プロレスリング

杉浦貴 無謀なる戦いの先にあるものは?

私は過去のエントリーで杉浦の総合参戦について否定的なことを書きましたが、まるっきり否定しているわけではありません。

杉浦は、アマレスの全日本選手権で優勝したこともある、本格的な格闘技の下地を持ったプロレスラーです。だからこそ、私は適正ではないと思われる階級で総合の試合に臨むことが勿体無いと思うのです。

もし、大学のレスリング部への出稽古を馳浩に勧められても尻込みして行きたがらないような屁たれレスラーが総合に出場するならば、「派手にKOされてこい」と、お笑い感覚で送り出せます。

しかし杉浦は、そこら辺のプロ格闘家ではとても到達できないアマチュア大会の高みに上り詰めたほどの実力者なのですから、本来ならば適性である85kg前後の階級で総合にチャレンジしてほしいのです。

実際、杉浦がアマレスの全日本を制したのも82kg級でした。

いくら杉浦に地力があるとは言え、リーチの長い100kg級の格闘家のパンチをもらえば、一たまりもないと思います。

また、今回の相手であるシャンジはブラジリアン柔術の強豪らしいですから、杉浦の知らないグラウンドの技術も駆使するはずです。

出会い頭の一発でも決まらない限り、どう考えても杉浦に勝ち目はないと思います。負けた後、果たして杉浦はどのような身の振り方をするのでしょうか?

アマレス時代のように体を絞り抜いて再度総合に参戦するならば、私は心の底から杉浦に声援を送りたいと思います。

この1試合だけでもPPV料金を払いたいカード その2

この1試合だけでもペイパービューしたいと思えそうなカードを考えるシリーズ第二弾。

カード発表の前に、まずはその伏線となるプロ格界のある“重大事件”を振り返ります。


■93年11月 第1回UFC開催


■94年3月 新格闘プロレスと修斗の交流戦

11日(金)後楽園ホール
フリーウェイト契約3分5R
○中井祐樹(スーパータイガージム横浜)vs木川田 潤(新格闘プロレス)×
一本 1R0分27秒(ヒールホールド)

試合前、佐山がルール説明。ヒジ禁止。顔面パンチOK(ただし寝技の時は禁止)。ロープから出たら中へ戻す。最後に一言「今までと違ったシビアな試合になると思いますので、ひとつお客様、じっくりと見てくださるようお願いします」。今までの試合はシビアじゃなかったらしい。試合はパンクラスを意識したのか(本当は秒殺は佐山が元祖なのだが)、27秒ヒールホールドで中井の勝ち。『最近見たプロレス』より)

18日(金)後楽園ホール
ハンディマッチ3分5R
○御影九平(スーパータイガージム横浜)vs阿部吉彦(新格闘プロレス)×
KO 1R1分48秒

Jrヘビー級3分5R
○奥田康則(合気道SA)vs藤田豊成(新格闘プロレス)×
一本 1R0分25秒(腕ひしぎ十字固め)

ヘビー級3分5R
○川口健次(スーパータイガージム横浜)vs深谷有一(新格闘プロレス)×
一本 1R0分32秒(膝十字固め)


■95年1月 同交流戦にエンセン登場

95年1月21日(土)後楽園ホール
ヘビー級フリースタイル4分4R
○エンセン井上(スーパータイガーセンタージム)vs茂田信吾(新格闘プロレス)×
TKO 1R1分10秒


■97年10月 PRIDE.1開催 高田vsヒクソン


こんな感じでプロレスはじわじわと地盤沈下を続けていったわけですが、その過程で発生した修斗−新格闘プロレス交流戦という化学反応。当時の私は週プロの記事を漁るように読んだものですが、記事としてはかなり小さな扱いをされていました。

こんな重大な事件を、わずか1ページ程度の紹介で終わらせてしまう記者と編集者の鈍い感覚または決断力の無さ。その当時から週プロは末期状態だったと言えるでしょう。

さて、そーゆーわけで、1試合だけでもPPVしたいカード第2弾は、

朝日昇vs森嶋猛です!!

かつて紙プロのインタビューで「うちの若いのにやらせれば橋本真也なんて一発」と語っていた朝日が、自分自身で修斗の強さをアピールします。

中には「なんでこんな脈絡の無いカードを・・」と苦言を呈される方もおられると思いますが、森嶋に関してこのカード以上に面白いカードは、団体内の選手いや全てのプロレスラーから相手を選んだとしても実現不可能でしょう。

次点:桑原卓也vs橋誠

やっぱり小路は兵隊さん

“ミスターPRIDE”小路がモンスター軍入り 二等兵から出直し=ハッスル

今年7月、小路のハッスル参戦についてのエントリーで、私はこんなことを書きました


小路がハッスルGPに参戦するとのニュース。

まさかオープンフィンガーグローブを着けたプロ格スタイルで試合はしないでしょうが、果たしてどんな風にハッスルするつもりでしょうか?

日本兵スタイル?それもベタベタやなぁ。



まさかそのベタベタの日本兵スタイルを採用するとは・・・。

愕然としましたと言ったら嘘になりますが(はじめから期待してないから)、あまりにも発想が貧困過ぎませんか?

そろそろ飽きられてきた感のある『ハッスル』を象徴しているかのよう。

良い意味でファンの予想を裏切る展開が欲しかったなと、少しだけ残念です。

『ハッスル』は、ケンゾーとか和泉元彌がいた頃が一番面白かったなぁ。格闘家崩れが演じるプロレスショーなんて見たくもない。うんざりする。

“高田が小路を拾ってやった”・・・。それしか伝わってこないもの。

業界かぶれしていない我々一般人にとっても面白く感じられるショーを見せてください!切なる願いです。

杉浦の戦極参戦にNO!

当ブログにも時々コメントを下さる福田首相が、自慰もとい辞意の意向を表明したことで、永田町は一気に秋の総選挙へ向けて動き出しました。首相を辞めた後の福田さんのハンドルネームがどうなるのか気になりますが(福田前首相になるのかな?)、それにしても国民ってつくづく馬鹿だなぁと思いますね。

例えば、姥捨て山政策と揶揄された後期高齢者医療制度も福田内閣支持率低下の大きな要因の一つだったと思いますが、その制度の骨子を作り上げたのは、小泉内閣なんですよね。にも関わらず小泉復帰待望論とか出たりする。

小泉と言えば、公共事業の民営化を強力に推し進めた政策も印象深かったですが、これも一般市民には何の得もないことです。プールの排水溝に子供が吸い込まれたり、鍵をかけ忘れた公民館に忍び込んだ子供が転落して大ケガしたり。これらの事件は、公共施設の運営を請け負った業者が、その管理運営をいい加減に行った結果に他なりません。

また、公共施設の民営化が進むことで民間人の働き口が増えるのは良いことのように思われがちですが、実際にはそうではありません。民間の企業にとっては儲けることが重要ですから、間違いなく低賃金で雇用されます。先述のプール事故にしても、子供の命を預かる重要な仕事を請け負った業者が、他の業者に下請けに出し、その業者が低賃金で学生アルバイトを雇っていたわけで、そんなアルバイト監視人が吸水口の柵が破損してるかなんて気にもかけませんよ。

そう言えば自民党の総裁候補に小池百合子の名前が挙がってますが、この人は“郵政選挙”において小泉が送り込んだ刺客第1号でしたね。こんな人間が首相になったら、日本は終わりじゃないですか?小泉同様にアメリカの言いなりの日米政策協定を結ぶだけ。ますます勝ち組と負け組みの差が広がっていくだけでしょう。

我々国民には、自民党のメディア戦略に騙されず、日本の政治を本気で考えている人間を国会に送り込むことが求められています。

でもね、実際には刺客の小池百合子が東京10区で小林興起氏に圧勝してしまうのが現実なんですよね。あの選挙では小林氏が完全に悪役のレッテルを貼られてましたからね。国民は本当に馬鹿ですね。馬鹿なのは一部の格ヲタだけじゃないんです。

