2009年01月08日
プロ格ライター・佐々木亜季とプロレス大賞選考
タイトルを見て「またweb新が毒を吐くか?」と期待した方には申し訳ないですが、期待はずれであることをまずもってお断りいたします(ちなみに私は自分を毒舌家だなんて意識したことは一度もありません)。
さて格闘技ファンであれば、スポナビを通じてこちらのブログを一度くらいはご覧になったことがあるかと思います。
格闘技ライター・佐々木亜季さんのブログ『ときどきキックアウト』なんですが、私はこれまでろくに内容も読まないで、妙齢の女性が何のつもりで格闘技ライターなんぞやってるのか?などと偏見の目で見ておりました。どうせ後楽園でキックの試合を観戦しただけでマニア気取り程度のモノ書きでしかないだろうと。
しかし、今回のエントリーを読んで、このライターを見る目が少し変わりました。
まず格闘技のみならずプロレスも仕事の対象にしていること。その偏りの無さは尊いものだと思いました。
また、東スポプロレス大賞の選考基準について理路整然と批判している点も評価したい(お前に評価されたくないってか?)。
ちなみに同エントリーの中に佐々木さんがサムライTV・三田佐代子アナウンサーを批判しているかのような表現があります。それはテンコジがベストタッグ賞を受賞できなかったことに関する行で、
GURENTAIはいいチームです。なので、
まぁそうかな、と思いますが、それでもテンコジでしょうよと。
三田さんブログによると「賞狙い」って意見があったようですけど、
生意気申し上げるようですが、ずいぶん、うがった見方だなぁと。
テンコジの友情を何だと思って居るんでしょうか。
もっと純粋な目でプロレスを見たほうがいいと思います。
と記されており、これを流し読みした私は、三田アナがテンコジを「賞狙い」だと酷評しているのかと勘違いしてしまいました。
しかし、実際に三田さんブログの当該エントリーを読むと、そうではないことがわかります。
当然投票の前には大激論が交わされるのですが、天山・小島組に関しては「賞を狙いすぎ」「強さではみのる・ケア組に適わない」などの批判意見が多く、わたくしなどは「でもあれだけファンが天コジを求めていたというのは事実なのでは…」などと発言したのですが力及ばず。「ほらな!」という、みのる選手の高笑いが聞こえてきそうです。今年の天コジは固いと思っていたのですが、『友情』に『強さ』が勝った、そんなベストタッグでした。(三田佐代子ブログ『猫耳アワー』より)
そーゆーことです。
勘違いした私は、プロ格メディアで一定の地位を築いた三田アナを攻撃するとは凄い度胸してんなぁ!!と一時的にテンションがアゲアゲになった次第です。まぁ、普通に考えて他人のブログを名指しで批判するなんてあり得ないことですよね。あ、でも「打倒!K-1心中」をスローガンに掲げたブログが過去にありましたね。
余談はさて置き、佐々木さんはプロレス大賞の選考に関して他にも興味深い主張をしておられます。その一つは、石井慧を連れて来たことでIGFの澤田が新人賞を受賞したことについて疑問を投げかけていることです。
1年に6試合しかしてないし全部IGFの試合ですし
あれを「泥臭いファイト」と称して評価するのは理解できないし。
まぁ、それは価値観の問題ですから、いいんですが、
もうひとつが石井慧をリングに立たせたからっていうのは・・・。
友達次第で新人賞になれるのかなぁと。
というか、それなら話題賞を石井慧にあげればいいんじゃないでしょうか。
せめて、内藤かKAIにもあげて2人受賞にしてほしかったです。
納得です。それに澤田の試合は観ていて一つも面白くない。
ただ残念なのは、他に新人賞候補を挙げることが私にはできないことです。佐々木さんが推薦している内藤とKAIがどんなレスラーなのか私にはさっぱりわかりませんからね。実際、よほどのプロレスファンじゃないと、最近デビューしたような新人は顔も名前も知らないってのが実情じゃないでしょうか?
さらに納得させられたのは、女子プロ部門が5年連続で「該当者なし」とされたことへの批判。
あと、女子プロ大賞の「該当者なし」という行為も
5年続くと、正直、もう意味がないのではないでしょうか。
最初の頃の「該当者なし」は
「女子プロレスに奮起して欲しいからこその苦渋の選択」
だったと思いますが、5年も続くともうなんか、
5年、本当に誰もいなかったのかなという疑問があるし、
どうでもいいのかなと感じてしまいます。
今年は風香でもインリン様でも元気美佐恵でも
獲らせる理由がある年だったと思うし、賞を受けさせることで
女子選手に希望を与えられるチャンスだったようにも思うので、
プチがっかりです。
ていうかインリン様はインリン・オブ・ジョイトイだったんですよ?
