鈴木あきえのガツガツした感じが嫌いなweb新です。

ボクシングの亀田プロモーションが、戦いの場を失ったK-1ファイターをボクシングに転向させ、将来的には世界ヘビー級王者を育成するという仰天プランを明かした!その第一弾が、ボビー・オロゴンの弟、アンディ・オロゴンのプロボクシングデビューだ。

アンディのデビュー戦は8月31日の亀田興毅V2戦の前座(いきなり6回戦とは土屋ジョーばりだな)として行われる。これは非常に楽しみ!

誰がアンディの対戦相手なのか知らないが、ボクシング側からすれば6回戦ボクサーがK-1ファイター如きに負けられないといきり立つのは当然。絶対に負けられない戦いとなるわけだ。

それはアンディ陣営も同じ。「10階級制覇を目指す」は冗談にしても、日本タイトルの奪取は最々低限のノルマだと考えているのだろうから、デビュー戦でこけるわけにはいかない。

これぞまさに他流試合だ。緊張感があるから誰もが見たくなる。K-1やDREAM等の日本格闘技界が多くのファンを取り込むために用いた手法を、日本格闘技界の衰退と同時にプロボクシングが用いることになったとは皮肉なものだ。

問題はアンディに続くK-1ファイターがいるかどうか。

京太郎や自演乙はプロレスをやってる場合じゃないぞ(プロレスを卑下してる訳ではありません。適性の問題です)!K-1の大会開催数が激減し、試合の機会を失っているK-1ファイターたちがボクシングに転向しない手はないと思うが、いかがだろうか?特に京太郎は、ヘビー級世界王者を育成することを目標に掲げる亀田プロモーションにとっても欲しい人材のはず。

K-1とボクシングは、蹴りの有無とかラウンド数などルールの違いは当然あるが、リングの中で相手と殴り合いをするという大きな共通項がある。K-1は出来てもボクシングは出来ないなんて言い訳は、カポエラかテコンドーの選手でもなければ通用しない。K-1は“ボクシングキック”と揶揄される程にパンチ偏重の選手が多かったしな。

それに、今となってはK-1よりボクシングの方が地上波テレビで試合を流してもらえる可能性が高い。特に亀田プロモーションと言えばTBSの中継が付き物。今回のアンディの試合だってテレビで流れる可能性が高いはずだ。

さぁ、どうですか、30歳以下のK-1ファイターの皆さん。K-1は出来てもボクシングは出来ない理由なんてないでしょ?

ただ、現状ではK-1とボクシングを行き来しながら試合をすることが不可能(日本ボクシングコミッション=JBCにライセンスを奪われてしまうから)だから、若手K-1ファイターが暫くボクシングに専念し、一定の成果を挙げてからK-1に戻ってくる形が好ましい。新規のファンや知名度、社会的地位などを獲得し、それをK-1にフィードバックして欲しい。

そのような展望があれば所属ジムの会長さんだって快く送り出してくれるはずだって。

さぁ、アンディの次に飛び出す勇者は現れるか!?

いっそのことバダ・ハリにボクシングの世界王者を目指してもらいたい。マット・スケルトンが世界王座に挑戦するまでに頑張れたのだ。ハリに出来ない訳はない!!!

ボクシングの権威をチロチロと利用するのはもうお終い。真正面から巨大な壁にぶつかって欲しい。

ショウタイムなんて目先の小さな利益に過ぎない。大きな夢をK-1ファンに与えて欲しい。





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