関心が低くても、観ているとどうしても観戦記を書きたくなるってのが人情。

と言うことで、まずは前半戦の観戦記を素人なりに書いてみました。



ニック・デニス(TKO ※パウンド)川原誠也
名は人を表すと言うように、川原は幼少の頃からワルだったようです。一方のデニスは、いかにも戦極が招聘したって感じのもっさりした外見でしたが、打撃は強かったですね。

また、体格差が大き過ぎた感がありました。

第1試合から勝者のマイクアピールはうざい。身分をわきまえろ!



○ロニー牛若(判定)山田哲也×
“スーパー高校生”山田は「いくつか秘策がある」と語っていましたが、その一つであろう蟹挟みからの膝十字を実際に繰り出せたところに非凡なものを感じました。

秘策があるとかKOを狙うとか言いながら、何もしないでダラダラと判定負けする選手も少なくないですからね。特にK-1(苦笑)

山田は終盤から積極的に関節技を狙うなど盛り返しましたが、序盤の劣勢を覆すには至りませんでした。相性的に言うと、第1試合で川原を倒した外人が相手だったら山田が勝ったかも?

これはカード編成が不味かったですね。



○ジャン・チャンソン(一本 ※裸締め)石渡伸太郎×
試合後のジャンのマイクは、最近では珍しく対戦相手を貶める内用でした。

「新人ですけど一言、言わせてください。次はもっと強い相手とやらせてください」

惨敗して、タオルを頭から被り、泣きながら退場する石渡の背中に勝者の手厳しいマイクが突き刺さりました。

やっぱり格闘技はこうでなくてはね。勝者と敗者が抱き合って称え合う姿も場合によっては心地良くも感じますが、敗者が惨めな姿を晒すような試合の方が絶対に緊張感がありますよ。



○金原正徳(判定)キム・ジョンマン×
金原は良い選手ですね。パンチが伸びるし、ハイキックもよく当たる。さらにスタンドの打撃で優勢な状態から両足タックルに切り替えるあたりに、攻めが単調にならず逆転されにくい安定感を感じました。



○マルロン・サンドロ(TKO ※スタンド肩固め)マット・ジャガース×
面白いようにタックルを決めてテイクダウンに成功し続けたサンドロ。最後はハーフガードの状態を脱するべくマットがブリッヂしたところを狙って肩固めの体勢に入り、一度は離れてスタンドに移行するも、今度はスタンドの肩固めを決めました。マットはあえなく失神し、崩れ落ちました。

サンドロのセコンドとして登場したノヴァ・ウニオンの主宰者、アンドレ・ペデネイラスは相変わらず深みのある表情でしたね。夜も元気そうです。



○小見川道大(判定)L.C.デイビス×
デイビスの頭髪はなめし付けたよう(どうでもいいよw)。

小見川がテイクダウンして関節技やパウンドを狙う展開が第1ラウンドから最後まで続きました。

危なげない戦いぶりの小見川でしたが、あそこまで攻めたら一本かKOでの勝利を収めてほしかったですね。その点は解説の北岡も「自分はそんな中途半端なことはしない」と酷評してました。