中尾明慶という俳優は知っている。体を鍛え上げている小柄な青年で、『ROOKIES』にも出演していた。

正直、私は彼が好きではなかった。いかにも善人風のツラしやがって的な、勝手な思い込みにより。

しかし、それはとんでもない間違いだったことが判明した。

MMAアイアンマンの記事で知ったのだが、Dynamite!!がこの中尾に出場をオファーをしたらしく、それを受けての感想を本人がブログに書き綴ったのである。


中尾明慶オフィシャルブログ『一笑』 Dynamite!!


確かに憧れはあるけど。

やるなら、ちゃんと練習して勝たなきゃ意味がないでしょ。

勝つには、時間が50万年くらいいるね。


(一部抜粋)


これを読んで私は感動した。中尾は本物の男だよ。本物の格闘技ファンだよ。格闘技へのリスペクトがぎっしり詰まってる言葉だよ!「一年間みっちり…」なんて書いてたら、張り倒してやるところだったけどな。

人気俳優がこれだけピュアな言葉で格闘技を語ってるのに、世の格ヲタ・Kヲタは何だ!?知った風な口ばかりききやがって。もっと素直に格闘技と向き合えよ。無知で何の経験もないことは恥ずかしいことじゃないんだから。コンプレックスだと感じるから性格が歪むんだよ。この馬鹿野郎どもが‼


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天田ヒロミや高瀬大樹らの出場によって格闘技ファンの注目を集めたBoxFightだが、旗揚げ第2戦目は知名度の高い格闘家の参戦が皆無だったせいもあり、12月上旬に人知れず開催された。

そして第3戦では、新たな試みとして65kg以下級の8人制ワンデートーナメントが行われることになった。

以下、BoxFight公式サイトより。


…ボクシングスタイル格闘技では日本国内初となる、8人で行う「1DAYトーナメント」を行う。「3分3R制」では、決勝戦まで勝ち上がっていく選手は合計9R(延長Rも加算される)もの試合を行うことになり、長時間のパンチ被弾が続き脳へのダメージが懸念される。そのため、今回のトーナメントでは、1回戦「1Rマッチ」、準決勝「2Rマッチ」、決勝戦「3Rマッチ」と変則スタイルトーナメント(延長は1分)で行い、選手の安全面を考慮する。


私的には賛成です。

1回戦・・・3分1R
準決勝・・・3分2R
決勝戦・・・3分3R

1回戦は1本勝負ゆえ、新空手のような絶え間ない攻防が楽しめそう。延長なしのマスト判定を試みるのも一興じゃないかしら?

ワンデートーナメントの過酷さは、先日行われたK-1GPの結果を見てのとおり。初戦に勝利しながらも、準決勝の時点で戦闘不能状態に陥る選手もいるわけですから、選手の肉体的な負担をなるべく軽減しようとするBoxFightの変則ラウンド数システム導入は評価すべき。

システムが整えば、あとはエントリーする選手の顔ぶれ。我々格闘技ファンにも楽しめるように工夫していただきたい。名前も聞いたことがないような小男の小競り合いなんて誰も観たくないわけだから。

主催者としては、勝手に魔裟斗2世を名乗らせている川中清史にスポットを当てることが第一の目的でトーナメントを行うのでしょうが、彼は旗揚げ戦でTKO負け、第2戦では水戸の無名選手に延長の末にかろうじて判定勝ちした程度なのだから、ここはカンフル剤として格闘技側から知名度の高い選手を1回戦の相手として持ってくるくらいしないと輝けないだろう。

たしかに魔裟斗云々を口にするだけの素質とスタア性は持っている川中なのだから、上手く売り出して欲しいと思う。




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