エヴェルトン・テイシェイラ

テイシェイラを秒殺したアリスターの膝蹴りは反則? 極真空手の名折れ

前回のエントリーにおいて、健康センターのテレビでK-1中継を見たことに関して「100円を負担してみんなにK-1を見せていた青年も、まさか自分の背後にweb新がいるなんて夢にも思わなかったでしょうねっ!!!」と書いたところ、お前は何様のつもりだ!?というコメントがいくつか寄せられました。

そんなところにマジレスするなんて、どんだけ頭が悪いんだよ、まったく。まぁ、「カラエフに勝てる」って書いたことに熱烈なK-1ファンが怒るのはわかりますけど。本当に馬鹿で小暇な人間がいるもんです。

さて、今年のK-1GP準々決勝で極真世界王者テイシェイラを首相撲からの膝蹴りで秒殺したアリスター・オーフレイムですが、その膝蹴りが反則ではないかという意見があるようです。

実際のところどうなのかと録画したビデオを見返しましたが、反則ではないですね。一発目は掴んでいないから。

って言うか、そんなことはどうでもいいよ。かつての極真の大会でアンディ・フグがフランシスコ・フィリオに一本負けした経緯を考えたら、それが反則かどうかなんて騒ぐこと自体が情けない話。まさかテイシェイラ陣営はクレームをつけてはいないんんでしょ?そんなことしたら極真の名折れですよ。もう十分に看板に傷は付いてるけど。

web新のK-1横浜TV観戦記その1(テイシェイラvs.バンナ)

○テイシェイラ(再延長判定)バンナ×
サウスポーのバンナに対してテイシェイラは右のミドルを蹴り続ける正攻法。バンナは左手に爆弾を抱えているから、尚のことそれが有効でした。客席でニンマリとリング上を見上げる磯部師範の表情が、テイシェイラの作戦通りに試合が進んでいることを物語ってましたね。

一方のバンナは、第3ラウンド終盤に帳尻合わせのラッシュを仕掛けた程度で、終了のゴング直後に左手を高く掲げて勝利をアピール。

しかし、試合は延長戦へ突入し、その終盤にも軽くラッシュを仕掛けて勝ったつもりでいたバンナは、判定がドローになると大袈裟に不満をアピール。このまま試合放棄かと思いましたが、再延長に突入しました(試合放棄した方が面白かったのに・・)。

再延長戦はマストシステムであるにもかかわらず両者ともに手数が少なかったが、僅かの差でテイシェイラ勝利。2000年にフィリオをKOして極真幻想を崩壊させたバンナに9年ぶりに弟子が雪辱したというアングルで見るには、ちょっと物足りない試合でした。

今なお人気のあるバンナですが、今日の試合を見てもまだ応援しますか?私は、過去に熱い試合を見せてくれたバンナが好きだから、ここまで落ちぶれてまで現役を続けてほしいとは思いません。

私の心残りは、バンナにはフィリオをKOした頃の状態でボタと試合をさせたかったことだけです。

K-1福岡大会TV観戦記

武蔵vs前田
<第1R>
武蔵の予想どおり、前田は逃げらながらローを打ってくる。終始、武蔵がリング中央に陣取り、前田がその周囲を回る展開は、見た目以上に前田のスタミナを奪うものだったろう。

<第2R>
一転して前田がミドルで前に出てくるが、武蔵のミドルは数が少ない。前田の距離のとり方が上手いのか?両者とも明らかな有効打なし。

<第3R>
前田の良いパンチが一発入ったが、前田は打ち合いのときに「打ってくれ」と言わんばかりの位置で頭を動かさないのが気になる。ただでさえ頭部が大きいのだから、今後修正して欲しいところです。

判定は2−0で前田勝利。佐竹が武蔵に負けた時のような一抹の寂しさを漂わせる結果になりましたが、武蔵はこのまま第一線から退いてしまうのでしょうか?


テイシェイラvs高萩
K-1ルールに順応したテイシェイラは手をつけられない存在に。月並みな感想でスミマセン。


シュルトvsバンナ
バンナはどうやって勝つもりだったのでしょうか?

