アントニオ猪木

重症患者 澤田敦士に対する処方箋

澤田敦士の何が重症なのか?

それは猪木マネーの上に胡座をかき続けることに対する危機感の欠如、いわゆる不感症である。

その不感症の具体的な症状は、柔道つながりで小川のいるIGFに入団した経緯、即ちコネ入団を棚に上げ、インディーのレスラーをこき下ろすところに顕著に表れている。

インディーの関本大介や岡林裕二あたりと澤田が試合をしたとして、無理なく主導権を握ることができるだろうか?

誰も可能だとは思わないだろう。猪木の威光により台本で澤田が勝つことになるとしても、その過程で関本たちは腕力(かいなぢから)をもって“一瞬のリアリティー”を垣間見せ、澤田の弱々しさを観客に印象付けるに違いない。

しかし、それをやる以外に澤田敦士が成長する手段はない。猪木の庇護下から脱し、等身大の自分と向き合うべきなのだ。

決まり手は張り手とスキャンダル

IGFに入団した若麒麟に、早くも猪木が出場指令を下した。記者会見という公の場で「おい、お前、5月に試合しろ」と、突き放したようにも受け取れる言葉で。

同じくIGFのルーキーである角谷には、“期待のルーキー”という位置付けをしているが、それはあくまでIGFの営業としての対外的な言葉でしかなく、どこか投げやりにキックルールのデビュー戦を与えたようにも思える。

逆に、猪木は意外と若麒麟のことは買っているのではないか?と思えてくる。

相撲時代は立ち会いの張り手の激しさが売りだったらしい若麒麟。

そして大麻スキャンダル。

そんな若麒麟に猪木は何かを期待しているかもしれない。

話はプロ格から逸れるが、人間てのは自分が何か失敗して低調になっている時に相手がどんな接し方をしてくれたかが記憶、印象に残るもの。

若麒麟にとって猪木が生涯の恩人に思えるような存在になれば良い。他人事ながらそう思った。

プロレスラーが嫌がるようなマッチメイクに期待

最近というか、K-1やPRIDE以降に格闘技ファンになった人に多いのが、格闘技とプロレスに線引きするタイプ。

でも私は、古参ファンのつもりで言うのではありませんが、そこに“戦い”があれば格闘技もプロレスも関係ありません。シナリオのない格闘技の試合であっても、どちらが勝っても良いような消化試合なんて観る価値はないし、逆に結末があらかじめ決められたプロレスの試合でも、その中に選手の露骨な感情やリアリティ溢れる攻防を見ることができれば、それは格闘技以上の緊張感を醸し出します。

とは言え、近頃のプロレスに緊張感を求めるのは無理な感じですけど、そんな中でちょっと注目に値しそうなのが、12日にIGFで久々にプロレスマッチを行った藤井克久です。KO勝利を収めた藤井はこんなコメントを残しました。

ちょっと……。久しぶりにプロレスのリングにきて、自分の動きに精彩がなく、イラつきました。自分の中にはブッ倒したい相手がいるんで、1人ずついきたいです。

藤井軍鶏時がいつの間に藤井克久に戻ったのかすらわからないほどここ数年の藤井の動向を知らない私ですので、勝手な憶測で物を言いますが、藤井が元師匠の小川に何らかのリアルな恨みを抱いているならば、今後の展開に少しくらいは期待してもいいのかな?なんて思ってます。

あと、逆に期待できなくなったのがタカ・クノウ。いつになっても個性を発揮できないようです。柔道をベースとした格闘技的な強さを兼ね備えた選手との触れ込みだったはずですが、それならその格闘技的な強さを発揮してもらわないと何の価値もない選手になってしまいます。

今回は出場しませんでしたが、小原も期待はずれ。新日-誠心会館の抗争で斉藤彰敏とやったようなドロドロした試合を期待してるんですが、どうやら嫌なことはやりたくないのでしょう。

嫌なことをやらないでファイトマネーを稼ぐのでは、我々一般人以下ですよ。サラリーマンだって自営業の人だって、みんな嫌なことを我慢して、金のために仕事してるんですから。

そんな調子の良いプロレスラーたちに対してもどかしさを感じているのはファンだけではありません。アントニオ猪木もレスラーたちが嫌がるようなマッチメイクを仕掛けようとしています(発言から読み取れますよね)。

しかし、それがなかなか実現しないのは、昔と違ってプロレスラーの選択肢が多いからでしょう。嫌な試合、きつい相手との試合をするくらいならば、他団体に行ってしまおう。そんな面白みのないレスラーも少なくないんじゃないですか?

