○毛利(反則※サッカーボールキック)真騎士×
最悪の滑り出しとなった第一試合。スタンド状態で右フックを食らった毛利が半失神状態で前のめりにダウンした直後、真騎士が放ったサッカーボールキックが頭部に炸裂。試合が中断され、毛利の回復を待ちましたが、試合続行不可能と判断され、真騎士の反則負けとなりました。

まぁ、主催者に雇われた審判団ですから何も期待はしてませんが、あそこは即断で反則を取るべきでしょう。選手の身の安全を普通に重視するならば、どう考えても試合続行なんてさせられる状態ではなかった。梅木飴も偉そうにマイクでルール説明してる場合じゃないっての。いくらルールを整備したところで、それを運用する審判団が飼い犬状態じゃどうしようもないだろw

さて、戦極デビュー戦を華々しく飾れなかった真騎士。あそこで冷静にパウンドに行けば間違いなく勝利をものにしていたでしょうから、ぃゃそれ以前に右フックで毛利が前のめりにダウンした時点でTKOと判断されても良かったくらいでしたから、残念でならない黒星。

しかし、並みの選手とは力量が違うところをアピールすることはできました。北岡の一人勝ち状態のライト級に、活きの良いルーキーが参戦してきた格好。次は昨年のライト級GPに参戦したくらいの選手とやらせてみるのが良いでしょう。

一方の毛利は塩っぱい男。反則勝ちが決まると、寝たままで「次、頑張りますんで応援よろしくお願いします!」とマイクアピール。主催者一押しの真騎士のデビュー戦に泥を塗っておきながら(とんだ藪蛇だけどなw)、「次、頑張りますんで・・」は無いだろう。毛利に次は無い!(断言w)

第一、試合続行できないならば、マイクアピールなんてすんなっ!万が一、毛利が普通に勝利したとしてもマイクは控えて欲しいくらいだわw



○スタニスラブ・ネドコフ(TKO)トラビス・ビュー×
コーナーでの差合いの攻防が多く見られた第1ラウンド、ネドコフが3回金的攻撃を行ったとされ、レッドカードが2枚出されました。

レッドカード3枚で即失格になるとのアナウンスが流れてから試合が再開し、再びコーナーでの差合いになると、場内からはざわめきが。観客の関心がネドコフの金的攻撃が出るかどうかに行ってしまい、散漫な空気が流れました。

結局、それ以降金的は出ず、第3ラウンドにネドコフがスタンドのパンチでビューをぐらつかせると、そのまま押し倒すようにグラウンドへ移行し、ロープ際で十数発のパウンド攻撃をあびせてTKO勝利しました。

パウンドを浴びるビューの上半身がリング外に出てしまい、レフェリーとしてはストップドントムーブをかけて良いものかどうか迷う局面だったと思いますが、レフェリーは「もういいや!」って感じで試合を止めたようなw



○瀧本誠(一本 ※ヒールホールド)マイケル・コスタ×
サイドポジションで押さえ込まれたコスタが下から返そうとするも瀧本が踏ん張ってサイドポジションをキープした場面で、場内から拍手が起きました。これは、グラウンドの攻防を楽しむ観客が多かったことの表れであること、そして瀧本にとってこの試合が非常に重要なポイントになることを理解している観客が多かったこと、この2点の表れとしても観客の反応だったのでしょう。