馬鹿な格ヲタと言えば、自分の“素晴らしい”ブログを包み隠して、捨てハンで批判コメを書くだけ。中には一人で4つも5つも捨てハンを使い分ける器用な方までいるようで、心底哀れんでます。口先では偉そうに批判しつつも、実際には自分がマイノリティである、自分のブログは万人に馬鹿にされて当然である、ってことを潜在意識の中では理解しているってことなのでしょう。

自分が、嫌いなブログのコメント欄を間借りして自己主張するしか能が無い、軒下の乞食と同程度の存在であることも、心の奥底では理解してるんだよね。

せっかく涙目で批判コメントをひねり出してくれたのでしょうが、邪魔でしかないので削除しましたよ。

まぁ、削除したり、コメントを承認制にしたりすると、また想定内のアホコメを書くのでしょうが、誰だって乞食が家に来たら邪魔に感じるでしょ?相手にされなくて当然なんですよ(笑)

さて、・・・って、今からやっと本題ですが、ノアの杉浦が戦極に参戦することについて一言(本題が一言かよw)。

私は、杉浦が真剣にMMAに再挑戦しようとしているとは思えません。それは、神様のお告げがどうこう言っているからではありません。階級の問題です。

ガッチリはしていますが手足の短い杉浦は、打撃のある試合は苦手のはずです。それが重量級ともなれば、いきなりパンチで出鼻をくじかれることが容易に想像できます。

私は杉浦がMMAで通用するのは、せいぜい85kg級だと思います。

そんなに減量したら本業のプロレスはどうなるの?なんて突っ込まれそうですが、そこまで総合に専念しないならば出る意味は無いでしょうね。

とは言え、プロレスファンである私としては、杉浦に勝利してほしい気持ちは強いです。杉浦ファンの皆様には、だからこその苦言であると受け取ってもらえれば幸いです。

危険なプロレスに反対! インディー系レスラーとレッドブル軍団

ピストルバルブが『ザ・ベストハウス123』のお荷物になっているような気がするweb新です。

先日、ファイティングTVサムライを観ていたら、新日本の若手選手(?)とゼロワンの対抗戦が行われていました。

かつては「メジャーの雄」、「キングオブスポーツ」と言われた新日本ですが、現在の新日のレスラーがインディー系レスラーと並び立っても、その佇まいに違いが感じられません。それはインディー系レスラーの質が向上したのではなく、新日本の選手がグレードダウンしたせいじゃないかと勝手に推測してます。

対抗戦で新日本の田口・内藤組と対戦した藤田ミノルは、田口と内藤を「新日本らしくない上手い選手」と評価しました。私はこの「上手い」という感覚がプロレスをダメにしてるんじゃないかと思いました。

上手いプロレスなんてのは、多少のセンスと運動能力があれば、簡単にやれてしまうものだから。宇野薫が猪木ボンバイエでやったように。

続いて永田・中西組と田中将人・大谷組のタッグマッチ。永田vs田中の対抗意識がピックアップされた試合でしたが、永田はなんでしょっぱい打撃技ばかり使ってるのでしょうか?

永田と田中との違いは、レスリングの下地の有無に他ならないでしょうに、なぜレスリングの技で圧倒しようとしないのでしょうか?私は理解に苦しみます。

今のプロレスファンは、見た目に派手な打撃技や頭から落とすような危険技しか求めていないということでしょうか?

そしてレスラーはその要求に応じる。

実際に強い衝撃を頭部や頚椎に与えれば、レスラーの肉体に致命的なダメージを与えることになりかねない。とてもじゃないが毎度毎度やってられるわけがない。

だから技をセーブして繰り出すことになるが、そうなると説得力が無くなる。観客は「もっともっと」と激しさを求める悪循環。どの道、過激なプロレスには先が無いと言うことでしょう。

そんなことを考えていたら、ふとサルマン・ハシミコフやビクトル・ザンギエフら、新日本に参戦していたレッドブル軍団のプロレスを思い出しました。当時の私は、彼らの地味なレスリングが退屈でした。

プロレスが上手くはないレッドブル軍団。しかし、その佇まいと醸し出す雰囲気は、インディー系のレスラーには到底真似できないものです。

そんなレッドブル軍団を当時は評価できなかった私も、過激なプロレスを求めたファンの一人ということでしょう。

だから私は、反省の意味を込めて「危険なプロレスに反対する」との意思表示を続けていきたいと思います。

故・福田雅一選手を偲ぶ

しばらく前に『別冊・プロレス昭和異人伝』で、故・福田雅一選手に関するエントリーが書かれていました。

私は福田選手にはあまり関心がなく、アマレス出身であること以外には何も知りませんでしたので、ウィキペディアで調べてみました。

福田選手に関する記述は主に以下のとおり。

■大学時代に国体アマレス準優勝。

■95年にレッスル夢ファクトリー入団、99年に新日本移籍。高角度ジャーマンが得意技で、将来のエース候補と目されていた。

■橋本真也の付き人を務めた時期があり、2000年4月の小川戦に敗れて引退することになった橋本と食事して、「悔しいすね」と大泣きしたという。

■その橋本−小川戦の一週間後の試合で柴田勝頼のエルボーを受けて意識不明の重体に陥り、病院へ搬送されたが、5日後に急性硬膜下血腫で死亡した。

■福田はその前年に、硬膜下血腫のため約4ヶ月間の欠場をしていたが、その後遺症が原因と見られている。

■日本のプロレスラーが試合中の事故で亡くなったケースは女子レスラーで2名(プラム麻里子、門恵美子)あったが、男子レスラーでは史上初の惨事だった。

■2000年7月に現役復帰した長州力は、入場の際に福田の遺影を脇に抱えており、福田の死が長州の心を動かした事が伺える。

以上です。

また、『異人伝』今年3月のエントリー『今を嘆き今を見る昭和プロレスファンの問題提起/そして昭和プロレスファンに吉報そして必見!のプロレス文学ついに誕生!』では、

「激しさという免罪符のもと、多くのプロレスラーを、個人的には、私の最愛の福田雅一を死に追いやった、今のプロレス界のとんでも無いスタイルと風潮に対して、私は徹底的に問題提起していくつもりです。
福田の殉職を無駄にしない為にも。」


との記述があります。『K−1心中』もその一助になりたいと思ってます。

もうすぐお盆。我々ファンとしては、故人を忘れ去ることなく、せめて盆月くらいはネットの情報を活用するなどしてその足跡を再確認し、故人を偲びたいものです。

小路がハッスル参戦 その程度の話

小路がハッスルGPに参戦するとのニュース。

まさかオープンフィンガーグローブを着けたプロ格スタイルで試合はしないでしょうが、果たしてどんな風にハッスルするつもりでしょうか?

日本兵スタイル?それもベタベタやなぁ。

ところで小路は、かつて覆面レスラーとしてプロレスをやっていたそうですから(トペコンを放つ写真を何かの雑誌で見た記憶があります)、器用ではあるのでしょう。

まぁ、どんなスタイルでハッスルするのかわかりませんが、格闘技のお下がりがプロレスに転向したという、それだけのこと。

ほとんどのプロ格ファンが、そんな見方をしてるはず。小路はそれを見返すことができるでしょうか?