シュルトもシュルト。ここは引導を渡す意味で、完全KOで勝つべきところでした。それを成し遂げれないところが塩の塩たる由縁でしょう。


ハリvsグラウベ
試合開始15秒あたりにハリが放ったジャブで、グラウベの頭が僅かですがガグンと動きました。あの手応えでハリはKO勝利を確信したはずですよ。たたみ掛け具合も最高。拝みたいくらいです。


テイシェイラvs中迫
第2ラウンド開始直後のこと。ローが当たってから一呼吸置いてダウンした中迫。好きなアニメ番組を録画予約するのを忘れたことでも思い出したのかと思いました。

あのようなダウンをした場合は、即試合終了で良いような気がしますが、そこから中迫は頑張りました。

テイシェイラの髪型がいつの間にかアドゴニーみたいになっていたのが笑えました。


前田vsテイシェイラ
第2ラウンド残り20秒で前田のいいジャブが入りましたが、前田本人もセコンドの前田氏もその手応えが、第3ラウンドにパンチで攻勢をかける作戦の後押しになったのは間違いないでしょう。

結局、延長にはならずに判定でテイシェイラが勝利しました。ジャッジは三者とも30−29でテイシェイラでしたが、どのラウンドをテイシェイラが取ったとしたのでしょうか?

武蔵には新世代包囲網、テイシェイラには・・・

K-1ジャパンGPの組み合わせが発表されました。

武蔵vs前田慶次郎

野田貢vs佐藤匠

エヴェルトン・テイシェイラvs堀啓

藤本祐介vs中迫強

まず、武蔵に放たれる第一の矢としての前田慶次郎ですが、昨年末の中迫戦のようにはいくまいが、武蔵にどこまで肉薄できるか、興味深いカードです。

続いて野田貢vs佐藤匠、藤本祐介vs中迫強についてですが、組み合わせを間違っているのでは?

せっかく昨年から世代交代の流れが生まれているのだから、武蔵vs前田のように旧世代vs新世代のカード編成にすれば、今回のジャパンGPのカラーが明確になったはずです。

と言うか、主催者としてはそんなことよりもテイシェイラを無傷で決勝まで勝ち上がらせることが肝要。そのために堀と藤本、中迫を同じブロックに集めたのでしょう。

現役極真世界王者もバカにされたものですよ。同じブロックが堀、藤本、中迫という“厚遇”。1回戦が堀だなんて、これ以上ないボーナスステージ。

それと、なんでリザーブマッチに高森啓吾の名前が?あ、ぃゃ、判断は実際に試合を見てからにしましょう。高森は谷山ジム所属となっているので、もしかすると真面目なストライカーになっているかもしれませんし、総合ルールではありますが、かつては白蓮会館王者の西田操一をわずか17秒でKOした実績もありますから。

まぁ、西田は白蓮会館の全日本大会を3度制したとは言え、体の大きさで相手を押し切るだけの、フルコン空手としては最も恥ずべき“相撲空手”しかできなかった選手ですけど。

西田と言えばPRIDEでのエンセン戦が思い出されます。リングに上がる前のチェックでファールカップの未装着が判明し、苦笑いしながらぴょこぴょこと花道を駆け戻る姿に場内失笑の渦。試合前から完全に飲まれていたわけですが、実際に試合の方もチョークスリーパーで秒殺されました。

近年の格闘技界における空手のステータス急落に関しては、この西田はA級戦犯と呼んでも差し支えないでしょう。

話が逸れてしまいましたが、高森は競技人口の多い柔道の世界でアジア選手権準優勝など一定の成績を残してきた選手ですから、相当な戦闘能力を有しているのは間違いありません。K-1という新天地のみならず、層の薄い『DREAM』の重量級での活躍も期待されるところです。

ジャパンGP以外にはピーター・アーツvsノルキアというカードも組まれています。私には地方をバカにしたカードにしか思えません。「アーツが勝つところを見せてやれば福岡のファンも大喜びだろ」ぐらいの主催者の思惑が見て取れます。プロレスの地方巡業で言えば、ハンセンvsキマラみたいな感じ?

