元ボクシング世界王者相手にローキック一辺倒でKO勝利した魔裟斗がリング上で言い放ったマイク。

「これがK-1です!」

いやはは(苦笑)。今でも私は月一くらいのペースで思い出しては苦笑いしてますよ。

元ボクシング世界王者という肩書だけを見れば燦然とした印象を受けますけれども、格闘家としてはパンチしか打てないただのロートル選手でしかありません。

そんな相手に安全圏内から一歩も出ないで飛び道具だけで勝ってしまって、それがK-1だと声高らかに宣言するんだから、これは苦笑いせずに何を苦笑いすれば良いの?って話。

ボクシングとK-1とのリンクはとてもエキサイティング。

最近ではバダ・ハリがボクシングに転向するというニュースで騒然とさせられたし、実は他に何人ものK-1ファイターがプロボクシングの試合に出場していたりする。

セフォーがリング外に吹っ飛ばされた試合や、バンナがドン・キングに見切りを付けられた話は有名だが、ガオグライ・ゲーンノラシンがボクシングで唯一挙げた白星の相手が吉野弘幸だったりする(吉野も一度だけK-1出場経験あり)。

この辺りの情報は、悪名高いヴィル氏が得意とする分野なので、彼のサイトを参照願いたい(あえてリンクを貼らないw)。

ヴィル氏や私がK-1ファイターのボクシングマッチに強い関心を示すのはなぜか?

それは、勝っても負けてもどうでも良いK-1に辟易してるからだと思う。

昨年、一昨日のK-1を振り返ってみなよ。外敵のアリスターが不在だったら目も当てられない大会だったのは間違いないだろう。

息の合ったキックボクサー同士のローキックの応酬を2時間見せ続けられる地獄。ローキックで地獄を味わうのは魔裟斗と対戦するロートルボクサーだけじゃないんですね(笑)

とにかくK-1には緊張感が足りない。

話は思い切り脱線するが、緊張感と言えば紅白歌合戦のステージ。

自分のファン層のみならず日本全国の視聴者に生で見られているという緊張感を乗り越えたミュージシャンやアイドルたちの素晴らしいステージ。私は紅白以上のエンターテイメントは世界中のどこを探しても見当たらないと断言します(生け捕りにした宇宙人やフライングヒューマノイド等の見世物があったら負けるけど)。

もう10月半ばですからね、そろそろ紅白の話題がメディアで取り上げられ始めるでしょう。既に暴力団と関わりがある歌手は出場させないと主催者が宣言したりもしています。

そんな時期ですから、私も紅白関連のエントリーを書いてみようかな。

昨年の紅白も面白かったなぁ。AKB尽くしを嫌った人も少なくないとは思いますが、AKB絡みだけでも見所がいくつかありましたよ。例えばアニソンの女王を打ち負かした前田敦子の地力とか。常に勝ち負けや順位を意識している前田の強さ、怖さを私は痛感しましたね。

今年の出場者が発表される頃に昨年の紅白を振り返ってみようと思いますので、皆様是非お読み下さい。





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