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←ポニョ三段階

インリンの誇り プロレスラーの痛々しさ

肉離れ中のweb新です。

原因は日曜日のフットサルです。今回はゴールキーパーではなく、初めてフィールダーとして出場したのですが、ゴール前で絶好のパスをも出してもらい、それに合わせて走り始めた瞬間、ハムストリングスに痛みが生じました。

2日経過した今も、患部を押したり、歩いたりすると、痛みを感じます。

さらに、1日中そぼ降る雨の中でプレーしたため、風邪も発症。体がボロボロの状態です(ボロボロって・・・普通に仕事してるじゃないw)。

しかし、これほど痛みを感じる肉離れなんて生まれて初めての体験です。

そう言えば試合前の空き時間に、他のメンバーは雨が降っていても空きコートで練習をやっていたのに、私は屋根付ベンチに座って、見学に来た若い女性たちの尻を眺めていました。肉離れは準備運動を怠った罰という訳です。

さて、肉離れを起こした前日(先週土曜日)、妻の実家へ寄ったついでに郡山市内の家電量販店へ何を買うでもなく出向きました。大画面テレビの品定めをする客の顔付きや身なりを見て「お前らにはせいぜい32型程度がお似合いだよw」などと内心でほくそ笑みながらテレビ売り場を練り歩ってきました。

その最中、テレビ画面にインリンの姿を発見。足を止めて見てみたら、芸能人がアポなしで田舎の民家に泊まる番組でした。

やっと泊めてくれる家を見つけたインリンは、そこのババアに自分の仕事を説明しました。ババアはインリンがプロレスをやってることを聞かされても、まさかレスラーだとは思わず、「アナウンサーか何か?」と返答してました。

そんな物分りの悪いババア相手にハッスルの説明をするインリンを見ていると、彼女も自分なりにプライドを持ってインリン様を演じていたんだなぁと思うことができました。

賛否両論のハッスルですが、格闘技としての強さというものに最初から何のこだわりも持たずにハッスルしているインリンやRGは何も問題ない存在だと私は思います。

逆に、かつては強さや勝ち負けにこだわっていた従来型のプロレスラーたちが、背に腹は代えられずにハッスルしている姿には痛々しさしか感じません。

この夏、ハッスルGPが開催されるようですが、優勝者には副賞として“高田総統に願いを叶えてもらえる権利”が与えられるとのこと。何とも気分が悪い話です。以前のコラムにも書きましたが、ハッスルの脚本家に「今時のプロレスラーは、体なんて鍛えずに、頭だけ使ってプロレスすればいいんだよ」と言われているような気がします。

強いプロレスラーの象徴だった高田延彦や天龍源一郎が、そのような茶番劇の先鋒に立っていることに、私は憤りを感じます。

90e9f410.jpg〔今日の画像〕微妙なホジャーの似顔絵を後日アップしますとコメント欄に書いたことで、 武 さんが想像を膨らませてしまったようですが(笑)、“微妙に似ている”という意味でして、ご覧の通り面白くも何ともない似顔絵です。と言うかぜんぜん似てない。すみません・・・

24時間マラソンランナー エド・はるみと、古き良き時代のプロレスラーの温かみ

今年の24時間テレビマラソンのランナーはエド・はるみだそうです。今朝のズームイン朝で発表されました。

エドさんは、24時間テレビマラソンを走るのが十年来の夢だったそうで、その夢を達成するために毎日走り込みをしている旨を自身のブログのトップページに記していました。

そんな壮大なアングル下での出走となりますが、エドさんのことは応援したい気分になります。彼女の顔には、過去の苦労と言うか努力の痕跡が滲み出ているから、応援したくなるのかな?例えるならば、古き良き時代のプロレスラーのような感じ。

全日と新日しかなかった頃のプロレスラーは、みんな温かい顔をしてました。それが小さい団体が乱立し,にわか作りのレスラーが溢れかえるようになった現在は、一般人と変わらない顔と佇まいのレスラーばかり。

それは苦しい下積み経験が無いせいでしょう。

やっぱり苦労した人、懸命の努力をした人からは、温かい人間味を感じるものです。要領良く立ち回ってるだけの人間では絶対に醸し出すことができない温かみ。

話はエド・はるみに戻りますが、24時間テレビでは果たしてどんな走りを見せてくれるのでしょうか?私の希望としては、持ちネタのグ〜を乱発するようなことはせず、また、下手なお涙ちょうだい劇を演じることもせず、ひたすら走ることに集中してほしいと思います。

ゴール目指してひた走るエド・はるみの姿そのものがこれまでの人生の苦楽を物語り、視聴者に感動を与えることができるはずですから。

柴田勝頼の咆哮

プロレスに対する私の思い入れは、『別冊・プロレス昭和異人伝』のshingol様の足元にも及びませんが、やはりプロレスとプロレスラーが好きであり、特に格闘技的な強さにこだわるU系の選手や『DREAM』ミドル級GPで壮絶に散った柴田勝頼を応援しています。

しかし、応援しているからこそ、文句の一つも言いたくなることがあります。

本当ならば、柴田がメイヘムに負けた直後に書くつもりでしたが、タイミングを逃してしまい、「何も今更、、、」と思われるかもしれませんが、プロレスラーとしてこうあって欲しいという願いを書かせていただきます。

「柴田、何やってんだ!?」

私が思わずそう口にしそうになったのは、柴田vsメイヘムの試合中のことではありません。むしろ試合自体は、寝技の攻防で弱さを露呈はしましたが、マウントパンチを受けながらも「来いよコラッ!」と気概を見せてくれて、多くのプロレスファンの気持ちを高揚させてくれたと思います。

私が問題に思ったのは、試合終了後、メイヘムがたどたどしい日本語で勝利者マイクをしている時のことです。

メイヘムにリング上から「柴田さん、ドウモアリガトウ」と声を掛けられた柴田は、何と驚いたことにリングの方に顔を向け、ペコリとお辞儀をしたのです。

なんと律儀な・・・

マウントパンチを受けながらも心折れることなく、もっと打って来いと気迫を示した姿勢は何だったの?あの負けん気を最後まで貫き通すのがプロレスラーとして本来あるべき姿じゃないでしょうか?

退場の際には、何も出来なかった自分に対するもどかしさ、悔しさを、一度の咆哮で表現してほしかった。三流選手に勝って叫ぶより、惨敗した時こそ、あの咆哮で気持ちを示してもらいたかった、、、というのがプロレスファンである私の正直な気持ちです。

今月開催される『DREAM.4』のカードに柴田の名前はありませんが、奇しくもプロレスラーの敵とも言える秋山成勲が次回『DREAM.5』に出場することが昨日発表されました。

秋山の相手として柴田はどうでしょうか?これまで柴田が戦ってきたハレックやメイヘムほどは寝技が得意ではない秋山が相手ならば、もっと柴田の良さを引き出すことが出来ると思いますし、プロレスラーとしての存在感を柴田が最も示すことが出来る相手が秋山じゃないかなと思うのです。

秋山と拳を交えた柴田が、どんな咆哮を見せてくれるのかも楽しみです。

新日本プロレスが水戸ホーリーホックとジョイント

a4e8cd81.jpg人気ブログランキングにいくら投票してもポイントが増えないという状況が『K-1心中』と酷似している老舗格闘技ブログ『悲しきアイアンマン』のこちらのエントリーを読んで、私の頭の中の霧が晴れました。

水戸ホーリーホックfeat新日本プロレス第2弾 6/11(水)J2第19節水戸ホーリーホックvsサガン鳥栖@笠松に蝶野正洋選手登場!(J's Goal)

(1)蝶野選手による始球式
(2)蝶野選手と一緒に観戦!限定40席「I am chono!!」シート販売
(3)ハーフタイム抽選会で6/13新日本プロレス水戸大会チケットプレゼント
(4)6/13の新日本プロレス水戸大会のチケットお持ちの方、もしくは 新日本プロレスファンクラブ会員証提示の方、チケット割引(前売り券価格)
(5)スカパー!ハーフタイムに生放送で登場!


そこで、先週末に撮影した添付の写真をご覧ください。水戸市内の某ビジホの駐車場にとまっている新日本プロレスの営業車です。

なぜこんなところに新日の営業車が!?私の中に戦慄が走りました(普通に地方興行の営業に来たと思うだろw)。

しかし、実のところはJ2水戸ホーリーホックとのイベント提携のために水戸を訪れていたわけです。

よぅし、これは良い機会だから、J2の水戸vs鳥栖も新日の水戸大会も観に行ちゃおうかな〜!

