さて、後半戦は4試合すべてがウェルター級GP1回戦です。

○アンドレ・ガウヴァオン(一本 ※腕十字)ジョン・アレッシオ×
ジョン・アレッシオはKOC王者とのことですが、レイ・セフォーを従えて入場した時点で負けが確定したようなもの?(笑)

一方のガウヴァオンは柔術世界選手権王者とのふれ込みですが、名前がこれまた柔術ヲタに好まれそうな響きですね。

試合はガウヴァオンが柔術の強さを遺憾なく発揮して腕十字で一本勝ち。スタンドでのジャブも鋭かった。もし青木が勝ち上がったら、ぜひとも準決勝で対戦させたい選手です。

負けたアレッシオには、せっかく日本に来たのだから美味しいものを食べて帰って欲しいな。



○マリウス・ザムロスキー(判定)池本誠知×
煽りVからは、池本の空かしたような第一印象を何とか壊したいという意図が伝わってきました。動物の動きを真似るクリーチャートレーニングは面白かった。

マリウスの入場コスプレは何ですか?ドラゴンボール?マサルさん?何にしてもかなり寒かった。

試合の方は終始スタンドの攻防。池本は第1ラウンドからDEEPのベルトを獲ったダブルパンチや、新技エアーハンマーを繰り出すが、普通にキックボクシングをした方が効果的だったような?ここ一番で出すから必殺技なのであって、前回の門馬戦はそれを最高のタイミングで繰り出したからKOできたわけでしょう。今回はちょっと安売りし過ぎた感じでした。

逆に第2ラウンド、池本のお株を奪うビックリ技をマリウスが繰り出しました。池本が下になっての猪木アリ状態からマリウスがゆっくりと背中を向けると、いきなりバック宙して池本の上に着地!これを名付けるならばムーンサルトフットプレス?

池本は後半に失速して手が出なくなりました。池本のDREAMに対する想いってのはそんなもんなのかな・・って感じました。やってる方は精一杯なのでしょうけど、観客にそう思われてはダメですよ。池本という選手の限界を見たような気がしました。



○ジェイソン・ハイ(一本 ※裸締め)白井祐矢×
まさにメルビン・マヌーフ(タイムリーじゃないけどw)を思わせる圧倒的パワーで秒殺勝利したジェイソン・ハイ。恐ろしい。

白井祐矢は地元推薦枠での出場だったんですかね?(笑)



○桜井“マッハ”速人(TKO ※パウンド)青木真也×
今大会の煽りVは“街に飛び出た格闘家”って感じのものが多かったですね。斬新で良かったと思います。

マッハのセコンドにはいつものマット・ヒュームと病的な顔の中根さんの他に朝日昇の姿が!これは修斗の世代抗争なのか!?

青木対策ってのは、寝技を恐れるな、即ち青木幻想に飲み込まれるなってことなのでしょう。当然、飲み込まれないだけのグラウンドの技能は必須ですけど、マッハにはそれがあった。

いや〜、TV観ながら大声出して立ち上がったのは久しぶりだなぁ。来賓席の川尻選手が親指を立ててニンマリしてましたが、マッハに関わった人間はみんなこの結果を待っていたと思います。マッハさん、ありがとう!明日は月曜日ですが、頑張って仕事できそうです!!

マッハのマイクには考えさせられましたね。「古い人間だけでチームを組んで練習してきた」って。これについては、自分が普段やってること言ってることを省みながら、皆さん各自で考えてみてください。

(追記)別冊プロレス昭和異人伝のエントリー『マッハの勝利について』もぜひご一読ください。異人伝さんへの人気ブログランキング投票もお忘れなく!



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