親に虐待された経験がある子供が親になると、今度は自分が虐待する側になり易い傾向があるとの統計データがあるようですが、それと同じく、退屈な人間は退屈なものを好むという嗜好に陥り易いのでしょうか?

「一流の外国人同士を戦わせてこそK-1である」

「プロレス的、異種格闘技戦的な仕掛けは排除するべき」

「K-1というパッケージ自体をモデルチェンジするべき」

当ブログには上記のようなコメントが時々寄せられます。今も昔も。まぁ、いかにもよいこのK-1ファンが主張しがちな内容だ。

まず一流外国人同士についてだが、K-1の一流外国人と言ってもバダ・ハリと、あとはKヲタもとうとう認めざるを得なくなったMMAファイター(※失笑)、アリスター・オーフレイム。他に誰か魅力的なファイターはいるのかね?かつて石井館長がバンナやベルナルドを発掘してきたように、新たな未知の強豪が世界のどこかに潜んでいるのかね?

PUJIの資金援助を受けてK-1ファイティングネットワークが世界に広がったとしても、でかい図体して地味にローキックを蹴りまくるダニエル・ギタや、神農架の野人動画を見てた方が絶対に楽しいアティラ・カラチ、評判倒れのタイロン・スポーン、準決で負けた奴が優勝しちゃった東欧GPメンバー、2流止まり感満点のオセアニア王者・・・のような退屈な外国人しか発掘できないようでは困るよ。

キックボクシングの中だけで発掘するのでは十分な人材は得られないだろうな。

よく考えてみると、初期のK-1を盛り上げてくれた選手って、ボクシングから流れてきた選手が多かったよな。やっぱヘビー級はボクシング頼りになるよなぁ。

まぁ、キックボクシング以外の分野からも選手を引っ張ってくるバラエティさこそがK-1なんだけどな。だからボクシングから人材登用するのは正解。他にもテコンドーや伝統派空手等からも屈強なファイターを発掘できたら尚更面白い。

でも、よいこたちは異種格闘技戦的なエッセンスを嫌うんだよな(「プロレス的、異種格闘技戦的な仕掛けは排除するべき」)。何を考えてるのか解らないよ。K-1の面白さを正しく認識していないってことなんだろう。

やはり冬の時代を経験せず、いきなりK-1やPRIDEというメガイベントを与えられた世代は頭が働かないんだと思う。

そう言えば以前にこんなコメントも寄せられたことがあった。「余計な仕掛けをしなくても、アンディ・フグがGP開幕戦でベルナルドにKO食らったような波乱が起こり得るのだ」みたいな内容。

私は真面目に吹き出したよ。「余計な仕掛けをしなくても」ですか。石井館長の目は節穴じゃないよ。アンディがKOされるのは計算済みだよ。確信犯だったんだよ(曙のマイク風)。

それを波乱とは笑わせる。

続いてパッケージの見直しだが、これだけK-1が閉塞してるのだから、見直すべきだってことは誰でも頭に浮かぶよなぁ。でも、よいこはわざわざ他人様のブログに出張してまで反論しながら、何ら具体案を示さないんだよな。

それじゃ小学生の"2学期の抱負"と同じじゃないか。「2学期は学習面と運動面を頑張りたいと思います」のレベルだよ。具体性が欠け過ぎだよぉ。

K-1が世界的に認知される格闘競技であり、テレビやスポンサーの意向を気にしないで競技色を打ち出せるだけの財力と人材、そしてエンターテイメントとしての魅力が備わっていれば何も言うことないよ。そんな当たり前の願望を主張するばかりで何が楽しいの?よいこちゃんは。

退屈な人間はとことん退屈なんだよなぁ。




最後に。

個性も特性もない外国人ファイター同士が惰性で戦うK-1なんて、『つくってあそぼ』の紙相撲以下なんだよ!(再度ボノちゃん風で)

※失笑:数年前は私に対して「総合格闘家の打撃がK-1で通用するわけがない」と直接的・間接的に反論していたよいこのK-1ファンも、今ではアリスターを必要不可欠な存在として認識しているようだ。まぁ、よいこの君に先見の明がないのは極々当たり前のことだから構わないが、一言謝罪のコメントをくれても良くないかい?(笑)

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