<○ザンビ(KO)自演乙×>
やっぱりなという感想を抱いた方が多かったと思いますが、第2ラウンドまで距離を取って打ち合わないスタイルを貫いた自演乙を評価。玉砕の先に進んだ訳だ。

最後はポイント差を挽回するには打ち合い以外に道はない状況に追い込まれたから仕方がない。

自演乙の意思が伝わる、決して悪くない試合でした。

でも、3ラウンド勝負のK-1で、打ち合わないスタイルで結果を出すことは非常に困難であるのも事実ではあるのです。



<○ペトロシアン(判定)クラウス×>
このカードも5ラウンドで、視聴率の心配抜きでじっくり楽しみたいカードだなぁ。

かと言って、このような試合ばかりの大会をPPVする気は正直起きない。それが普通の感覚。視聴料月額制のWOWOWで放送してくれるならば嬉しい。



<○ドラゴ(判定)カマル×>
カマルは-63に出れば良いのに。こんな小さい選手がベスト8に残るって、K-1の選手層を疑うぞ。



<○佐藤(判定)グロガフスキー×>
退屈な試合だったなぁ。



<○久保(判定)HIROYA×>
予想通りに久保が勝利しましたが、同じく予想通りHIROYAが大崩れすることもありませんでした。

蹴りもパンチもびゅんびゅん音がするほどの勢いでしたが、見終えた感想は空虚なものでした。実力者同士の一戦ゆえの膠着。これが軽量級の限界か?

いや、次の試合まで保留としよう。



<○日菜太(判定)ジダ×>
代名詞となった三日月蹴りでダウンを奪った日菜太。相手がジダだから上手く決められたというのもあるでしょうが、取りこぼししなかったという意味では高く評価すべきでしょう。

ただ、判定に逃げられた点は大きなマイナスポイント。自身も終了のゴングが鳴った直後に「しょぱい!」と絶叫してましたが、全くもってそのとおり。後半はしょっぱ過ぎる展開でした。

観客をイライラさせるなんて、最低のエンタメですよ。

でもなぁ、ビタリ・クリチコがシャノン・ブリッグスをダラダラと12ラウンド攻め続けた試合を喜んで観戦したドイツのボクシングファンは凄い忍耐力だなと思う。逆に12ラウンド堪能できることを喜んでいるかのよう。

権威偏重主義者を批判する人もいるけど、権威があるから楽しめるものもあるのかなとも思う。