インリン・オブ・ジョイトイが小川直也や川田利明や
ボノちゃんと闘っていたんですよ?
すごくないですか?それ。
納得納得。風香は個人的に好きじゃないというか嫌いですが、シュートボクシングに出場して勝利したことは評価に値しますし(他にも受賞すべき理由があるのかは知りません)、元気美佐恵は男の小島と試合したことかな?
そして、オブ・ジョイトイがプロレスというアングラな世界に身を投じてくれたことへの感謝の気持ちを忘るるなかれ。プロレス大賞なんぞをあげるくらいでは失礼なくらいに画期的でありがたいことですよ。それに、あの威風堂々としたハッスルぶりには誰しも驚いたはず。今更「アレは別物」なんて言い訳は口が裂けても言えないはずですよね。
以上、プロ格ライター・佐々木亜季さんのブログ『ときどきキックアウト』の面白さ、真っ当さを紹介させていただきました。
私は最近の格闘技専門誌等のつまらなさや格闘技ライターのくだらないブログや試合レポートに対して批判的なエントリーを書いたことがありますが、佐々木さんに限っては技術的な部分へのアプローチは無くても問題ないと思います。ここ数年の格通みたいに技術論を語ることに束縛されて面白みのない誌面になるようでは本末転倒ですから。
佐々木さんには、女性ライターだからこそ選手の内面により深く踏み込めるという強みがあると思いますので、今後もレポートやコラム等に期待しております。
≫次回、web新が久々にナオキックについて書きます(「書きます」って、ブロガーの分際でw)。
〔広告〕川村ひかる写真集 Ennui
「露出多し」とのこと。
さて格闘技ファンであれば、スポナビを通じてこちらのブログを一度くらいはご覧になったことがあるかと思います。
格闘技ライター・佐々木亜季さんのブログ『ときどきキックアウト』なんですが、私はこれまでろくに内容も読まないで、妙齢の女性が何のつもりで格闘技ライターなんぞやってるのか?などと偏見の目で見ておりました。どうせ後楽園でキックの試合を観戦しただけでマニア気取り程度のモノ書きでしかないだろうと。
しかし、今回のエントリーを読んで、このライターを見る目が少し変わりました。
まず格闘技のみならずプロレスも仕事の対象にしていること。その偏りの無さは尊いものだと思いました。
また、東スポプロレス大賞の選考基準について理路整然と批判している点も評価したい(お前に評価されたくないってか?)。
ちなみに同エントリーの中に佐々木さんがサムライTV・三田佐代子アナウンサーを批判しているかのような表現があります。それはテンコジがベストタッグ賞を受賞できなかったことに関する行で、
GURENTAIはいいチームです。なので、
まぁそうかな、と思いますが、それでもテンコジでしょうよと。
三田さんブログによると「賞狙い」って意見があったようですけど、
生意気申し上げるようですが、ずいぶん、うがった見方だなぁと。
テンコジの友情を何だと思って居るんでしょうか。
もっと純粋な目でプロレスを見たほうがいいと思います。
と記されており、これを流し読みした私は、三田アナがテンコジを「賞狙い」だと酷評しているのかと勘違いしてしまいました。
しかし、実際に三田さんブログの当該エントリーを読むと、そうではないことがわかります。
当然投票の前には大激論が交わされるのですが、天山・小島組に関しては「賞を狙いすぎ」「強さではみのる・ケア組に適わない」などの批判意見が多く、わたくしなどは「でもあれだけファンが天コジを求めていたというのは事実なのでは…」などと発言したのですが力及ばず。「ほらな!」という、みのる選手の高笑いが聞こえてきそうです。今年の天コジは固いと思っていたのですが、『友情』に『強さ』が勝った、そんなベストタッグでした。(三田佐代子ブログ『猫耳アワー』より)
そーゆーことです。
勘違いした私は、プロ格メディアで一定の地位を築いた三田アナを攻撃するとは凄い度胸してんなぁ!!と一時的にテンションがアゲアゲになった次第です。まぁ、普通に考えて他人のブログを名指しで批判するなんてあり得ないことですよね。あ、でも「打倒!K-1心中」をスローガンに掲げたブログが過去にありましたね。
余談はさて置き、佐々木さんはプロレス大賞の選考に関して他にも興味深い主張をしておられます。その一つは、石井慧を連れて来たことでIGFの澤田が新人賞を受賞したことについて疑問を投げかけていることです。
1年に6試合しかしてないし全部IGFの試合ですし
あれを「泥臭いファイト」と称して評価するのは理解できないし。
まぁ、それは価値観の問題ですから、いいんですが、
もうひとつが石井慧をリングに立たせたからっていうのは・・・。
友達次第で新人賞になれるのかなぁと。
というか、それなら話題賞を石井慧にあげればいいんじゃないでしょうか。
せめて、内藤かKAIにもあげて2人受賞にしてほしかったです。
納得です。それに澤田の試合は観ていて一つも面白くない。
ただ残念なのは、他に新人賞候補を挙げることが私にはできないことです。佐々木さんが推薦している内藤とKAIがどんなレスラーなのか私にはさっぱりわかりませんからね。実際、よほどのプロレスファンじゃないと、最近デビューしたような新人は顔も名前も知らないってのが実情じゃないでしょうか?