実際にこのカードを福岡のファンはどう受け止めているのでしょうか?福岡のK-1ファンを代表して、当ブログ常連のやすにいさんが何らかのコメントを残してくれると思います。

最後にジャパンGPについて一言。

主催者としては武蔵vsテイシェイラの決勝戦しか想定していないでしょうが、前述したように、せっかく昨年から世代交代が顕在化してきたK-1ジャパンの兆候を確固たる結果として残して欲しいという意味で、私は前田と佐藤、野田の3人に期待しています。

また、テイシェイラの噛ませ犬として用意された堀、そして藤本と中迫にしても、テイシェイラが決勝に進んで「予定終了でございます」となることなく、“K-1ジャパンにも五分の魂”の精神で、何とかテイシェイラの決勝進出を阻止して欲しいところです。

こうして考えると、これもある意味K-1ジャパンの世代闘争と言えますね。新世代ファイターの課題はストップ武蔵。旧世代の相手はテイシェイラ。主催者の敷いたレールをどちらの世代がぶち壊すでしょうか?

武蔵もテイシェイラも決勝進出を阻止され、決勝戦で新世代vs旧世代が実現したら最高ですね。決勝のカードが前田vs中迫になって、中迫が前田をKOで下して優勝でもしたら、、、。私はテレビの前で、46インチ・フルハイビジョンプラズマテレビの前で、人目をはばからず泣きじゃくると思います。

K-1横浜大会観戦記

やっと帰宅してビデオを見始めましたが、いきなりスーパーヘビー級タイトルマッチですか。

それにしても前振りが長い。やっと両雄がリングに立ったと思ったら、今度は律儀に国歌斉唱まで流してます。番組としては権威的なものをアピールしたいのか?

長い前振りの割に試合は第1ラウンドでシュルトがKO勝利。しかし、まさかバックキックで決まるとは!

結局終わってみれば、体格的に大人と子供の戦いという毎度毎度の印象しか残りませんでした。今更ですが、ハントを挑戦者に抜擢したことを問題視しなければいけませんね。

続いてハリvsセフォー。両者の一発一発に説得力がありますね。しかし、パンチを数発入れられたセフォーがさっそくノーガードの挑発。ハリのパンチが見た目以上に効いたのでしょう。その後もガードを固めたところに膝蹴りを入れられるセフォー。3度のダウンを奪われてTKO負けとなりました。完全に世代交代が成されたと言えるでしょうが、セフォーもまだやれそうな気もしました。

「K-1は甘くはないよ、と」
「出る杭は打つじゃないけど」
「もっと練習して来い、と言いたいですね」
テイシェイラ戦を前にした藤本のコメントが煽りVで流れましたが、これは藤本の本心なのでしょうか?だとしたら相当に頭が弱いと思いますが、何となく番組的に無理矢理言わされているような印象を受けました。

果たして試合の方は、消極性に注意が出されるほどの塩試合でした。極真現役世界王者のK-1デビュー戦の第2ラウンドがカットされるってことはよほどの塩ってことですよ。

藤本は極真幻想に飲まれ、テイシェイラは初の顔面パンチを警戒し過ぎました。

そして試合は延長ラウンドへ。あ、CMが明けたら再延長戦になっていた。スタミナ切れとローのダメージでヘロヘロになった藤本を攻め立てるテイシェイラ。最後は右のパンチで3度目のダウンを奪ってTKO勝利となりました。

勝ちはしましたが、テイシェイラはどうなんでしょうね?フィリオとはモノが違うような気がしました。いや、アマチュアの空手家としてはフィリオ以上のモノを持っているのかもしれませんが、プロのファイターとしては・・・。かなり拍子抜けした極真現役王者のK-1デビュー戦でした。

