念のために言っておきますが、私はナオキックが嫌いなわけではありません。

むしろ期待していた選手の一人です(過去ログ参照)。

特に「試練の七番勝負」と銘打たれたシリーズの初戦でファイヤー原田と対戦した際には、戦前に掲げた目標どおり、ファイヤーに持ち味を発揮させることなく完封してみせ、モノの違いを感じさせました。

ナオキック 試練の7番勝負(07.11.21)

ナオキックがファイヤーを空転させてKO勝利

上記の2つの過去ログをお読みいただければ、私がいかにナオキックあるいはK-1軽量級に期待を寄せていたかお分かりいただけるでしょう。

今のナオキックの何が面白くないかと言うと、-63をもっと面白くできるキーマンでありながら、それを自覚していないこと、いや、おかしな形で自覚していることです。たぶん本人は、K-1で普通に試合して勝ち星を重ねれば、それでスタアになれると勘違いしているのだと思う。

しかし、それは大きな間違い。悪く言えばキックボクシングという見世物小屋の中のスタアでしかないナオキックが、大衆相手のK-1で注目されるには、勝つこと以外のアクションが不可欠なのです。

現実には勝つどころか惨敗している状況なので、さらに目立つアクションを起こさなければ存在感を発揮できません。

なのに、才賀に負けたらKrushに逃げ帰って、なぁなぁのマッチメイクでお茶を濁しながらほとぼりが冷めるのを待っている状況がもどかしい。

例えばこんなアクションはどうか。

blogを見たら、愛車のバンパーを擦ったとか書いてありましたが、どうせだからその車で才賀のジムに突っ込んでみせたらどうでしょうか?

ワイドショーにも取り上げられ、世紀の因縁マッチとして世間の注目を浴びるのは間違いないでしょう。

え?ふざけるな?ナオキックは正統派だから茶番は不要?

ほぅ。だったらどないしてナオキックを世間に届かせるよ?

確かに車でジムに突っ込むってのはふざけた話だが、それくらいのアクションを起こさぬ限りは、マニア以外の誰にも知られない存在で終わってしまうよ。

だったら、車はちゃんと駐車場にとめて、体一貫で才賀のジムを訪ね、再戦をお願いしてみてはいかがでしょうか?

ナ「たのもー!拙者は東の都から尋ね参った石川直生と申す。才賀紀左衛門殿はおられませぬか?」

道場主「遠路遥々ようこそ。才賀は奥におるが、どのような用件か?」

ナ「単刀直入に申す。拙者、才賀殿に再度の果たし合いを申し入れたい」

道場主「それなら既に結果が出ておるではないか」

ナ「だからこそ再度の果たし合いだ」

道場主「何度やっても結果は同じ。本人に聞くまでもなく、まかりならんことだ」

ナ「こうして土下座して頼み込んでおるのだ。再度の果たし合いを受けていただきたい」

道場主「ならばおぬしの覚悟のほどを見せよ」

ナ「覚悟のほどを?」

道場主「才賀が出て来るまで玄関先でヒンズースクワットでもやっていてもらおう」

ナ「・・・。」

道場主「嫌なら帰っても構わぬ」

ナ「ぃ、ぃゃ、承知した」

こうしてナオキックは道場生や通行人らの好奇の目に晒されながら、ひたすらスクワットをやり続ける。

これくらいはやらないと駄目。

逆にここまでやれたら張本にも「あっぱれ」と言われますよ。

これ以上に大衆の耳目を引き付けるアイデアはありますかね?

才賀と再戦したいがためにそこまでやるか?そうか、K-1とはかくも魅力的な舞台なのであろう。

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