そう言えばJ2の試合もプロレスの大会も、しばらく観戦してないなぁ。

J2は、カズ(安藤和津ではなく三浦カズ)がオーストラリアのクラブに移籍する直前の試合(水戸vs横浜)を観戦したのが最後です。カズが姿を現しただけでピッチが光り輝き、「やっぱしスーパースターだな〜」とため息。しかし、カズは前半で交代。試合終了後は横浜FCイレブンとサポーターの罵り合いが始まりました。

プロレス観戦も3年ぶりくらいになるでしょうか。最後に観たのはノアの水戸大会だったはずです。地方大会にも関わらず、鈴木みのるがリングサイド席に陣取ってセミの試合を観戦。試合後に丸藤を体育館の外に連れ出し、ハイヤーで夜の闇に消えるという、水戸っぽも呆然のボーナスハプニングが発生しました。ちなみにその数日後に『牛角』へ行ったら、店員に「プロレス観てましたよね?」と声をかけられましたw

大粒なプロレスラー、鈴木健想

ブルボン『ルマンド』をいっきに一袋食べ切ってしまい、自己嫌悪に陥っているweb新です。

しばらく前にふと鈴木健想のことを思い出し、コラムを書きかけにしていたのですが、奇遇にも『別冊・プロレス昭和異人伝』に「平成にもあった闘うプロレス列伝1/鈴木健想」が投稿されていました。

『橋本真也、負ければ即引退スペシャル』と銘打たれた橋本vs小川直也の試合に乱入しようとした村上をリアルなラグビータックルで撃退した鈴木健想。その“一瞬のリアリティ”が、試合により一層の緊張感をもたらしたこと等が書かれているshingol様のコラムと比較すると何とも浅はかで、なおかつ尻切れトンボで終わっている私のコラムですが、これもshingol様との縁であると思い、upしてみました。



『大粒なプロレスラー、鈴木健想』

昨今のプロレスラーは、芸人やアイドルと同じリングに上がると、本来は主役であるべきなのにチョイ役程度の存在感しか示すことが出来ていない。それが現在のプロレスの現状です。

プロレスラーが小粒であること、また、確固たる格闘技の下地がないことがその要因であると思いますが、そんなことを考えていたら、ふと鈴木健想を思い出しました。

元大学ラグビー日本一として鳴り物入りでプロレス界に飛び込んできましたが、ラグビーで培った体力は、並みの格闘家やインディー系のレスラーを凌駕するものだったはずです。

Wikipediaでその経歴を見ると、「明治大学ラグビー部に在籍し大型ロックとして活躍。1995年より2年連続で大学日本一を経験し、1997年にはラグビー日本代表チームの一員に選出されたというのが一般的に表記されることが多いがこれは、日本代表A(日本代表の予備軍、通称ジャパンA)である)の合宿に呼ばれたものである。」と記されています。

代表であろうが予備軍であろうが、いちいちこだわる部分ではないでしょう。日本に何万といるラガーマンのほとんどのがそこまで到達できないわけですから。

そんな鈴木が醸し出す存在感はやはり圧倒的で、アメリカマット界にもその名を残しました。Wikipediaには「雑誌「TIME」で「世界で活躍する日本人」の中で唯一のプロレスラーとして掲載されたこともある(ちなみに鈴木の上に掲載されていた日本人は葛飾北斎だった)。 」との記述があります。

すげぇ・・。

浩子はアゲマン。

以上。こんな感じで尻切れのまま放っておきました。

<追伸>
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プロレスラーが嫌がるようなマッチメイクに期待

最近というか、K-1やPRIDE以降に格闘技ファンになった人に多いのが、格闘技とプロレスに線引きするタイプ。

でも私は、古参ファンのつもりで言うのではありませんが、そこに“戦い”があれば格闘技もプロレスも関係ありません。シナリオのない格闘技の試合であっても、どちらが勝っても良いような消化試合なんて観る価値はないし、逆に結末があらかじめ決められたプロレスの試合でも、その中に選手の露骨な感情やリアリティ溢れる攻防を見ることができれば、それは格闘技以上の緊張感を醸し出します。

とは言え、近頃のプロレスに緊張感を求めるのは無理な感じですけど、そんな中でちょっと注目に値しそうなのが、12日にIGFで久々にプロレスマッチを行った藤井克久です。KO勝利を収めた藤井はこんなコメントを残しました。

ちょっと……。久しぶりにプロレスのリングにきて、自分の動きに精彩がなく、イラつきました。自分の中にはブッ倒したい相手がいるんで、1人ずついきたいです。

藤井軍鶏時がいつの間に藤井克久に戻ったのかすらわからないほどここ数年の藤井の動向を知らない私ですので、勝手な憶測で物を言いますが、藤井が元師匠の小川に何らかのリアルな恨みを抱いているならば、今後の展開に少しくらいは期待してもいいのかな?なんて思ってます。

あと、逆に期待できなくなったのがタカ・クノウ。いつになっても個性を発揮できないようです。柔道をベースとした格闘技的な強さを兼ね備えた選手との触れ込みだったはずですが、それならその格闘技的な強さを発揮してもらわないと何の価値もない選手になってしまいます。

今回は出場しませんでしたが、小原も期待はずれ。新日-誠心会館の抗争で斉藤彰敏とやったようなドロドロした試合を期待してるんですが、どうやら嫌なことはやりたくないのでしょう。

嫌なことをやらないでファイトマネーを稼ぐのでは、我々一般人以下ですよ。サラリーマンだって自営業の人だって、みんな嫌なことを我慢して、金のために仕事してるんですから。

そんな調子の良いプロレスラーたちに対してもどかしさを感じているのはファンだけではありません。アントニオ猪木もレスラーたちが嫌がるようなマッチメイクを仕掛けようとしています(発言から読み取れますよね)。

しかし、それがなかなか実現しないのは、昔と違ってプロレスラーの選択肢が多いからでしょう。嫌な試合、きつい相手との試合をするくらいならば、他団体に行ってしまおう。そんな面白みのないレスラーも少なくないんじゃないですか?

いつまでも橋本vs小川が“神試合”と呼ばれているようでは困ります。

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Uの灯火 消えんとして光を増す

5be9892c.jpg昨日のパンクラスで行われた試合で、元UWFインターの金原弘光がパンクラスミドル級王者の竹内出に判定負けしました。

試合内容に特筆すべきところは何もなかったようです。

金原は有効的な打撃もサブミッションも決めることができず、勝った竹内にしても抑え込んだだけの塩試合。この写真の両者の表情がそれを如実に物語っているでしょう。

竹内という王者の存在価値が問われるんじゃないでしょうか?勝てばそれで良いのかと。プロとしてそれで良いのかと。私の目にはアマチュアの延長にしか見えません。

しかし、格闘技戦ができる数少ないプロレスラーの一人である金原が、そんな塩選手に封じられたことも事実。私のようなプロレスに思い入れがある人間にとっては、金原のような下積みを経験したレスラーが、竹内のような町道場の格闘家に負けることがとても偲びないのです。

勝てば官軍の単なる格闘家を、プロレスラーが下す。そんな試合が私は見たいです。

その観点から見ると、DEEPミドル級トーナメントに出場し、決勝大会に勝ち残っている松井大二郎はビッグチャンス。白井祐矢(柔道、サンボ)に福田力(レスリング)、中西裕一(柔道、修斗)ら町道場の格闘家らに囲まれた中で、どれほどの存在感を示すことができるのか?

PRIDE時代の松井は、高田道場所属の恩恵で、勝てなくてもしょぱくても試合を与えられ、ファンの支持を得ることができませんでしたが、今度のDEEPミドル級トーナメント決勝大会で自分の殻を破るような戦いを見せることができれば、U系のプロレスラーとして、存在価値が一気に上がることは間違いないでしょう。

もし、という2つの条件があればの話です。

もし松井が晴れてDEEPミドル級王者になったなら。

そして、もし、『DREAM2』においてミドル級GP一回戦が7試合のみ行われ、セカンドステージに推薦枠が設けられるならば。

是非とも松井大二郎をエントリーしてほしいと思います。

そして、今のところ焦点が何ら見えてこない『DREAM』ミドル級GPに、UWFvs格闘家という図式を鮮明に打ち出してほしい。

灯火消えんとして光を増す。勝手ながら、まだまだU系のプロレスラーに期待させてもらいます。

本来はプロレスラーが果たすべきこと

とりあえず昨夜の内に、『戦極』を録画したDVDを借りたわけ。

そんでもって実家のDVDレコーダーで観ることにいたしました〜(自宅には液晶テレビはおろか、DVDデッキすらないんだよね〜。アハハ)。

いざDVDをデッキに挿〜入〜!

