7月16日のDREAMで桜井マッハvs.ザロムスキーが行われることが発表された。

このカードは、09年7月に行われたウェルター級GP準決勝でKO負けしたマッハにとってのリベンジ戦となる。

2年越しの雪辱なるかが注目されるところだが、私はマッハが桜庭に対戦表明したことの方に興味を惹かれた。

格闘技の世界だけで名前が通っている程度の選手が桜庭の名前を出すと「コイツ美味しいところだけ獲ろうとしやがって」と気分が悪くなるが、マッハは別格。

「同じ桜って付くのは運命。同じ時代を戦ってきた先駆者同士、今年の大みそかに戦ってみたい」とはマッハの弁だが、"同じ時代を戦ってきた"というところがポイント。

マッハは格闘技が盛況な時代にこの世界に入ってきた選手ではない。格闘技で飯が食えるなんて考えられなかった時代に、金沢勝美氏の経営するスナックブスで寝泊まりしながらトレーニングを重ねてプロの世界に飛び込んできたピュアな格闘家なのだ。

バーリトゥードの荒波に揉まれる修斗を牽引してきた功績も大きく、私はマッハが桜庭戦を要求することは至極当然のことだと思う。

また、ここ数年の桜庭の試合が物足りなく、もう“負けてもあまり痛くない”相手との試合は観たくない。

桜庭和志vs.桜井“マッハ”速人が実現して欲しい。




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