いま思い出しても恥ずかしいというか、自分の頭の回らなさに辟易するエピソードを、ふと思い出した。

もう20年近く前の話。某ミニサーキットを貸切って走行会を開いた時、そこのオーナーがハチロクに乗って颯爽と現れた。車窓を開けて私に向かってにっこり微笑むオーナー。私は駆け寄って「こんにちは。いつも雑誌で見てます」と挨拶。

それで終わり。

オーナーは、デモ走行をしてくれるつもりで、わざわざハチロクに乗って現れた。普通はそれくらい理解できる。でも、その時の私の頭は回らなかった。

そのまま帰してしまったのだ。

オーナーもバツ悪かったろうな。ラブレター渡そうと思っていた相手に痴漢冤罪をかけられたお坊ちゃんみたいに。

私はそんな人間なんです。だから、「なんなんだこいつ?」と思うようなことがあっても、悪意ではないので、怒らないでくださいね。