ところがところが、DVDを挿入しても「読み込んでおります」のメッセージが出たままフリ〜〜〜ズ。痺れを切らしてコンセントを抜いて〜、再起動しようとしたら〜、起動途中でフリ〜〜〜ズ。

・・・・・。

ま、そんなわけで今朝になっても『戦極』を観れてないってこと。そんでうなされて朝早く目が覚めて、朝風呂にでも入ってやるかってことで、週アス読みながら入浴してみちゃいましたっ!そこんとこヨロシクッ!みたいな感じなわけ。

で〜も、みんなコメント欄に結果や感想まで書き込んでくれちゃって、ありがた迷惑?ぃゃぃゃ、そんなことな〜い、みたいな。自分一人だけ取り残された感じ?

1cadeee9.jpgそう言えば昨夜、近所のスーパーでこんな風景をスナップしてたんだっけ。

たった一つだけ売れ残った「さつまいもの天ぷら」です!土曜日のタマネギを思い出して、思わず「uiahhh,uiahhh」とか口ずさみながら携帯で写しちゃったんだけど〜、まるで『戦極』を観れていない今の自分の姿を暗示していた〜〜〜?勘弁してよ!

もういいやって感じでスポナビにも目を通してしまいましたとさ!

も〜、ジョシュがカ・ン・ペ・キにやってくれちゃったんじゃない!でも、それって本当は、プロレスラーが吉田に対してやるべきことなんじゃないの?ま、いいか!吉田が負けたんだから。

DVDは観れてないけど、な〜んかスッキリ!なweb新でした。

東京マラソンの"関門乱闘"を空想する

芸能人も多数参加した東京マラソン。カンニング竹山や猫ひろし、勝又、ジャガーの夫、日テレのアナウンサーらがゴールする度に徳光が涙。

そんなに感動的ですか?

義足の人が頑張ってる姿には素直に声援を送りたくなりますが、なんで健常者が5時間6時間もかけて完走して涙してるのよ?

そんな安っぽいヒューマンドラマのような風景よりも、私が面白いと思ったのは、コース途中に設けられた関門を制限時間内に通過できるかどうかの瀬戸際の様子。例えば最終第8関門の豊洲駅前を6時間24分以内に通過できないと、バスに乗せられて強制送還されてしまうのです。

数秒遅いだけで通過できなった人の不満そうな顔ったら。不満ならばもっと速く走れば良いじゃないかと思うんですが、私は高みの見物をしながらこんなことを空想してしまいました。

制限時間が過ぎたため、失格したランナーに向かって両手を広げてコースを遮る係員。その係員に対し、そこ退けそこ退けと詰め寄るランナー。仕舞いには乱闘が始まるが、相手の目やアゴなどの急所は殴らない。まさにお互いのプライドがルール。相手が前傾姿勢になったところで2〜3秒の間を置き、小刻みに助走をつけて鳩尾にトーキック。倒れた相手の背中にオーバーアクションのストンピング。バウンドする受け手。

これが東京マラソン名物の"関門乱闘"だ!!!みたいな。早過ぎる春の風物詩としていかがでしょうか?

え?あり得ないって?まぁ、そりゃそうですね。お互い見ず知らずの人間同士が殴り合いなんてしたら大変な惨劇になってしまいます。

高度にディフォルメされた戦いは、プライドと確固たる格闘技の下地を持つ男たちだからこそ演じることが出来るわけですから。

素人が関門を通過したいがためにやれるような芸当じゃございません。それだけはハッキリ言わさせてもらうわ。

え?自分で空想しといて誰に向かって断言してるんだ?ってか。

それはですね、お笑いやアイドルの引き立て役程度の存在感しか示せない、昨今のダメレスラーに対しての台詞ですよっ!

わけわかめ?ぃゃはは。芋洗坂係長に免じて許してやってつかぁさい。

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小路晃はプロレスに転向したいのか?

0de378d0.jpgMMAで勝てなくなった格闘家がプロレスに入り込む余地を模索している図(?)です。

小路もイズマイウに勝ったあたりで転向したのならば許せますが、今となってはお呼びじゃありません。どうせプロレスをやったとしても、日本兵のコスチュームを身にまとってコミカルにリング上を駆け回る姿くらいしか思い浮かびません。

リアルな遺恨が残るくらいの激しい試合を小原あたりとやってくれるならば、見てみたいとは思います。

小路選手、どうでしょうか?「小路は格闘技よりプロレスの方が凄い試合をするなぁ」と昭和のプロレスファンを納得させられる自信がおありならば、ぜひプロレスに転向してみてください。

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web新の格闘ウィークエンダー 全日本プロレス×夏目ナナ

K−1WGPシリーズがハンガリーからスタート
2008年のK−1ワールドGPシリーズの第1弾となる大会が、ハンガリーの首都ブタペストで開催されました。

この大会のメインは、ヨーロッパGP出場権を賭けたワンマッチ6試合。ビヨン・ブレギー、アティラ・カラチ、エロール・ジマーマン、フレディ・ケマイヨ、カタリン・モロサヌ、ザビット・サメドフらが勝利しましたが、6試合中4試合がKO決着。ぜひ日本でTV放映して欲しかったですね。

で、この6人にポール・スロウィンスキーほか1名の推薦選手を加えた8名でヨーロッパGP決勝トーナメントが行われ、その優勝者が9月に韓国で行われるGP開幕戦に出場します。

サメドフはヘビー級としては小兵ながら、確実に勝ちあがって来てますが、ヘビー級に対応すべく、下手に体を大きくして失敗するのではないかと心配です。できることならばライトヘビー級を早急に創設し、そこで輝いてほしいと思います。

また、世界中で私一人だけだと思いますが、フレディ・ケマイヨの名前を聞くと、SEAMOの『マタアイマショウ』がどうしても頭に浮かんできてしまいます。


バローニが欠場、五味の相手はラドウィック
『DREAM』の豪華な陣容と比較すると、余計に地味な印象を受ける『戦極』。バローニの欠場も悪印象。表向きは負傷欠場となってますが真相は?果たしてバローニとはどのような契約を経て、菊田戦を発表していたのでしょうか?

菊田の試合自体も流れてしまい、かなりのトーンダウンとなりましたが、それを払拭するかのように発表された五味の対戦相手はラドウィック。正直、イマイチ。藤田の参戦も、どうせ名もない外人選手が相手なのだろうと思うと全く萌えません。


船木のオリバー顔
グッズの"閉店セール"が行われているHERO'S公式サイトですが、この船木の顔はオリバー君みたいじゃないですか?


前田日明、HERO'Sスーパーバイザー解任
『DREAM』にとっては前田の色も高田の色も不要と言うことでしょう。

そして今般前田が立ち上げることになった『THE OUTSIDER』ですが、単なる喧嘩自慢の殴り合いで終わるのではなく、前田がガンガン試合の合間に介入し、若き荒くれどもを力づくで矯正していくようなシーンが見れることを期待してます。

スポナビの記事の中に「日本のテレビで活躍することが良しとされない容姿の選手たちは、UFCなどの海外イベントへ出場できるよう整備を進めていく。」という記述がありましたが、妙にリアル。相当なワルが用意されているのでしょう。個人的に、甲州川崎選手を思い出してしまいました。


夏目ナナ×全日本プロレス
タレントの夏目ナナさん総合プロデュースによる全日本プロレス×PLAYBOY CHANNEL異業種コラボレーション興行「PLAYBOY CHANNEL NIGHT 2008」が15日、東京・歌舞伎町の新宿FACEで開催された。スポナビより)

試合形式はタッグマッチのトーナメント。各タッグチームにAVアイドル1人がマネージャーとして付いて、勝ったチームが負けた方のアイドルを貰ってしまえるというルール。

試合の方は、どうせ明るく楽しく軽薄なものでしかないのでしょうからスルーしてぇー、web新のAVアイドルチェーーーック!!って言うか、ただのアフィリエーイトッ!!(略)

一流格闘家に課せられたプロレスマッチの追試験

『DREAM1』開催の報に湧く日本の格闘技界ですが、その裏で格闘技ファンとしても注目すべきプロレスの試合が行われようとしています。

小川直也vsジョシュ・バーネット

私はこのカードを、一流の格闘家同士のプロレスマッチとして見ています。

小川を一流の格闘家とする見方には異論を挟みたい方もおられるでしょうが、PRIDEを中心とした総合格闘技戦の戦績に、柔道時代の実績を加味すれば、一流と呼んでも過言ではないでしょう。

では、一流の格闘家同士のプロレスマッチだからどうなのでしょうか?