とにかく瀧本が勝って良かった。別に応援はしてませんが、わけわかめなブラジル人に勝たれるよりも、瀧本が勝ってくれた方が次の興味が湧きますから。

瀧本のウェルター級第2戦は誰と当たるのか?できることならば越境対決として青木戦やマッハ戦を観てみたい。


〜フェザー級GP2回戦 第1試合〜
○マルロン・サンドロ(TKO)×ニック・デニス

柔術家でありながらボクシングも滅法強いサンドロ。今更ながら優勝候補筆頭に推させていただきます。

それにしてもノヴァウニオンは良い選手を輩出してるよね。具体的に誰なのか聞かれてもすぐに名前は出ないけどw



〜フェザー級GP2回戦 第2試合〜
○金原正徳(判定)ジョン・チャンソン×

この試合でぶつかる両雄は1回戦で、日本人選手に勝った韓国人選手と、韓国人選手に勝った日本人選手。

と、煽ってはみてもサッカーやWBC(ダビュッビーシー byマサ斉藤)のようには盛り上がらない日韓戦。そりゃ仕方がねぇやな。二流同士の試合なんだから。いや、この2人を二流扱いすることに反論のある方もいるかもしれませんが、少なくとも一流として扱われてはいませんよね。

試合は序盤からグラウンドの攻防。ガードポジションで上になった金原は、倒れた相手への顔面攻撃が一切禁止されているZESTの出身とは思えない巧みなパウンドを相手の顔面に打ち込む。第1ラウンドは金原優勢のまま終了。

第2ラウンド序盤、スタンドのパンチの応酬でチャンソンをぐらつかせた金原でしたが
、あそこでさらに一撃追加できないところに金原のボクシング技術の限界を見たような気がしました。あそこは冷静なボクシングでKOしたかったところでしょう。

チャンスの後にはピンチあり。第2ラウンド中盤にはチャンソンに腕十字を決められそうになりましたが、何とか脱出しました。

そして第2ラウンド終了間際には金原がヒールホールドを決めましたが、ラウンド終了のゴングが鳴りました。第2ラウンドの優劣は、序盤のパンチと終了間際のヒールホールドで金原優勢でしょうか。

第3ラウンドはチャンソン優勢で、ゾンビの異名どおりのタフネスぶりを発揮しましたが時既に遅し。判定はジャッジ3人全員に支持されて金原の勝利となりました。

勝った金原ですが、情けない試合をして申し訳ないとマイク。たしかに第3ラウンドの失速は頂けなかったが、トータルで見ればじゅうぶんに面白い試合を見せてくれと思います。



○シャンジ・ヒベイロ()KEI山宮×
山宮は身長177cmでライトヘビー級って、いかがなものか?公表177cmってことは実際には175cmくらいでしょ。ちょっとあり得なくないか?

太って膨れ上がった顔は、分裂を怠って大きくなり過ぎたプラナリアみたいでしたよ。私は、せいぜいウェルター級が適正かと思いますけどね。

山宮は本気でライトヘビー級の頂点を目指しているのでしょうか?ワンマッチでそこそこ頑張って、グラバカのメンバーにいじられ、つまんねぇブログを更新していればそれで満足なのか?

一方のヒベイロは柔術の世界選手権アブソルート級で優勝するという実力、地力の持ち主のはずなんですが、イマイチ強さを感じない選手。前回の杉浦戦では、最後の最後にやっとこKOした感じの試合でした。

今日の試合も、第1ラウンド開始直後のパンチと同ラウンド終了間際の腕十字など、前半は優勢に試合を進めましたが、第2ラウンド中盤からはスタンドで見合った状態で山宮にじわじわと距離を詰められ、劣勢気味の印象を与えました。

しかし、第3ラウンド。目隠しボクシングをやってるような下手糞なスタンドの殴り合いの中、シャンジのフックが見事に決まり、山宮はバッタリと仰向けにダウン。シャンジのTKO勝利となりました。

ボクシングに自身あり気な山宮は、本来であればシャンジの大振りな右フックに合わせたカウンターパンチを打ち込むべきところだったでしょうが、それが出来なかった。

私はこの両者にさほど実力差があったとは思えません。ただ山宮には、シャンジがもっと右フックを振り回してくれるように餌をまくなどの工夫が欲しかったところです。



前半戦の観戦記は以上です。後半の試合についてコメントを書き込みたい方もおられるとは思いますが、あっちこっちしてしまうので、後半戦の観戦記をアップするまで少々お待ちください。



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