RIZIN

2017大晦日雑感&RIZINテレビ観戦記(地上波)

おい!三流プロ格闘家ども!!お前ら皆んな、RENAに食わせてもろてることを忘れるなよ。

やっぱり紅白観ることにする。

良いお年をお迎えください。来年はぼちぼち更新しますので、よろしくお願いします。

追伸 紅白には二種類のレイプが存在する。一つは、演歌歌手のバックで踊るAKBが主役になってしまうこと。もう一つは、紅白用の豪華絢爛な衣装で本来の魅力・パフォーマンスが損なわれてしまうこと。気ぃつけや〜(ユリヤン風に)

またおってʕ•ᴥ•ʔ

RIZIN 日菜太の1ラウンドKOとHIROYAの3ラウンドKO

ツイッターのタイムラインでこんな呟きを見かけました。



日菜太を腐すつもりは微塵もないが,格闘技ってそんな単純なものではないですよ。

観客が最も恐れているのは,だらだらフルラウンド戦っての判定ですから,その対極にある1ラウンドKOは,そらぁエキサイティングですよ。でも,ウィッキーというある意味難敵相手に,1〜2ラウンドでローを効かせて最終3ラウンドでしっかりKOしてみせたHIROYAの試合の組み立ては,1ラウンドKO劇に負けないくらいエキサイティングなものでした。

また,日菜太に1ラウンドKOされた宮田和幸はこのように語ってます。


K-1ファイターがMMAファイター相手にK-1ルールで戦うという構図は,断面的に見ればHOROYAvs.ウィッキーも日菜太vs.宮田も一緒ですが,日菜太の場合は第2ラウンドにMMAルールが控えてましたので,メンタル的な部分(第1ラウンドに賭ける集中力)でHIROYAとも対戦相手の宮田とも全く違った訳です。言うまでもなく,格闘技はメンタル面に大きく左右されるスポーツということです。

同じMIXルールでも,国民的ブーイングを受けるほど露骨に逃げ回った青木真也のメンタルはある意味すごいなとは思いますね。

SARABAの宴は桜庭とグレイシーで執り行うべきだった•••

終わったことに対してどうこう言うのは恥ずかしいですが、ちょっと一言。

PRIDEにケジメをつけるという趣旨のSARABAの宴だったので、メインカードは、噂のあった桜庭vs.クロンの方が相応しかったのでしょう。

しかし、クロンが受けなかった。

なぜ?

先祖が狩られまくったことのトラウマ。過大評価。

グレイシー狩りをやっていた当時の桜庭は最大限の評価をすべき格闘家だが、クロンが戦うのは今の桜庭だ。体格差があっても負ける相手ではないはずだ。

本来ならSARABAの宴のメインでヒクソンの息子が桜庭を倒してリベンジ達成。新たなグレイシー伝説の始まり•••という流れが理想的だったのだろう。

青木に桜庭をリンチさせてみたところで、次の展開は何も見えてこない。

桜庭は無駄死にした。残念だ。

最強を目指さないことについて

先日のエントリー「最強を目指すことばかりが能じゃない」に対して、プロは最強を目指すべきというコメントが寄せられたが、そもそも最強とは何かがよく分からない。

格闘技をこんな風に考えてはどうか?

格闘技イベントを野球のチームに当てはめてみる。エースピッチャーと四番バッターが格闘技イベントのメインイベンター。セミやその前が三番、五番バッター、あるいはストッパー。左のワンポイントや代打の切り札川藤、死球自演乙達川は、前座のイロモノ。

余談だけど、左のワンポイントってポジション好きだったなぁ。角、清川、遠山、初代ファミスタのヤクルトに安田というハンパない癖玉を投げる投手がいたなぁ。

自分に与えられたポジションの中で最高のパフォーマンスを発揮する。それで良くない?

ちょっと無理があるかな?

ヒョードルの次戦の相手は?

