「初めのうちは『K-1心中』が嫌いだったが、今では好きなブログの一つとして欠かさずチェックしている」

そんなお言葉を頂戴したことがあります。

自分基準で、ダメなものはダメ、嫌いなものは嫌いと、愚直なまでにプロレスや格闘技(以下「格闘技等」)に対する熱い想いを書き綴っておりますから、別の基準(大概はくだらない価値観でしかないが)でそれらを見ている人間にとって『K-1心中』は面白くない存在となるでしょう。

しかし、よほど格闘技等に対する愛情が浅い人間でもない限りは、徐々に私の真意を理解していただけるようになるものです。アプローチの仕方は違っても、互いの根底に流れる愛情は同じものであることを認識するようになるわけです。

とにかく私は格闘技等に携わっている人間が大好きなので、彼らが金銭的に潤い、社会的に地位が向上することを願ってます。自分が好きな競技―K-1であったりUFCであったり―を楽しむことができればそれで良いのではないのです。

私の大好きな○○選手は必至で練習してるんだから悪く言うな!等と絡んできたり、K-1の地上波放送が無くなっても海外の試合をネット動画で見れるから構わないなんてスタンスの人間と相互理解を深めるのは絶対に無理でしょう。愛情の度合いが根本的に違うわけだから。

そして、自分の子供は本気で叱るように、愛する格闘技等だからこそ怒りもこみ上げます。ジャンルのステータスを貶めるような選手に対してはダメ出しせざるを得ないし、主催者に対してもクレームが絶えないわけです。

ダメ出しもクレームも愛情の裏返し。ブログを更新するうえでその"手法"がベストとは思いませんが、私は素直な気持ちでこれからもコラムを書き続けていく所存です。

さて、私が愛情を注いでいる格闘家の一人に、元プロボクシング日本ミドル級王者の鈴木悟がいますが、彼が昨日行われたシュートボクシングの大会「維新−ISHIN−其の参」に出場しました。

果たして結果は、Sウェルター級1位の選手を相手に判定勝利を収めました。試合の優劣具合はこちらの写真を見ていただければ一目瞭然でしょう。

K-1転向後は不慣れなルールに苦しみ、黒星を重ね続けた鈴木でしたが、ここに来てやっと本領発揮し始めた印象です。前回の宍戸戦も、フロントチョークで一本負けはしたものの、バックドロップを決めてシュートポイントを獲得したり、パンチであわやの場面を作るなど大健闘し、にわかに評価を上げ始めましたが、今回の勝利でK-1復帰の話まで出てくるんじゃないでしょうか?

面白い選手が増えるのは本当に嬉しい。

日本プロボクシングの頂点に立ったことがある人間だからこその重厚な存在感を醸し出す鈴木悟の活躍を今後も追いかけて行きたいと思います。



<過去の鈴木悟関連エントリー>

鈴木悟がひっそりと、しかし派手にKO負けしていた(08年10月19日)

宍戸大樹vs.鈴木悟(10年4月11日)

ボクシング王者がレスラーにKOされること(10年4月14日)



追伸 アダルト風広告(MINAMILK)を掲載したことにより、スポナビからトラバ拒否を受ける事態になりまして(何回同じこと繰り返してんだよw)、スポナビ事務局に「であれば、(以前から掲載している)奇跡のKカップは違反にならないのでしょうか?」と質問したところ、「奇跡のKカップは今まで確認していなかった。アダルトに類似する広告であれば遠慮して欲しい」との回答がありました。よって、アダルトに見なされかねない広告は全て撤去いたしました。長らく皆様に親しまれ、当ブログのマスコットガール的な存在にまでなっていた奇跡のKカップを削除するのは偲びありませんが、スポナビからのアクセスは全アクセスの3割をも占める重要なリンク先でございますので、皆様ご理解の程宜しくお願いいたします。