日本格闘技界の歴史は、強力な外敵との戦いの歴史であった。



極真空手に衝撃を与え、後にキックボクシングが誕生するきっかけを作ったムエタイ。



そのキックボクシングでは見られない派手なバックスピンキックで日本に一大ブームを巻き起こしたアメリカンマーシャルアーツ。



まさに黒船と呼ぶべきグレイシー柔術が日本の総合格闘技界に技術革新を迫り、バーリトゥードへの開国を余儀なくさせられた。



その後の総合格闘技全盛期に台頭したのが、柔術や柔道、サンボ等をベースにした格闘家らが主宰する町道場だった(グラバカ、修斗ジム等)。彼等はU系格闘技団体にアンチテーゼを投げかけ、実戦でその優位性を実証した。



アマチュア時代の実績で町道場の格闘家たちを凌駕する本格的アスリートたち(世界選手権覇者、オリンピック代表、オリンピック金メダリスト等)が次々とプロ転向し、そのポテンシャルの高さを見せつけたりもした。



K-1では、フランシスコ・フィリヨの神懸かりの一撃が極真ブラジル幻想を膨張させた。



総合格闘家らの猛威にも曝されたK-1。体力面で圧倒され、時にはボクシング技術の低レベルぶりを露呈もした。



大晦日の魔裟斗は外敵を相手にした“異種格闘技戦”の連続だったが、そこで魔裟斗と戦ったボクサーたちは、満足な調整期間を与えられない状態でリングに上がらされた。身内同士の戦いでは有り得ないシビアさに、外敵を迎え撃つことがいかにハイリスクであるかがうかがい知れた(もう大晦日の風物詩が見れないと思うと淋しいものだ。魔裟斗のローキック三昧と饒舌)。



そして現在、外敵の攻撃に曝されているのが日本の総合格闘技界だ。アメリカンMMAに迎合するか独自の道を進むかという方向性が定まらない中で、青木やマッハ、五味ら、日本のトップ選手が金網の中で惨敗し続けている。

しかし、これまでの日本格闘技界の外敵迎撃の歴史を振り返ると、金網やエルボーに適応しながらも、アメリカンMMAに飲み込まれてしまうようなこともなく、更なる進化を遂げるんじゃないかと思えてくる。

ただ、選手個人の技術的な問題はクリア出来ても、桁違いのペイパービューの売り上げ件数に象徴される商業規模の格差に言及して、日本格闘技界の存続を悲観するファンも少なからずいるかもしれないが、日本なりのビジネスモデルが見つかるはずだ。USA Dynamite!!で5万人以上の観客を動員したFEGの実力を侮るな(笑)

今日開催されたSRC.13が、今後のジャパニースMMAの方向性を示すような大会になってくれたことを祈るばかりだ。



※現在外出中につき、SRC.13は予約録画したものを明日視聴して、観戦記を書くことになります。今からK-1心中閲覧を含めてネット断ちいたします。ツイッターについても、よほど訴えたいことでもない限りはツイートいたしません。

それにしても甘デジのルパン三世はすごい爆発力。あっと言う間に5箱出しました。