本日開催のRISEでキシェンコと日菜太の試合が行われるが、この試合は71kgの契約体重で行われるらしい。

キシェンコも日菜太もMAXの中では大型の部類に入るから、70kgで行うよりも良いコンディションで試合に臨めるのではないかと思われる。

たぶん、2人とも通常体重は80kg近いか、もしかすると80kgを超えているかもしれない。

80kgと言えば以前に谷川EPが、Krushで80kg級のトーナメントが行われる予定がある旨のツイートをしていたのを見かけたことがあるが、もしそれが実現したならば、私はキシェンコを出場させたい(佐藤嘉洋でも構わない)。

だからと言って何もキシェンコに通常体重で80kgトーナメントに出ろと言うのではない。ベストの動きができる体重(71〜75の範囲と思われる)で出場して並みの80kg級ファイターらと戦えば、普通にキシェンコが勝つのではないかと思う。

そうなれば、一般的に退屈なファイターに見られがちなキシェンコ(※)の商品価値が見直されることになると思うのだ(※試合内容よりも世界のトップファイター同士が試合をするという“K-1パッケージ”を眺めているだけの一部のK-1ファンにとっては何が退屈なのかも解らないだろう)。

80kg級に放り込まれたキシェンコは、そのスマートな肉体とファイトスタイルが際立つ。そして冷たく勝利するその雄姿を見た観客は、改めてMAXのレベルの高さを認識することになるのだ。

逆に80kgトーナメントの意義が問われないかという懸念も出るかもしれないが、そんなことはない。70kg級のファイターに負けてしまうという現実を直視するところから始めればそれで良い。

実力が伴わないスタアを捏造するなんて作業はもう必要ないのだ。完全実力派のキシェンコが、80kg級という新天地でスタアの素養を身に着けてしまうという思わぬ副作用が生じても面白いとは思わないだろうか?



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