さらに納得させられたのは、女子プロ部門が5年連続で「該当者なし」とされたことへの批判。
あと、女子プロ大賞の「該当者なし」という行為も
5年続くと、正直、もう意味がないのではないでしょうか。
最初の頃の「該当者なし」は
「女子プロレスに奮起して欲しいからこその苦渋の選択」
だったと思いますが、5年も続くともうなんか、
5年、本当に誰もいなかったのかなという疑問があるし、
どうでもいいのかなと感じてしまいます。
今年は風香でもインリン様でも元気美佐恵でも
獲らせる理由がある年だったと思うし、賞を受けさせることで
女子選手に希望を与えられるチャンスだったようにも思うので、
プチがっかりです。
ていうかインリン様はインリン・オブ・ジョイトイだったんですよ?
インリン・オブ・ジョイトイが小川直也や川田利明や
ボノちゃんと闘っていたんですよ?
すごくないですか?それ。
納得納得。風香は個人的に好きじゃないというか嫌いですが、シュートボクシングに出場して勝利したことは評価に値しますし(他にも受賞すべき理由があるのかは知りません)、元気美佐恵は男の小島と試合したことかな?
そして、オブ・ジョイトイがプロレスというアングラな世界に身を投じてくれたことへの感謝の気持ちを忘るるなかれ。プロレス大賞なんぞをあげるくらいでは失礼なくらいに画期的でありがたいことですよ。それに、あの威風堂々としたハッスルぶりには誰しも驚いたはず。今更「アレは別物」なんて言い訳は口が裂けても言えないはずですよね。
以上、プロ格ライター・佐々木亜季さんのブログ『ときどきキックアウト』の面白さ、真っ当さを紹介させていただきました。
私は最近の格闘技専門誌等のつまらなさや格闘技ライターのくだらないブログや試合レポートに対して批判的なエントリーを書いたことがありますが、佐々木さんに限っては技術的な部分へのアプローチは無くても問題ないと思います。ここ数年の格通みたいに技術論を語ることに束縛されて面白みのない誌面になるようでは本末転倒ですから。
佐々木さんには、女性ライターだからこそ選手の内面により深く踏み込めるという強みがあると思いますので、今後もレポートやコラム等に期待しております。
≫次回、web新が久々にナオキックについて書きます(「書きます」って、ブロガーの分際でw)。
〔広告〕川村ひかる写真集 Ennui「露出多し」とのこと。
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by どらちゃ 2009年01月09日 03:46
わたし実はライターさんが書く文章のなかでいちばん佐々木さんの書く文章が嫌いです(笑)
検索でヒットしたときしか読みませんが、キック関連のエントリーは的はずれな意見が多すぎてうんざりします。タイ人と再戦するときは肘なしでやれだとかあまりにも叙情的すぎて文章がべたべたしてるような気がして。
わたしも女性の端くれなので気持ちはわかるのですが、ライターがそれ書いちゃいかんだろと。
総合にしても女性プロレスファン上がりの香りが残り苦手です。いまだにTAKAみちのく×山宮さんとか引き合いに出すし(;´д`)
でも佐々木さんと年齢が近いプロレスファンを経過してきたおとなの方々には佐々木さんの良さってわかるんですね。勉強になりました(*^∀^*)
久しぶりのコメントに関わらず愚痴が多くなりごめんなさい。
今年も刺激的なエントリー楽しみにしています。
検索でヒットしたときしか読みませんが、キック関連のエントリーは的はずれな意見が多すぎてうんざりします。タイ人と再戦するときは肘なしでやれだとかあまりにも叙情的すぎて文章がべたべたしてるような気がして。
わたしも女性の端くれなので気持ちはわかるのですが、ライターがそれ書いちゃいかんだろと。
総合にしても女性プロレスファン上がりの香りが残り苦手です。いまだにTAKAみちのく×山宮さんとか引き合いに出すし(;´д`)
でも佐々木さんと年齢が近いプロレスファンを経過してきたおとなの方々には佐々木さんの良さってわかるんですね。勉強になりました(*^∀^*)
久しぶりのコメントに関わらず愚痴が多くなりごめんなさい。
今年も刺激的なエントリー楽しみにしています。
2. Posted by web新 2009年01月09日 08:36
>どらちゃさん
ぃゃははは(苦笑)
