dc5c90f7.jpg7月24日から26日の三日間に渡り、東京・国立競技場代々木第一体育館にて開催された第26回全国少年少女レスリング大会を観戦したことは前回のエントリーで書きましたが、そこで思ったことをいくつか書かせていただきます。

期間中はオリンピックセンターに二泊したわけですが、何が辛かったって、朝食バイキングが不味かった。

青少年育成関係の施設はどこもそうですが、安かろう不味かろうで相場が決まってます。何とかならないものでしょうか?

収益を得ることを目標にしている企業が相手ならばクレームをつける価値はあると思いますが、相手は公の施設ですからね。嫌ならばホテルに泊まれば?で終わりでしょう。

あと情けないのは、この不味い料理しか出されないバイキングを、目を輝かせて食している人々。子供は仕方がないとして、多くの大人が嬉々として箸を伸ばしているのです。

いや誰も我慢してるんだよと言う方もおられると思いますが、だったらあの目の輝きをどう説明するか?って。不味いものを食わされたら瞳が輝きを失うはずですからね。

この人たちは普段何を食べているのか心配になりましたよ。木の実とか食べてるから、こんなバイキングでも喜ぶのかな?って。

あと癪に触ったのが、バイキングのメニューを作っている調理人たちの威厳に満ちた態度。思わず「三ツ星レストランのシェフのつもりか!」と突っ込み入れたくなるくらいに澄ました顔して調理してました。初老の婆さん調理人に至っては、エレファントマンが検査入院した病院の婦長のような態度で子供を叱りつけていました。

とは言え、今どき子供を毅然とした態度で叱れる大人ってのはなかなかいないですからね。ありがたいと言えばありがたい話ですね。

さて、現在私は風邪が悪化してしまい、仕事を早退して病院に来ております。

原因は不味いバイキングではなく、レスリング大会の会場となった代々木第一体育館のあり得ないくらいに強烈な冷房のせい。あんな鬼効きの冷房を、私は山田かつて体験したことがありません。

なんであれほど強く冷やしていたのかと言うと、収容している人間が多かったことよりも、玄関を開放しているせいじゃないかと私は思ってます。

あまりの寒さに体育館の外に出て、玄関から10メートルくらい離れたところにいても、玄関から溢れ出る冷風を強く感じるくらいでしたから、いかに無駄な電力を消費していたかが分かると思います。

そのくせして、前回のエントリーでも書きましたが、レスリング協会をあげてエコに取り組んでるみたいなキャンペーンを展開してるんだから呆れますよ。

先ほど診察してもらったところ、喉の腫れが「中の上レベル」(医師)とのことで、今から点滴を受けます。
何だか体が弱くなったなぁと最近思いますね。

さて本題です。少年少女レスリング大会を観た中で、ひとつ考えさせられたことがあります。

アマチュアの世界、それも小学生だと言うのに、試合に勝ちさえすればそれで良い、敗北には何の意味もない、と言う風潮が強まってるんじゃないでしょうか?

と言いますのは、会場でこんな出来事に遭遇したからです。

都内の某強豪クラブ所属の5年生か6年生の女子選手の試合(準決勝)だったのですが、激戦の末、その女子選手は惜しくも一点差で敗れてしまいました。

優勝することが目標だったのでしょう。彼女は悔しさに全身を震わせ、審判席に順位確定票をもらいに行きました。

その時、事件は起きたのです!

(ぃょぃょ点滴開始につき、つづく)