いつまでも橋本vs小川が“神試合”と呼ばれているようでは困ります。

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IGF 小原がシュートを仕掛ける!

プロレスファンの端くれとして、IGFの見所を簡単に書いてみようと思います。

まず、猪木関連イベントの人員合わせのために必ず現れる石川とアレクはもう結構って感じです。

石川は格闘家としてはすごく弱いし(世界レベルでの話です)、アレクはPRIDE.4のマルコ・ファス戦の貯金を簡単に食い潰し過ぎました。あのまま完全にプロレスに戻っていれば長らく幻想を保てたのに。

PRIDEのリング設営までこなして、そこで勝ってしまったなんて、すごく痛快でしたけど。

田村の参戦は非常に興味深いです。果たしてどんな試合をするのか?

UWF然とした試合をされてもあんまり面白くないですし、かと言ってロープワークはやる訳ないし、格闘技の試合をするような野暮でもないだろうし。

小川がアングル戦を要求していることを踏まえて、レスナーがキャンセルするのでは?と裏読みしていたブロガーがいましたが、それはそれでIGFらしさ全開の面白さを満喫できて良いと思います。

最後になりますが、私が最も注目している選手は小原です。猪木との極秘会談である指令を出されたそうなのですが、その内容が気になります。

多分、シュートを仕掛けろと言われたのではないかと思います。それ以外に猪木が(あくまで猪木が)小原に価値を見出す部分がないですから。

小原が誰と対戦するかは現段階でも不明ですが、橋本vs小川のような凄惨なシュートマッチが見れるのではないかと非常に楽しみにしています。

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我が家の猪木餅

1ea31a14.jpgいつも楽しく拝見させていただいているブログの一つに『新・24 hour VT People』がありますが、今回はIGFのPPV放映決定の報の余談として、第3回猪木祭の暴動劇について書いてございました。

「伝説の“百八ビンタ”での爆笑暴動劇を見逃してしまった・・」とのことですが、私もそのシーンを見逃してまして、、、。リング上にファンがなだれ込んでしまったんですよね。

客が"土足で"リングに上がるどころか占拠されてしまったわけですから、猪木はどんな顔してたのでしょう?すごく見たかったなぁ。

私自身は第1回と第2回の猪木祭は会場に観に行きましたが、第2回では試合後にまかれた猪木餅の取り合いで会場が騒乱状態になり、救急車が出動する始末でした。喧嘩するほど欲しいかな?

ちなみに左上画像の真ん中が第1回の餅、両サイドが第2回の餅です。第1回の餅は運良く私の目の前に飛び込んできたのを拾いましたが、第2回では前述のとおりの騒乱状態だったので完全に諦めてましたが、どこからともなく混戦を抜け出してきた妻が平然と2つも餅をゲットしてました。

女は強い。

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猪木に見切り

全日本キック本部ジムであるAJジムのブログ『AJ BLOG』に、先般のMAXでKO負けした山内選手の生声が掲載されていました。なんだか応援したくなりますね。こんな国内トップ級の選手ですら自分の弱さを見つめ直しているのだから、世のアマチュア格闘家諸氏も自分のへたれっぷりを再認識すべきでしょう。

さて、昨日のニュースで猪木が北朝鮮のアリラン祭に招待されて持て成されている様子が流されました。

私のようなうわべの事象だけ見て喜んでいるファンは、無条件で猪木を支持してきた節がありますが、今回ばかりはもう見切りをつけます。

「北朝鮮の民間レベルで頑張っている人の姿を紹介したい」だって?北朝鮮に“民間”なんてものは無いでしょう!調子の良いこと言って、本当は未開発の北朝鮮利権に目がくらんでいるだけなのは明白です。先日逮捕された小坂浩彰と同じレベルですよ。

横田めぐみさんらが救出されない現状で北朝鮮に媚びる日本人ってのは非国民と言っても過言では無いでしょう。拉致被害者家族は北朝鮮での猪木の姿を見てどんな気持ちになったでしょうか?

6月に旗揚げするIGFの大会も、格闘技だかプロレスだかハッキリしない試合の連続で(以下自主規制)。

昔は「猪木の敵は自分の敵」みたいな感覚がありましたが、実のところは猪木の敵だった人たちが正しかったのでしょうね。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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