遅れ馳せながら2013紅白歌合戦のレビューを。

一番のお楽しみは、何と言っても大人気朝ドラ『あまちゃん』の劇中歌『潮騒のメモリー』でしたが、予想以上のエンタメを見せてくれました。

岩手からユイちゃんがタクシーで"時空超え"して、あまちゃんが待つNHKホールにやってくるストーリーなのですが、鉄拳のアニメが良い味出してたうえに、タクシーがNHKホールに到着したところでアニメから実写に戻るんですが、その瞬間に流れた主題歌がベストの小節だった。感動して涙がこみ上げてきた。この味付けが大切なんだわ、エンタメは。

味付けと言えば、ポルノグラフィティの出世曲『サウダージ』です(2013紅白では別の曲を歌いました)。最後のサビの部分で、絶妙な半音ずらしが為されてます。「♪あなたの傍では永遠を確かに感じたから」のあなたの「な」の部分が半音上がってることで、曲に深みが増してるんです。ここら辺はさすがak.hommaの技であり、作曲から彼が外れてからのポルノの曲には全く魅力を感じません。

紅白と言えば今やジャニーズとAKBの祭典と言っても過言ではありませんが、SEXYZONEには完璧に隔世の感がありました。マリウス葉を見ると、自分がおじさんになったどころか、おじいさんになった気分にさせられますw

AKBは最悪のステージだったんちゃうかな?なぜダンスが見所のフォーチュンクッキーで、インカムじゃなくてマイクを持たせた?理解できないぞ。片手が塞がった状態で、どうやって踊るんだよ!?

あと、フォーチュンクッキーの序盤でさしこが下がって、後衛の1人がセンターにせり出してくるパートがあるんだが、なぜそれがこじはるだったの?なぜ川栄や入山じゃないの!?あそこは、若手の振付のフレッシュさというかぶっきら棒さを楽しむ部分なんだよ。手首の内側で耳の下をなぞる振付が、さしこは艶っぽいのだが、川栄たちがやるとそれが全く無い。それが対照的で良いんだよ。

恋するフォーチュンクッキー

大島の引退宣言は別にどうでもいいや。




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