Dynamite!!で行われた桜井マッハと柴田勝頼の一戦は、「大晦日だから108つのパウンドを打ち込みたい」と鼻息荒かった柴田を、逆にマッハがパウンドで下す結果となりました。

この試合の山場は試合開始直後に訪れました。柴田の対角線猛ダッシュ。

しかしこの奇襲にも慌てず、後ろ回し蹴りで難なく対処したマッハ。あのような対処の仕方を他の誰が出来るでしょうか?

いや、当のマッハですら頭で考えたわけではないはずです。考える前に体が勝手に反応したのでしょう。相手が荒々しければ、さらにその上を行く野性味を醸しながら。

また、パンチを打ち抜くかのような独特のパウンドのフォームにも野性味、男の色香を感じます。

さすが海外のファンから“レジェンド”と呼ばれるだけの存在感のある選手です。

とは言え、この日本総合格闘技界が誇る“レジェンド”も今ではベテランの域に達してます。海外の列強と第一線で拳を交え続けるのはキツイものがあるでしょう。

であれば、失礼な言い方になるかもしれませんが、今回の柴田戦のようにマッチメイクの妙で賞味期限を延ばすという方策も用いるべきかなと思います。

マッハのような人材はそういないのですから、使い捨てるような愚行はせず、少しでも長くその野性味を味わえるような配慮を主催者に求めたいと思います。

そして将来的には、世界の総合格闘技界の先駆者、功労者に相応しい引退ロードを用意してあげるべきでしょう。



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