連日の猛暑に加えて、日頃の運動不足と過食がたたり、完全に夏バテ状態のweb新です。冷房の効いた部屋で座っている以外に何もやる気が起きない。

と言いつつも一昨日は妻の実家の庭木剪定をする等の休日労務をこなしはしましたが、そんな訳で昨日は自宅でのんびりとテレビを観てました。



<人気のWコロンだが>
いろんな番組で謎掛けをさせられまくっているWコロン。しかし、彼らの面白さは謎掛け自体ではなく、漫才の途中でいきなり「整いました!」と謎掛けが始まる唐突さだと思うのだが、私の感覚がおかしいのだろうか。



<天然のメダカ?>
恥乙もとい「はじおつ」を見ていたら、ゲストのAKBメンバーが「私も生き物が好きで、子供の頃はメダカとかよく採りに行っていた」と語ったが、いまどきメダカが生息している場所なんてなかなか無いぞ。

彼女は間違いなくウグイとかオイカワの稚魚をメダカだと思い込んでいたに違いない。

そこはハッキリさせておきたいのだ。何せフィールド歴の長いこの私ですら自然のメダカを採集したことがないどころか目撃したことすら一度もないのだから。



<TUFは面白い>
WOWOWで「TUFヘビー級バトル最終回(再放送)」を観た。

TUFとは『The Ultimate Fighter』というアメリカのテレビ番組の略称で、UFC出場を目指すルーキーファイターらのトレーニングやキャンプ生活等を通じた人間ドラマを伝えるリアリティショーだ。

かつては栄華を極めた日本格闘技界が他国の資本に頼らざるを得ないような窮地に陥っている現状とは裏腹に、世界的な人気イベントとして着実に大会を催し続けているUFCだが、その人気沸騰の起爆剤になったのがこのTUFだと言われている。

その番組の中身を観てみると、やってることはまんまTBSで放送していたガチンコファイトクラブ。喧嘩あり、イジメあり、励まし合いあり。攻撃する者がいれば守る者もいる。コーチ役の一流ファイターらの役者ぶりも素晴らしい。オクタゴンの中に身を投じよう等と真剣に考えるような血気盛りの若者たちが一箇所に集まれば、紛争が起こって当然である。

違う点は、選手が“本物”であること。そして、一番重要なことだが、目標が明確であることがガチンコFCとTUFの大きな違いだ。

imageTUFの何が興奮するかって、目の前に大きな人参がぶら下がっているから面白いんだよ。ガチンコFCはボクシングのプロテスト合格という何ら先が見えない目標設定だったが、TUFでは番組中にダナが現れて札束をチラつかせたりするでしょ。最後の決勝戦に勝ち残って勝利すれば一千万円をゲットできるうえにUFC本戦にも出場できるのだ。ルーキーらにとってこれ以上の褒美はないだろう。

だから選手のモチベーションは高く、本気度が伝わるから視聴者も楽しめる。札束見せつけられたらこっちだって興奮するわな。誰が大金を手にするんだ?と。東京フレンドパークでタレントがダーツを外しただけでも罵声を浴びせるもんな。

こんな面白いリアリティショーをなぜ日本の団体は企画しなかったのだろうか。ガチンコFCという下地がありながら。

中国資本に頼らざるを得ない状況にまで追い込まれたFEGだが、これまで本気でK-1やDREAMを盛り上げようと努力してきたのかな?

我々ファンよりも当事者の方が真剣なのは当然だが、頭をフル回転させて企画を練ってきたかと言えばNoだろう。過去の遺産を食いつぶし、選手のネームバリューに頼りきりだったのではなかろうか?



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