私は予てから格闘家のプロレスマッチの稚拙さ、熱の無さ、つまらなさについてはブログで、と言うか『K−1心中』がブログ化する以前から言及してきました。

その発端は、第1回猪木ボンバイエの観戦だったかなと記憶しております。第1回猪木ボンバイエは、2000年12月に大阪ドームで行われたプロレスの興行でしたが、私は新婚旅行第2弾の一環としてライブ観戦しまして、あまりのデキの悪さに呆れ果てたものでした。

この大会は、<一流の格闘家によるプロレスの試合>がコンセプトに置かれていたわけですが、『別冊・プロレス昭和異人伝』でも書かれているように、出場した外国人格闘家らのプロレスに対する認識が余りにも軽薄で、単なる茶番に終始してしまいました。その認識は、バス・ルッテンのバカ殿、あるいはグッドリッジのいかにもな手加減パンチに集約されていたと言えるでしょう。また、日本人格闘家らの認識も大差はなかったようで、松井大二郎の明るい表情や、宇野薫がいかにも楽しそうにアクロバチックなムーブをしていたことも私の気に障りました。

猪木のネームバリューによって大会としては満員の客を集めることに成功しましたが、その大会コンセプトである<一流の格闘家によるプロレスの試合>は全く評価されることなく、以後、そのような形の試合が主流になることはありませんでした。

その第1回猪木ボンバイエから7年と数ヶ月の月日が経過した今月の16日(明日)に執り行われる小川vsバーネット戦。このカードは、一流の格闘家に課せられたプロレスマッチの追試験である。私はそのような目で見させてもらいます。

まさかこの両者がペッチンペッチンと軽薄な逆水平の応酬をするとは思えませんが、昭和のプロレスファンを唸らすような、格闘家としてのリアリティ溢れる姿をプロレスのリングで魅せつけて欲しいと願ってます。

極端な話、あの小川vs橋本戦のような展開になっても構わない。逆にそれくらいのカンフル剤を投与しない限り、明るく楽しく軽薄な平成プロレスに緊張感を取り戻すことは不可能かもしれません。

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金権巨人軍を倒せ!

ターザン山本氏がターザンカフェの中で、話題不足の日本プロ野球界に対して提言を行ってます。

大物新人の中田翔とパウエルの二重契約くらいしか話題がないプロ野球界には、もっと紙面を賑わすような話題作りが必須。例えば、金にモノを言わせて他球団の強力助っ人を引き抜いた巨人軍をヒールに仕立て上げ、その他の貧乏球団がいっせいに金権巨人軍を潰しにかかるというアングルはどうか?という内容です。

当該コラムの中でターザン氏も書いてますが、"球界の紳士たれ"という昔からの巨人軍の理念は形ばかりのものになってしまっているのが実情。他球団から獲得した髭ありの選手に対しては、「紳士は髭は剃れ」。でも戦力補強のために大金を積んで外国人選手を引き抜く。今の巨人軍はとんでもない上っ面紳士です。

マスコミもこの理不尽な巨人軍を叩くべき。そうすれば大衆もこのアングルに興味を示すはず。話題が豊富ならば紙面作りを楽になるだろう。

そして、フロントの強化方針と世論との狭間で苦悩する原監督。現役時代には好機で凡退する度に全国の巨人ファンから罵声を浴びせられた、あの原の苦しみが蘇れば、巨人ファンもアンチも大喜び。金持ち球団の監督として安穏としている姿は似合わない。

原は叩かれてナンボ。

高田と郷野

前田日明が格闘技ファンからすれば、錯覚を起こしているのかと勘違いするくらい、自己の経歴に自信満々なのは、実は、アントニオ猪木と同じくプロレスは闘いであり、その闘いを貫いてきた自分の経歴に心底自信を持っているからではないかと私は思っています。

これは『別冊・プロレス昭和偉人伝』の記事からの一部引用です。

自分がやってきたプロレスに対して誇りをもっているのが前田日明ならば、逆に誇りを持てなかったのが高田延彦じゃないでしょうか?

金子達仁なる、プロレスの面白さなど到底理解できそうにもないスポーツライターに懐柔されてプロレス暴露本を出す体たらくぶり。

暴露して吹っ切れたのか、現在では高田総統あるいは将軍として、芸人に負けず劣らずハッスルしていますが、一方ではPRIDEの゙統括本部長゙として、日本人総合格闘家の兄貴分的な姿を公の場で見せることが多く、私はその姿に非常に違和感を覚えます。

ヒクソン戦その他のPRIDEの試合結果を受けて、日本人格闘家らに嘲笑されていた高田が、今ではいかにも慕われてますよみたいな振る舞い。高田にビンタされながら媚びへつらう格闘家も含めて気色悪い。

そんな中で私が興味を持って見ていたのは高田と郷野の関わりです。

立ち上げ当初は、日本人格闘家のPRIDE査定試合の色合いが強かった武士道に出場した郷野の試合を解説(?)した高田。私は何とも言えない不可思議な気持ちでその中継を見ていました。未だに二人が直接接触した場面を見たことがありませんが、初期PRIDEでの高田vsカイル・ストゥージョン戦を笑い転げながら会場観戦したという郷野が、三崎のようにビンタされながらペコペコしたら笑えますけどね。

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金原が引退撤回宣言。そして・・・

kamiproの連載コラムから。

もうずいぶん前に「あと一試合で引退」と発表した元Uインターの金原ですが、引退すると宣言している人間と最後に戦ってくれる相手が見つからないという理由で引退を撤回するそうです。

たしかに相手にしてみたら、もし金原に負けてもリベンジする機会もないし、引退する人間に負けたなんて言われるしで、デメリットばかりです。

と言うわけで金原としては、次に組まれる試合の後に突然引退宣言するかもしれないし、あと5試合くらいやるかもしれないとのこと。「一試合一試合、これが最後のつもりでやろうと思ってるんだよ」という意気込みはすごく良いとは思うんですが、残念なのは次の段。

金原はプロレスにも色気を見せている始末。「ハッスルでアン・ジョー司令官の部下になれないかな〜」と結構マジメにアピールしてます。

私としてはやめてほしいです。“格闘技で勝てないからプロレスに転向”。この最低最悪な構図そのものじゃないですか?プロレスのステータスを著しく貶めますよ。

格闘技の試合で勝てなくなってプロレスに戻った、あるいは転向した選手と言うと、、、佐野、浜中、サップ、曙、人喰い、こんなところですか?

プロレスに転向するくらいなら、得意の打撃を生かしてK−1にでも出てもらった方が価値がありますよ。

ライトヘビー級戦として金原vs西島なんてどうでしょうか?

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小川は暴走するしか能がないのか?

暴走と言えばエヴァか小川かって感じですが、昨日行われたIGFの三つ巴戦でも小川が暴走したようです。

小川は暴走以外の手段で面白いプロレスをすることは出来ないのでしょうか?

そもそも小川は試合の中でまともなレスリングをやったことがあったのかと振り返って見ると、私の記憶の中には、オープンフィンガーグローブをはめた拳でパンチを振るう姿しか印象に残っていません。

前にも書きましたが、タッグマッチで長州と対戦した際にも、(プロレスにおいては)小手先の技であるジャブを繰り出して、長州とまったく組み合おうとはしませんでした。

小川はこのまま暴走するだけのプロレスラー人生を送るつもりなのでしょうか?

