元プロボクシング日本ミドル級王者の肩書を持つK-1ファイターの鈴木悟がキックボクシングの大会に出場することについては過去のエントリーで書きましたが、今回はその結果について書きます(「書きます」ってw)。

鈴木の試合は、J-NETWORK主催「Let's Kick with J the 4th」(10月3日 後楽園ホール)のセミファイナル前第9試合に組まれました。相手は、この試合がデビュー戦の高木健太。2004年レスリング国体フリースタイル66kg級準優勝という他競技での実績はあるものの、打撃の実力は未知数の選手。大方の予想は鈴木の圧勝だったと思いますが、、、。

結果は、2R0分16秒、鈴木のKO負け。

試合展開は以下のとおり(GBRより)。

1R、サウスポーの高木は左ミドル、左ローを蹴っていく。それをブロックしてローを返す鈴木。そして鈴木は高木の左ミドルに右ストレート!

高木が距離を詰めようとするとそれをジャブで止める。高木の左ミドルに右ストレート!

高木が距離を詰めようとするとそれをジャブで止める。高木の左ミドルをブロックして右ストレートを返す鈴木。高木は中間距離を潰して組み付く。

高木は左ミドルから右フック、左ストレート! これが鈴木の顔面をとらえる。しかし鈴木も右ストレートから前に出て右ハイキックを蹴る。さらに左フックから右ストレートを打つ鈴木。ワンツーでプレッシャーをかけて前に出ていく。

2R、高木のローに右ストレートで前に出て行く鈴木。一気ににパンチで距離を詰めるが、ここで高木がカウンターの右フック!これが鈴木の顔面を打ち抜いて、鈴木がダウン!

何とか立ちあがろうとする鈴木だったが、足元がおぼつかず、レフェリーは試合続行不可能と判断。今回がキックデビュー戦となった高木が元ボクシング日本王者の鈴木をKOという衝撃的な勝利を収めた。


驚きです。完敗という結果以上に、グリーンボーイ相手に鈴木が後手後手に回って試合をしていたことに驚きました。どうした鈴木?

ボクシングとキックが別物なのは解りますが、ボクシングの日本王者ってその程度のものなのか?って言いたくなります。

鈴木がK-1のリングに戻れる日は、果たして訪れるのでしょうか?

ちなみに鈴木悟の公式サイトはこちら。最後に更新された昨年5月18日の日記には、「なんだか疲れたので牧場へ行ってみました」とありますが、鈴木は今週末あたりも牧場に行ってそうな気がします。