RIZINの次回大会は4月に名古屋でRIZIN.1が開催されると発表され、チケットの先行販売も行われたらしい。

ヒョードルも次戦はRIZINと相談することになるだろうと変な言い回しでRIZIN.1参戦を仄めかしている。

となると、相手は誰か?ヘビー級トーナメント覇者のモーが最右翼といった声も聞こえるが、それはないと思う。なぜなら、モーが負けたら、せっかくの総額1億円トーナメント(本当に支払われるか怪しいものだが。)はなんだったの?という話になってしまうし、やったら確実にヒョードルが勝つだろう。過去の試合を振り返れば分かると思うが、下からの極めが強いヒョードルは、タックルで倒されても何ら危険はない。むしろレスリング出身者はお手の物である。

妥当な線を考えると、準優勝のプロハースカ、活きの良さと打撃力の強さを見せたオーストリクスあたりか。

でなければ佐竹あたりでいいんじゃない?

最強を目指すばかりが能じゃない

Twitterの方で、今年の日本格闘技界のテーマを「変革」であると決めさせてもらった。今更変革もくそも無いだろうと言われるかもしれないが,2015年後半から地上波での格闘技中継番組が復活した(テレビ東京のK-1,フジテレビのRIZIN)この好機を逃さないために,リング内外の活動において従来とは違うやり方が必要になってくるはずだ。

やり方と言っても,格闘家は最強を目指せば良いだけだという意見もある。しかし,誰もがUFC王者になれる訳はなく,それどころかそれが狙えるポジションに辿り着く可能性すら極めて少ない。しかし,日本国内に目を向けると,魔裟斗や青木真也のように強くなるのは難しくても、TVに出てる格闘家は決して一流選手とは限らない。強さ以外のプラスαでメディアに露出している格闘家も少なくないのだ。

強さ以外のプラスα。

・配偶者が芸能人。
・元横綱
・見た目が怪物
・可愛い。
・ヲタ芸。
・チンピラ風。

例をいくつか挙げてみた。ほとんどRIZINであるが(笑)

格闘技以外の世界に目を向けても,例えば,ヒット曲の一つもないもえあずというアイドルがなぜ年末年始にもTVに出られるかと言えば,そこそこ可愛い容姿以外に大食いというプラスαがあるからだ。また,ゴールデンボンバーが連続して紅白に出れるのは,歌唱力以外に,エアーバンドという特殊性とお笑い芸人顔負けのネタがあるからだ。彼らは決して日本の音楽シーンでトップを狙っているわけではないが,それを誰が否定します?

格闘技だって,UFC王者を目指すことだけが全てじゃなくて良いでしょ?そこそこ儲ける生き方だってありですって。

子どもにスポーツをやらせるにしても,最初から一種目に決めてしまうのが日本では普通だけど,例えば最初にテニスをやらせると親が決めて,適性もよく見ないでずっとやらせる。それで錦織みたいになれるなら良いけど,そんなの何億分の1の可能性ですよ。だったら,他種目やらせてみた中で子どもに選ばせて,楽しく取り組んでもらって,そこそこの成績を収めてスポーツ推薦で良い高校,大学に進学してもらう方が利口だよ。

話が逸れてしまったけど,強さ以外のプラスαで自分を売り込む。各選手にこれを具体的に考えてもらいたい。

ボクシングは最強にならないと食っていけないが,格闘技はそうじゃないんだから。エンタメとして優秀な分,振り幅が広いの。その振り幅の中にどうやって自分が割り込むかを考えましょうよ。

今年のテーマ「変革」の第一歩は,自分が持ってるプラスα探しから。以上,売れない格闘家諸君への私からの年頭の挨拶兼処方箋である。
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

訪問者数累計(since '06)
E-Mail & twitter


当ブログ管理人へのご連絡はこちらのメールフォームからお願いします。また、メールを受信しても見逃す危険性もありますので、コメント欄かTwitter宛にメール送信した旨を書き込んで下さると助かります。


web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


Recent Comments
  • ライブドアブログ