アルトゥール・キシェンコ

日菜太‐キシェンコ戦に見た、これからの格闘技興行モデル

日菜太がキシェンコに勝利したことは、日菜太の実力を考えれば金星扱いするほどのことではない。

金星を与えたいのは、この試合を実現したRISEだ。

K-1が海外の投資家から資金集めをしないと立ち行かなくなるという不安定な情勢の中で、これからの格闘技興行はメインイベンターの総取り方式にシフトすべきで、今回のRISEはその先進的モデル興行だったと言える。

先が見えない状況では、なるべくリスクの少ない興行を打たねばならない。

ローリスク興行とは、経費をかけない興行のこと。小さい会場、必要最低限の有名選手起用。

そして収益性を上げるため、PPVの売り上げに重点を置くことが重要。どうせドームやたまアリのような大会場で開催できないならば、どこの小会場で開催してもチケットの売り上げはたかが知れている。

ならば、安い料金のPPVで数を稼いではどうかと言う提言。

今では3,150円が定番となっている格闘技のPPV料金だが、かつては525円なんて格安のPPVもあった。

そこで日菜太vs.キシェンコの実質ワンマッチ興行をPPVで放送した場合だ。私は525円では安過ぎると思う。1,050円でどうかと思う。

生で日菜太vs.キシェンコが見れるのだ。1,050円でも安いと思わないだろうか?

まぁ、ライトなファン層にもPPV購入していただかないと薄利多売が成り立たないので、メイン1本ではなく、若手の前座2〜3試合とTATSUJIクラスが登場する
セミファイナルを加えよう。

これを高いと言うような奴は、K-1ファンを辞めた方が良い。何の役にも立たないファンは、お客様にはなれないのだ。

キシェンコに80kg級大会参戦のススメ

本日開催のRISEでキシェンコと日菜太の試合が行われるが、この試合は71kgの契約体重で行われるらしい。

キシェンコも日菜太もMAXの中では大型の部類に入るから、70kgで行うよりも良いコンディションで試合に臨めるのではないかと思われる。

たぶん、2人とも通常体重は80kg近いか、もしかすると80kgを超えているかもしれない。

80kgと言えば以前に谷川EPが、Krushで80kg級のトーナメントが行われる予定がある旨のツイートをしていたのを見かけたことがあるが、もしそれが実現したならば、私はキシェンコを出場させたい(佐藤嘉洋でも構わない)。

だからと言って何もキシェンコに通常体重で80kgトーナメントに出ろと言うのではない。ベストの動きができる体重(71〜75の範囲と思われる)で出場して並みの80kg級ファイターらと戦えば、普通にキシェンコが勝つのではないかと思う。

そうなれば、一般的に退屈なファイターに見られがちなキシェンコ(※)の商品価値が見直されることになると思うのだ(※試合内容よりも世界のトップファイター同士が試合をするという“K-1パッケージ”を眺めているだけの一部のK-1ファンにとっては何が退屈なのかも解らないだろう)。

80kg級に放り込まれたキシェンコは、そのスマートな肉体とファイトスタイルが際立つ。そして冷たく勝利するその雄姿を見た観客は、改めてMAXのレベルの高さを認識することになるのだ。

逆に80kgトーナメントの意義が問われないかという懸念も出るかもしれないが、そんなことはない。70kg級のファイターに負けてしまうという現実を直視するところから始めればそれで良い。

実力が伴わないスタアを捏造するなんて作業はもう必要ないのだ。完全実力派のキシェンコが、80kg級という新天地でスタアの素養を身に着けてしまうという思わぬ副作用が生じても面白いとは思わないだろうか?



》web新のツイッター
BOOK
Archives
訪問者数

訪問者数累計(since '06)
E-Mail & twitter


当ブログ管理人へのご連絡はこちらのメールフォームからお願いします。また、メールを受信しても見逃す危険性もありますので、コメント欄かTwitter宛にメール送信した旨を書き込んで下さると助かります。


web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


Recent Comments
  • ライブドアブログ