLOG」さんにトラックバックしたところ、現在のインディーズシーンにおけるメカ系ブームについてご教授いただきました。Kento!さんにはコメントを投稿できないので、トラックバックによって謝意を伝えます。ありがとうございました。ともにプロ格を見守りましょう。

メカ系のみならず最近ではハッスルをはじめ、従来では考えられなかった奇想天外なプロレスを観ることができます。

男女混合は当たり前、芸能人がリングを跨ぐだけではなく試合に出場、しかも女性タレントが男性レスラーをフォールしてしまうことまで起こる世界になっています。

これら自体を悪いとは言いませんが、格闘技人気からの逃げ口としてこのようなファンタジー系に走っていると考えると、プロレスの将来に不安を感じないわけにはいきません。

単に面白いと思われるものは、面白くないと思われればすぐに捨てられます。お笑いタレントがそうであるように。

ハッスルを観て面白いと思った子供でも、決してプロレスラーをリスペクトすることはないでしょう。

我々の世代は、プロレスが最強だと本気で信じていました。どんなに強い格闘家でも橋本には勝てないだろうみたいな。今では恥ずかしい話ですが、実際みんなそう思っていたのです。

その思いが託されたのがPRIDE1の高田VSヒクソンでした。そしてその結果が我々プロレスファンに真実を突きつけました。

そのA級戦犯の高田が現在ではファンタジープロレスの牽引役を務めているのは面白い話です。

でも、プロレス最強神話に騙され続けるよりはマシかなと思いますが、私はプロレスラーに強さを求めて欲しいと考えています。ガチをやればヴァンダレイ・シウバにも
勝ってしまうような強さを。

しかもしっかりとプロレス界で下積みをした本物のプロレスラーじゃなければダメです。バーネットのような既成の格闘家をプロレスラー扱いするなんてもってのほか。

とは言えど、巡業、雑用をする一方で格闘家としての強さを追求すること自体がファンタジーなのでしょうか?

バーネットはプロレスラーなの?

「プロレスラー・ハンターと呼ばせないくらいメタメタにしてやる」。バーネットはプロレスラー魂を胸にミルコ撃破を誓った。(スポナビより)

あたしゃね、バーネットがプロレスラーだなんて認めませんよ。だって新弟子として下積みした経験がおありですか?リングの設営をしたことがありますか?マットや鉄柱を肩に担いで体育館からトラックに積み込んだことがありますか?立入禁止区域に忍び込んだ地方のファンを「だめだ、出て行け」と怒鳴ったことがありますか?プロレスラーのカバンを持ったことがありますか?券を売ったことがありますか?餅つきやったことがありますか?水を満たした風呂の中に蓋をされて数分間沈められたことがありますか?エアガンで撃たれたことがありますか?鼻から汁が出るまでちゃんこを食わされたことがありますか?中牧みたいな扱いを受けたことがありますか?

私たちファンは、非日常的な(非人道的な)苦しい下積みに耐えた人間たちをプロレスラーとしてリスペクトしてるんだよ。

UFC王者になることも並大抵のことじゃないってのは理解はできる。でもその程度でプロレスラーは名乗れないやね。別もんだわね。

でも情けないのは新日本。バーネットが新日本所属だった時にパンクラスで近藤とタイトルマッチやって勝ったじゃない。そしたら新日本のレスラーがリングに上がって新日の旗をおっぴろげてやがんの。それを見た時、山本梓の肛門の中に消え入りたいくらい恥ずかしかったですよ、プロレスファンとして。

プロレスが衰退する中で、プロレスをうまく利用する輩もいるんですよ。

よって、もしバーネットがミルコに勝ったとしても、「プロレスラーが勝った」という認識を誰一人として抱くことはできないのである。
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観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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