どらちゃさんは社会体育としての格闘技を相当のレベルでやっておられた方ですし、観戦暦も長いですから、なかなか相容れない部分もあるのでしょう。
逆に私は、TAKAみちのくのパンクラス挑戦は今でも年に数回思い出すくらいにインパクトが強いものでした。
私の立ち位置としては、昔からのプロレス好きで、尚且つ少しばかりの格闘技経験者として、両側の視野からブログを書いてきたつもりです。今後も、プロレスファンからも、どらちゃさんのような競技者の方からも支持されるようなエントリーを書いていく所存です。刺激的なことを書いてるつもりもないですが、結果としてそう受け止めてもらえれば幸いという部分もございます。今後もどらちゃさんには辛口のコメントを期待してます。
ぃゃははは(苦笑)
どらちゃさんは社会体育としての格闘技を相当のレベルでやっておられた方ですし、観戦暦も長いですから、なかなか相容れない部分もあるのでしょう。
逆に私は、TAKAみちのくのパンクラス挑戦は今でも年に数回思い出すくらいにインパクトが強いものでした。
私の立ち位置としては、昔からのプロレス好きで、尚且つ少しばかりの格闘技経験者として、両側の視野からブログを書いてきたつもりです。今後も、プロレスファンからも、どらちゃさんのような競技者の方からも支持されるようなエントリーを書いていく所存です。刺激的なことを書いてるつもりもないですが、結果としてそう受け止めてもらえれば幸いという部分もございます。今後もどらちゃさんには辛口のコメントを期待してます。
3. Posted by おも格 2009年01月09日 12:56
そのブログ、初めて知りました。佐々木さんって、ささきぃさんですよね。だったら、相当な桜庭オタだったはず。なおのこと、別エントリー記事の桜庭 vs 田村の試合評がズッシリ胸に響きました。ライターのブログは?なのが多いけど、ここは面白かったです。
4. Posted by web新 2009年01月09日 16:54
>おも格さん
佐々木さんは「ささきぃ」という愛称で通っているのですね。
桜庭vs田村のレビューも読んでみます。
佐々木さんは「ささきぃ」という愛称で通っているのですね。
桜庭vs田村のレビューも読んでみます。
5. Posted by ひゅうさん 2009年01月09日 21:54
佐々木亜季さんのブログ読んでみたらとてもおもしろかったです。技術論とかはないんですがやはり女性らしい観点というか世界観のなかで試合の意義や人物像などが繊細で文学的な表現も交えつつ描写されてあって、格闘技ブログとしては新鮮な切り口の様に思いました。おも格さんのいわれた田村桜庭戦の評も面白く読ませて頂きました。わたしはK-1心中と異人伝さんのファンでずっと拝見させて頂いていますが、ときおりささきぃさんのと併せて読んで同じ試合を全然違った切り口で書いた文章を読む事で相乗効果で楽しめそうだと思いました。
6. Posted by web新 2009年01月10日 01:17
>ひゅうさん
何ともありがたいコメントです。『コミック雑誌なんかいらない』の内田裕也ばりに恐縮です。
またブログを更新するのが楽しみになりました。今後もよろしくお願いします。
何ともありがたいコメントです。『コミック雑誌なんかいらない』の内田裕也ばりに恐縮です。
またブログを更新するのが楽しみになりました。今後もよろしくお願いします。
7. Posted by Kojiki 2009年01月10日 22:54
ささきぃは元紙プロですよ。
東スポ大賞に文句があるのも
キックが範囲内なのも
普通ちゃ普通だと思います。
格闘技雑誌は読まれないみたいなんで
コメントしちゃいました。
東スポ大賞に文句があるのも
キックが範囲内なのも
普通ちゃ普通だと思います。
格闘技雑誌は読まれないみたいなんで
コメントしちゃいました。
8. Posted by web新 2009年01月11日 06:58
>kojikiさん
元紙プロってことは彼女のブログに書いてあるよね。
専門誌はここ十年くらい立ち読みをろくにしないけど、それが何か?
元紙プロってことは彼女のブログに書いてあるよね。
専門誌はここ十年くらい立ち読みをろくにしないけど、それが何か?
9. Posted by Kojiki 2009年01月11日 14:47
ご存知でしたか。失礼しました。
10. Posted by ? 2009年01月11日 19:31