小川の暴走は確かに面白いことは面白いですが、そのような“飛び道具”ばかり使われても食傷気味になってしまいます。

もし、真面目にレスリングをやるつもりがないならば、いくらパンチを振るっても構わない格闘技の試合に専念した方が良いのではないかと私は思います。

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大晦日の追加カードを予想しているうちに・・・08年はUの正念場

大晦日のさらなる追加カードを予想してみました。楽しいこと、面白いこと好きな方はしばしお付き合いください。週に3回程度のジム通いで格闘家を気取れる玄人ファンのお目の高さには太刀打ちできませんので、そのような方はスルーしてくださいませ。

『Dynamite!!』では既報のカードの他に、所と武蔵、藤田、田村が出場予定選手としてアナウンスされています。

この4人を組み合わせてカードを組むことはまず無いでしょうから、それぞれに見合う相手を考えねばなりません(近所の世話好きかよw)。

まず、武蔵はK-1ルールでしょうから、100kg級のベスト8ファイターが候補に挙がるでしょう。武蔵vsバダ・ハリと見たっ!!!

所は体重的に誰が合いますか?金子賢と見たっ!!!って、んなわけない。願望丸出しですが、所vs五味と見たっ!!!五味が無理ならアンディ・オロゴンだっ!!!アンディとボビーはセットやからな。

藤田はラストPRIDEで負けた相手のジェフ・モンソンとリベンジ戦をやらせるのも面白いかもだが、多分また負けるだろう。私はモンソンを侮っていましたが、アブダビで2回優勝してるんですね(重量級の層の厚さがどれほどだかわかりませんが)。

と言うことで、藤田の相手はシュルトだっ!!!大晦日出場に色気は見せているが、総合ルールには難色を示すシュルト。主催者としてはK-1ルールで淡白な試合をされても困る。シュルトも藤田相手ならば総合ルールで受けるだろう。ってことで藤田vsシュルトォォォッ!!!

最後は赤パンか、、、。難しいっす。柴田?

それにしても秋山成勲vsUWFってアングルは、もう誰も口にしなくなりましたね。スーパーUWFとかどうなってしまったの?

でも、来年はUが来るよ。って言うか、Uが正念場だと思う。大連立によって三崎や長谷川秀彦のような軽重量級の実力者らと交わるようになれば、自然と実力測定の場に放り出されます。まさにプロレスラーvs町の格闘家という構図。すごい世の中になったものです。

と言うことで何の脈絡もないですが、田村vs藤本祐介の異種格闘技戦だっ!!!めちゃくちゃだよって?でも組まれたら見たいでしょ?って言うか、打撃のセンスはないが基礎体力はある藤本は総合に向いてるかも?

以上です。一試合でも面白いと感じてくれた方は投票お願いします。

『Dynamite!!』
<決定カード>
桜庭vs船木
魔裟斗vsチェ・ヨンス
KIDvsヤヒーラ
サップvsボビー
西島vsマヌーフ
宮田vsハンセン
ミノワマンvsズール
K-1甲子園

<予定選手>
所、武蔵、藤田、田村

<可能性がある選手>
永田、ジダ、大山、金、マネー次第で何でもやる無節操なK-1ファイター

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1a38f512.jpgやっぱり冬の海は良いものです。

ビーチレスリングや女子レスリングの合宿でおなじみの大洗にて。本日快晴なり。

続 船木がグラバカに出稽古という愚行

船木がグラバカに昔から通っていたとか、菊田と親交が深いとか、私はそのこと自体をどうこう言いたいのではありません。

プロレスラーが一般人と同じ過程(町道場で教えを乞う)を経て強くなる様を見るのが忍びないのです。

K-1やPRIDEができてからファンになった世代の方々には理解できないでしょうが、私にとってプロレスラーは特別な存在です。一般人が立ち入ることができない道場という特別な空間で常人離れしたトレーニングを行い、超人的な肉体を手に入れる。それが私のプロレスラー像です。

今となっては、一般的にプロレスラーは強さの象徴とは言われにくい存在になってしまいましたが、プロレスラーが元来弱いわけがないのです。

仕事帰りにジム通いしてプロデビューし、1,2試合こなした程度の人間にプロレスラーを馬鹿にする資格があるのか?と私は言いたい。己にプロレスラーになれるだけの素養があるのかと問いたい。

自信があるならば、どこかの大学のレスリング部へ出稽古に通い続けてみればいい。

変な方向に話が行ってしまいましたが、プロレスラーは我々一般人とはまったく違う道を辿って、とても追いつくことが出来ない領域にまで肉体を鍛え上げるような、そんな超人的な存在であって欲しいというのが私の願いです。

しかし、現在では常人並みの体力しかないレスラーも少なくありません。名門高校や大学のレスリング部で揉まれるような経験もないままにデビューするようなレスラーがほとんどでしょう。

そう言ば全日本時代の秋山準が嘆いていたことがありました。若手を大学のレスリング部の練習に連れて行こうとすると、若手はそれを断るそうです。やっつけられるのが恥ずかしいから。

そんな時代にプロレス幻想を持つことはナンセンスかもしれませんが、プロレスラーの中には、格闘技のジムで一般的に行われているようなトレーニングとは比較にならない厳しいアマレスの修練を積んだ末に入団する人間がいることも事実なのです。

と言うわけで毎度毎度まとまりませんが、グラバカジムで指導を受けるという、一般人と変わらぬ過程を経て船木が強くなったとしても何ら魅力を感じません、という話です。

船木はプロレスラーだから注目されているのだから。

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船木がグラバカに出稽古という愚行

幻想もへったくれもあったもんじゃない。

当ブログへのどなたかのコメントで以前から聞いてはいましたが、船木はグラバカに出稽古に行っているようです。その模様が、HERO'S公式サイトで紹介されました。

あくまで私の極めて個人的な見解ですが、船木のこんな姿を見たくなかった。

だって、グラバカって言ったらプロレスを馬鹿にする発言をした格闘家(菊田、郷野)が集まっているグループじゃないですか。いくら菊田の指導力に定評があるとは言え、その軍門に下る形での出稽古と言うのは、船木の過去の経歴を台無しにするくらいの愚行ですよ。

プロレスラーがスパーリングで町道場の格闘家に一本取られるとか指導を受けるなんて話は、昔だったら絶対に表に出さなかったことですよ。たしかリングス時代の田村が雑誌のインタビューで、出稽古ではサンボ(牛丼屋じゃないですょ)の軽量級の選手に一本取られることもある、みたいな発言をした時は強い衝撃を受けた記憶がありますが。

私の中での船木幻想は完全に消えました。ウェイトマシーンでもくもくとトレーニングしている姿を見せてくれているだけで良かったのに。

これだけイメージを悪化させても、それに見合うだけの成果が上がるんでしょうか?

こうなったら、大晦日は桜庭に完勝してもらうしかありません。生気の無いキョトンとした平常心顔で近付く船木にローシングルを決め、あっさりテイクダウン。淡々とポジションを決めて、バッコンバッコン顔を殴ってから腕十時を決めてほしい。

グラバカ出稽古が無駄な労力に終わってくれますように。

船木の復帰戦=現役最後の試合になりますように。

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心のかたち プロレスラーのかたち

山下茜ちゃん、彩菜ちゃん姉妹の父清さん(43)は事件後、市内の病院に手当たり次第に電話をかけるなど、3人の行方を捜し続けていた。しかし川崎容疑者が3人殺害を認めたことで、希望は身内の手でかき消されてしまった。毎日.jpより)

これまでの報道を見ていると、父親を犯人と決め付けているかのような取材加熱ぶりでしたが、容疑者が断定された途端、今度は父親を悲劇の主人公扱いですか?