続いてグラウベvsロバーツ。なんでロバーツはロングタイツ?と思ったら、シュートボクシングに“入団”してたんですね。試合の方は一方的にグラウベが攻め、血まみれになるロバーツ。最後はブラジリアンキックで失神KO。K-1のレベルの高さを再認識させられた一戦でした。

武蔵vs澤屋敷は、試合が始まって両者が対峙する姿を見ていると、武蔵vs前田健作という図式が見えてきました。果たして前田は武蔵のどこを突こうとしているのか?我々素人には知る由もありませんし、試合を見ても判らず仕舞いでした。

逆に序盤から蹴りが走る武蔵。第2ラウンドにはハイキックでダウンを奪い、意識が完全に戻らないままに立ち上がった澤屋敷にアッパーを打ち込んで2度目のダウン奪取。最後も左のフックで3度目のダウンを奪ってTKO勝利を収めました。

武蔵はやたらと喜びを爆発させてましたね。武蔵にしてみれば、この対戦を日本人頂上対決と銘打たれることも不本意だったのかも。澤屋敷なんて顔じゃないぞと。

以上で中継終了。゙元ロッテの四番゙時々゙元阪神゙の立川は負けたそうですが、番組的には無かったことなんですねw

K−1新陳代謝

私がこのブログで予てからK−1ジャパンの新旧世代対決の実現を提唱してきたことは皆様ご存知かと思いますが、ジャパンのみならず、いよいよK−1全体でその流れが強くなりつつあるようです。

4月13日のK−1ワールドGPシリーズ横浜大会の追加カードが発表され、カードがいよいよ出揃ってきましたが、その中でいくつかの新旧世代対決が組まれています。

まず、中迫強vs佐藤匠。

中迫強と言えば、昨年暮れに行なわれたドラゴン道場興行のメインイベントとして、新進気鋭の強太郎レンジャー(現・前田慶次郎)との試合が組まれ、まんまとKO負けしたことが記憶に新しいです。

果たして今回も、極真会館のホープ、佐藤匠に踏み台にされるのでしょうか?それともデビュー10年目の中迫が意地を見せるのか?

ちなみに私の中での中迫ベストファイトは、01年K−1ジャパンGP開幕戦の子安慎吾戦です。K−1ファイターとしての強さと格の違いをまざまざと見せ付けた“キラー中迫”の凄みに感動し、閉会式時に私はリングサイドまで駆け寄り、「中迫良かったぞーーー!中迫ありがとーーー!」と叫んだものでした。

中迫を下した前田慶次郎も今回のK−1に出場し、なんとマイティ・モーと対戦。これまでのジャパン戦士が外国人相手に無様に負け続けたように、前田も醜態を晒すのか?下手に内容にこだわらず、結果を出してほしいところです。

既に発表済みのレイ・セフォーvsバダ・ハリは外国人同士の世代交代マッチ。ブーメランフックで一時代を築いたセフォーにハリは引導を渡せるか?今のセフォーに手こずるようではハリに未来はないでしょう。セフォーに良いところなくKO負けしたカラエフのように(05年と06年に1RKO負け)。

極真世界王者、エヴェルトン・テイシェイラのK−1デビュー戦の相手を務める藤本祐介も、昨年の澤屋敷戦同様に踏み台にされる可能性極めて高し。奮起を促したい(何様だよw)。

外国人選手の新顔として、アレックス・ロバーツも出場します(vsグラウベ)。

参考資料として、一昨年の『MARS』で行なわれたロバーツvsネイサン・ジョーンズもといコーベットの動画をどうぞ。一回り以上小さいコーベット相手に手こずってます。思っていたほど期待できないかもしれません。できることならば堀啓や藤本、二流外人あたりと対戦させて、熟成させたいところです。


新陳代謝なくして、今のK−1が前進することはあり得ません。年末のGP開幕戦は、新顔が半数以上占めるくらいでないと飽きられてしまうと思います。

佐藤匠、前田慶次郎、バダ・ハリ、エヴェルトン・テイシェイラ、アレックス・ロバーツ。以上の5人で最低でも3つの白星を挙げるようでないと、今年のK−1も先行きが不安になるでしょう。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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