しばらく前にKrushで行われた、“一撃必殺のキックボクサー”狂拳と“ボクテクに自信ありの総合格闘家”宮川との異種格闘技戦は、狂拳の金的蹴りで宮川が戦闘不能状態に陥り、無効試合の裁定が下された。

そして試合後に狂拳が放った「ただ相手には申し訳ないとは思ってません。俺は年末年始、死ぬ気でやってきて、殺す気でやったから。殺し合いには勝ったと思ってます」とのコメントに批判が殺到した。ファンからのみならず総合格闘家たちからも。「まずは謝るのが先」などと極めてつまらねえ常識的なコメントばかりだった。

他人の腕を折ったりKOしたりと、非日常的な素晴らしい世界を作り上げてる人間たちとは思えない優等生ぶり。

んなこたどうでもいい。それより再戦がおこなわれるかどうかだ。と言うか今になっても何ら話が出ないということは実現は無理なのだろう。

SNS関係で両陣営に話を伺ったところ、大きな問題が見えてきた。どちらも“再戦はオファーがあれば受ける”とのことで、能動性が著しく欠けているのだ。

自分から動かないとダメですよ。それとも再戦に二の足を踏む理由でもあるのかな?

狂拳は宮川のハンドスピードにビビったのか?ぃゃ、お前には常軌を逸した一撃があるだろ。宮川には絶対にない大きな武器だろうが。自分を信じろ。

宮川は、つまらないメンツにこだわり過ぎて、自分の眼中からファンが消えてしまっていないだろうか?お前はプロの格闘家なのだ。勝っても負けてもどうにもならない試合をするより、ファンのニーズに応える試合をして欲しい。

そもそも主催者のKrushがだらしねえんだよ。身内系ファンの温かさに甘え、後楽園を満員にする程度で満足する現状。このままでは先細りするだけだろう。一応の盛り上がりを見せている今のうちに次の手を打たないと。

次の手とは、格闘技から離れていったファンあるいは離れつつあるファンを振り向かせることだよ。




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