どこかのアイドルがブログに父親犯人説を書いたことで一年間の芸能活動禁止処分を受けたようですが、あのような偏向報道を毎日見せられたら誰だって父親を疑いますよ。

それにしても一年間の活動禁止処分は厳し過ぎると思う方は人気blogランキングに投票お願いします♪



0de378d0.jpg今更ながらにハッスルマニア。当ブログの常連さんらとは女性の好みに大きな隔たりがあるようなので(笑)書きにくい気もしますが、私は小池栄子の顔は好きじゃないです。

でも、ハッスルで妖精を演じている彼女の顔はとても美しく感じました。スポナビで画像を見たときは自分の目を疑いましたもん。

あと感心するのは、オブジョイトイもそうですが、“綱渡りしながら演技をするような”と形容しても過言ではないプロレスの舞台でよくもあそこまで堂々と演技できるなぁということ。あそこまで堂々とされたのでは、ハッスルがプロレスかどうかはさて置き、その舞台においてはプロレスラーの存在価値がますます薄らいでいくのではないかと思いました。

例えば、かつては元Vリーガーとして鳴り物入りで新日本プロレスに入団した経歴がある長尾浩志がハッスルにおいてはジャイアント・バボに扮してますが、彼が主人公になることはありません。

プロレスラーが所在無さ気に芸能人らの傍らに立っている姿を見る度に胸が痛むのは余計なお世話なのでしょうか?

ハッスルは今年の大晦日のTV放映により、一気に世に知られることになるでしょうが、プロレスラーが芸能人らに負けない存在感を醸し出すことは出来るでしょうか?と言うか、それはご法度なのでしょうか?

芸能人の引き立て役でしかないという役回りも、プロレスラーの在り方の一つなのでしょうか?

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プロ格と社会性

しばらく前の話ですが、球団から解雇されたプロ野球選手を対象とした12球団合同トライアウトの会場に、人材発掘目的か?スタンドプレーか?、谷川EPが元ロッテ・立川を伴って姿を現しました。

立川にしてみればこの視察は、非常に肩身が狭い時間を過ごすことになったんじゃないでしょうか?実際に、立川は「グラウンドに下りて視察することはしなかった」と語ってます。

やはり、プロ野球と新興格闘技K−1とのステータスの違い、あるいは立川自身が置かれた身分を考えると、プロ野球に関わる場所へ顔出しするのは気が引けるのでしょう。

また、谷川EP一行の他にもトライアウトに目を光らせていたプロ格関係者がいました。「ハッスル」のTAJIRIですが、トライアウト会場での肩身の狭さは谷川一行の比ではなかったと思われます。WWEで活躍した経歴があるとは言え、そこにおいては「あんた誰?」の世界だったはず。

WWEの日本人選手と言えば、もう十何年も前の、あるエピソードを思い出さざるを得ません。ビートたけしがテレビ番組で、当時WWEで活躍していたショー・フナキらに対して辛辣なコメントをしたのです。

具体的には、番組にゲスト出演した小川直也に対して「なんだかわけのわからない人たちがチマチマとアメリカでプロレスやってるけど、あんたなんかがあっちでやれば大ブレイクするんじゃないの?」みたいなコメントをしたのです。

たけしがアメリカのプロレス事情を少しでも知っていたこと、そして思いもかけないタイミングでの歯に衣着せない物言いが私にとっては大きなインパクトでした。「寝たきり老人のほふく前進で約1時間の距離」みたいな毒舌とはわけが違いますから。

しかし、たけしのその感覚は何も特別なものではないでしょう。世間様の視点から見れば、その背景に社会体育(あるいはオリンピック)というベースがあるかないかで評価が大きく違ってくるのは致し方ないことです。

プロ格闘技にとってもそこのところは非常に重要です。

総合格闘技の分野においては、レスリング協会の福田会長と言う社会体育の権化のような人が先頭に立って活動をしているので先行きは明るいかもしれません。

一方、K-1においても過去に協会・コミッション設立の構想がありましたが、どうなってしまったのでしょうか?このままでは“茶番のK-1”という悪い印象が増長するだけです。一日も早く、構想を具現化する動きを見せて欲しいものです。

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安田忠夫が自殺未遂

IGFに参戦中の安田忠夫が自殺未遂で病院に運ばれたが、命に別状は無いとのニュース。

現時点ではまだ報道されていませんが、『ブラックアイ2』の事実確認記事に、この事件に関して後藤達俊が自身のブログに書き込んだコメントが転載してありました。

 自殺未遂は、事実のようです。
 しかし、命には、別状が無いそうです。
 良かったです。
 要塞は、明日の日刊スポーツに載るようです。
 ご確認して下さい。

 mr-bd 2007-10-05 23:10:19


いきなり余談になりますが、後藤達俊がブログでファンに丁寧な対応をしていることに驚き。どこかのK-1ファイターに見せてあげたいですね。「詳細は」が「要塞は」に誤字ってますが、ブス金沢先生みたい。先生がくださるコメントは、私が誤字脱字を訂正してから公開することがしばしばでございます。あんまり訂正し過ぎると味がなくなるのでほどほどにしてますが(笑)

しかし、なんでまた自殺・・・?ギャンブル狂の安田。単なる借金苦だとしたら悲しいですけど。

IGFでの無気力ファイトも“リアル”だったのでしょうか?

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昭和のプロレス

PRIDE運営会社が突如解散、社員は全員解雇とのこと。

郷野をUFCに斡旋したり、大会開催の気配も無い最近の動向からして今更驚くようなことではないと思いますが、この解散によって、これまで契約に縛られていた元PRIDEの選手が自由に動けるようになるのかしら?

UFCが触手を伸ばす日本人選手の基準って意味不明なところもあるし、日本国内で試合をしたい選手も少なく無いだろうから、HERO'Sにとっては大チャンスなのでは?

契約の問題で先送りされていた五味のHERO'S登場も、これで一気に前進するんじゃないでしょうか?今後の動向から目が離せなくなりました。

さて、唐突ですが、今回はサイトをリニューアルしたプロ格ブログ『別冊・プロレス昭和異人伝』の紹介です。

ちょっと待ってください。『K-1心中』を読んでくださっている方々の中には、プロレスと聞いただけで顔をしかめるような人も少なくないでしょうが、プロレスとはプロのレスリングなんです。我々格闘技ファンが好んで見る総合格闘技に必須の技術がぎっしり詰まったレスリングという格闘技がベースになっているものなんです。

ただ、現在はあまりにもそのベースを疎かにした選手が蔓延ってしまっているだけで・・・

いつからプロレスはそんな風になってしまったのでしょうか?

電流爆破したり、コーナーポストから空中何回転もしたり、蛍光灯で血まみれになったり、芸能人が試合をしたり、、、。そんなことが一切なかった昭和のプロレスだって、私たちは毎週決まった時間にテレビの前で、わくわくしながらプロレス中継の開始を待ったものでした。プロフェッショナルなレスリングを楽しんでいたのです。

私にはプロレスについてあれこれ語るような知識もないですし、考察する頭もありません(じゃ、何かい?プロレスは語れなくても格闘技は語れるのかい?、、、なんて突っ込まれそうですが、そこは大目に見てください)。

しかし、格闘技人気に押されっぱなしのプロレスが進むべき道は、デスマッチでもなく、演劇化でもなく、総合格闘家では見せることができないような高度なレスリング技術の応酬を披露することじゃないでしょうか?

ただ、それには我々ファンの意識改革も重要です。例えば、長州と小川直也がタッグマッチで対戦した試合。小川のジャブが面白いように長州の顔面を捉え、組み付くことができない長州。これをもってして「長州は弱い」となってしまうのが、現代の風潮じゃないでしょうか?

勝てば官軍の格闘技の試合だったら、パンチだけで勝ってしまうのも良いでしょう。しかし、前述のように高度なレスリング技術の応酬をするならば、パンチなんていう(プロレスにおいては)小手先の技で逃げるのではなく、相手とがっぷり組み合うべきでしょう。

私のような昭和の時代からのプロレスファンでも見落としてきたプロレスの重要な要素、本来の姿を再認識させてくれるのが『別冊・プロレス昭和異人伝』です。

質問マンさんあたりはいかにもアレルギー反応を示しそうですが、異人伝管理者のshingol様は質問マンさんと同じ関西人ですから、その誼みで一度ご覧になってみてください。

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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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